という方に向けて、今回は7m以上の玉の柄について紹介していきます。
と高を括られている人がいたら注意。長尺の玉の柄は、その分 継ぎ目にかかる負担も大きくなります。使い慣れていないと簡単にポキィッと折れたり、使い慣れていてもバキッ玉の柄が裂けたり…。カーボン含有率によってもハリに違いが出たりします。
安物買いの銭失いにならないためにも、今回は7m以上の玉の柄の選び方、おすすめについて解説していきます。
もくじ
- 7m以上! 玉の柄の選び方
- どんな堤防でも安心な7m以上!
玉の柄 おすすめランキング
- 1位:プロックス(PROX) 磯玉の柄 小継 剛剣 700
- 2位:アルファタックル(alpha tackle) ランディングギア シャフト 700
- 3位:プロマリン(PRO MARINE) CB レジェンダー玉の柄 800
- 4位:テイルウォーク(tailwalk) CATCHBAR 改 700
- 5位:サンライク(SANLIKE) 玉の柄 小継玉の柄 SD-150(7M)
- 6位:宇崎日新 イングラム ISO 玉の柄 800
- 7位:シマノ(SHIMANO) シマノ(SHIMANO) 玉の柄 ISO XT 700
- 8位:RISEWAY(ライズウェイ) 磯玉の柄 ARMS 剛 700
- 9位:PRO TRUST(プロトラスト) レイノス 磯玉網 XT 820
- 7m以上! タモ網の柄 おすすめランキング:総括
7m以上!
玉の柄の選び方
上の動画のように
タモは真っ直ぐ引き上げる
という大原則を守らないと普通に折れます。7m以上の玉の柄を使う際は気を付けましょう。筆者も初心者の頃は、緊張と興奮のタモ入れ作業で我を忘れて1本 折ったことがありますが、5m以下の玉の柄と比べると扱いが非常に難しいんです。
選び方として、4つのポイントに絞って見ましたので参考にしてみてくださいませ。
チェックポイント①:
玉の柄の『長さ』
最重要ポイントが『タモ網の長さ』。
タモ網が海面に届かないことには魚を取り込めません。筆者は水面までの足場の高い(6mほど)堤防に良く行きますが、タモ網が短すぎて水面に届いていないような方をよく見かけます。
- 足場から水面までの距離
で決めると良いでしょう。
今回は7m以上、最大で9mの玉の柄を紹介します。6m程度の高さの堤防なら、干潮時を見越して7mあると安心かもしれません。
チェックポイント②:
玉の柄の『自重』
自重が軽いと操作性・携行性が高くなります。
軽量なものは価格帯が高くなる傾向もありますが、モノによっては長さは一緒でも300g程度(ペットボトル一本分くらい)違うタモ網の柄もあったりします。タモ網で絶対失敗したくない方には、操作性の高い、軽量の玉の柄がおすすめです。
例として筆者が現在使用している玉の柄は7mで850g程です。一般成人男性(身長174㎝、体重65㎏)としては、
という所感なので参考にしてみてください。自分一人でタモ網を操作して魚を取り込む状況を考えて、片手で操作しやすいタモ網の柄がおすすめです。
チェックポイント③:
玉の柄の『仕舞寸法』
収納性・携行性に関わるポイントです。
タモ網の柄は『小継(こつぎ)』といって、いくつかの柄が組み重なって出来ています。継数が少ないほど伸縮させる際に抵抗が少なくなるので多少はスムーズになります。しかし、継数が多いほど仕舞寸法が短くなるため持ち運び便利というメリットがあります。
- 携行性を重視される方
仕舞寸法が短いモノがおすすめ - 機能性・価格を重視される方
仕舞寸法が長いモノがおすすめ
という選び方もあります。
ルアー釣りなどで頻繁に場所を変える方は、できるだけ仕舞寸法が短いタモ網の柄を選ぶと移動中のストレスが少ないです。一つの場所を重点的に攻める方は、そこまで仕舞寸法を意識しなくても良いかと思います。
チェックポイント④:
玉の柄の『カーボン含有率』
価格に見合っているか?
をチェックしましょう。カーボン繊維の方がグラス繊維より弾性が高いという特徴があります。そのため、グラス繊維に比べて同量のカーボン繊維では『ハリ(使用感に影響大)』のある玉の柄に仕上げることが出来ます。すなわち使用繊維量が少なくて済み、カーボン繊維自体の素材の軽さも手伝って軽量化が可能になるということです。
しかし、その分 傷の弱さ・継ぎ目・割れへの耐久力がなくなります。つまり折れやすくなります。
2万円以上する玉の柄は、その点の改善点としてテーパーやバインダーの量、繊維の密度向上、あるいはグラスやその他の素材のコンポジット等の設計技術を駆使して工夫が施されていますが、低価格帯の玉の柄に同様のノウハウがつぎ込まれているかは不明瞭です。
カーボン繊維・含有率のメリット・デメリット。
そして、価格に見合っているかどうかを考えると失敗が少ないと思います。
どんな堤防でも安心な7m以上!
