大作・名作の類は紹介するのも緊張する。1巻の紹介記事では大体5500字、画像は50枚ほど使ってしまっていた。まぁ最初だからね…と思ってたんだけど、今回紹介する2巻でも『ここも良いなぁ…あっこのシーンは最高にイイなぁ…』と思いながらまとめてたら1巻と変わらず、50枚ほど画像を使ってしまった。
がしかし、物語の根幹、面白い部分は結構伏せつつも2巻の見所が伝わる良記事に仕上がったと思う。
それでもタイトルにもある通り、ネタバレ・画バレを含むので注意だ。
簡単にあらすじ紹介、面白かったところの紹介をサラっとするだけなので、キャラの言動一つ一つを丁寧に文字に起こしたようなネタバレ記事をご期待の方には、申し訳ないがご期待に沿えないからブラウザバックしよう。
彼方のアストラ 2巻の紹介
まずは1巻のあらすじを簡単に。
宇宙旅行が当たり前になった近未来(西暦2063年)。ケアード高校の生徒達は惑星マクパで5日間を過ごすという宇宙キャンプに訪れる。
しかしマクパ到着後、一同は謎の球体によって包み込まれた後、宇宙に放り投げられてしまった。
奇跡的にも宇宙船を発見してなんとか乗り込むものの、通信機器は故障。さらにはその場所が5千光年という宇宙の彼方であることを知る。
水、食料ともに圧倒的に不足した状況で一行は必要物資を調達すべく道中、いくつかの惑星を訪れることで帰還可能なルートをなんとか探し出す。
幸い、乗員たちの知識、得意分野などが合わさり第一惑星ヴィヴィラースでは計画通り水、そして食料を調達ができた。
幸先良いように思われた一同だったが、運転手ザックが
というように、一人のメンバーによって故意に通信機が破壊されていた、という確証を得る。カナタはこれを、ザックとの秘密にするが……
といった感じ。
それでは彼方のアストラ、名作として名高い作品の第2巻をネタ・画バレを含めてまとめていくぞ。
今回は趣を変えて、各話を紹介していくのではなく、2巻中で起こったイベント、そして見所を各自ピックアップして紹介していきたい。ちょいと時系列も弄っているが、これは僕的に忖度した結果。スマンが、ご了承頼む。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第2の惑星シャムーアに到着
惑星ヴィヴィラースを離れた一行が向かったのは惑星シャムーア。
次の宇宙航海に向けて20日分の食料、そして水が必要になるのでそれらの補給を目的にカナタ達は現地を探索。
ザックの作った可食判定機(改良版)を使って食料を探すカナタ班。
幸い、初っ端から可食可能、しかも美味しいというタンポポのような山菜を発見。
そして
動物発見!
例のごとく興奮するシャルス。
交戦的でもなく、初めて見る人間にも友好的なグルッピー(フニ命名)。
水を含んだ植物を発見した水質調査班。未知の生物グルッピーに乗って未開の惑星を駆け回る。
……良いシーンだね。
とまぁ万事良好に見えた惑星シャムーアだったが、色々と問題が出始める。
意見が分かれるメンバー達。
議論が続き、キャプテンとしてカナタが下した決断は
というものだった。
幸先良いスタートだっただけにメンバーの落胆は激しく、そんな中なんとなく放ったルカの一言がユンファに思い悩ませてしまう。
そして翌日、ユンファの姿がない。
という書置きを残してどこかに消えてしまったユンファ。
すぐに捜索に向かう一行だったが、
……
突然 メンバー達が次々と倒れてしまう。
植物に造詣の深いシャルスでも予想だにしない事態。
それもそのはず、惑星シャムーアは故郷の星からは何千光年も離れた未開の地。生態系の基本からして全く違う異星である。
いつの間にかパーティ全滅の危機。
動けるのは偶然ヘルメットをしていたカナタとユンファ、そして船に待機していたキトリーの3人のみ。
……
刺客は誰だ?&宇宙船の墜落危機
先述したように、1巻の後半で明らかになった通信機を破壊した刺客の存在。
今のところメンバーとの面識が薄く、誰もが犯人に見えてしまうカナタ。
そんなとき、フニシア達 女子メンバーとの会話で気になる部分が。
アリエスの転校、そしてフニシアが養女としてキトリー(ラファエリ)家にきた時期が奇しくも重なるらしい。
さらにはフニシアが養護施設に入ったときにはキトリー家へ引き取られることが確定していたとのこと。
偶然、トイレに起きたフニシアが聞いたのは
とのこと。
これにカナタ、
………
カナタ達「B5班」に入れて一斉殺処分 、という言葉ということに気付く。
メンバーがランダムではなく、意図的に集められた可能性が高いと知った一同。
当然、
混乱。
メンバーの招集が意図的に行われたことから学校関係者を疑い始めるルカ。すると、
なんとウルガーの親父がメンバーを操作できる教頭先生とのこと。自分のことを良く思っていない教頭の父ならば自分を消すためだとしても不思議ではないとウルガー。
どんどん悪い方向に想像力が働く一同。
そんなとき、緊張を解き、場をまとめたのはアリエス。
ひとまず冷静になったメンバー達。可能性、の話ではあるが、もし意図的に計画されたものだとしてカナタ達が集められた原因、共通点を探してみる。
暗礁に乗り上げたように思われた犯人捜しだったが、謎の球体に飲み込まれたのが全員だったこと、そして通信機を自身で壊したことから自分の命を省みない『自爆攻撃』の可能性を示唆する。
予想だにしない事の深刻さに今までにない恐怖を感じるメンバー達。
改めて、現在の超危機的状況に気付く。
そんなとき、、
突如、宇宙船の内部が爆発のような衝撃を受ける。
壁には穴が空き、空気が宇宙空間に流れ出し始めた。
とにかく緊急事態。
こういう状況で活きるのがカナタの統率力、指示能力。
…
で、重大な問題が発生。
ある装置が制御不能になってしまい、惑星に向かって自由落下。地表に落ちてしまうまでの時間が約9分ほど。
懸命にアイデアを出し合うメンバー達。
しかし、一人 なんにもできずにオロオロしてるユンファ。
皆が奔走する中 やる気が空回り。足を引っ張ってしまう。読んでいて辛い。
そうこうしている間にも船は急降下。
間に合うのか……
そんな感じの2巻。
以降は僕的な見所を紹介したい。ちょっと感の良い人ならこれまでのコマから作品の内容を予測できるようになっちゃっているので、これまでの紹介で2巻に興味を持った方はもう、ブラウザを閉じて本編に行ってください。