魚を鮮度良く持ち帰る!
という目的ならば必須のアイテムが「クーラーボックス」です。とくにアジやイワシなどの青物を刺身で食べる場合、氷締めしておくか、そのままバケツにいれておくかによって食味がまったく違います。とにかく美味しく食べるなら是非、クーラーボックスを検討していただきたいところ。
しかし、数多くのブランドや機能が存在する中で、
一体どのクーラーボックスが最適なんだ??
と迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときに筆者がおすすめしたいのがシマノ製のクーラーボックスです。釣り人なら知らない人はいない一流釣り具ランドであり、迷ったら是非 考えていただきたいのがシマノ製小型クーラーボックスです。
もくじ
そもそも必要?
シマノの小型クーラーボックスとは?
普通のクーラーボックスでいいじゃん?
たしかに、すぐ行って帰ってくるだけなら普通のクーラーボックスで良いのかもしれません。
しかし、魚を美味しく食べようと思う方であれば是非 選んでいただきたいのがシマノ製の小型クーラーボックスです。鮮度の良い魚は、どう料理しても美味しいのです。達成感と共に味わう魚は最高です。筆者が釣りにハマったのは、釣って楽しく食べて美味しいからです。
他のメーカーではなくシマノ製を選ぶことによるメリットは以下の通りです。
保冷力が高い!
シマノ製の小型クーラーボックスは保冷力が高いです。そのため保冷剤や氷などを極力溶かさず、魚を新鮮に持って帰れることが可能。真夏に堤防でチョイ投げ釣りをする上では、普通のクーラーボックスでは役に立ちません。すぐに氷が溶け、魚が傷んでしまいます。
冬に数時間釣りをするだけなら普通のクーラーボックスでも良いかもしれませんが、年中使える汎用性を考えると、やはりシマノ製の小型クーラーボックスがおすすめです。
釣りに役立つ便利機能!
- 餌を入れるトレー
- 持ち運び便利なキャリー
- 竿を固定できるロッドスタンド
というような、チョイ投げ釣りで非常に役立つような機能を搭載しているのも釣り用クーラーボックスならでは。シマノのクーラーボックスには抗菌加工や消臭加工がされているタイプもあります。
このように、普通のクーラーボックスにはない、釣り用だからこその機能が搭載しているのがシマノの製品を選ぶポイントです。
信頼のシマノ(DAIWA)!
クーラーボックスの選び方
それではシマノ製の小型クーラーボックスの選び方についてチェックポイントを紹介していきます。
間違って
魚に対して明らかにクーラーボックスがデカい…
ということにならないように、チョットだけ基本を学んでおきましょう。
チェックポイント:
『容量・サイズ』について
『10L』前後の容量
のクーラーボックスを「小型」と形容することが多いです。釣り用のクーラーボックスは、主にL(リットル)表記されています。6Lから80Lを超えるような容量幅があります。
ちなみに10Lっていうと、どのくらいのサイズになるの?
大体 横幅(内寸)が25~30㎝になります。アジやキス釣りなどのファミリーフィッシングでは十分なサイズ・容量になっています。まったくの釣り初心者には10Lが最もおすすめです。
大きい方が安心なのでは?
その通りではあるのですが、大きすぎると持ち運びが大変です。
- 一人分の魚だけ持ち帰りたい方
- サビキ釣りなどを楽しむファミリーフィッシングの方
などには小型ハードクーラーボックスとしては10L前後が人気です。大漁を見込んでも15Lもあれば十分。キスやアジ釣りに特化するなら6Lでも申し分ないです。
※大物が釣れたときは…
ストリンガーというアイテムが便利です。
狙っていない大物がかかるのも釣りの魅力。しかし、まれに釣れる大きな魚に合わせて大きいクーラーボックスを選ぶ必要は一切ありません。
クーラーボックスには入らないでしょ…?
上の写真のように『ストリンガー』というアイテムが非常に便利です。以下の記事で紹介していますので、狙ってないけどたまに釣れるヒラメやマゴチ、シーバスなども美味しく食べたい方は是非 参考にしてみてください。
チェックポイント:
『保冷力』について
魚の鮮度を落とさないために
一番 重要なのがクーラーボックスの保冷力です。
シマノでは保冷力の基準としてICE値が採用されています。上の画像でも分かる通り、クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表した値になっています。
保冷力≒ICE値
これは単純に高ければ高いほど保冷力が強い、ということになります。そんなICE値ですが、
いちいち確認するの面倒くさい!
