【新感覚…形容し難い恐怖】血の轍 1巻 ネタバレ・画バレ含む感想と考察

鬼才・天才と呼ばれる漫画家 押見修造の最新作『血の轍(わだち)』という漫画がある。中坊の時に漫画『悪の華』を読んでモヤモヤしつつも最後まで読み、それまでに感じたことのない謎の読了感で首を傾げていてから約10年が経ち、

 

そろそろ押見修造いけるかな…

 

と思って『血の轍』の1巻を読んだんだけど、またも謎のモヤモヤ感。懐中電灯も持たないで夜の雑木林を独りぼっちで歩いているような恐怖を感じたからして何のジャンルに入るか見当もつかない(ホラーではない)けど、名作・傑作の類の漫画だと思う。思春期に読まなくて良かった。やっぱり押見修造の漫画は人格形成に大きな影響を与えかねんな。中坊のときに読んでたら母親を見る目が変わっちまいそうだ…

 

 

 

漫画なんて読んだ方が作品を堪能できることは間違いないのだが『○○ ネタバレ』とGoogleサジェストに結構な割合で出るからにはネタバレサイトで読んだ気になってしまう方がいらっしゃるのだろう。愚の骨頂、というか大変 勿体ないことをしているとは思わないか?

 

 

『血の轍』も例に漏れず、それはそれは素晴らしいネタバラシサイトが跋扈してた。

 

 

『読め!』と書いただけではGoogleさんは検索上位に上げてくれない。しかし、あんな下手なネタバレサイトで読まれた気になられては残念過ぎるので、過度なネタバレはせず、しかし作品の魅力は十分に伝わるように、を意識して3時間かけて5000字くらい書いてみた。これぞ無職のなせる技。

 

 

 

 

というわけでネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはない。先述したように一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。

 

 

今記事では作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだが、画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。 

 

 

 

 

血の轍 1巻
ネタバレ・画バレ含む考察と感想

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

引用:Amazon

 

それでは『血の轍』1巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。

 

何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!

 

 

第1話 血の轍

引用:血の轍 1巻 1話

 

物語のはじめは主人公 長部 静一の夢。

 

 

手を引く女性が指をさした先に猫が転がっている。

 

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 1話

 

触っても反応しない様子の猫。どうやら死んでしまっているらしい。読み取れない会話を数回交わし、最後は…

 

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 1話

 

という自愛に充ちたような女性の微笑みで夢から覚める。

 

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 1話

 

寝ている静一をこちょこちょして起こすのが、

 

 

 

引用:血の轍 1巻 1話

 

夢の中に現れた女性、静一の母だった。

 

 

 

 

正直なところ、1話は特に、紹介するような場面はない。田舎に住む3人家族。容姿の整った母子の日常を切り取っただけ。

 

 

文にするとこんな感じ。なんだけれども、どこか異質な、不穏な雰囲気を感じる1話でもある。いや、描写としては怖い要素なんてひとつもない。静一君はクラスメートの女の子が気になっている普遍的中学生男子だし、お母さんはちょっと息子が好きで、感情が表情に出やすいタイプなのかな?くらいの所感しかない。

 

引用:血の轍 1巻 1話

 

 

が、それでもね、なんというかコワイのよ。人間というのは得体のしれないモノコトに恐怖を感じるらしく、『血の轍』1話はその典型的な例だ。

 

 

幸い、結構なコミックサイトで無料で読めるから、もう言葉での説明は諦めてくれ。潔く読め。無料だぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2話 来訪者

引用:血の轍 1巻 2話

 

『来訪者』とタイトルにあるように、静一とお母さんの待つ家に訪れたのは

 

 

引用:血の轍 1巻 2話

 

幼馴染の親子。

お母さんの義姉と、その息子 しげる君。

 

 

 

 

同じくらいの年齢だが、静一に比べると年相応にやんちゃなしげる君。一緒に楽しく、ゲームしながら遊んでいると

 

 

引用:血の轍 1巻 2話

 

『静ちゃん家ってさ、カホゴみたいね』としげる君。

 

