メバリングラインは結局、どれでやるのがベスト…?
と、多すぎる情報に混乱している方もいるかもしれません。結論から言うと、
- 通常時はPEライン
- 強風時はフロロカーボンライン
- 細すぎるラインは切れやすくなるからコワい…
というのが筆者の結論です。特にラインの細さは注意が必要で、0.1号とかの細すぎるラインだと20㎝後半のメバルになってくると非常に難しいです(あまり強く巻けないので、根に潜られたりします)…。
しかし、ライン選びに正解はありません。
あるとすれば自分で考えて、実際の釣りで試して見つけ出すものです。
今回はフロロカーボンやエステルライン等、PEラインなどの各種ラインの特徴、メバリング用ラインの選び方、おすすめメバリングラインの順番に解説していきます。
もくじ
PE?フロロ?エステル?
メバリング用ライン 各種解説
先述したように、メバリングで最も使われるラインは
- PE
- フロロカーボン
- エステル
の3種類です。
それぞれ真水との比重(浮きやすさ)、伸縮性、強度などで結構違います。簡単に見ていきましょう。
強度・飛距離を優先したい方におすすめ!
PEラインの特徴
摩擦に弱い、ショックリーダーを結ぶ必要があるデメリットもありますが、それを補って余るメリットの数々。特に後述するフロロカーボン・エステルラインに比べると、同強度で細くすることが出来ます。結果、空気抵抗が少ないので飛距離が出る、というのが一番の魅力もあります。
性質は以下の通り。
- 摩擦に弱い
- ショックリーダーを結ぶ必要がある
- 引っ張り強度がとても優れている
→軽量ルアーを投げやすい
→細くても強いのでキャスト時の空気抵抗が低く、飛距離が伸びる。 - 伸縮性がない→感度が高い
- 水に浮く(真水に対して比重が低い)
初心者でも扱いやすい!
フロロカーボンラインの特徴
PEと比較して耐摩耗性に優れているラインです。比重が真水よりも重いので沈みやすく、深いポイントの攻略に適しています。強度はPEに負けますが、ショックリーダーを結ぶ必要がない、摩擦にも強い、ハリがあるので強風時でも使いやすい、いう点では初心者の方に使いやすくオススメです。
性質は以下の通り。
- PEより引張強度は弱いが摩擦に強い
- ラインの巻き癖が付きやすい
- ショックリーダーを結ぶ必要がない
- 糸にハリがあるので強風時でも使いやすい
- 沈みやすい(真水に対して比重が高い)
PEとフロロカーボンの中間!
エステルラインの特徴
服の繊維としても使用される『ポリエステル』を使ったラインです。硬くてハリがあるのでPEに比べてライントラブルが少なく、フロロカーボンに比べて感度が高いといった特徴があります。しかし、強度は低いのでメバリング上級者に好まれている印象があります。
性質は以下の通り。
- PEと比較して………
引張強度は弱いが摩擦に強い
伸縮性がある
ライントラブルが少ない - フロロカーボンと比較して…
感度が高い - ショックリーダーを結ぶ必要がある
- ゆっくりと沈む(真水に対して比重が少し高い)
アジングラインとの違いは?
まぁアジング用ラインも使えます。
しかし、相違点としては、そこまで感度重視じゃなくても良いということでしょうか。アタリを敏感に察知して上顎にフッキングさせることが重要なアジングに比べると、そこまで高感度を求められません。
さらに言うと、メバルは根魚に分類されます。
ルアーをパクッと食べて違和感を覚えたメバルは根に潜ることも結構あります。多少は強引にファイトすることも考えると、アジングよりも号数が大きい、太いラインがおすすめです。
チェックポイント2つ!
メバリングライン 選び方
メバリングの各種ラインについては先述の通り。
つぎに、メバリングラインの選び方を簡単に説明していきます。チェックポイントとしては2点に絞りました。よければ参考にしてみてください。
メバリングライン:チェックポイント①
ラインの『号数・太さ』について
によっても号数(太さ)が違いますが、ラインの太さは
- PE・エステル……0.4号前後
- ナイロン・フロロカーボン…1号前後
が良く使われています。細い方が距離が出る!と考えて細くしがちなメバリングラインですが、初心者がPEの0.1号なんて使おうものなら不意の大物に対応しきれずにラインブレイク…ということが多発します。初心者のうちは、ちょっと太いかな?と思えるくらいのラインがおすすめです。
メバリングライン:チェックポイント②
ラインの『カラー・視認性』について
メバルは夜行性です。日中でも釣れないことはないですが、夕方から朝までの『ナイトゲーム』の方が釣果は良いメバリング。筆者のように視力の弱い方や、夜間に釣りをする方にとって重要なのがラインの色です。
筆者も初心者だったときに
と考えてモスグリーン色なんか購入したのですが、完璧に間違いでした。
というのも、朝マズメ・夕マズメ等の超良い時間帯に視認性が格段に落ちるため、
(あれ、今どこら辺をルアーは泳いでいるんだ…?)
