真っ赤な魚体、金色の目
という魚体が神々しく、一匹釣れただけでも満足感を満たしてくれるのがキンメダイです。近年では軽量なタックルで狙うライトキンメなる釣り方も人気になってきました。しかし、様々なメーカーから色々な種類・スペックのモデルがラインナップされており、
ど、どう選べばいいのか分からないんだけど…?
という方も多いでしょう。
そこで今回は、
- そもそもライトキンメロッドって?
- ライトキンメに適した竿の選び方
- おすすめライトキンメロッド紹介
の順に解説していきます。
もくじ
- 完全ガイド ライトキンメ竿について
- 初心者でも安心! ライトキンメロッドの選び方
- ライトキンメ釣りに適した竿
おすすめランキング
- 1位:ダイワ(DAIWA) ディープゾーンX (120-180)
- 2位:シマノ(SHIMANO) ディープゲームBB(120-210)
- 3位:シマノ(SHIMANO) ミッドゲームSS(73 HH195)
- 4位:ダイワ(DAIWA) ディーオ SPS(150-180・R)
- 5位:ダイワ(DAIWA) メタリア 中深場(73 HH-200)
- 6位:シマノ(SHIMANO) ライトゲームBB モデラート(73 HH195)
- 7位:ダイワ(DAIWA) ネライX (H-180)
- 8位:アルファタックル(Alpha Tackle) ディープシーカー(73-200H)
- 9位:ダイワ(DAIWA) シーパワー73(120-240)
- 10位:ゴクスペ(Gokuspe) Gokuevolution F HB(215-150HB)
- 総括:ライトキンメ用ロッドの 選び方&おすすめランキング
完全ガイド
ライトキンメ竿について
大体200号前後のオモリを使うのがライトキンメの基本であり、使われるロッドとしては以下のような感じです。
ライトキンメの
理想的なロッドの特徴とは?
そもそもどんなロッドがライトキンメ釣りで使われてるの?
という方もいらっしゃると思います。
大まかに言うと、
- 2m前後の長さ
- 6:4調子もしくは7:3調子
- 180号程度のオモリが快適に使える硬さ
のロッドが船でのライトキンメには適していると言えるでしょう。詳しくは後述させていただきます。
ライトキンメの
代用ロッドについて
お金がないから、手持ちのロッドで代用したいんだけど…
という方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、先述したような性質を持つロッドなら問題なくライトキンメでも代用できます。むしろ専用竿はなく、中深海で使われるモデルなら割と代用可。使われるオモリが重いのでライトゲーム用の竿は厳しいですが、イカ釣りや中深海根魚などの竿などを代用されている方も多いですよ。
初心者でも安心!
ライトキンメロッドの選び方
それでは簡単に、ライトキンメに使われるロッドの仕様について紹介していきます。
ライトキンメ用
竿の『長さ』について
一般的に、
2m前後の長さがベスト
とされています。この長さはライトキンメにおける船上での操作性(≒釣りやすさ)に定評があり、なにかと選ばれているモデルの長さになっています。
3mとかでも良いんじゃないの?
う~~ん、別に良いとは思いますが、単純に使いにくいんです。先述した通り、ライトキンメといえども180号とかの重いオモリを使います。長い竿は支点が遠くなるため疲れやすい、というのが難点です。置き竿で狙う方もいらっしゃいますし、別に使えなくはないと思いますが、船上ではスペースが限られているため、キンメダイが釣れた後の取り回しが少し大変だったりします。
以上のことから、ライトキンメのような釣りでは2m前後の長さが基本と考えて良いでしょう。竿にもよりますが、一般的には長くても2.7mくらいまでだと思います。
ライトキンメ用
竿の『硬さ』について
正解はありませんが、
何号のオモリを使うか?
によって決めると良いでしょう。ライトキンメでは基本的には180号以下のオモリで大丈夫なのですが、潮が速い時は200号のオモリが使用されることもあります。基準があるわけでもないので、ライトキンメといえども250号まで使う船もあります。
というようにライトキンメでは一般的には、150~200号前後のオモリが使用されるので、
錘負荷(号):100~250
というような感じで表記されているロッドを選ぶと失敗が少ないでしょう。先述のように場所・ポイントによって使われるオモリの号数も違いますので、乗船される船のホームページで確認しておくと安心ですよ。
ライトキンメ用
竿の『軽さ』について
疲労感に直結する
のがロッドの自重、軽さです。一般的に軽量なロッドは長時間の釣りでも疲れにくい利点があります。
シマノやダイワなどの一部メーカーではロッドの素材や仕様に工夫を凝らしています。価格にも大きく影響するポイントですが、釣りの快適さや効率を向上させるためにも是非、軽さについても意識して選んでみるとよいでしょう。
ライトキンメ用
ロッドの『調子』について
- 7:3調子がおすすめ
です。
調子って何?