玉の柄 おすすめランキング
それではオススメのタモ網の柄を紹介していきます。
なお、今回は足場の高い沖堤防でも使えるように
- 7m以上のタモ網の柄
に絞って紹介させていただきます。どれも人気で、各アイテムリンクから実際に使用している方のレビューも確認できたりします。そちらも是非 ご参考ください。
1位:プロックス(PROX)
磯玉の柄 小継 剛剣 700
ブランド(公式アイテムページ) | プロックス(PROX) |
長さ | 7m (その他 3.5~6.4mまで幅広い) |
仕舞寸法 | 70㎝ |
自重 | 866g |
カーボン含有率 | 60% |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!
- 仕舞寸法が非常に短い
→ 7mでも70㎝程度! - 4年程度使ってもまだ使える頑丈さ!
実際に筆者が4年程度使っているタモ網の柄です。若干 重く、スルスルと出て行かないこともありますが普通に使えますし、タモ網の柄が原因で魚を逃がすようなことはないです。7m程度の長めの玉の柄でありながら仕舞寸法が短く、携行性も非常に高いです。
やや仕舞寸法が長くなりますが…
『リミテッド』シリーズもおすすめです!
こちらは7mでも自重が500g中盤と軽く、カーボン含有率も97%と非常に高いです。多少 仕舞寸法が長くても良い!という方にはリミテッドシリーズが特におすすめ!
2位:アルファタックル(alpha tackle)
ランディングギア シャフト 700
ブランド(公式アイテムページ) | アルファタックル(alpha tackle) |
長さ | 7m (その他 5/6mも有) |
仕舞寸法 | 66㎝ |
自重 | 785g |
カーボン含有率 | 60% |
おすすめ度 |
|
- 価格が非常に安い!
- 仕舞寸法が非常に短い
→ 7mでも66㎝程度! - ベルトハンガー(タモホルダー)付き!
- 豊富なサイズバリエーション!
上記の通り、仕舞寸法の短さが魅力的な長尺玉の柄『ランディングギアシャフト』です。PROXに比べても自重が100gほど軽く、メーカー価格は15000円ですが、Amazonなどのネットショッピングでは1万円以下で買えたりします(時期にもよります)。少し強度が心配な点がありますが、
という方でしたら問題ないでしょう。
3位:プロマリン(PRO MARINE)
CB レジェンダー玉の柄 800
ブランド(公式アイテムページ) | プロマリン(PRO MARINE) |
長さ | 8m (その他 6/7mも有) |
仕舞寸法 | 115㎝ |
自重 | 925g |
カーボン含有率 | 97% |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!
8mの玉の柄で1万円前後と価格の安さが魅力的なプロマリン『レジェンダー玉の柄800』です。多少 自重が重いですが、価格的に仕方ないコトでしょう。操作性には特に問題ないようで、高いカーボン含有率も相まって評価は高め。よく品切れになっている人気玉の柄です。
4位:テイルウォーク(tailwalk)
CATCHBAR 改 700
ブランド | テイルウォーク(tailwalk) |
長さ | 7m (その他 5/6m有) |
仕舞寸法 | 71㎝ |
自重 | 895g |
カーボン含有率 | -% |
おすすめ度 |
|
- 仕舞寸法がとても短い!
- スペック(長さ)の豊富さ
- ネオプレーンベルトを標準装備
コスパが非常に優れているテイルウォーク製のタモの柄です。7m以下のモデルなら68㎝、7mモデルでも71㎝と仕舞寸法がとても短いタモの柄です。トップ部分にはウーブン加工を施し補強。小移動に便利なベルトハンガーから下栓までオリジナリティー溢れるデザインを追及。イカギャフも装着可能。トップセクションにはオリクロス加工を施し補強。クラス最高峰のハリ・素材感を持っています。
5位:サンライク(SANLIKE)
玉の柄 小継玉の柄 SD-150(7M)
ブランド | SANLIKE |
長さ | 7m (その他 8/9mも有) |
仕舞寸法 | 112㎝ |
自重 | 780g |
カーボン含有率 | 90% |
おすすめ度 |
|
- 価格がとっても安い!
- 軽量(7mで780g)!
- 水に濡れても持ちやすいラバー製グリップ!