という方に向けてか、シマノでは同シリーズのクーラーボックスでもライト、ベイシス、リミテッドのように分かれています。
保冷力=断熱材
シマノのクーラーボックスでは
真空断熱パネル>発砲ウレタン>発砲ポリスチレン
の順に保冷力が強いということを知っておきましょう。真空断熱パネルについては多い方が保冷力が高く、現在の最強保冷力としては6面真空パネルを最上位としており、これは朝釣りに行って夕方に帰ってきて、その翌日の夕方まで放置しても魚が傷まないような保冷力となっています。
そんなに強い保冷力はいらないと思う…
という方は、夏以外なら発泡ポリスチレンでも十分です。実際 筆者はフィクセルライトシリーズを愛用していますが、真夏の炎天下の中でも6時間程度なら余裕で使えてますよ。
チェックポイント:
『持ち運び(携行性能)』について
持ち運びしやすいか?
というのもクーラーボックスを選ぶ上では重要です。
小型クーラーボックスでは特に必要ないかもしれませんが、たとえ10Lのクーラーボックスであっても釣行後、保冷剤や氷、魚でいっぱいになったクーラーボックスを持るのは大変です。残念ながら、10L前後のシマノ製クーラーボックスにはキャリー搭載のモデルはありません。
必要な方は、以下の記事で紹介しているような「キャリーカート」を検討してみましょう。釣り場まで歩く距離が長い方には心強い味方になってくれますよ。
というわけで長々説明してまいりました。
以上のことを踏まえれば、あなたの要望に丁度良いシマノ製小型クーラーボックスが選べると思います。
安心のシマノ製クーラーボックス!
おすすめランキング
それでは、シマノ製の小型クーラーボックスをいくつか紹介していきます。
それぞれ別容量のモデルもあり、公式アイテムページを設けています。各種リンクから詳細・使用者のレビューも確認できますので、気になったものがあれば是非、お試しくださいませ。
1位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ライト 12L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 30 |
容量 | 12 |
外寸 | 44×24×31㎝ |
内寸 | 31×16×24㎝ |
断熱材 |
発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.93
|
- 対象魚に合わせて選べる4サイズ
- 魚の投入口が搭載されてる
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
- ワンアクションで水を抜ける
- がっしり堅牢ボディ(座れる)
便利・頑丈・保冷力の3つを備えたフィクセルシリーズの最軽量・最安モデルです。簡単操作で開閉できるロック機能や水栓など、便利機能が搭載。ちなみに水栓はヒンジ構造となっており、蓋を失くす心配もありません。滑り止めゴムも初期搭載されており、雨や潮で湿り、滑りやすくなった堤防の上でも安心して使えるでしょう。
2位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ライト 9L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 23 |
容量 | 9 |
外寸 | 36×20.8×28㎝ |
内寸 | 25.9×14.3×22㎝ |
断熱材 |
発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.93
|
- 自重が軽い(1.5㎏)!
- 魚の投入口が搭載されてる
- がっしり堅牢ボディ(座れる)
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
軽量・コンパクトなポータブルサイズのフィクセルライトです。自分の食べる分しか持って帰らないのであれば、9Lモデルでも十分でしょう。機動性を重視するような釣りにも最適な最軽量モデルでもあります。17L以上のモデルに比べて、魚の投入口があるのもおすすめポイント。
3位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ライト RS 12L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 30 |
容量 | 12/17L |
外寸(12L) | 43.6×23.6×30.9㎝ |
内寸(12L) | 31.2×16.2×23.5㎝ |
断熱材 |
発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.86
|
- ロッドスタンド2本
- ワンアクション水栓
- 自動ロック機構
便利なロッドスタンド2本付の小型クーラーボックスです。片手で引くだけのワンアクションで開閉・ロックが可能なレバーを天面に配置。実釣時など、片手がふさがっている場合でも簡単に蓋が開けられるように設計されています。ロッドホルダーが初期搭載されているのもおすすめポイント。アジングやエギングなどルアーゲームを楽しむ方におすすめのモデルです。
4位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ベイシス12L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 35H |
容量 | 12L |
外寸 | 44×24×31㎝ |
内寸 | 31×16×25㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン |
おすすめ度 |
4.84
|
- がっしり堅牢ボディ
- 魚の投入口が搭載されてる
- 両開き・取り外しできるフタ
- 対象魚に合わせて選べる5サイズ
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
サイズバリエーションが豊富で魚を効率よく収納できる機能性が非常におすすめなクーラーボックスです。利便性を考慮したフラットデザインとなっており、より使いやすく、よりシステマチック。フィクセルライトよりも保冷力の高いウレタン断熱素材を仕様しており、氷の持ちが若干良いです。