どういう見方なの?
竿の調子は一般的に、6:4や7:3のように比率で表記され、7:3であれば竿の先3割が曲がりやすい特性を持ちます。ライトキンメ用ロッドの調子は、釣りのスタイルや好みによって選ぶべき要素です。
食わせ重視の6:4
6:4調子の竿は胴全体が曲がりやすく、食い込みが良い設計になっています。『食わせ重視』とも言われるような調子ですが、ライトキンメのようにオモリ号数が大きい釣りでは、やや使いにくい場合もあるので注意。
操作性重視の7:3
7:3調子がライトキンメでは定番です。オモリの着底も感じやすく、先調子の方が使いやすいという意見が圧倒的に多いです。
とはいえ、正解はありません。
人によって違う意見が出てくる部分なので、あくまで上のような特徴があることを念頭に置いて、使用者のレビューなどを確認すると後悔しないでしょう。
ライトキンメ用
ロッドの『おすすめブランド』について
釣り初心者の方は、
- シマノ(SHIMANO)
- ダイワ(DAIWA)
のブランドが出しているロッドがおすすめです。
そのほかにもアルファタックルやプロックス、アブガルシアなどの釣り具メーカーもコスパが高いですが、やはり釣り具ブランドの安心感と信頼度は突出して高く、満足度も違います。高ければいいというものでは決してありませんが、あまりにも安すぎる竿は船釣りでは使い物にならない場合もあるので注意しましょうね。
ライトキンメ釣りに適した竿
おすすめランキング
それではライトキンメ釣りに適した竿について、おすすめアイテムを紹介していきます。
なお各種、さまざまなスペックがあります。
それぞれリンクを辿ると公式アイテムページ、サイズ選択、使っている人のインプレ(レビュー)が確認できるようになっているのでお試しくださいませ。
1位:ダイワ(DAIWA)
ディープゾーンX (120-180)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
全長(フィート) | 180 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/95 ㎝ |
標準自重 | 220 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 80-250 |
おすすめ度 |
4.95
|
- コスパ最強格
- 中深場五目に対応する汎用7:3調子
- 食わせやすくバラシにくい調子
エントリーモデルといえばダイワのXシリーズ、なかでもライトキンメに使いやすいのが「ディープゾーンX」です。ダイワ独自の強化構造「ブレーディングX」採用。ライトキンメ以外にもイカやオニカサゴ、中深場・深場タチウオなどにも応用が利く点も◎。コスパを優先するなら是非。
2位:シマノ(SHIMANO)
ディープゲームBB(120-210)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
全長(フィート) | 210 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/109.5 ㎝ |
標準自重 | 222 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 80-250 |
おすすめ度 |
4.94
|
- コスパ最強格
- 中深海向け汎用ロッド
2022年発売のシマノ製、中深海向け汎用ロッドです。北海道の人気魚種を強く意識したディープゲーム BBであり、グラスとカーボン材料をネジレに強いハイパワーXで強化したブランクスは、大きなオモリを使用したシャクリ操作を軽快にこなし、大型魚にも怯まぬ粘りとパワフルさを発揮します。ライトキンメはもちろん、そのほかの本州の中深場やイカ・深場などにも対応。
3位:シマノ(SHIMANO)
ミッドゲームSS(73 HH195)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
全長(フィート) | 195 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/102 ㎝ |
標準自重 | 173 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 60-200 |
おすすめ度 |
4.91
|
- 汎用 船ロッド!
