この1年前までは決して子供を好きだと思ったことがないと断言できる私だが最近、子供がかわいく思えてくるときが多い。
おそらく私の足しげく通ってるダバオの巨大迷宮には貧困層が多く、英語で話せる子供はすくない。しかし、それならばとネットで調べたのかクシャクシャの紙に予習してきた日本語がローマ字でつらつらと書いてあり、それを使って私とコミュニケーションを取ろうとする彼等の姿はとても愛おしい。それはもう連れて帰りたいほど愛おしい。
さて今日は命の恩人といっても過言ではない。前のアレで大変お世話になった少し英語の話せるマリーに案内を頼み、今日も巨大迷宮を探索して語学の実践勉強を試みた
しかし……
会うのは子供…………
子供ばかりであった。
どうやらマリーは私が子供達と遊びたいと思って再度迷宮にのこのことやって来たと思ったらしくわざと子供の集まる場所に誘していたらしかった。
まんざらその気がなかったわけではないので今日は追いかけっこをしたりして遊んだ。追いかけっことか数十年ぶりにやってけど、案外 楽しかった。本気出して走ったら、洗濯物を干す棒みたいなのに思いっきり顔をぶつけたけど、あの鼻がズシーンを重くなるような鈍痛も懐かしかった。
思いのほか楽しかった。