持ち運び鬼便利!
というのがモバイルパックのような振出竿(テレスコロッドとも言う)の特徴です。しかし、それ以外は普通。というか2ピースロッドなどに比べると、
振り抜き感が悪くて、飛距離が出ないんだよね…
振出ロッド買うならパックロッド買うよ…
感度がイマイチ悪い気がする…
12000円でモバイルパック買うなら22000円でラテオモバイルの方が良いでしょ?
と偏見が強い方もいらっしゃるでしょう。
たしかにラテオモバイルが良いパックロッドなのは間違いないのですが、モバイルパックにはモバイルパックの良いところがあるのは間違いないのです。ダイワで実売価格が1万円を超えるのは伊達じゃあない。釣り歴10年超えの筆者がネットの口コミやらを吟味して購入したのだから、悪いロッドのワケがない。
お、金ないのに良く買えたね!
北斗の赤保留が珍しく仕事をして、ラオウがリュウケンに3連勝したのです。天文学的確率です。奮発して買っちゃいました。
というワケで、今回はダイワ モバイルパック(2022年モデル)について、
- ザックリとスペック紹介
- 実釣インプレ(使ってみての感想)
- おすすめモデル
の順にまとめています。
使用感については詳しく書いていきますので、悩まれている方の参考になれば幸いです。
もくじ
どんなロッド?
ダイワ モバイルパック
非常に高性能な振出し竿です。
2022年に発売ということもあり、エアセンサーリールシートやHVFなどの上位機種に搭載されているようなDAIWAテクノロジーが搭載。チョイ投げからルアーフィッシングまでシッカリとこなせるロッドを探している方にオススメです。
スペックざっくりと!
ダイワ 22モバイルパック(746TUL)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
長さ | 2.24m |
仕舞寸法 | 48㎝ |
自重 | 102g |
適合ルアーウェイト | 1-6 |
おすすめ度 |
4.75
|
「振出のルアーロッドはコンパクトに仕舞えて便利だけど、並継ぎに比べて性能が低い」
そう思うアングラーは多い。それを覆すため、とことん詰めて設計した振出式のルアーロッドがこのモバイルパックだ。軽量・高強度のHVF カーボンをふんだんに使用した張りのあるブランクスが、一歩上のキャスト性能を実現。
ダイワ モバイルパック
デザイン&搭載テクノロジー
それではダイワ 22モバイルパックのデザイン・搭載テクノロジーを紹介していきます。
エアセンサーシート
高級価格帯のロッドで使用されるカーボン製のエアセンサーリールシートを贅沢に搭載しているモバイルパック。リールシートの素材が軽量なカーボン素材となったことで、感度と取り回しがさらに向上している。軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」です。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。
HVF
高強度のHVFカーボン製ブランクになっているモバイルパック。
贅肉とも言えるレジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」はより筋肉質でパワフル。粘りや強度を重視した竿に最適な素材が使われており、ハイエンドのシリーズに匹敵する軽さを実現してくれています。取り回し&感度にも期待が出来るHVF+X45。
モバイルロッドならではのガイドセッティング
ガイドサイズやガイド数を見直し、最もブランクスの性能を損なわない仕様にセッティングされています。軽量化が実現し、シャープなキャストや感度、トラブルレス性能に仕上がっています。最もラインに負荷のかかるトップガイドはライン(釣り糸)に優しいSiCリング仕様です。
デザインが格好良い!
黒と金を基調としており、なかなかカッコイイです。
価格の割には高級感を得られるデザインもダイワ モバイルパックのおすすめポイントかもしれません。
ダイワ モバイルパック
実釣インプレ・評価
振り出し竿なのに?!?
と驚きの使い心地だったモバイルパックです。端的に表すとアジカンの『ブルートレイン』。
もう良い大人になったし、アジカンは好みじゃなくなったかもなぁ…
と思った矢先の『ブルートレイン』。同じく『もうルアー釣りも中級者レベルだし、振出し竿なんて使わないかなぁ…』と思った矢先の『モバイルパック』。インプレ総括としてましては『ブルートレイン』。これがFA。
は?
もう少し具体的に話しますと……
竿の感度が普通…
正直 感度はそれなり…
に感じたダイワ 22モバイルパックでした。
じゃぁ良くねぇじゃねーか!!!
う~ん、あくまで専用の、2万円を超えるようなルアーロッドと比べての感度評価です。筆者が最近 良く使っているのは23ディアルーナ。2023年発売、最新機能がたくさん搭載された実売価格24000円のルアーロッドであります。やっぱり、そういう値段的に1万円以上高いルアーロッドと比べてしまうと、、、な竿の感度だと思います。
しかし、振出竿としては非常に良い方だと思います。
筆者は久しぶりに振出竿を使用しましたが、1gのジグ単であっても操作間はしっかりと伝わってきます。ナイトゲームであっても、ルアーがどこら辺を泳いでいるかが分かりました。
仕舞寸法が超短い!
どこにでも持っていける!
というのがダイワ 22モバイルパックの最大の特徴でしょう。筆者が選んだアジ・メバリングモデルの746TULは、仕舞寸法がなんと48㎝。7.4フィート(2.24m)でありながら、仕舞寸法が50㎝を切るのは驚異的です。
飛行機の手荷物サイズでも余裕でOKで通る仕舞寸法はサラリーマンアングラーや都内の電車釣行アングラーの強い味方になるでしょう。15Lリュックならスピニングリールと一緒に入れておいても超余裕で収納できます。
あそこって、釣れるのかな…?