- 脇挟みしやすいEVAグリップ
- 手を添えやすいロングEVAグリップ
- 視認性に優れ、高感度と喰わせ性能を両立したグラスソリッド穂先
- 究極の握りごこちを追求したXシートエクストリームガングリップを搭載
ライトキンメに最適なスペックを誇るシマノの汎用ロッドミッドゲームSSです。操作性とパワーのバランスが良く最も汎用性の高いTYPE73モデルのHH195であり、ショートロッドならではの軽快さを備えながらも最大錘負荷200号のスペック。ライトキンメはもちろん、アカムツやオニカサゴ、イカ釣りなど様々な釣りにも対応可能。
4位:ダイワ(DAIWA)
ディーオ SPS(150-180・R)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
全長(フィート) | 180 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/114 ㎝ |
標準自重 | 265 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 120-250 |
おすすめ度 |
4.90
|
- アクティブ&アグレッシブな汎用ロッド
- 軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」
強度と粘りのソリッドパワースリム設計のディーオSPSです。より軽く細いブランクスにこだわって作られていますが、X45構造によって操作性を犠牲にすることもなく、大物とも余裕をもったやり取りを可能にしています。ショートロッドならではの取り回しの良さも中深海の釣りでは◎。
5位:ダイワ(DAIWA)
メタリア 中深場(73 HH-200)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
全長(フィート) | 200 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/105 ㎝ |
標準自重 | 240 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 100-250 |
おすすめ度 |
4.90
|
- 超弾性チタン合金の高感度
- 軽量設計&デザインがカッコイイ
- キンメダイの連掛けにも安心して対応可能なパワー
メタルならではの高感度を追求した中深海専用ロッドです。小さなアタリもとらえ、狙い通りの誘いが可能な軽さと操作性が特徴で、バラシにくく、効率的な釣りを可能にしてくれます。X45構造と1ピース着脱バット構造によりスムーズな力の伝わりを実現し、操作性とバラシにくさを両立。早潮時などでも、高負荷が合わせ部に掛かり、節が回ったり、固着することがなく、快適な釣りを可能にしてくれます。
6位:シマノ(SHIMANO)
ライトゲームBB モデラート(73 HH195)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
全長(フィート) | 195 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/102 ㎝ |
標準自重 | 150 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 40-200 |
おすすめ度 |
4.94
|
- コスパ最強格
- 自重がとても軽い
- ブランクスは強化構造ハイパワーX
コスパは間違いなく最強クラスのライトゲームBBモデラートです。センターカット2ピース仕様で短く、携帯性も◎。軽量で操作性に優れるEVAグリップを装備するなど、随所にライトで扱いやすい装備を満載。同社から出てる「ライトゲームBB」と間違いやすいので注意。ただの「ライトゲームBB」ではなく「ライトゲームBBモデラート」です。
7位:ダイワ(DAIWA)
ネライX (H-180)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
全長(フィート) | 180 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 3/125 ㎝ |
標準自重 | 150 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 80-200 |
おすすめ度 |
4.88
|
- 汎用船竿
- コスパ最強格
- 自重がそこそこ軽い
- オモリ200号まで背負える
コスパに特化したダイワの汎用船竿です。しなやかさと粘り強さを合わせ持ち、幅広いターゲットに対応する汎用性に優れた7:3調子。軽量かつ感度にもすぐれ、シャープな操作性を兼ね備えます。汎用ロッドですがライトキンメでも使えるスペックは兼ねそろえています。
8位:アルファタックル(Alpha Tackle)
ディープシーカー(73-200H)
公式アイテムページ | アルファタックル(Alpha Tackle) |
全長(フィート) | 200 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/103 ㎝ |
標準自重 | 185 g |
調子 | 7:3 |
オモリ負荷(号) | 100-250 |
おすすめ度 |
4.87
|
- チタントップCTSの高感度
- 豊かな目感度を表現する穂先部
- アカムツからライトキンメまでカバー
2024年発売の中深海向け汎用ロッドです。アカムツ釣りのゼロテン釣法も視野に入れた、豊かな目感度を表現する穂先部を持ち、軽量且つ粘りのあるカーボンブランクスは口切れを防ぎつつ浮かせてくる事に大きく貢献してくれます。
9位:ダイワ(DAIWA)
シーパワー73(120-240)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
全長(フィート) | 240 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/125 ㎝ |
標準自重 | 230 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 80-250 |
おすすめ度 |
4.82
|
- 汎用 船ロッド!
- ネジレを抑えるXテープ
- モデルバリエーションが豊富
- アタリを取り易く誘いやすい 7:3先調子
2022年発売の汎用(万能)船竿です。スペックからも分かる通り、ライトキンメをはじめ中深海の釣りにも十分 快適に使えます。長さ等のバリエーションも非常に豊富なので、丁度良いモデルが選べるでしょう。比較的 価格も安いので、予算が限られている方におすすめです。
10位:ゴクスペ(Gokuspe)
Gokuevolution F HB(215-150HB)
公式アイテムページ | ゴクスペ(Gokuspe) |
全長(フィート) | 215 ㎝ |
継数/仕舞寸法 | 2/178 ㎝ |
標準自重 | 711 g |
調子 | 7:3 調子 |
オモリ負荷(号) | 80-200 |
おすすめ度 |
4.80
|
- 中深海向け汎用ロッド
ゴクスペの中深海向け汎用ロッドです。自重が大変重いのがネックですが、大型の青物や底物狙いの泳がせ釣り、オニカサゴやライトキンメといった釣りにも使いまわしが効くハードな汎用船竿に仕上がっています。
総括:ライトキンメ用ロッドの
選び方&おすすめランキング
以上、ライトキンメに最適なおすすめロッドについてでした。
と聞かれたら、『ダイワ(DAIWA) ディープゾーンX』を推します。
- 中深海専用設計
- 感度、粘り、パワーの最適バランス
- 価格が安い&抜群の実釣性能
という点でおすすめ度が高いです。一流釣り具メーカーの信頼度はやはり高く、価格もお手頃です。色々な中深海の釣りで使えるので、最初の一本としては非常におすすめ。
今回の記事で、皆様のライトキンメ釣りを快適に楽しめるロッドを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
こちらも読まれてます