前回までのあらすじを三行で書くと
オレが
Tinderでマッチしたマオリ系の女性と
会うことになった
といことでした。あらすじも結構 詳細に書いたので気になる人はとりあえず読んでみてくださいませ。
では その後 どうなったのかを書いていきます
1時間半の遅刻
もう出オチみたいな見出しで申し訳ないんですけど、Ana(マオリ系のニュージーランド人)のヤツ 1時間半も遅刻してきたんです。予定を直前で帰られたりすることにめっぽう耐性のない私からするともうこちらからデートはキャンセルしたくなってました。
それでもAnaが
だとか
だの
と、私が「今日はもうやめにして、また今度にしない?」と提案しようとした出先に逐一メールをしてくるので中々 切り出せずモヤモヤしながら待たされてました。っていうか甘いもの食べてるってなんだよ早く来い
結局 「もうすぐシティに着くよ 🙂 」というメールが来てからAnaがシティに到着したのは 40分も後のことでした。
そして気乗りのしないままデートに
まず 私がなんでそんなに気乗りがしないのかというと、翌日に早朝から仕事があり、6時半に起きなければいけなかったからなのでした。別に朝早く起きるのは大丈夫なんですけど早朝からここ数年で一番嫌いといっても過言ではないヘッドシェフの顔を拝まなければならないという精神的負担が大きすぎていました。
正直 ニュージーランドでは貯金する予定は一切なく、働くといっても家賃と食費、そして慎ましい程度の娯楽費が稼げればよいはずだったんですけどなぜかフルタイムで働かされるのはマジで謎。週38時間労働ってなんの冗談なのかしら?ホリデーをさせろ。ワークがイヤで日本離れてんだぞテメーぶっ殺すぞコラごめん言い過ぎた
というわけでお金を貯めるつもりもないのに自由時間、せっかく海外にいる貴重な自由時間を削って仕事をしなければいけない、しかも職場に近年でも類を見ないイヤなタイプの人間がいるということのストレスが半端なかったんです。タイムイズマネー、なんて賢い幼稚園児でも知ってる言葉も言うつもりはないけど、自由時間があったら読書がしたいんだよ。ニュージーランドの公園の整備された気持ちの良い芝生に寝転がって読書を心行くまでしたい。朝から晩までしたい
で、そんなことをウダウダ考えていると、、、
とAnaからメッセージを受信。しばらくやり取りをしているうちに電話に切り替わってお互いの所在地を言っているうちに
とAna。見たかったらしく、左斜め後ろの方から
「ハーィ!ショウ!」
という声が聞こえてきました、
、、、、、、、、、
振り返るとそこには見事な、あの、大き目な、、そこまで身長は高くないものの横に大きな、それは大きな女性がおりましたとさ。Tinderの写真から健康的な体系ではないことは重々 承知していたつもりでしたが、その予想を容易に超えてきたのでした。口元のピアスは存じていませんでした。
少々面食らうも、ひとしきり「最近 寒くなったね~」みたいな世間話をして、食事に行くことになりました。時刻は9時半くらい。「私もうお腹空きすぎて死にそう!」とクッチャクッチャとガムを噛みしだきながらAna。いやお前さっき甘いモノ食べたんだろが
で、ひとしきりオークランドのシティ内をフラフラしてレストランを探していましたが、そのときオレ(24歳童貞)の心境は
ま、周りの目が気になる、、、
ということでした。自分でも酷い考えだと思いますし、正直 書かないでおこうとも思いましたが、この際 赤裸々に書くことにしました。普段 必要以上に常識人を装ったりしてるんだから ここでくらい全裸でいさせてくれ。オレの全裸を見ろ
世の男共もそうなのか定かではないんですが私の場合、「ぽっちゃり系」をやや超過した半端なく気の強そうな女性と並んで夜の街で人とすれ違っていると、なんだか周りの視線を意識し始めてしまい、辛すぎました。Anaのことは正直 よくわかりませんでしたが多分 悪い人ではありません。会話も率先して話してくれたりしてましたし。しかし、心の根底にあるなんだか歪んだ劣等感のようなモノが私を責め続けました。
率直に言うと、デートを開始して15分も経たないうちに、どうデートを切り上げようかに脳をフル回転させてしまっていましたが、車を走らせてシティまで来てくれたAnaをそのまま帰らせてしまうのにも罪悪感を感じるというような悪いヤツにも良いヤツにもなれない半端な私なので、どうにかAnaを楽しませてあげようと思い 私が訪れたのは
ナイトマーケット
ナイトマーケットに足を運びました。オークランドのそこかしこで開催されているナイトマーケットに行って 料理を楽しんでもらおうと思いました。予想通り彼女は
とハンガリーピザやらチャイナボールを堪能していました。2人分支払っても40ドル程度だったので良かったです。
そして、、
公園(?!)
オークランドのシティ内にAlbert Parkという割と大きな公園があるんですけど、そこを歩いているときにAnaが
ちょっと座りたい
と言い出しました。時刻は11時少し前。私はお腹も膨れてくれたし、色々と会話できたし ここらで切り上げる矢先でした。何度も言うように翌日は朝早かったので。
また私は童貞は童貞ですがピュアな童貞ではありません。ラブプラスやペルソナ4をはじめとするギャルゲー(P4は私的にはギャルゲーに含まれます)、そして明日の世界より やロケットの夏をはじめとするエロゲーを十分に経験してきてしまった童貞。どの選択肢でどのキャラクターに分岐するのかを初見で見破るシミュレーションゲームのセミプロとして名を馳せた時期もありました。
そんなわけで
”夜の公園” +「ちょっと休みたい」
知り合った場所 = Tinder ≒ 出会い系アプリ
という数式を考えると 答えは
良い雰囲気
になることは明確でした。
事実 座って間もなく彼女が距離をつめてきました。そして、、、
しばらく密着した状態が数分、おそらく数分だったと思うんですが体感的には非常に長く感じました。幸い 彼女が寄りかかってくるだけの段階で「ご、ごめん。ちょっと明日 早いから今日はもう帰らなきゃ!」という言葉が喉から出てきてくれたので デートは終了することになりました。Anaは
「えーー!まだ大丈夫でしょ!」
とは言うものの すんなり了承してくれて、そこから彼女の駐車場まで見送り、帰宅するのでした。
まとめ
基本的には女性と会話すると私のHPは回復するようにできているはずなんですけど、今回は色々と考えさせられる状況、精神的状態異常であったのに加えて終盤の公園のベンチでの一件が予想外に辛かったので思わず家のマンションにあるエレベーターの前でひざまずきました。首をこれでもないくらいに項垂れて凹んでました。凹みに凹んでました。打ちひしがれてました。
帰って来てから、というか部屋に入った瞬間 マジで膝から崩れ落ちて溜息を深くつきました。意図せず独り言で「マジでキツイ」と呟いたのは過去にひと月の残業時間が電通もビックリ200時間を超過したときぶりでした。誰か助けてくれ。I’ve been cursed.
やっぱ童貞は、それも私のように捻くれたタイプの童貞は一歩一歩 着実に堅実にいかないといけないのかもしれないのかもしれない。とりあえず このマオリ系ニュージーランド人とのデートが今までで一番 辛かった。
ハイエナは常に飢えていないと野生の感覚が鈍ってしまうらしい。
私も常にロマンスを求めていないと、、いや求めていなくても別に感覚的にどうということはないけど求めていようと思う。
もっと気高く飢えなくては。