軽量なルアーを扱いたい!
という方におすすめなのがベイトフィネスと呼ばれるタイプのリールです。スピニングタックルのように繊細なラインで、とても軽量なルアー・リグを扱えることから近年 人気が高まってきました。実際、シマノでも少なくないベイトフィネス専用設計リールが存在します。
そんなベイトフィネスリールですが、
いろいろ難しそう…
と思う方もいらっしゃるでしょう。
ということで、今回は
- ベイトフィネスリールの選び方
- おすすめベイトフィネスリール
の順番に紹介させていただきます。
もくじ
繊細なリグを扱うバス釣りに最適!
シマノのベイトフィネスリールの選び方
それではバス釣りに適したベイトフィネスリールの選び方として、全く分からない方に向けて簡単なチェックポイント・よくある疑問点をまとめてみましたので参考にしてみてください。
ベイトフィネスリールの
『スプール径』について
飛距離・使用ルアーに大きく関係する
のがベイトリールのスプール径です。各ベイトリール毎にスプール径が違います。一般的にバス釣りで使うベイトフィネスタックルでは使用ルアー・飛距離の観点からスプール径が小さいモデルを選ぶことをおすすめします。
小さいって、具体的には何ミリくらいなの?
30㎜以下のモデルが良いでしょう。とにかく重いルアーを使いたい、というのであれば38㎜より大きいモデルでも良いですが、大径のベイトリールでは10gを切るルアーのキャストが難しかったりします。やはり30㎜以下のモデルがベイトフィネス機としては基準であり、必要十分なスペックでしょう。
ベイトフィネスリールの
『ギア比』について
ハイギアモデルがおすすめ
です。ミスキャストしたときの回収スピードや疲労感、バス釣り以外のルアーゲームへの汎用性を考えるとハイギアモデルの方が後々後悔しないと思います。
ギア比って、そもそも何?
ハンドルを一回転させたときのスプールが何回転するかという値を表したのが『ギア比』という数値です。5.1ならハンドルを1回転させるとスプールが5回転する、と読み取ることが出来ます。
そんなギア比、シマノやダイワでは
- 5.1以上 → ローギア
- 6.1以上 → ノーマル(スタンダードギア)
- 7.1以上 → ハイギア
- 8.1以上 → エクストラハイギア
というように呼ばれています。シチュエーション毎に使い分けるのが理想的ですが、ひとつのタックルでバス釣りを快適に楽しむならハイギア~エクストラハイギアモデルが汎用性が高いためオススメです。
ベイトフィネスリールの
『ライン巻取量』について
- PE(号-m) 1.5-200
- ナイロン(lb.-m)14-100
上のように、各ベイトリールによって『糸巻量』というのが決まっています。どのくらいの太さ(強度)が何m巻ける、という指標です。
正直な話、記載されている適性糸巻量よりも多く、少なくもラインは巻けます。しかし、特にベイトリールにおいては余分な巻き取り量は飛距離をガクンと落とす&バックラッシュの原因になるので注意。各モデルで推奨されているラインの細さ・巻き取り量をしっかりと確認しましょう。
ベイトリールの
『ハンドル』について
どちらでも良い!
のですが、しばしば議論になるのがベイトリールのハンドル位置です。
?
スピニングリールみたいに両方で付けられるのでは…?
基本的に、ベイトリールはハンドルを左右付け替えはできません。注意しましょう。
で、右ハンドルと左ハンドル、どっちが良いの?
どっちでも良い!
というのが結論ですが、キャストをするのであれば、右利きの方には右ハンドルの方が使いやすいのでおすすめです。というのもベイトタックルでは、リールがロッドの上にあるためキャスティング時にハンドルの重さがスピニング以上に影響するのです。
右投げの場合、ハンドルが右にある方が投げる瞬間にハンドルの位置が下、または外側になるためキャストが安定します。使っていれば慣れることも多々ありますが、どうしても決められない方は参考にしてみてくださいませ。
以上、細かいことを色々と述べましたが、これで読者のあなたにとって最適のシマノ製ベイトフィネスリールを選べると思います。
バス釣りに最適なスペック!
