【超絶万能!】X-80SWの実釣インプレ・使い方まとめ【リップが折れやすい以外完璧】

そんな古いルアーでシーバス釣れんの?

と疑問のアングラーも多いのがメガバスのX-80SW。もともとはブラックバス用のルアーとして開発されたのが1999年。その後 シーバスにも効果的なことが分かり、次々に関連ルアーが開発されたという古~~い歴史があります(X-80SWは2003年発売)。

 

 

リップが折れやすいって聞いたけど…

 

さすがに古すぎるでしょ…

 

という方も少なくないでしょう。しかし、筆者の(釣りの)師匠が『最近のルアーは良く分からん。オレはX-80あれば良いんだ!』と片意地を張っていると思いきや数々の釣果を叩き出した実績があります。

 

 

というワケで今回はメガバスのX-80SWについて紹介していきます。

 

 

 

 

そもそもどんなルアー?
メガバス X-80 SWとは

シーバス専用ミノーとしての非常に人気なX-80です。

ロングセラーの『X-80』のソルトウォーター(SW)バージョンということで、首都圏湾岸エリアと大阪湾を舞台にテストが繰り返され、「ボディ前部:低重心高比重ウエイト、重心移動時のボディ後部:タングステンウエイト」のセッティングが完成しました。重量設定も、フィーディングタイムのシーバスの有効レンジを直撃するために、浮き過ぎず沈み過ぎず、ロングトレースするための「スローシンキング」設定になっているのがおすすめポイント。

 

まずは簡単に、メガバスのX-80について、ザックリと特徴を紹介していきます。

 

 

メガバス(Megabass)
X-80 SW スペック

ブランド(公式アイテムページ) Megabass
ルアータイプ シンキングミノー
サイズ 80 ㎜
自重 11/14 g
潜行水深 -
おすすめ度
おすすめポイント

X-80SW(ソルトウォーターバージョン)は、首都圏湾岸エリアと大阪湾を舞台にテストを繰り返し、「ボディ前部:低重心高比重ウエイト、重心移動時のボディ後部:タングステンウエイト」のセッティングによって、もはや、たった80mmのスーパースリムボディとは思えない程の、逆風を突く驚異のスーパーロングディスタンスキャストを可能としました。

なお、重量設定は、単なるシンキングプラグとは一線を画す、フィーディングタイムのシーバスの有効レンジを直撃するために、浮き過ぎず、沈み過ぎず、ロングトレースするための、「スローシンキング」設定。この重量セッティング効果は、一度お使いいただくと、確実な釣果として体感していただけることでしょう。


引用:メガバス『X-80 SW』

 

 

 

メガバス X-80SWの特徴

  • ロングセラー

ということでシーバスに効く色々なポイントがあります。まずはそちらについてザックリと紹介していきます。

 

 

脱軌道アクション

  • 急に『ふらッ…』と軌道を外れる

脱軌道アクションが最大の特徴でしょうか。ただ巻きをしているとイレギュラーな動きをしてアピール。まっすぐ泳いでいたルアーが急に『フラリ』と軌道を外れることで極めてナチュラルに、シーバスに食わせる『間』を与えてくれるようです。

 

 

潜行水深の深さ

  • シャローで反応ないときに◎

な潜行水深。リップを見てもらえれば分かる通り、そんじょそこらのフローティングミノーでは考えられないくらい、シッカリと潜ります。X-80SWの潜行深度は1.5mから2.0m

 

表層だと反応しないなぁ…

というときに使ってみてくだされ。

 

 

ルアーの完成度が高い!

ルアー自体が非常に美しい

というのも特徴かもしれません。流石メガバス。カゲロウにしろX-80にしろ、細部にまでこだわって作られているように感じて非常にイイです。シーバス釣る前にアングラーが釣られちゃいます。

 

 

 

筆者が購入したモデルに限っていえば、ご覧のように背中にまで模様が入っていたりします。釣れるかどうかはさておき、釣れなくても満足感が得られちゃいました。

 

 

下から見ても、ごらんの艶めかしさ。

 

 

X-80SWの使い方

    色々な使い方ができる汎用性の高さもX-80SWの特徴でしょう。

     

     

    難しい釣り方は知らんぞ!!

    という数年前の筆者みたいな方でしたらフツーに、ただ一定のスピードで巻いてくるだけでも十分に釣れます。初心者から上級者までに愛される所以は、その万能性にあるでしょう。

     

    細々しいテクニックは置いといて、以下の3パターン覚えておけば十分にX-80SWで釣果が期待できるでしょう。

     

     

    基本は『ただ巻き』

    基本はただ巻いてくるだけ

    でOKなX-80SW。ただ巻くだけでゆらゆらと泳ぎ、勝手に脱軌道アクション(ふらつき)を演出してくれます。それだけで十分すぎるアピール。下手にアクションを入れるより、一定のスピードで巻くことを意識しましょう。基本はただ巻き。

     

     

    ドリフト!

