がまかつ(GAMAKATSU)
といえば知らない釣り人はいないレベルで有名な釣り具ブランドです。1955年創業の老舗国内メーカーでもあり、知名度こそ今ではシマノやダイワに抜かれている気がしますが、中級者~上級者に愛されるような、コアな釣り人から超人気なブランドだと思います。
でも店舗で売ってるの見たことないんだけど…
という方も少なくないと思うので、当記事では
- がまかつ 『ラグゼ』について
- メバリング用ロッドの選び方
- おすすめロッド紹介(がまかつ製)
の順に解説していきます。
がまかつ製メバリングロッド
『ラグゼ 宵姫シリーズ』とは
がまかつのルアーゲーム専用モデルが『ラグゼの宵姫』シリーズになります。
中級者以上・コアな人から人気!
『宵姫』シリーズ
そんなラグゼの中でもメバリングのようなライトゲームに特化しているのが『宵姫(よいひめ)』シリーズでしょう。『爽』『華式』『天』といったモデルが特に人気であり、筆者は『爽(S73L)』を愛用しています。
あまり見たことないんだけど…
という方がいらっしゃるのも無理からぬ話で、シマノやダイワに比べて価格帯が少し上なこともあり、品揃えの悪い釣具店などではまず見ることはないレア竿に分類されると思います。
もちろん、一番安価なモデル『爽』であっても実釣性能は抜群に高く、
- 0.5g程度のルアーを扱える繊細さ
- 余計な装飾は省いたことによる自重の軽さ
- 25㎝アップを余裕で抜き上げられるパワー
などなど、長所を上げだしたらキリがないです。中級者以上の、
メバリングを極めたい!
という方には勿論、初心者の
最初から良いロッドを使ってみたい…
という願望にも応えるラグゼの宵姫シリーズでしょう。
がまかつ製
メバリングロッドの選び方
上から落ちてくる餌を捕食するメバルであり、フォール重視の、
1~3g程度のルアーを不自由なく使える
というのが特徴的なメバリングロッドです。
一概には言えませんが
- 6~7フィート前後の長さ
- 竿の柔らかさはUL~L
- 扱えるルアー重量は1~5g程度
というスペックがメバリングには汎用性が高く、色々な仕掛けで使っていけます。
それぞれ詳しく説明していきますので、気になった方は是非 参考にしてみてください。
がまかつ製メバリングロッドの
『長さ』について
6~7フィート前後
のメバリングロッドがおすすめです。
がまかつでは5フィート前半から8フィート後半まで、多くのメバリングロッドがラインナップされています。釣り人によってスタイルが違うので一概には言えませんが、まず最初の一本としては様々な状況に対応してくれる6~7フィート(2m前後)の長さを選ぶことをオススメします。
がまかつ製メバリングロッドの
『自重』について
軽い方が疲れない
ため、なるべく自重は軽い方が良いです。メバリングに関わらず、すべてのルアーロッドで言えることですが、何度もキャストするので軽いに越したことはありません。軽いロッドは操作性に優れ、疲れにくいという大きなメリットがあります。
がまかつのラグゼ 宵姫シリーズは、そもそも自重は半端なく軽いので、どのモデルであっても快適に釣りができると思います。
がまかつ製メバリングロッドの
『ルアーウェイト』について
0.1~5g
程度のルアーウェイトのモデルが汎用性が高く、ジグ単で狙うメバルゲームでとても使いやすかったです。
それぞれの竿に、適合ルアーウェイトのような、
『これくらいのルアー重量が扱えますよ~』
という指標があります。
と考える方も少なくないですが、メバリングでは1~3gのルアーが基本。むしろ重すぎるルアーは沈下速度がはやく、メバルが狙いにくいです。
フロートリグ(飛ばしウキ)を使って飛距離を出したいんだけど…
というような明確な目的がある方でもなければ、10gなんて投げられなくても全く問題ありません。むやみにルアーウェイトが幅広いモデルよりも1~3g前後のルアーが投げやすいメバリングロッドがおすすめです。
がまかつ製メバリングロッドの
『柔らかさ(硬さ)』について
それぞれ特徴を簡単に紹介すると、
- UL(ウルトラライト)
非常に柔らかく感度が高いのが特徴。