ベイトフィネスリール おすすめランキング
それではバス釣りゲームに適したシマノのベイトフィネスリールをいくつかランキング形式で紹介していきます。
各種、さまざまなスペックがありますが、今回は特にバス釣りゲームにて安心して使えるモデルを例にして紹介していきます。それぞれ公式アイテムページと商品リンクを紹介しています。そちらを辿るとサイズ選択やブレーキ設定、実際に使われている方のレビューを見ることもできるのでお試しくださいませ。
1位:シマノ(SHIMANO)
SLX BFS
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | RIGHT |
自重 | 170 |
フロロ糸巻量(lb-m) | 8-45 |
スプール径(mm)/幅(mm) | 32/22 |
ギア比 | 6.3 |
おすすめ度 |
4.86
|
- 自重が非常に軽い
- ベイトフィネス専用設計
- 小さいルアーのキャストに最適
- スプール径が32㎜と飛距離も出しやすい
ベイトフィネスを身近にするハイコストパフォーマーのSLX BFSです。制動セクションはベイトフィネス専用に開発したFTB(フィネスチューンブレーキシステム)。スプールからブレーキユニットをなくすことで軽量化し、軽量ルアーをストレスなくキャストすることができます。他のベイトフィネスモデルに比べてスプール径が広いため、条件が良ければキャスト距離としても優秀だったりします。
2位:シマノ(SHIMANO)
スコーピオン BFS
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | BFS XG |
自重 | 165 |
フロロ糸巻量(lb-m) | 8lb-45 |
スプール径(mm)/幅(mm) | 32/22 |
ギア比 | 8.2 |
おすすめ度 |
4.77
|
- ベイトフィネス専用設計
シマノのベイトリールといえばスコーピオンという人もいるくらい熱狂的人気を誇るスコーピオンのベイトフィネス専用モデルです。高剛性のHAGANEボディ、滑らかかつパワフルな巻き上げが高い評価を受けています。しかし、メタニウム同様、5g以下はキツイ、という評価も受けているので過度の期待は禁物かもしれません(特にライトゲームでは…)。
3位:シマノ(SHIMANO)
アルデバラン BFS
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | HG RIGHT |
自重 | 130 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 6-45, 8-45 |
スプール径(mm)/幅(mm) | 29/19 |
ギア比 | 7.8 |
おすすめ度 |
4.90
|
- ボトム攻略も余裕
- めちゃくちゃ自重が軽い
- ベイトフィネス専用設計
- 1gを切るウェイトでも自在に飛ばすことが可能
新設計のFTBとマグナムライトスプールⅢが高評価されているアルデバランBFSです。シマノ初、アンダー30mmとなるMGLスプールⅢが搭載されており、アジングなどで使用する超軽量ルアーを水面に這うが如く扱えます。過剰なブレーキを抑制する新たなFTBと低慣性マグナムライトスプールⅢとの相乗効果により、アルデバランの武器である低弾道性はそのままに着水直前まで失速しない後半の伸びを実現してくれます。
4位:シマノ(SHIMANO)
カルカッタコンクエスト BFS
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | XG RIGHT |
自重 | 195 |
ナイロン糸巻量(lb-m) | 6-45、8-45 |
スプール径(mm)/幅(mm) | 29/19 |
ギア比 | 8.9 |
おすすめ度 |
4.78
|
- 自重がとても軽い
- ベイトフィネス専用機
- 低弾道キャストを意のまま出来る"MGLスプールⅢ"搭載
- 対応幅の広いセッティングで伸びやかな飛びを実現するNEW FTB
高い質感と機能が呼応する、美しきベイトフィネスリールです。THEシマノとの呼び声高いカルカッタコンクエストシリーズであり、低慣性マグナムライトスプールⅢとNEW FTBを搭載して2023年に新発売になりました。軽量ルアーがさらに低く水面を這うかの如く伸び、1g程度のフリップキャストにも対応可能。最先端の機能に、優しさを湛えたカルカッタコンクエストBFS。
5位:シマノ(SHIMANO)
メタニウム シャローエディション
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | XG RIGHT |
自重 | 165 |
ナイロン糸巻量(lb-m) | 8-100, 10-90, 12-65 |
スプール径(㎜)/幅(㎜) | 34/19 |
ギア比 | 8.1 |
おすすめ度 |
4.86
|
- 無駄な巻き量がいらないシャロースプール
- 165gという軽さとコンパクトなボディ設計
- 5gクラスの軽量ルアーがフルキャストできる疑似ベイトフィネス
さらなる軽量ルアーに対応するシャロースプール搭載の2022年発売ニューメタニウム「シャローエディション」です。自重が10g軽くなったのは別として、7g前後のルアーも快適にフルキャストで撃てるスペックに仕上がっています。厳密にはベイトフィネスリールではないので注意。
総括:バス釣りに最適!シマノ製
ベイトフィネスリール おすすめランキング
以上、軽量ルアーを扱うバス釣りに最適なシマノのベイトフィネスリールの選び方&おすすめランキングについてでした。
と聞かれたら、『シマノ(SHIMANO) SLX BFS』を推します。
- お手頃な価格帯
- 5g以下のルアーも正確にポイントへ撃ち込める
- イトフィネス専用に開発したFTB(フィネスチューンブレーキシステム)
という点でおすすめ度が高いです。デザインもシンプルながら奥深さがあり、飽きがきません。スプールユニットからブレーキユニットを排除することで無駄のない軽量スプールに仕上がっているので、これからベイトフィネスを始める方に心強い相棒になってくれるでしょう。
今回の記事で、軽量ルアーを扱ったバス釣りを快適に行えるシマノ製ベイトフィネスリールを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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