    置いて、流す

    という釣り方の『ドリフト釣行』もおすすめです。流れと垂直に投げてそのまま巻いても、流れ方向にÙ字の軌跡を描かせたり、ラインスラッグの調整などをしながら流して生物感を出させたりする釣り方です。比較的 難しい釣り方だと思いますが(筆者は1年程度はまったく釣果が出なかったです)、上昇志向の高いアングラーは是非。

     

    ストップ&ゴー

    脱軌道アクションを狙って出す方法です。

    一定のスピードで巻いて、止める(1秒未満)。すぐに巻き始めるとルアーがふら付きます。

     

    水面まで追ってくるのに見切る…!!!

     

    という状況でも超有用。テトラ周りを打って、物陰からヌーッ…とルアーを追ってきたシーバスに食わせるときはいつもストップ&ゴー。コツはストップさせる時間は絶対に1秒未満にすることです(長いと見切られます)。

     

     

     

    メガバス(MEGA BASS) X-80SW
    実釣インプレ

    それでは実釣インプレ。

    実際に使用してみての感想・評価をまとめていきます。まず知っておいてもらいたいのが、筆者は土日バイト(自給800円)で働いて得たお金でルアーを買っています。

     

    ただ釣れる、というだけなら評価の対象外ですが…

     

     

     

    厳しい状況でもシーバスが釣れる!

    当日はイナッコボイルの激しい釣り場。

    表層を泳がせるとイナッコに当たってしまいルアーが紛れてしまう(目立たない…)という状況での一本。

     

    表層は無理っぽいな…
    ちょっと沈めてみるか…

     

    とX-80SWに替えて一投目。筋肉質の良いシーバスでした。堤防内のイナッコボイルということで沢山の人が来ていましたが、キャッチできたのは筆者含め数名。難しい状況でも釣果を叩き出せる名作ルアーの所以でしょう。

     

    飛距離は出ない!

    飛距離が出ない

    というのは間違いなくデメリットでしょう。カップのようなリップのおかげで艶めかしくルアーが泳ぐのですが、その分 空気抵抗が半端ないのか飛距離が落ちます(45m前後は出てますが…)。同じくらいの自重のシンペンを投げると差は一目瞭然。悲しいくらい飛距離が出ません。

     

    重心移動システムを搭載している昨今のルアーに比べると、どうしても飛距離は落ちるでしょう。その点は留意しておきましょう。

     

     

    ただ巻いてくればシーバスが釣れる

    • とりあえず巻いてくれば釣れる

    というレベルでシーバスに効果的。

    初めてのポイントでも、とりあえずアップクロスに投げて低速で巻いてくれば何かしらは釣れます(ナマズ、ニゴイ含む…)。先述の通り、脱軌道アクションが功を奏しているのか、なぜか他のルアーがダメでもX-80SWなら釣れる、という状況が少なくありませんでした。

     

    また、ブレイクの場所を知っている場所なら素晴らしく釣果が跳ねあがります。チョンチョンッ…とトゥイッチさせることで静まり返った場所でもシーバスが出ます。脳汁プシャー。

     

     

    春先の(小)シーバスも釣れる!

    • ベイトが小さい状況でも釣れる

    のもX-80SWの特徴でしょう。

     

    サイズが80㎜と小さいコトもありますが、それにしたって良く釣れます。X-80 SWよりも小さい60サイズがあるようですが、師匠いわく『そんな買わらねぇよw ま、よほど金が余ってるなら買い揃えるのもアリだろうけどよ』とのことでした。

     

     

    いるのに喰わない…、という状況では是非 ストップ&ゴーを試してみましょう。日中だろうが夜だろうが、いれば高確率でシーバスが反応してくれます。

     

     

    リップが良く割れるけど、それでも使い続けちゃう

    は…?
    折れてるんだけど……??

    とならないためにも忠告しておきますが、X-80SWはリップが弱いです。めっちゃ折れやすいです。橋脚やテトラ周りを攻めるときは超注意。風向きなどは考慮しましょう。ヒョイっと投げてテトラにコツーンと当たっただけでもリップは結構な確率(CR北斗の拳のキリン柄よりも高確率)で折れます。

     

    そんなワケで筆者も数本リップを折り、その都度『こんなクソ雑魚ルアー、二度と買うか!!』と思ってはいますが、気付いたらAmazonでポチってる。で、

     

    釣ってる。超釣ってる。

    初めての場所でも釣れる&銀ピカの美しい魚体が見られるというコトで、リップの弱さを払拭。むしろ、リップが弱いからこそのハイピッチなウォブンロールアクションが出来ているのか?ウォブリングとロールのどちらかが強い訳では無く上手いこと組み合わさった動きはリップが弱いのが肝なのか??

