
相模湾の冬の風物詩といえば、何を思い浮かべるでしょうか。
脂の乗った寒サバ、あるいは繊細なアマダイ。
しかし、釣り人なら一度は心焦がれるターゲットがいます。
それが「オニカサゴ」です。
見た目はトゲだらけでいかつく、おまけに毒まで持っている。しかし、その身は透き通るような白身で、刺身にすれば上品な甘みが広がり、鍋にすれば極上の出汁が溢れ出す。まさに「海の至宝」と呼ぶにふさわしい魚です。
今回は、湘南・平塚港で絶大な信頼を集める老舗船宿「庄三郎丸」から、この深海の鬼を狙って出船しました。名門船宿ならではの行き届いたサービスと、同じ船に乗った達人からもらった「釣るための核心アドバイス」を交えながら、その一部始終をレポートします。
もくじ
相模湾の重鎮「庄三郎丸」について

ちょっと面白かったのが
アクセスと独特のシステム

庄三郎に付いたらまず目にするのが誘導員さんです。
誘導員さんに釣りモノを聞かれ、駐車場に案内されました。
平日にも関わらず結構な車いるようで

うわぁ…、人一杯でおまつり祭りだったらヤだなぁ…
なんて思っていました。駐車場に車を停めて、スタッフの誘導に従ってクーラーボックス、タックルボックスを船宿前に置きました。
駐車から受付までのスムーズな流れ

待機所で時間まで少し待ち、受付開始時間になったら上写真のように外の受付所で乗船代金を支払い、乗船名簿を書きます。

書き終えたら、

受付横にある上画像の場所に乗船名簿の片側を切って投函します。
軽トラ送迎

ここで注目したいのが、**「軽トラ送迎」**という独特のスタイルです。
船宿から船着場までは少し距離がありますが、道具一式を軽トラに、人達はバンに乗せられ運んでもらえます。この「いよいよ始まるぞ」というドナドナ感(?)が、庄三郎丸ならではの旅情なのかしらん。
実釣インプレ!
庄三郎のLTオニカサゴ釣り
LTオニカサゴの仕掛け

仕掛けは上のような感じ。
比較的アマダイの仕掛けと一緒なんですけど、ポイントは以下の通りです。
天秤はデカめ!
オモリは80号、40㎝以上の長めの天秤で行いました。

ダイワの天秤を買い足しました(50㎝のヤツが他で見当たらなかった)。

長くない?
なんで50㎝にしたの?
オ3本針とかだと仕掛けが落下中に絡んでしまい釣りにならなかった…!みたいなレビューを見かけたからです。結構な船宿で40㎝以上の天秤がオススメされてました。
仕掛けは3種類!

オニカサゴ仕掛けを3種類用意してみました。
正三郎丸ではハリスは5~7号・長さ1.5~1.8mの2本針が推奨。針はムツ針(ヒネリなし)の17~18号。ヒネリがある針は、抵抗でエサが回転しやすく道糸等にからむトラブルが多いとのことでした。
ネタバレ恐縮ですが、今回の釣行で良く釣れたのは以下の仕掛けでした。
実釣インプレ
レクチャーはなし!

隣の船はなにやらレクチャーっぽい感じのヤツをやっていたのですが、僕の乗船したLTオニカサゴ船はなかったです。自分は一応オニカサゴ釣りを予習してきていたのでアレですが、まったくの初心者だったら不安になってしまうなぁ…と考えざるをえなかったです。受付のときに「レクチャー希望です!」とか言えば良かったのかな?
平日は割と席に余裕あり?

