モテる。
ここダバオに来てからやけに現地の女性にチヤホヤされるのである。嘘ではない。
私は日常的な買い物を下宿先のホテルの近くにある「ゲイサノモール」という大柄ショッピング施設でたしているのだが、行くと毎回見知らぬ女性達から声をかけられるのだ。しかし当然そのような誘惑に惑わされる私ではなく、何も言わずにアタフタモジモジしている間にその女性達はどこかに消えて行ってしまうのである。断じて恥ずかしがっているわけではない。
そこでビル氏とその親友のリッキー氏に話を伺ったところ、ここフィリピンでは男女問わず肌の白い人は異常にモテることを知った。
フィリピン人女性にモテる男のモテ要素
さらに熱心に自国のモテ要素について白熱した議論は続き、彼らの意見が合致したフィリピン人女性にモテる男のモテ要素を箇条書きにしてみると
- 肌が白いこと
- 歯並びが良いこと
- 姿勢が良いこと
- ほどよく筋肉がついていること
- 育ちが良いこと
- 髪に艶があること
- 指が長いこと
- 「目の横幅」が3㎝程度、「目の縦幅」が「目の横幅」の2分の1程度である事
- 慈悲深いこと
- 貞操観念が弱すぎず強すぎないこと
- つり目
- 愛情表現が上手い
の10個のモテ要素が挙げられた。そんなんどこの国でもモテるだろ
見た目は書いての通りであるが、それ以外で中でも重要なのが⑫の愛情表現の上手さ、という項目で、フィリピン人女性はいかに分かりやすく、なおかつ下心を見せないように好意をアピールするかが非常に重要であることを知った。
日本人はモテるのか
特別変わったこと要素がモテ要素になっていないようだったので「日本人はモテるの?」と聞いてみたところ
「モテるねぇ」
とのことだった。
ただ寄ってくるのはお金目当ての人だったり、あまり教養のない人が結構いるらしいけど、モテることは厳然たる事実らしい。
ちなみにここダバオには訪れる外国人は、韓国、中国についで日本が多く、韓国と日本は同じくらいモテるそうだ。しかし現在は日本人の方が裕福である人物が多いので若干日本人の方が魅力があるらしい。しかし、韓国のメディアでの進出具合には目を見張るものがあり、テレビドラマは勿論、雑誌や広告においても韓国ものが多い印象があった。
声を掛けられるときもまず「韓国の方ですか?」と尋ねられることが多かった。
オレがんばる
ことごとく男女の縁となれそうな赤っぽい糸を斬ってきた私であるが、まだ時間はある。
男女の仲までと多くは望まぬが、せめて普通に会話ができるように語学を身に着けたいと切実に願って一日を終える。
紹介しよう!
最後に今日知り合った愉快な男を紹介しよう。画像の通りだ
彼の名はヤコフ。私の父親と年齢が一緒の55歳。何が愉快って格好がまず愉快。定職には就いておらず、その日その日を懸命に生きるわけでもなく「説明はできないが私が大丈夫と思っているうちは大丈夫」というどこからくるのかは分からない自信を持っており、ただ年を取った生き物が何か神秘的な雰囲気を纏うように彼もまた尋常ならざる者の雰囲気をもっていた。