軽量ルアーを飛ばすことに長けており、小メバルのバイトも手元にシッカリと伝えてくれる。アジングにも併用できるので、最初の1本におすすめ。 - L(ライト)
ULの次に柔らかい。
メバリングとして一番汎用性が高く、軽量のルアーから少し重めのプラグまで投げられる。ヘチ釣りにも丁度良く、ロッドにハリがある。 - ML(ミディアムライト)
メバリングとしてはパワー強め。
キャロライナリグなどをキャストするような、遠投が必要な場合は最適。軽量のルアーは扱いにくいモノが多いので、1本目としては不適。
といった具合です。自分のメバリングスタイルに合う柔らかさのロッドを選びましょう。
重めのフロートを使って、岸から離れたポイントを打ちたい、と言う方にはML~MHのようなパワーロッドが良いかもしれません、一般的にはジグ単が主体になると思うのでUL(ウルトラライト)、L(ライト)が個人的にはおすすめです。
がまかつ製メバリングロッドの
『ティップ(穂先)タイプ』について
メバルの微細なアタリを感じ取り、フッキングさせるにはティップ(穂先・竿の先)が重要です。ソリッド・チューブラーの2タイプがあり、簡単に分けると、
・先端に中身が詰まっている→ソリッド
・先端に中身が詰まってない(空洞)→チューブラー
という違いです。ライトゲームで度々言われる『食い込みの良さ』にも関係のある部分で、それぞれ簡単に見ていきましょう。
初心者におすすめ【ソリッドティップ】
柔軟に曲がるしなやかさ、アタリを弾かない食い込みの良さが特徴的なソリッドタイプ。
ティップがしなやかに曲がるので、積極的にアワセる(針掛りさせる)必要が少ないため、初心者の方に特におすすめです。魚がアプローチしてきた時に違和感を抱かせにくく合わせやすい、「乗せ調子」とも言われています。
メバリングの基本はソリッドティップという意見も多く、実際 ラインナップも豊富です。
感度を重視するなら【チューブラーティップ】
軽くて反発力が高いことから、わずかなバイトも気づきやすいという利点があるのがチューブラータイプ。
ある程度ライトゲームに慣れており、自分から積極的にアタリを拾いたい方にはおすすめです。しかし、慣れていないとフッキングに向けてタイミングを合わせるのが難しく、口元が脆いアジなどはバラシがち(それも楽しいんですけどね!)。
弱いバイトも逃さない、「掛け調子」とも言われています。
以上、がまかつ製基本的な選び方でした。
あまり考えすぎても仕方ない部分があります(釣りは趣味なので、好みの影響が強いです)。正解がないので、ある程度 自分がやりたい釣りができるのあれば予算で決めちゃっても問題ないでしょう。先述の通り、基本的にはどのモデルでも快適にメバリングができる、がまかつ製ロッドですよ。
がまかつ製のメバリングロッド
おすすめランキング
それではがまかつ製のメバリングロッドについて、おすすめアイテムを紹介していきます。
なお各種、さまざまなスペックがあります。
今回は汎用性を重視したモデルを代表として挙げていますが、それぞれリンクを辿ると公式アイテムページ、サイズ選択、使っている人のインプレ(レビュー)が確認できるようになっているのでお試しくださいませ。
1位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ 宵姫 爽 (S73L)
公式ページ | がまかつ |
型番 | S73L |
長さ | 7.3フィート(2.21m) |
自重 | 60 g |
ルアーウェイト | 0.1~10 g |
竿の硬さ | L |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
4.96
|
- 一番 価格帯が安い
- オートマチックフッキング!
- ルアーウェイトは0.1gから扱える
- 格好良いデザイン(ワンポイントのサクラも可愛い…!)
最もコスパが高い(と思う)ラグゼの宵姫『爽』です。ひと昔前なら3~4万円ほどするのでは…?というような高機能を搭載しており、下記記事でも述べているように初心者でも扱いやすいのも◎。なんだかんだ、汎用性が高く、大型のメバルであってもヒョイっと抜き上げられるお手軽さも備えているS73Lです。迷ったら是非!