コスパが非常に良いSANLIKEのタモの柄です。他ブランドに比べるとやや知名度が低く、耐久力が心配なところはありますが、その他の機能性やコスパは非常に優れていると思います。上記の通り、7mで800gを切る軽さ、なおかつカーボン含有率90%というのもおすすめポイントです。
6位:宇崎日新
イングラム ISO 玉の柄 800
ブランド | 宇崎日新 |
長さ | 8(7.9)m (その他 6/7mも有) |
仕舞寸法 | 113㎝ |
自重 | 635g |
カーボン含有率 | 99% |
おすすめ度 |
|
- 高いカーボン含有率(99%)
- 自重が非常に軽い(8mの柄で636g)!
- ブラック&ゴールドを基調・虚飾を廃した高級感漂うデザイン
クラス超えの軽量と張りを実現した高バランス設計のイングラムISOシリーズです。磯でのハードな使用を考慮した口欠け防止リング、振り出し抵抗を減らし、スムーズな操作を実現するエアスルー(たけのこ)設計等、使用時のストレスが極限まで軽減されています。
7位:シマノ(SHIMANO)
シマノ(SHIMANO) 玉の柄 ISO XT 700
ブランド | シマノ(SHIMANO) |
長さ | 7m (その他 5/6m有) |
仕舞寸法 | 129.7㎝ |
自重 | 545g |
カーボン含有率 | 99.9% |
おすすめ度 |
|
- 仕舞寸法が短い!
- とてつもなく軽い(7mで500g中盤)!
- 一流釣具メーカーの信頼感
- デザインの格好良さと高級感
- カーボン含有率が非常に高い(99.9%)!
価格に見合った性能をキッチリと兼ね備えているSHIMANOのタモ網の柄『ランディングシャフト』です。上位機種に搭載の大口径荷掛けリングを標準装備。玉口はGクロスプロテクターにより美観と強度を両立。上質感を備え、どんなロッドともコーディネートがしやすく、永く愛着を持って使っていただけるデザインに仕上がっています。
こちらもおすすめ!!
『22ランディングシャフト Gフリー650』が登場。
6.5mですが、とても軽量なGフリーモデルです。常に品薄・品切れの大人気アイテムなので、気になる方はお早めにどうぞ。
8位:RISEWAY(ライズウェイ)
磯玉の柄 ARMS 剛 700
ブランド | RISEWAY(ライズウェイ) |
長さ | 7m (その他 5/6mも有) |
仕舞寸法 | 111㎝ |
自重 | 710g |
カーボン含有率 | 98% |
おすすめ度 |
|
- 高いカーボン含有率
- 7mで700g程度と非常に軽量
- 持ち手は滑りにくいノンシリコンコート
高いカーボン含有率が特徴で比較的軽いタモ網の柄です。仕舞寸法が1mを超えてしまうので成人男性でも担ぎながら釣りをするのは難しいかもしれません。釣り場に着いたらタモ網を置いて、ゆったりと釣りを楽しむ方におすすめです。ランガンスタイルの方はやめておいた方がよさそうです。
9位:PRO TRUST(プロトラスト)
レイノス 磯玉網 XT 820
ブランド | PRO TRUST(プロトラスト) |
長さ | 8.2m (その他 6/7mも有) |
仕舞寸法 | 109㎝ |
自重 | 900g |
カーボン含有率 | 23% |
おすすめ度 |
|
- とにかく長い(8m)!
- 価格が安い!
- アルミ玉枠・ナイロン網45cm付き
とにかく長尺なタモ網の柄です。価格が安く、タモ枠・ナイロン網が搭載しており、コスパは上々。カーボン含有率が低いところが若干 気になりますが、価格を考えれば妥当なところ。枠・網については『奥行がないから魚を入れにくい』というレビューも見られます。そちらについては、別途 選ぶ必要があるかもしれません。
7m以上!
タモ網の柄 おすすめランキング:総括
以上、タモ網の柄についてでした。
と聞かれたら、『プロックス(PROX) 磯玉の柄 小継 剛剣 700』を推薦します。手前味噌ではありますが、
- 7mの長さで仕舞寸法が70㎝前後という短さ
- 4年間以上使えている耐久性能の良さ
- 1万円前後というコストパフォーマンスの高さ
という点でおすすめ度が高いです。すこし重いですが、大抵の堤防では大活躍してくれる性能と価格の安さが魅力的です。7m程度の玉の柄で悩んでいる方は是非、検討してみてくださいね。
今回の記事で、読者の皆様の目的・希望額に見合った玉の柄を選ぶことの一助になれば幸甚に尽きます。
それでは!
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