持ち運び便利なパックロッド
なのですが、ひと昔前のパックロッドを知る人たちからすると…
というデメリットに注目されがちです。しかし、4年前からパックロッドを使い込んでいる身としては、下手な並継ロッドより軽量で、なおかつ幅広いルアーを投げられること、そして何より電車釣行でも恥ずかしくないということから大満足。これから始めるビギナーの方に是非 おすすめしたいのがパックロッドです。
もしかしたら読者の中には
そりゃシマノは良いだろうけど…価格がちょっと高いしなぁ
という方もいらっしゃるかもしれません。
というワケで今回はシマノの万能振出竿 フリーゲームについて。実際に堤防釣りで使用してみてのインプレ評価(感想)をまとめていくので、購入を悩まれている方は是非 参考にしてみてください。
!注意!
今回 紹介するのは振出竿の「フリーゲーム」です。上位モデルのマルチピースロッド「フリーゲームXT」ではありませんので注意してください。フリーゲームXTについては以下の記事参照。
もくじ
シマノ(SHIMANO)
フリーゲーム S86MLとは
コンパクトな万能ルアーロッドです。
ルアーはもちろん餌釣りでも大活躍。 これまでの普及価格帯振出竿にありがちなダルさや、不自然な曲がりを克服。シマノ振出竿の技術を応用することで、2ピースロッドと遜色ないスムーズで美しい曲がりを実現。ちょい投げやサビキ釣り、船の小物釣りまで幅広く対応。 仕舞寸法は58.5~82.2cmと非常にコンパクトで携行性に優れています。
スペックざっくりと!
フリーゲーム (S86ML)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
長さ | 2.59m |
仕舞寸法 | 74.1㎝ |
自重 | 140g |
キャストウェイト | 5-35(g) |
おすすめ度 |
4.7
|
シマノ振出竿のノウハウを惜しげもなく投じることで、2ピースロッドと遜色ないスムーズで美しい曲がりを実現したブランクスは、これまでの振出竿にありがちなダルさや、不自然な曲がりを克服。6フィート~9フィート6インチの豊富なレングスを誇る9アイテムを用意。アジ、メバル、シーバス、タチウオ、アオリイカといったソルトショアゲームを中心に、フィールドの状況に合わせて釣れるスタイルに即座にアジャストが可能。タックルの変更なし、仕掛けを付け替えるだけでちょい投げやサビキ釣り、船の小物釣りまで幅広く対応します。
引用:シマノ「フリーゲーム」
様々な釣りに適してる!
フリーゲーム 搭載テクノロジー
筆者が購入前
これ、いいなぁ…
と思ったシマノ(SHIMANO)のフリーゲーム S86MLの機能を簡単に紹介しておきます。
SiCガイドリング
超・放熱性
と、PEラインを使うルアーフィッシングにおいて信頼度の高いSicガイドになっています。ステンレスの1/3程度という自重の軽さも素晴らしく、長時間の実釣・長期間の使用にも耐えうるガイドでしょう。
オリジナルリールシート
アタリが取りやすい!
とされるシマノのオリジナルリールシートが搭載されています。フォアグリップが主張しないデザインに設計されているようで、魚からのバイトを待つ間、ロッドを指で触れるブランクタッチが可能です。
魚のわずかなバイトを見逃さず、フッキングへと持ち込む可能性を広げるオリジナルシート&グリップです。
カバー付属
壊れやすい
振出竿の先端を守ってくれるカバーが最初から搭載してくれているのも嬉しいポイント。別途で買えますがサイズ選びなど面倒ですからね。
折れるとしたら先端!
フリーゲームと検索すると「折れる」というサジェストがあったので気になって調べたところ、どうも先端を折っている人のブログがちらほら見つかりました。
2本継に比べて繊細なのか、先端が特に折れやすいようです。僕としては経験にありませんが、釣り終わりは必ずカバーを付けて、強い衝撃を与えないように注意しましょう。
安心と信頼のシマノ!
フリーゲーム S86MLの実釣インプレ
直感インプレとしては、くるりの「コトコトことでん」です。
…は?
使っていると優しい気持ちになります。
コトコトことでん、を聴きながら、ゆったりと釣りを楽しめます。「絶対に釣らねば!」というギラギラした釣り師にはオススメしませんが、『釣り』という娯楽を気軽に楽しみたい方におすすめしたい具合。
…
それでは実際に、シマノのフリーゲーム S86MLを使用してのインプレ感想を紹介していきます。
仕舞寸法が短い!
自転車・電車で気軽に!
釣りに行けるくらいには非常にコンパクトなシマノのフリーゲーム S86MLでした。特に仕舞寸法に限っていえば、シーバスで多用する9.6フィート前後の竿も70㎝程度まで短くなるので、電車釣行でも
と見られることがないので安心(?)。初心者の方でも気構えずに、手軽に釣りに行けるという点では普通のフィッシングロッドよりも優れているメリットだと思います。
チョイ投げに最適!