と混乱してしまい、非常に釣り辛かったです。案の定、釣果も下がりました。まぁ釣れないことはありませんでしたが、筆者のように目が弱い方にはおすすめできません。
そうとなれば、重要なのはラインの色による『視認性』です。見えやすい色のラインの方が、圧倒的に釣りがしやすいので良い集中力をキープできます。
おすすめカラーは『ピンク・ライトグリーン』など!
視認性が抜群です。
ナイトゲームもバッチリとラインが確認できるので、釣りがしやすいです。初心者の方は出来るだけ見えやすいラインの色がおすすめです。決められない方がいたらピンクかライトグリーン系の色を選んでみてください。
飛距離・感度を重視する方におすすめ!
メバリングPEライン おすすめランキング⑧
それではオススメメバリングラインについて、まずはPEラインから紹介していきます。
感度・飛距離が特に優れているメバリングラインです。これからメバリングを始める方に特におすすめです。各種、公式サイトのアイテム紹介リンクを載せておきました。アイテムリンクからレビューを多く見れることもありますので、そちらも是非 参考にしてみてくださいね!
1位:DUEL ( デュエル )
アーマード F アジ・メバル
アイテム説明(公式サイト) | DUEL |
号数 | 0.2/0.3/0.4 |
長さ | 100/150 |
カラー | オレンジ/ミルキーピンク |
おすすめ度 |
|
- フロロカーボンに近い使用感(強度はPEライン)
- コストパフォーマンス最高レベル
- 比重が高いので糸ふけ減少
- 適度なコシ・ハリでライントラブルレス
フロロカーボンに近い使用感でPEラインの強度を実現したDUEL『アーマードF』。従来PEラインよりバックラッシュや結びコブ等のライントラブルが激減しており、初心者でも扱いやすくなっています。 PEラインとしては重い、比重1.0で潮なじみが良く、糸ふけ減少。アーマード® INTERNATIONAL PATENTによりPE原糸を特殊ポリエチレン樹脂の中に綴じ込める事で モノフィラ(ナイロン、フロロカーボン)ラインと同様の感覚で使用が出来ます。
さらに高性能を求めるなら
『アーマードPro』がおすすめです。
価格が2倍以上跳ね上がりますが、直線強度や伸度なども結構違ったりします。是非 確認してみてくださいませ。
2位:ユニチカ(UNITIKA)
ナイトゲーム ザ メバルPE II
アイテム説明(公式サイト) | ユニチカ(UNITIKA) |
号数 | 0.2/0.3/0.4/0.6 |
長さ | 150 |
カラー | 蛍光イエロー |
おすすめ度 |
|
- 高比重(1.18)のPEライン
- 25m毎のマーキング付き
- コストパフォーマンスが高い
様々なナイトゲームに対応する高比重1.18のサスペンドタイプのPEラインです。低伸度で感度が良く、かすかなアタリも逃しません。ラインカラーは夜間でも視認性が高く、特殊加工で色落ちしにくい蛍光イエロー。25m毎にパープルのマーキングが付いているのも◎。
3位:メジャークラフト
弾丸ブレイド 4本編み ライトゲーム用
アイテム説明(公式サイト) | メジャークラフト |
号数 | 0.3/0.4 |
長さ | 150 |
カラー | ピンク |
おすすめ度 |
|
- コストパフォーマンスが高い
- ガイドへの糸絡みなどライントラブルを軽減
- 初心者でも使いやすい仕様
日本製でコストパフォーマンスの高い『弾丸ブレイド』です。操作性に優れた「低伸度」、水中の変化やアタリを感じる「高感度」を実現する設計になっており、PEラインとして良く仕上がっています。表面にはコーティングが施されて適度なハリを持っており、あらゆるライトゲームに対応します。
4位:シマノ(SHIMANO)
ピットブル8+
アイテム説明(公式サイト) | SHIMANO |
号数 | 0.4/0.5/0.6 |
長さ | 150/200 |
カラー | トレーサブルピンク・マルチカラー(5色) |
おすすめ度 |
|
- 耐摩耗性・耐熱性が極めて高い
- 『VT工法』(8本編)採用
→4本編みに比べて強度が高い - 通常のピットブルに比べてメバリングに最適な号数のラインナップ
超高強力ポリエチレン繊維IZANAS®が使用されており、引張強度が強く感度が高いPEライン『ピットブル8+』です。製法が画期的で、タフクロス+VT工法を掛け合わせた編み工程の『タフクロス2』なども特徴。表面の平滑性、直線性が改善され強度の均一化に加え、低伸度化、摩耗性が向上しています。執筆時現在のAmazon『PEライン』部門のベストセラーでもあります。
強度は下がりますが…
こちら『ピットブル4本編み』もコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。
5位:apala(ラパラ)
ラピノヴァX マルチゲーム
アイテム説明(公式サイト) | apala(ラパラ) |
号数 | 0.18/0.3/0.4/0.6 |
長さ | 100/150 |
カラー | ライムグリーン/ピンク |
おすすめ度 |
|
- コストパフォーマンス最高レベル
- ハイテクノロジー・ヤーン製法と独自コーティング
- 視認性の良いカラーバリエーション
釣具の老舗メーカーの、信頼度の高いPEラインです。東洋紡の超高強力ポリエチレン繊維イザナス®を原糸に、タフネス4本編みで高い耐久性を誇ります。カラーもピンク、ライムグリーン、カモファイヤー(オレンジ)といった視認性の良いカラーから選べます。実際に筆者も使っていますが、夜でも見やすいので快適です!