     

     

     

    悩んだらコレ!メガバス X-80SW 
    サイズ&おすすめカラー

    サイズ・カラーが豊富で逆に選びづらいX-80です。

    格SNSで他の実釣インプレを参考にした結果、以下のように選ぶと良いと思われます。

     

     

    おすすめカラー

    時間帯やマズメなどに合わせてカラーチェンジが好釣果に繋がる、と言われても

     

    結局どのカラーがおすすめなの??!

    と悩む方もいらっしゃるでしょう。

    そんな方に向けて、特におすすめのカラーを3種類 厳選して紹介しておきます。良かったら参考にしてみてください。

     

     

    濁り・夜にはチャート系

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    ナイトゲームでは特に視認性が良く、シーバスにも好釣果を叩き出すのがチャート系のカラー。X-80SW LBOの方には『ドチャート』という真黄色のカラーがありますが、非常に釣果の良い様子。曇天やナイトゲームでは非常に有用なのがチャート系です。

     

     

    定番のレッドヘッド

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    ナイトシーバスの殿堂入りカラーです。

    釣り人にとっても視認性が良く、なおかつシーバスの釣果が最も高いと言われるレッドヘッド系もラインナップ。初心者には好まれない『単色系』ですが、キラキラ系に比べても釣果写真が多い気がします。

     

    https://twitter.com/C3OezCimkuD5WDY/status/1513401745183219712

     

    澄み・デイゲームには『ナチュラル』系

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    水が澄んでいるポイントのデイゲームで効果抜群なのがナチュラル系と呼ばれる魚に模したカラーです。X-80SWでは特に発色がナチュラルで良いため『釣り人が釣れる』と評判のカラーだったりします。定番のイワシ、ボラカラーが特におすすめです。

     

    https://twitter.com/morizo57/status/1315277878783664129

     

    タイプについて

    様々なタイプが選べるX-80です。

    多すぎても迷ってしまうので、筆者と師匠の経験に基づいておすすめするなら以下の通りになります。

     

     

    まずは基本『メガバス X-80SW』

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      まず使っていただきたいのがX-80SWです。元祖がコレ。当記事でも述べたように最も汎用性が高く、リップが弱いという点以外には欠点が見当たりません。他のシャロールアーのフォローベイトとして持っておくことを強くおすすめします。

       

       

      最新テクノロジーの詰まった『メガバス X-80SW LBO』

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      高飛距離・高耐久度

      に定評のあるLBOバージョンです。リップがノーマル(X-80SW)よりも頑丈に作られており、耐久力が上がっています。実釣的な違いとしてはアクションが控えめに設計されているようです。

       

       

      飛距離を出すなら『メガバス X-80 MAGNUM』

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      ハイアピール&高飛距離

      なX-80 MAGNUMです。最新の重心移動システムが搭載されており、自重(17.5g)も相まって普通(X-80SW)よりも格段に飛距離が出ます。晩夏以降のベイトが大きくなった状況では(X-80 SW)でも良いですが、MAGNUMを使って探ると効率が良いかもしれません。

       

       

      その他にもシャローやらBEATなど色々ありますが、キリがないので個人的には以上の3タイプが特におすすめです。

       

       

       

       

      名作シンキングミノー!
      メガバス X-80SW インプレ総括

      以上、ロングセラーミノーのメガバス『X-80SW』についてのインプレ評価でした。

       

      総括すると、

      • ただ巻きで十分に釣れる実釣性能
      • フローティングミノーでは中々ない潜行水深の深さ
      • サイズの小粒感(80㎜)

      がおすすめポイント。本文でも書きましたがリップはマジで弱いですが、それでもリピーターが絶えないのは、それだけ釣れるからでしょう。そもそも釣れないルアーが20年以上 店頭に陳列されているワケがありません。

       

       

       

      キャストがまだまだ下手でヘンな所に飛んでっちゃうんだけど…

      という方は再考してみても良いかもしれません。まじでコツーンでリップが欠けますからね。しかし河口や堤防で、ストラクチャー周りを攻めるわけでもなければ超絶 使える&釣れるルアーなのは間違いないです。1個はタックルボックスに入れておいても良い一軍ルアーでっせ。

       

       

       

      以上、メガバスのX-80SWについてのインプレ評価でした。

       

       

      それでは!

       

       

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