扱いやすい長さ(2.59m)
なので初心者の方でもチョイ投げが楽しめるでしょう。
おすすめはキス釣りです。
5月以降は比較的どの地域でも砂浜であれば狙えます。フリーゲームは竿先が柔らかいのでキスのような繊細な釣りでも問題なく使えましたよん。
ルアー釣りは…
25g程度までなら
ルアー釣りも快適に行えたシマノのフリーゲーム S86MLでした。
え?適合キャストウェイトは35gまでだけど…?
う~~ん、そのはずなんですけどね。しかし、僕としては25gを超えるルアーを使ってみると、まぁ投げられるのですが、使い心地はあまり良くなかったです。竿がしなりすぎているので手が疲れました。
上の写真では20gのスピンテールジグというルアーを使っていますが、これですら結構扱いにくかったです。堤防ヒラメではれば18g程度でも十分に釣りになりますが、超遠投が必要なポイントではやや非力に感じました。
飛距離は必要なければ◎!
ある程度 魚が寄っていれば
まったく問題なく使えたシマノのフリーゲーム S86MLでした。
さきほど「非力」と形容してしまったので
じゃあ使えないじゃん…
と思われた方もいたかもですが、10~20gのルアー釣りは快適に行えます。河口など、とにかく飛距離が重要なポイントではS86MLではキツイのですが、一般的な堤防ルアー釣りであれば幅広い魚種に対応可能です。
ファイトがめっちゃ面白い!
綺麗に「しなる」
ので、カサゴなどでも楽しくファイトが出来たシマノのフリーゲーム S86MLでした。
色々な「専用ロッド」に比べると細かい部分で差が出ますが、幅広く釣りを楽しみたいのであればフリーゲームがおすすめです。価格的にもお手頃で、4ピースの振り出しロッドもガチガチにならず、2ピースのロッドとほぼ同じ美しい曲線を描けるので楽しく釣りができますよ。
シマノ フリーゲーム
おすすめモデル
という方もいらっしゃるでしょう。
万能にやるには筆者が購入したS86MLがおすすめですが、その他のおすすめモデルを2つに厳選させていただきました。迷っている方は是非 参考にしてみてください。
ライトゲームなどには!
フリーゲーム S76UL
モデル | S76UL |
全長/仕舞寸法 | 2.29(m)/ 67.6(㎝) |
自重 | 110(g) |
適合ルアーウェイト | 1~7 |
おすすめ度 |
|
- ライトゲームに最適
- 自重が軽く、疲れない
というのがフリーゲームS76ULのおすすめポイント。
S60ULとかS66Lと迷っているんだけど…
ライトゲームをやるのならどれでも良いと思いますが、個人的にはUL~Lモデルならば長尺の方が飛距離が出るため、当サイトではS76ULがおすすめです。飛距離か感度か、どちらを優先するかで決めると失敗が少なそうです。
釣り経験のある方には!
フリーゲーム S96M
モデル | S96M |
全長/仕舞寸法 | 2.9(m)/82.2(㎝) |
自重 | 155(g) |
適合ルアーウェイト | 7~48 |
おすすめ度 |
|
- 飛距離が出しやすい
- ルアーから餌釣りまで快適に楽しめる
といった点から、ある程度はルアー釣りも専門的にやりたいという方にはフリーゲームS96Mがおすすめです。シーバスの他、特にフラットフィッシュ(ヒラメやマゴチ狙い)では個人的に一番使いやすいと感じるシマノのMクラスロッドというコトもあります。
自分に投げられるか心配…
たしかに女性にはちょっと厳しい(振り抜きにくい)サイズかもですが、一般的な男性なら普通に投げられます。10フィート以上は体格・腕力も必要ですが、S96Mであれば慣れれば高飛距離が出せますよ。
安心のシマノ(SHIMANO)!
フリーゲーム 実釣インプレ総括
釣り初心者は是非!
検討していただきたいシマノ(SHIMANO)のフリーゲーム S86MLでした。ルアー釣りを長年やってきた人はともかく、釣り初心者には十分すぎるスペック。
と聞かれたら
- 圧倒的ブランド信頼度
- 30㎝程度の魚も最高に楽しめる
- 自重が軽い振り出しルアーロッド
という点でしょうか。特に素晴らしいと感じたのは上記の3つ。釣り竿として極めて優れているレベルではありませんが、チョイ投げや穴釣り、ちょっとしたルアー釣りなど幅広くできます。コンパクトなので電車・自転車釣行にも◎。
今回の記事で、
ちょっと高いけど…
う~~~~~~ん………
と悩まれている方の背中を押すことができれば幸甚に尽きます。
それでは!
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