テラスハウスって面白かったんでしょうか?
シェアハウスに住んでいます。井家です。
1か月ほど前まで住まわせてもらっていた最高に最低なワーキングホステルについて今回は紹介したい。とくに長く生きたわけではないが、これ以降あのワーキングホステルを超えるハウスは当分は出てこないと私の中で確固たる自信があるので今回の記事を執筆した。
ちなみに過去にも下記のような記事を書いていたが、執筆時は漠然とした恐怖につつまれており、何か下手なことを書こうものなら何らかの形で消されると思ったので委縮していた部分があった。今回は無事に離れることが出来た記念も兼ねてウソ偽りなく書きたい。
それではいってみよう。
Suncoast Backpackers Lodgeとは。
サンコースト バックパッカーズロッジとは
場所
こちらが地図だ。
ビーチまで歩いて5分圏内。最寄りの図書館までも徒歩で5分圏内。スーパーも徒歩で5分圏内という恵まれたロケーションからクソのような環境なのがサンシャインロッジである。こんなことを書くと「住んでいる人もいるんです!取り消してください!」なんていう声もあがりそうなので、Googleマップから少し引用して私個人だけであーだこーだ苦情を言っているわけではないことを証明しよう。
グーグルマップ上の評価
こちらをご覧あれ。
すごくないかこの苦情の声と低評価。
上から順に
「部屋が滅茶苦茶くさい(尿臭)」
「お金を払われても行かないわ」
「高い、最悪の環境、そこらじゅうにいるハエ」
といった次第。グーグルマップで調べていただければもっといろいろな評価コメントが見られる。なかには「トイレを使う必要はないぜ!したくなったらどこでしてもいいんだぜ!」といったクレイジーなコメントを見ることが出来るので是非。
普通ワーキングホステルやバックパッカー宿というのは多少の不憫さはあれど、出ていくときにはきれいさっぱり忘れて「また来るしか!バッパーさいこー!」やら「住んでる人間まじ面白すぎ!移動したくない!」だのポジティブな感想が主なのだが、この書かれよう。
ワーキングホステルやバックパッカーはオーストラリアに数あれど、ここまで評価が悪いものはそう多くはないぞ。間違いなく下から数えた方がはやい。
具体的にどこが悪いか
衛生環境が悪い
このワーキングホステル、半端ではなく衛生環境が悪いのである。言葉を選ばなければ、超きったない。
こちらのキッチンの写真をご覧いただきたい。
写真は掃除されたての綺麗な状態のキッチンであるが、汚いときは世紀末のように汚い。いや食べ物(の残骸)がそこら中に落ちている点は世紀末とは真逆なのであるが、その汚れ具合がもはや世紀末なのである。救世主(掃除係の人)が来たところで30分後には世紀末に戻るので、もはやこのキッチンに秩序はない。みんながみんな自分で汚したところは掃除していけばこんなインクレジブルなほどに汚れるはずはないのだが、誰かがキッチンを汚して帰ってしまうせいで次の人も「まぁもともと汚れているからこの程度はいいだろう」と考えて負の連鎖が世紀末になるまで続いてしまうのだ。愛を取り戻せ。
私も一度は「わたしが率先して綺麗にしていく姿を見せていけばみんなの心も変わるはず!」とピュア心丸出しで献身的に掃除をしていた時期が30分ほどあったが、いくら掃除をしても一向に終わりが見えず、目の前で卵が落とした〇香人がそれを放置して帰った時点で私は、考えるのを 止めた。
セキュリティが悪い
セキュリティが甘い、というかない
このワーキングホステルで、私を悩ませたものの一つに「盗難」がある。
住み始めた当初、私はフライパンや鍋、その他 前のシェアメイトから譲り受けたキッチン用具をたくさん持っていたのだが、このワーキングホステルを離れる頃にはほとんどのものの行方が不明となった。特に七味は二度盗まれるに至った。
ここまで盗まれているのは私ぐらいだったので、理由を探してみたところ、私はその持ち前のピュアなハートから、「少しの時間ならキッチンに置いておいても大丈夫だろう」と使い終わった鍋やフライパンをキッチンに放置してしまったことが要因だろう。
フライパンなどは使い終わった後、水を張って少し洗剤を入れておくと油汚れがすぐに落ちると平野レミ的な人がが言っていたので、それを忠実に守っていたが食後にキッチンに行ったときにはすでにフライパンの姿はなかった。
最終的には鍋も行方不明になったのだが、鍋の場合は盗まれた記憶がなく、気が付いたら私の手元から鍋が消えていた。プロの犯行か。
