アルファタックル?聞いたことないな…
という方もいらっしゃるでしょう。かれこれ10年以上 趣味として釣りをやっている筆者としては、「あぁ、安くてそこそこの釣り具を出してるアルファタックルさんね…」と、なんとなくブランドイメージが思い浮かびますが、まぁシマノやダイワと比べて知名度が低いですよね。
タモの柄(ランディングシャフト)が超安いんだけど…、実際どうなの…?
そうなのです。良く見つけましたね。
なんと、700(7m)という長尺サイズであっても10000円を切ります。筆者が購入したときは9100円でした。安い!そもそも6m以上のサイズは高いのが相場(シマノなんて4万円近くしました)ですが、アルファタックルは1万円以下。これは試してみるしかねーぜ、と。
というワケで今回は、実際にアルファタックルのランディングシャフト(7m)を使い込んでみての実釣インプレ評価をまとめていきます。特に使用感については詳しく後述していくので、悩まれている方は参考にしてみてくださいませ!
もくじ
スペックざっくりと!
アルファタックルのランディングギア シャフト
仕舞寸法の短さが魅力的な長尺玉の柄『ランディングギアシャフト』です。PROXに比べても自重が100gほど軽く、メーカー低価格は15000円ですが、Amazonなどのネットショッピングでは1万円以下で買えたりします(時期にもよります)。少し強度が心配な点がありますが、
タモ網の使い方は、ある程度知ってるよ
という方でしたら問題ないでしょう。
まずはざっくりと、アルファタックルのランディングシャフトについて、性能や外見(デザイン)などについて紹介していきます。
スペックざっくりと:アルファタックル
ランディングギア シャフト 700
公式アイテムページ | アルファタックル(alpha tackle) |
長さ | 7m (その他 5/6mも有) |
仕舞寸法 | 66㎝ |
自重 | 785g |
カーボン含有率 | 60% |
おすすめ度 |
|
大ベストセラーを記録する
ランディングギアシャフト
今やおかっぱりの釣りには必携となったランディングツール。
ルアーテイストにデザインしたシャフトはエサ釣りからルアーアングラーまで幅広く受け入れられる。
仕舞寸法36cmの極超小継(スーパーナノ)はオカッパリのバス&ナマズ、ボートなどに。
仕舞寸法56cmの超小継(ナノ)、66cmの小継(シャフト)は堤防~磯釣りに最適。
用途・フィールドに応じて選べる全10アイテムをラインナップ。
スーパーナノにはカラビナ付属
ナノ、シャフトにはベルトハンガー付属
アルファタックルのランディングシャフト
購入を決めたポイント
購入を決めたポイントは以下の通り。
有名ではないけど堅実な「アルファタックル」!
通な釣り人ならご存じの「アルファタックル」です。個人的にはシマノやダイワほどのブランド信頼度はありませんが、価格の安さと実釣性能は高く評価しています。プロックス(PROX)のチョイ下、といった具合。買って後悔した!という釣具は今のところない堅実なブランドだと思います。
価格がやっすい!!!
冒頭から述べている通り、お手頃な価格帯であることが購入を決めた一番のポイントです。マジで、7mクラスで1万円を超えるタモの柄なんて超珍しいですからね。
着脱可能な底蓋
使用時にタモに付着する砂や海水などを洗い流せるように、尻手の蓋が着脱可能になっています。
ランディングステー付き!
上の写真の通り、ランディングステーがあらかじめ搭載されているのも嬉しいアルファタックルのランディングギア シャフトでした。どうやら3.5m以上のモデルには搭載されているようです。
必要か?もって歩けばいいじゃん
僕の選んだモデル(7m)は自重が785gもありますからね。持って歩くには重いので、ベストの背中にかけるためにも必要なランディングステーでした。あるのとないのでは全然違いまっせ。
アルファタックル
ランディングギア シャフトの実釣インプレ
それでは実際にアルファタックル ランディングギア シャフト(6m)を使ってみてのインプレ(感想評価)をまとめていきます。
めっちゃ長尺で安心!
流石は7m!
足場が極端に高いような釣り場でも、超安心して使えたアルファタックルのランディングギア シャフトでした。
タモ入れ作業か楽しくなるくらいであり、釣り場で魚をかけた人がいたら積極的に声をかけてランディング(タモ入れ)するようになりました。結果的に、釣りが更に充実。魚を釣るのも良いですが、人と話すのも楽しいもんですねぇ。
シャフト(元径)は太い!
7mで仕舞寸法が66㎝と短い!
ので、どうしても写真のように、元径が太くなってしまいます。端的に言うと、ちょっと握りにくいです。継ぎ数にもよりますが、とりあえず13継以上のモデルを選ぶ際は前もって知っておきましょう。成人男性の手なら問題ないと思いますが、女性だと厳しいのではないでしょうか。
じゃあ長尺のモデルを買うときはどうしたらいいの?