2位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ 宵姫 華弐 (S64L)
公式ページ | がまかつ |
型番 | S64L-solid |
長さ | 6.4フィート(1.93m) |
自重 | 47 g |
ルアーウェイト | 0.1~5 g |
竿の硬さ | L |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
4.89
|
- スペック最強格
- めっちゃ自重が軽い
- なんでも出来る万能モデル
- 高次元の操作性とクリアな反響感度性能
さらなる操作性と感度を追求したがまかつの準ハイエンドロッドです。スペックからも分かる通り、ジグ単からスプリット、ミニフロート、マイクロルアーといったライトリグを小気味良く操作出来るバーサタイルロッドであり、取り回しの良いレングスで超使いやすいです。
3位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ 宵姫 天 (S61L)
公式ページ | がまかつ |
型番 | S61L-solid |
長さ | 6.1フィート(1.85m) |
自重 | 42 g |
ルアーウェイト | 0.1~5 g |
竿の硬さ | L |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
4.86
|
- スペック最強
- 圧倒的自重の軽さ
- 優れた荷重変化感知能力
- オリジナル極薄高弾性カーボンパイプリールシートを採用
- 魚からのコンタクトを反響的シグナルとして手元に伝える驚異的感度性能
究極の「反響感度」「抵抗感度」「接触感度」を実現した、がまかつ製のハイエンド(最高級)モデルです。思い通りに操作し、狙って掛けたという爽快感を味わえるスペック最強仕様であり、ジグ単でのメバリングが超快適に行えます。
4位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ パックスタイル A4 (S54UL-solid)
公式ページ | がまかつ |
型番 | S54UL-solid |
長さ(仕舞寸法) | 5.4フィート(28㎝) |
自重 | 75g |
ルアーウェイト | 0.5~8 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
4.80
|
- 脅威の仕舞寸法 A4サイズ
- こだわり尽くしたパックロッド仕様
- 状況で使い分けられる2種類のロッドバッグを付属
A4縦サイズ(29.7㎝)を下回る仕舞寸法をベースに設計されており、携行性が抜群に高いです。実釣性能としても軽量ジグヘッド、小型スプーン、小型プラグのキャストと細かい操作に対応できるファストアクションソリッドモデルとなっており、アジングやエリアトラウト、ネイティブトラウトで活躍してくれます。
5位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ 寧音 (B64ML-solid)
公式ページ | がまかつ |
型番 | B64ML-solid |
長さ(仕舞寸法) | 6.4フィート(101.0㎝) |
自重 | 47 g |
ルアーウェイト | 1~9 g |
竿の硬さ | ML |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
4.80
|
- ベイトモデル
- オリジナル極薄高弾性カーボンパイプリールシート
- アクション時のブレを抑え、より緻密な操作が可能なスパイラルガイド
がまかつ製ライトゲーム用ベイトフィネスロッドです。プラッギングやマイクロメタルジグによるメバル狙いや、1.5~3gのジグヘッドによるアジ狙いなどライトな方向に応用範囲は広く、足場の良い波止をメインにさまざまなゲームが楽しめます。ショートレングスならではの高い感度性能は秀逸。
がまかつ製のおすすめモデル!
メバリングロッド:総括
以上 がまかつ製のメバリングロッドについて、選び方&おすすめモデルを紹介していきました。
総括して一番おすすめなのは何なの?
と聞かれたら、がまかつの宵姫『爽』をおすすめしたいです。実際に愛用している筆者の手前味噌ではありますが、
- 自重がとっても軽い
- 感度が素晴らしく良い
- バットパワーも十分にあり、安心
という点が超おすすめポイントのS73Lモデルであり、価格もがまかつの中で一番安価。それでも他のブランドに比べたら少し価格は高いですが、それなりの性能は確実にありました。
長くなりましたが、今回の記事であなたが目的・用途に合った素晴らしい、がまかつ製メバリングロッドを選ぶことの一助になれば幸いです。
それでは!
ルアーは選びましたか…?
メバリング初心者は是非、ジグ単で狙ってみてください。
下記の記事で詳しく紹介しているので、よければ参考にしてみてくださいね。
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