カホゴ(過保護)、の意味がイマイチ理解できない静一。学業の成績もよい静一なので、『過保護』自体は分かっているようだが、なんて自分の家が『カホゴ』と言われているのか分からない様子。

 

 

引用:血の轍 1巻 2話

 

そう思う理由をつらつらと説明するしげる君。

自分の母が言っていたこともあるが、しげる君自身、幼稚園の頃 毎日のように後ろに立っていた静一の母を過保護と思えたそうだ。

 

 

引用:血の轍 1巻 2話

 

 

自分の母を悪く言われているように感じた静一君。

 

あまり勝気ではなく、どちらかといえば引っ込み思案っぽい性格なのだが…

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 2話

 

『お母さんのこと、変なふうに言わないでよ。』

と真剣な表情で怒る。

 

そんな静一君を見たしげる君は、ケラケラ笑いながら謝るが…

 

 

 

第3話 夏の入口

引用:血の轍 1巻 3話

 

容姿端麗で成績も良い静一君。

クラスの女子からも人気があるのか、静一君がひそかに目で追っていたりして気になっていた吹石さんと一緒に帰ることになった。仲介役の女子がいることが中学生感があって良い。

 

 

引用:血の轍 1巻 3話

 

猫を撫でる吹石さん。

 

じっと見惚れているような表情の静一君だが、吹石さんが言ってきたのは

 

 

 

引用:血の轍 1巻 3話

 

『こんどさ、うちに遊びに行ってもいい?』

とのことだった。

意図が見えずドキマギする静一君をからかいつつも、『約束ね』と言って2人は別れる。

 

 

 

家に帰って待っていたのは勿論、お母さん。

引用:血の轍 1巻 3話

 

通知表を見せると、今まで通りの良い成績に満足するお母さん。

髪や頬を撫でながら、やけに素直に触らせてくれる静一の変化に気付く。

 

 

 

引用:血の轍 1巻 3話

 

家に友達を招きたいという静一に『うん』と答える母。

 

一見 普通の、なんてことない会話なんだけど、いろいろと理由をつけて予定を先送りさせたり、静一が浮かれていることに目敏く気付いたりと、お母さんの観察力にドキッとする第3話だった。

 

 

 

第4話 行楽日和

引用:血の轍 1巻 4話

 

ハイキングに訪れたお母さんと静一君。どうやらお父さんの親族の集まりらしく、おじいちゃんやおばあちゃん、叔母さんやしげる君もいる。

 

 

 

引用:血の轍 1巻 4話

 

通知簿では体育だけが唯一3だったこともあり、そこまで運動が得意ではない静一君だが、しげる君に鼓舞されながら順調に山を登っていった。心配する母だったが、子供達が仲良く、手を取り合って歩を進めるのを後ろから静かに見守っていた。

 

 

引用:血の轍 1巻 4話

 

 

 

 

 

 

 

山の中腹辺りで休憩する一同。

 

すると遠くからしげる君の呼ぶ声。

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 4話

 

『なっから高えーー!!』としげる君。ちなみに『なっから』とは群馬弁で『すごい』の意。押見修造は群馬県桐生市出身だ。

 

 

ゾクゾクするから、もっと近くで見ろ、としげる君が静一君を呼びかける。近くに行こうとすると、お母さんがいつの間にか背後にいたようで、袖をグッと掴んで『気を付けて』と忠告。

 

 

 

引用:血の轍 1巻 4話

 

中学生らしく、脅かしてやろうとしたしげる君。静一君を脅かすと……

 

 

 

 

 

 

というのが4話の見せ場だったと思う。

 

それまでは、ちょっと過保護で綺麗なお母さん、というくらいのイメージだったが、静一君が押されたときの咄嗟の時の行動と表情と、その瞳からゾクッとさせられた。悪の華のときはそこまで感じなかったけど、今回で確信した。押見修造 画力と表現力 半端ない。正直、あの1コマで、血の轍読んだことない人の好奇心を刺激することは簡単だと思うけど、それは是非 本編で読んでくれ。僕自身 心臓を鷲掴みされたような衝撃だった。間違いなく、漫画の中に引き込まれるぞ。。