こちらが住居者が使う冷蔵庫である。
一人に一つのスペースが与えられる。写真の通り鍵はない。
こちらがも同様にひとりひとつのスペースの食器棚。
御覧のように、塩や砂糖などの調味料を置いているものがほとんど。しかしハチミツや七味などを置こうものなら盗られるか勝手に使われる。知り合いの日本人がハチミツを置き、翌日に使おうとしたら新品だったハチミツが半分近く使われていたらしく「クマだ。クマがおる。。」といって嘆いていた。
私がいたときは何かを腐らせているものがおり、棚に近づくと肉の腐ったような腐敗臭がしていて甚だ臭かった。
様子が悪い
いたるところにこのようなアーティックなグラフィックアートが施されている。食事するところにコンドーム的なキャラクターがいるのは如何なものか。
私がこのワーキングホステルを出る1週間前にリク君という20歳ピチピチの若い男が入居してきた。学生時代は野球部でならした屈強な身体を持つ彼だったが、あまりの様子の悪さと住んでいた日本人に圧倒されて翌日には出て行ってしまったことがあった。
まぁハッパを決め込んだ方もいらっしゃったので気持ちは十分に分かる。なんか顔怖いんだよなあの人達。
国籍の偏りがすごい
「ファーム生活では異国の友達100人できるかな」と思って入居した私だったが、住んでいたのは日本、台湾、香港、中国国籍の人達が9割を占めていた。年末年始にかけては北欧からきた女性が何人かいたが、3日もしないうちに「ありえないわ」といって出て行ってしまった。
まぁありえない汚さだしな。部屋の風通しも悪いし。
過去にはヨーロピアンやオージーもいたらしい。数人は2~3年住んでいるようなオージーもいたので、一体全体なんでこんなワーキングホステルに住んでいるのか と尋ねてみたところ、どうやらここ以外のシェアハウスやバックパッカー宿にはことごとく入居を断られたとのことだった。
理由は分からないが、オーストラリアも世知辛い世の中ではあるのだなぁと感じた。
レントが高い
レントは大部屋で一週間160ドルである。
こちらがその大部屋。
ちなみに満員時は部屋には10人もの人で溢れかえる。満員時でなくても部屋はもので溢れかえる。なぜなら間違いなく10人が住めるように設計されていないからだ。パーソナルスペースのパの字もない。
こちらが小部屋。
そのほかにもカップルルーム的な2人部屋があるのだが総じて狭く、風通しが最悪で夜眠るだけで滝のような汗が出る。意図せずにダイエットが成功する。
3人部屋や2人部屋の場合は165ドル。男3人で暮らしていた時は汗臭さと熱気で不快指数が過去最高を観測した。バナナファームなどでは周辺にシェアハウスもなかったり、働くことの条件がオーナーの経営するシェアハウスで住むことだったりするので200ドルとかいうまったく割に合わない高額なレント代を徴収されるそうだが、こちらもサンシャインコーストの一般的なレントと比べてみると非常に高い。
マネージャーの管理能力が低い
コンストラクターは中年の中国人の男性なのだが、すこぶる管理能力が低い。そのためよく日本人と口論になっているのを見かけた。日本人も彼も両方をも英語でコミュニケーションとるの難しいんだろうな、と思っていたが同じマンダリン(北京語)の台湾人から聞いても「彼は信用できない」と言っていたので、およそすべての住居者から信頼されていない。悲しき男よ。。。
ルームメイトだったカズさんという日本人男性は当時、車を運転する人がいないからということで強制的に自動車免許を取らされていた。日本人は特に否定しないので、万が一このようなシェアハウスに住むことになったら注意が必要である。
良いところ
さすがに悪いことだけ書くのも悪いので、脳をフル回転させて良いところを探してみた。困難を極めたが、なんとか絞り出すことに成功。
それは、私が住んでいた12月下旬から2月の上旬には仕事がそこそこあり、そのほどすべてがファームジョブとしては珍しくも時給制であったということだ。
以上だ。
まとめ
このワーキングホステルに住んでから数人の日本人と知り合いになり、「今までにここよりひどいワーキングホステルはあったのか」と尋ねてみたが全員「ここが一番ひどい」とのことだった。
しかし、ここにこそ負けるものの、日本では考えられないようなワーキングホステル、シェアハウスを体験したという人もチラホラいたのでオーストラリアで住居を決めるときは私のように下見もせずに決めてしまうのではなくて、きちんとインスペクション(下見)をした方が良いだろう。