と思うような場所があったら、フラッと釣りに行けます。
たとえドンコ(エゾイソアイナメ)しか釣れなくても、はじめて行く場所で釣れたときの喜びは半端ないです。仕事終わりにヒョイッと釣りを楽しめるのはモバイルパックのおかげ。冒険心が枯渇していない大人の皆さんに是非 おすすめしたいモバイルパックです。
振り抜きも良い!
飛距離もキチンと出た
ので、初場所メバリングでもちゃんと釣果を出してくれた22モバイルパックでした。
振り出し竿は、振り抜きが悪い
というのは、ある程度 歴の長い釣り人ならご存じの通りです。が、モバイルパックでは746TULのような、そもそも飛距離が出づらいメバリングロッドでもシャキッと降りぬくことが出来て、2ピースロッドに負けないくらいの飛距離を出してくれました。
25㎝サイズも抜き上げ可能!
バットパワーも十分
に感じたダイワ 22モバイルパックでした。
筆者の選んだ746TULは長さ、タフさもしっかりしているので25㎝までのメバルならヒョイっと抜き上げられました。
1g前後のジグ単を自由自在に扱えて、20㎝~25㎝程度の根魚なら心配なく抜き上げられるというのもモバイルパックの長所でしょう。
タモ使えば良くね…?
まぁそれはそうなのですが、夜釣りのタモ入れは困難を極めます(ましてや初場所などでは)。そんなときはモバイルパックを是非。ライトゲームをこれ以上なくお手軽にしてくれること間違いなしでっせ。
折れる?
サジェストに『折れる』
とあったので不安に感じていましたが、普通に1年程度は使えているモバイルパックでした。。
先述したように筆者は25㎝程度の魚なら躊躇なく抜き上げていたり、テトラにぶち当てたりしましたが今のところは不調なし。何度も言うけど1万円もするダイワの竿だから、そんな簡単に折れるワケがないと思うのですが…
ダイワ モバイルパック
おすすめモデル
現在 9種類のモデルから選べるダイワのモバイルパック。
筆者が購入の際に非常に悩んだのが以下の3モデルです。
アジ・メバリングに最適!
22モバイルパック 746TUL
モデル | 746TUL |
全長/仕舞寸法 | 2.24(m)/46(㎝) |
自重 | 102(g) |
適合ルアーウェイト | 1~6g |
おすすめ度 |
|
- アジング・メバリングに最適
というのがモバイルパック 746TULのおすすめポイント。
646TULもあるけど…?
ありますね。もちろん、そちらもアジング・メバリングには最適でしょう。しかし、はじめて行く場所の多い筆者のような方は、飛距離が出せて広範囲を探れる746TULの方がおすすめです。1フィート(約30㎝)の差はデカいです。チニングロッドとしても人気なモデルだったりします。
https://twitter.com/EDOKURO_/status/1525162080848199680
最も汎用性が高い!
22モバイルパック 866TML
モデル | 866TML |
全長/仕舞寸法 | 2.59(m)/54(㎝) |
自重 | 133(g) |
適合ルアーウェイト | 5~25 |
おすすめ度 |
|
- 堤防釣りオススメモデル
- ルアーから餌釣りまで快適に楽しめる
という理由からモバイルパックの中でも最も汎用性が高いのが866TMLです。オールラウンドに狙いたいのでしたら866TML一択。扱えるルアー重量も丁度良く、根魚やシーバス、チヌなど様々な魚を狙えるでしょう。
https://twitter.com/angler_sabo/status/1569301279771598850
遠投&剛性が期待できる!
22モバイルパック965TMH
モデル | 965TMH |
全長/仕舞寸法 | 2.9(m)/68(㎝) |
自重 | 175(g) |
適合ルアーウェイト | 10~40 |
おすすめ度 |
|
- 遠投力とパワー!
- ショアジギングも可能!
というのがモバイルパック 965TMH(ミディアムハード)モデルです。ジグなどを大遠投させてヒラメやマゴチ、ショアジギングなどにもおすすめなモデルとなっています。
https://twitter.com/MonpetitcoeurPG/status/1596410043897110529
デザイン・価格的に似合うリール
ダイワのモバイルパック(2022年モデル)と値段的に近い&デザイン的に似合うスピニングリールを紹介しておきます。
これからスピニングリールも選ぶ!
という方は参考にしてみてください。
ダイワ 21カルディア
惚れ惚れするスタイリッシュさが特徴の21カルディアです。
カラーも黒と金で統一されていてGOOD。ゴテゴテとした装飾もなく、金色も控えめ。モデルバリエーションも豊富なので、ご自身の使うモバイルパックに最適なモデルが選べるでしょう。
シマノ 21ソアレ
極細ラインでのライトゲームでは、
急に突っ込まれて、リーダー切れた…
ということが結構あります。思っていたよりもドラグが締まっており、魚の引きに追従できずにラインブレイク。ライトゲームに精通した(と自負する)筆者でも年に数回あるトラブルです。
しかし、21ソアレXR ではハイレスポンスドラグを搭載しており、魚がヒットした後のバラしや途中の糸切れを大幅に軽減してくれているようです。正直 25000円は筆者にとっては致死額。家賃のような値段です。が、価格に見合った素晴らしい性能と、所有感を満たしてくれるスピニングリールの21ソアレXRでした。
総括:ダイワ(DAIWA)
22モバイルパック インプレ評価
とにかく持ち運び便利
というのがダイワ モバイルパックのインプレ評価です。
本文でも述べたように
- 振り抜き感が良い
- 25㎝の魚も余裕で抜き上げられる
という点から、個人的には振出竿としては高評価のモバイルパックです。口コミで『折れる』とあったので心配でしたが、多少ラフに使っても折れるコトはなく、快調に使えました。
1万円は高いけど、持ち運び便利なルアーロッドが欲しい!
という方は是非ご検討してみてくださいね。
それでは!
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