6位:VARIVAS(バリバス)
アバニ スーパープレミアムPE X4
アイテム説明(公式サイト) | VARIVAS(バリバス) |
号数 | 0.2/0.3/0.4 |
長さ | 100/150 |
カラー | ナチュラルブルー |
おすすめ度 |
|
- 安定した強度と耐久性
- とにかく『細い』
5ポンド→0.2号、6.5ポンド→0.3号、8.5ポンド→0.4号
飛距離も期待できます - SP-F(スーパーフッ素加工)
ガイド摩擦が軽減
メバル、アジ、カサゴなどのライトゲーム専用に開発された4本撚りPEライン。特徴はとにかく『細い』ということで、5ポンド→0.2号、6.5ポンド→0.3号、8.5ポンド→0.4号、という細さが人気です。細いけど強度は高く、根魚をターゲットとして十分に狙えるパワーも◎。ちょっとお高いですが「細さ」+「強度」の利点を十分に活用して、0.4号で49センチのアイナメをキャッチしたアングラー(バリバス・フィールドテスター)もいるとのころ。
7位:ダイワ(DAIWA)
月下美人デュラセンサー+Si2
アイテム説明(公式サイト) | ダイワ(DAIWA) |
号数 | 0.15-0.6号 |
長さ | 150/200 |
カラー | グリーン |
おすすめ度 |
|
- 25m毎に黒マーキング有り
- 繊細さとタフさを兼ねそろえた性能
- 豊富な号数バリエーション
UVF/TOUGH PE/Evo Silicone2/マッスルBraidingの4つのテクノロジーからなる高密度PEラインです。号数は0.15号から選べるサイズバリエーションの豊富さ。特に耐久力が素晴らしく『TOUGH PE』と『NEW Evo Si2
』が組み合わさることによってDAIWAの当社比で耐摩耗性が300%以上にもアップ。繊細さとタフさを備えた良いPEラインだと思います。
8位:サンライン(SUNLINE)
ソルティメイト スモールゲーム HG
アイテム説明(公式サイト) | サンライン(SUNLINE) |
号数 | 0.15/0.2/0.3/0.3/0.5/0.6号 |
長さ | 150 |
カラー | サクラピンク |
おすすめ度 |
|
- 強力HG(ハイグレード)PEを採用
- 視認性に優れた桜ピンクカラー
おすすめは0.4号で
- キャロや比較的重めのジグヘッドを使っての中型から大型狙い
- ベイトフィッシュを追い回している時などのプラッキングやメタルジグ
など多用途で使えます。不意にくるシーバスなどの中・大型魚にも対応出来る引張強度も魅力的。執筆時現在は価格が高騰しているのが玉に瑕。
速度を重視する方におすすめ!