5位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ベイシス9L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 27H |
容量 | 9L |
外寸 | 36×20.8×28㎝ |
内寸 | 25.9×14.3×22㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン |
おすすめ度 |
4.84
|
- がっしり堅牢ボディ
- 魚の投入口が搭載されてる
- 両開き・取り外しできるフタ
- 対象魚に合わせて選べる5サイズ
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
17L以上のモデルにはない投入口を搭載した9Lモデルのフィクセルベイシスです。自重も1.7㎏と軽く、単独釣行でアジやキスなどを狙うのならベイシスモデルがおすすめです。
6位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル リミテッド 12L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
KEEP値 | 40(時間) |
容量 | 12 |
外寸 | 43.6×23.6×30.9㎝ |
内寸 | 31.2×16.2×23.5㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン+3面一体型真空パネル |
おすすめ度 |
4.80
|
- ショルダーベルト搭載
- 保冷力が高め(40時間)
- 抗菌剤採用で清潔に使える
- 魚の投入口が搭載されている
- 片手でラクラク開閉&ロックが可能
- 踏んでも座っても問題なしな堅牢ボディ
フィクセルシリーズでも屈指の保冷力を誇る「リミテッド」です。天面からワンアクションで自在に開け閉めができるレバー方式を採用。手を放すだけでフタが閉まる便利な自動ロック機構。スピーディーな開閉で冷気を逃しにくくします。収まりのよいボディ・ハンドルとショルダーベルトの同時装着が可能になり、さらに使いやすくなっています。
7位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル リミテッド 9L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
KEEP値 | 30(時間) |
容量 | 9L |
外寸 | 36.0×20.8×28.0㎝ |
内寸 | 25.9×14.3×22.0㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン+1面一体型真空パネル |
おすすめ度 |
4.80
|
- ショルダーベルト搭載
- 保冷力が高め(30時間)
- 抗菌剤採用で清潔に使える
- 魚の投入口が搭載されている
- 片手でラクラク開閉&ロックが可能
- 踏んでも座っても問題なしな堅牢ボディ
真空パネルを採用したフィクセルリミテッドの9Lモデルです。コンパクトなサイズながら堅牢なボディで大人が腰をかけても全く問題ない対荷重設計。また、本体内部に補強リブを設け、ボディ全体の強度を確保し、軽量化も両立したタフ&ライトボディが様々なシーンで収納にも椅子にも早変わりになります。
8位:シマノ(SHIMANO):
ホリデークール 6L(NJ-406U)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 |
24(24時間保冷) |
容量 | 6/24L |
外寸(6L) | 33.4×21.7×22.1㎝ |
内寸(6L) | 25.7×14.0×15.0㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.75
|
- 価格が安い(しかもシマノ製)
- 丸1日持つ保冷力!
軽さ・安さに優れたシマノのクーラーボックスです。
さすがに小さすぎない?
お弁当などを入れる方には小さいと思いますが、釣って帰ってくるだけの方には賢いサイズ感です。
9位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル プレミアム 12L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 45(時間) |
容量 | 12/17L |
外寸(12L) | 44×24×31㎝ |
内寸(12L) | 31×16×24㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン+5面真空パネル |
おすすめ度 |
4.68
|
- 高級感あるデザイン!
- 保冷力がとても高い
- 抗菌剤採用で清潔に使える
- 魚の投入口が搭載されている
- 踏んでも座っても問題なしの堅牢ボディ
保冷力が最強クラスの小型ハードクーラーボックスが『フィクセルライトプレミアム』。高級モデルともあって価格が高いので、遠征釣りなどで使う予定のある方におすすめです。ちなみにこの上に「ウルトラプレミアム」というモデルがありますが、そちらは(執筆時現在)17L以上のサイズしかないので注意。
総括:シマノの小型クーラーボックス
おすすめランキング&選び方
以上、釣りに最適なシマノの小型クーラーボックスおすすめランキングについてでした。
と聞かれたら、『シマノ(SHIMANO)のフィクセルライト』を推します。
- 自重がとても軽い
- 小魚の投入口が搭載されている
- チョイ投げ・ライトゲームなど丁度良いサイズ感
という点でおすすめ度が高いです。価格も保冷力・容量・搭載機能にしては比較的安く、コスパも良いクーラーボックスでした。ブランド信頼度もこの上なく高く、下手なクーラーボックスを買うのでしたら是非、シマノのフィクセルシリーズ(特にライト)を検討してみてください。
サイズは12Lが一番良いの?
堤防釣りで汎用性が高いのは12Lでしょう。もっとも、
自分が食べる分だけ釣るつもり
という方なら9L程度でも十分です。各自、自分の釣りに合わせたサイズ・容量を選びましょう!
以上、釣りに特化したシマノ製の小型クーラーボックスについてでした。
今回の記事で、みんなが美味しく・新鮮に魚をキープできるクーラーボックスが選ぶことができれば幸甚に尽きます。
それでは!
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