隣の方との距離も上の写真の通り、ロッド穴4つ分くらいはありました。平日のなかでも特に空いてそうな月曜日ということもあって、乗船者は僕含めて6人でした。
6:30 ~ 10:30

船は平塚港を離れ、ポイントへと向かい20分程度で到着。
水深は約110m前後程度。エサは船支給のサバの切り身です。
………

………
釣れねぇ……!!
期待に胸を膨らませて仕掛けを投入してから早3時間、全然釣れません。とはいえ、後ろの席にいた方は順調に電動リールをオンにして、カンコ(ウッカリカサゴ)やら本命を釣っている。ので、魚はいる。のに、自分は当たりすら感じ取れない。。
底をトントンと叩いてみたり、大きく誘い上げたりしてみるものの、3時間経って釣れたのは小さいカサゴ(もちろん鬼ではない)とか、ウミヘビとか…。
思い切って、後ろの達人に仕掛けや誘い方、棚まであれこれお聞きしてみました。
「着底したら、50㎝くらい切って(上げて)、そこで時々誘いを入れると食ってくる」
「アタリがあったら2拍くらい置いてから合わせると良い」
とのこと。正三郎丸の釣り方レクシャーページにはオニカサゴ釣りは
当たりを感 じ たら即合わせで素早くリールを巻いてください。そうすることで魚が 掛 かったのか根掛かりなのかがわかります。魚がフッキングしたら最初 の10mぐらいは必ず手巻きで巻いてその後に電動で巻い てきてください。
とのことだったけど、その日の活性によっても違うのかもね。そういえば以下の動画でも、即合わせしてなかったわ。
そして更に達人が
「でも今日は活性が良くなくてアタリが不明確なパターンかもしれないから、アタリが分からないとどうしようもないかも…」
みたいなことをおっしゃるので、シマノのライトゲームXRから竿チェンジ。ダイワのメタリア中深海にしてみました。
11:45 ~ 13:30

それからあっという間でした。
教えてもらったとおり、あたりが若干 竿先がかすかに、かす~~かに揺れる(明確なアタリではない決して)ので、それを少し待ってから合わせると、、

本命のオニカサゴ
が釣れました…!嬉しい…!背びれがめちゃくちゃ鋭利でかっこいい!赤い!
ただし、これは25㎝に満たない(22㎝)のでリリース。

同行してくれたヨンチャンも30㎝UPのオニカサゴを釣り始めました。あれ、活性が高くなってきている…?
で、また仕掛けを落として50㎝引き上げて10秒止めて、1回しゃくって5秒止めて、何もなかったら底を取りなおして、ということを繰り返すと、、
クンッ、ククンッ!
と割と明確なアタリがあり、達人の教えの通り少し待ってから合わせると、
ズシ…
と大きな重みと、グ…グッ……!という明確な魚の引きが手元にありました。電動リールのモーターがここぞとばかりに唸ります。ときおり叩くようなアタリが竿先が揺らします。
他の魚と違い、浮袋がない魚は最後まで元気に暴れまわり、達人がタモ入れしてくれました。

立派なサイズのオニカサゴ
でした!

38㎝のビッグオニカサゴ。棘が半端なく鋭利で、毒がなくても触れるが恐怖に感じるゴツイ見た目をしてました。

その後も達人の通り
・アタリがあったら2拍置く
・確実にフッキングできるように竿先を下まで落として、真上くらいまで突き上げるようにガツン!と合わせる
という訓えを守って、順調にアタリ、外道を釣っていき、終盤には

さらに一匹(30㎝)追加して帰船となりました。
庄三郎丸で「鬼退治」の実釣インプレ

大変満足!
な庄三郎丸、LTオニカサゴ釣りでした。オニカサゴの実績が高いポイントを熟知していることで誰も釣れなければ即移動の行動力の多さが釣果に繋がったのだと思います。
いや~、釣れてよかったオニカサゴ…。

堤防釣りでは滅多に出会えない超高級魚のオニカサゴ。

それも良いサイズが出やすいポイントも熟知している船長さんがいるので、狙ってみたい方は是非、庄三郎丸に足を運んでみてはいかがでしょうか。そこには、赤く輝く「鬼」たちが、あなたの誘いを待っているはずです。
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釣り雑誌で釣果を確認しても良いんでしょうけど、わたしは専らブログ村での釣りブログを参考にしてます。検索に引っかからないマイナーなブログの方が場所や餌などの釣り情報が細かかったりするので、皆さんも参考にどうぞ↓