フロロカーボンライン おすすめランキング③
次にフロロカーボンラインを紹介していきます。
底付近のメバリングを狙い撃ちしたいとき、とにかく早く沈めたいときなどに有効なフロロカーボンラインです。
- PEラインのライントラブルが心配な方
- ショックリーダーを結びたくない方
- 強風時にも対応できるラインを選びたい方
に特におすすめなメバリングラインです。
1位:クレハ(KUREHA)
シーガー R-18フロロリミテッド
アイテム説明(公式サイト) | クレハ(KUREHA) |
号数 | 0.3/0.4/0.5/0.6/0.8/1.0/1.2 |
長さ | 100 |
カラー | 透明 |
おすすめ度 |
|
- コスパ最高レベル
- しなやかで強い&高品質
- フロロカーボンシリーズ最高クラスの強度と柔らかさ
素材本来の特性と二重構造技術化など様々な技術を融合し、プロを納得させる品質のシーガー『フロロリミテッド』です。ソルトルアーゲーム、バスフィッシングからトラウトゲームまで、シリーズ最高クラスの強度としなやかさ、優れた結節強度、耐摩耗性、高感度性能は、多くのアングラーを納得させています。
2位:ダイワ(DAIWA)
月下美人 TYPE-F2
アイテム説明(公式サイト) | ダイワ(DAIWA) |
号数 | 0.3/0.4/0.5/0.6/0.8/1.0/1.2 |
長さ | 150 |
カラー | オレンジ/クリア |
おすすめ度 |
|
- 小さなバイトも取れる「低伸度設計」
- 扱いやすさを追求した「しなやか設計」
『フロロとは思えないほどしなやか』というレビューにもあるように、フロロカーボンでありながらも扱いやすいしなやかさを持つ月下美人『TYPE-F2』です。
3位:DUEL ( デュエル )
カーボナイロンライン アジメバルCN
アイテム説明(公式サイト) | DUEL |
号数 | 0.5/0.6/0.8/1.0 |
長さ | 150 |
カラー | イエロー |
おすすめ度 |
|
- カーボナイロン製!
フロロカーボンの持つ低伸度、高感度、耐水性、摩耗性とナイロンの持つ高強力、操作性を高次元で実現! - ライントラブルが少ない
フロロカーボンとナイロンのハイブリッドカーボナイロンです。ナイロンの耐ショック性とフロロカーボンの低伸度・高感度が共存。ナイロン特有の適度なしなやかさを兼ね備え巻きぐせがつきにくくライントラブルを軽減。フロロカーボンに比べて飛距離10%アップしており、プラッキングにも適性があります。
ライトゲームに慣れた方におすすめ!
エステルライン おすすめ②
最後にエステルラインを紹介していきます。
PEとフロロカーボンを足して2で割ったような性質です。PEやフロロに比べるとやや歴史が新しいですが、それぞれ改良されて使いやすくなっているメバリングラインでもあります。
1位:ゴーセン(GOSEN)
ルミナシャイン
アイテム説明(公式サイト) | ゴーセン(GOSEN) |
号数 | 0.2/0.25/0.3/0.4/0.5 |
長さ | 200 |
カラー | ピンク/イエロー/パール(ホワイト) |
おすすめ度 |
|
- コストパフォーマンス◎
- 豊富なカラー・サイズ(号数)バリエーション
ポリエステルライン特有の低伸度設定で、繊細なアタリをキャッチするGOSENのエステルライン『ルミナシャイン』。 高感度・トラブルレス設計で、フッキングまでは伸びにくいため感度が高く僅かなアタリをキャッチ。 フッキング時は急な負荷がかかっても切れにくくその後もしっかりと伸びてライントラブルを防ぎます。
2位:ティクト(TICT)
ジャックブライト
アイテム説明(公式サイト) | ティクト(TICT) |
号数 | 0.2/0.3/0.4/0.5 |
長さ | 200 |
カラー | イエロー/グリーン/ピンク/オレンジ |
おすすめ度 |
|
- 風の影響を受けにくい
- 200mという絶妙な長さ
メバリング用のスプールなら2個分ほどの巻き量 - 0.3号で40㎝のメッキをいなせる強度
"高い視認性"と"しなやかさ"が特徴的なティクトのエステルライン『ジャックブライト』です。あらゆる状況において視認性の高いカラーリングは特殊染料によって糸表面から光を集光し、明るい彩度で輝き放ちます。 狭いポイントでのトレースコースや、潮流や風を使ったドリフトといったラインを目で追う必要のあるメバリングをされる方におすすめのエステルラインです。
選び方&おすすめラインナップ
メバリングライン:総括
以上、メバリングラインについてでした。
総括して一番おすすめなのは何か?と聞かれたら、DUELのアーマードFを推薦したいです。
- 1500円を切る価格の安さ
- 視認性の良いカラー
- 選択可能なライン長さ(100m・150m)
- 適度なハリ・コシでライントラブルが少ない
などなど、利点が多いです。爪切りタイプのハサミで切るのが難しいほど細くても強度があります。コストパフォーマンスが非常に高いメバリングルアーと太鼓判が押せます。
初心者でも比較的簡単に釣れて、なおかつ引きが楽しいメバルです。
今回の記事で、あなたが目的・用途に合ったメバリングラインを選ぶことの一助になれば幸甚に尽きます。
それでは。
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