仕舞寸法が長いモノを選びましょう。その分 継ぎ数が少なくなり、スリムになるので握りやすいです。7mで66㎝って、とんでもなく短いですからね。まさにスーパーナノ。
「しなり」は普通
それなりに湾曲する!
ので、ダイワのFLランディングネット(70㎝枠)のような自重が重いタモ枠をセットされる方は注意しましょう。もちろん、普通にランディングすることは可能なのですが、
丸形(45㎝)の方が使いやすいと思われます。
え、小さすぎない?やっぱり70㎝あった方が安心なのでは?
しっかりしたランディングネットならその通りなのですが、お手頃な価格帯がポイントのアルファタックルのランディングギアシャフトです。過度な期待は禁物。というか、60㎝程度のヒラメであっても、45㎝でまったく問題ないですよ。
アルファタックルのランディングギアシャフトは、どうしてもハリが少ない(柔らかい)ため、足場の高いポイントでは
他と比べると、やっぱり使いづらいなぁ…
と思ってしまいました。
まぁでも良く考えたら最近 使っていたのは3万円程度したシマノの高級タモの柄でした。さすがにあちらと比べるのは無意味でしょう。
タモ入れしたことないけど大丈夫かな…?
というような釣り初心者の方は、他のブランド(シマノやダイワなど)のタモの柄を使った方が安心できるでしょう。価格の安さを腕で補える方にはコスパが良いと思いますが、万人にオススメ、というランディングギアシャフトではないので、そこんところは留意しておきましょう。
アルファタックル ランディングギア シャフト
おすすめモデル
モデル | 全長(m) | 仕舞寸法(㎝) | 自重(g) |
180 | 1.8 | 36 | 190 |
240 | 2.4 | 36 | 260 |
300 | 3 | 36 | 385 |
350 | 3.5 | 56 | 380 |
400 | 4 | 56 | 435 |
450 | 4.5 | 56 | 480 |
500 | 5 | 56 | 535 |
550 | 5.5 | 66 | 550 |
600 | 6 | 66 | 620 |
700 | 7 | 66 | 785 |
執筆時現在、アルファタックルのランディングギア シャフトのサイズラインナップは上の通り。めっちゃ多いです。
どのサイズを選んだらいいのか分からないんだけど…?
という方に向けて、簡単に選び方・おすすめモデルを紹介しておきます。よければ是非 参考にしてみてください。
足場が低いポイントに最適!
スーパーナノ300(3m)
全長(m) | 3 |
仕舞寸法(㎝) | 36 |
継数 | 11 |
自重 | 385(g) |
対応足場高さ |
漁港・池・川など |
仕舞寸法が36㎝と、とんてもなく短いのがスーパーナノシリーズ(180、240、300)。バスや河口域でのゲームでは、3mサイズでも十分に通用するでしょう。自重が軽く、ランガンにも最適。
漁港・堤防のスタンダードモデル!
ランディングギア シャフト ナノ500(5m)
全長(m) | 5 |
仕舞寸法(㎝) | 56 |
継数 | 11 |
自重 | 535 |
対応足場高さ |
漁港・防波堤など |
一番スタンダードな長さのモデルです。
名前の通りナノモデルということもあって、仕舞寸法は56㎝と比較的短いです。防波堤や漁港での釣りを考えているなら5mサイズがおすすめ。6mサイズよりは1m短い分、しなりも少ないでしょう。
どんな足場でも安心!
アルファタックル ランディングギア シャフト700(7m)
全長(m) | 7 |
仕舞寸法(㎝) | 66 |
継数 | 13 |
自重 | 785 |
対応足場高さ |
漁港・防波堤・磯など |
どんなに足場の高い堤防・磯場でも安心なのが7mサイズ。このタモの柄で届かなければ、他のタモの柄でも無理でしょう。自重はそれなりになりますが、フローティングベストは背中にも掛けられるので、そこまで気になりませんでした。操作性は本文の通り。
アルファタックル
ランディングギア シャフトのインプレ総括
- とにかく安いタモの柄が欲しい!
- ある程度はタモ入れにも慣れている!
という方にはオススメできる、アルファタックルのランディングギア シャフト700でした。もしかしたら5mとかの汎用サイズでは本文で述べたような「しなり」はないのかもしれませんが、やはり過度な期待は禁物。決して悪くはないのですが、手放しにオススメ、というモデルでもなかったです。
以上、アルファタックルのランディングギア シャフトについてのインプレ評価でした。
それでは!
コスパ最強はコレ!
ダイワのランディングポールⅡも素晴らしくコスパが高いタモの柄です。
値段が安くて、シマノかダイワの6m超えタモの柄を選びたい…
という方は、たぶん ダイワのランディングポールⅡが最適でしょう。詳しくは以下の記事で紹介しているので、参考にどうぞ。
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