 

 

 

 

第5話 きれいな場所

引用:血の轍 1巻 5話

 

お父さんたちは賑やかに笑っている一方で、お母さんと静一は2人 隅っこの方で静かに過ごしていた。

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 5話

 

『過保護ねぇ』と周りから笑われたことがどうにも頭から離れずに、思うところがある静一君。お母さんは普段通りなのだが…

 

 

 

しげる君に誘われて連れション。トイレを済ませたら戻ることになっているのだが、『探検しよう』と言い出すので仕方なく後ろをついていく。

 

 

引用:血の轍 1巻 5話

 

辿り着いたのは先ほどよりも高く、マダラ蝶がヒラヒラと優雅に飛んでいる場所。またしても『景色が良いから、近くに来いよ!』というしげる君だが、また小突かれて驚かされるのは嫌なので静一君は断る。

 

 

ちょっとしたことからしげる君もカチンときたようで、

 

引用:血の轍 1巻 5話

 

『言いたいことあるんならハッキリ言えばいいがん!』

とまくしたてる。

 

 

 

 

とくに道があったわけでもなく、ただ道なき獣道を探検して辿り着いた場所。

 

 

 

そこに何故か、登場したのが静一のお母さんで……

 

 

引用:血の轍 1巻 5話

 

 

 

 

 

第6話 微笑

引用:血の轍 1巻 6話

 

 

……

 

 

引用:血の轍 1巻 6話

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

振り返るお母さんの顔は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という具合。

 

 

もう何が何だか分からなかった。もう20年くらい色々な漫画を読んできたけど、ここまでよく分からないシーンでゾクゾクしたのも記憶に新しかった。この作品、なんか怖い……

 

 

 

 

第7話 顕現

引用:血の轍 1巻 7話

 

顕現(けんげん)

  • 物事をはっきりとあらわすこと。
  • (超越的なモノが)はっきりとした形で現れること。

 

 

 

引用:血の轍 1巻 7話

 

 

駆けつけたお父さんたちに、ここでお母さんと2人で待っているように言われた静一君。

 

お母さんのもとに立ち寄ると…

 

 

 

 

引用:血の轍 1巻 7話

 

脈絡のないことを呪文のようにぶつぶつ呟くお母さん。

 

 

 

引用:血の轍 1巻 7話

 

 

もう、1読者の僕としては何が顕現したのかさっぱり分からなかった。

 

 

引用:血の轍 1巻 7話

 

 

 

 

 

 

 

 

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血の轍 1巻 感想と考察

以上、血の轍 1巻のネタバレ的感想と考察記事だった。『愛に殺される!!』という広告だったので何のこっちゃ分からないまま読み始めたら、謎の読了感。何度も書いたように、ワケわからなさ由来の底知れぬ恐怖を存分に感じた。

 

 

押見修造のマンガを読むのは数年ぶりだったんだけど、画力がとてつもなく上達したように感じる。少なくとも悪の華連載時にはない生生しさというか、、、とにかく画力と表現力が凄まじい。僕は個展に足を運ぶくらい冬目景さんの描く女性が好きなんだけど、それと同じくらい生々しい表情のお母さんに圧倒された。とにかく怖いし、読み返すには勇気がいる感じ。恐ろしいよ押見修造、普段どんなこと考えてんだよ…

 

 

 

 

まだ『『血の轍』を読んでいないって方は、こんなネタバレサイトなんかで読んだ気にならないで、是非 本編が全巻配信されてるU-NEXTでページの隅々まで見渡せる最高の状態でじっくり読んでみよう。無駄な描写・コマがひとつもないのが『血の轍』だぞ

 

 

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1巻さえ読んでしまえば8割の人はハマることだから、単行本を買うのを強くおススメする。隅々から不穏な雰囲気がヒシヒシと伝わってくる『血の轍』だった。

 

 

それでは。

 

 

 

 

 

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