思わぬ大物が釣れる!
のが磯釣り。大型青物やヒラスズキ、グレ(メジナ)などが釣れることで人気な釣りです。
そして、磯釣りで釣った魚を美味しく食べるために重要なのがクーラーボックス。魚を新鮮に保つために重要な役割を果たします。氷締めにしておいた魚の刺身は絶品。達成感と共に味わう魚は最高です。筆者が釣りにはまったのは、釣って楽しく、食べて美味しいからです。
しかし、
磯釣りに最適なサイズって、どのくらいなんだろう?
と悩む方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、磯釣りのクーラーボックス選びに悩む皆さんに分かりやすいように
- 磯釣り特化のクーラーボックスの選び方
- おすすめクーラーボックス(用途・容量別)
の順に紹介していきます。
もくじ
- どう違う? 磯釣り用クーラーボックスとは?
- 磯で釣った魚を美味しく食べる! クーラーボックスの選び方
- 磯釣りに最適!
クーラーボックス おすすめランキング10選
- 1位:ダイワ(DAIWA): ライトトランクα S2400
- 2位:シマノ(SHIMANO): スペーザ ライト250
- 3位:Goture(ゴチュール): クーラーボックス 25L
- 4位:ダイワ(DAIWA): プロバイザーHD S2700
- 5位:シマノ(SHIMANO): フィクセル ライト(300LF-030N)
- 6位:シマノ(SHIMANO): フィクセル ベイシス (NF-330V)
- 7位:伸和(SHINWA): ホリデーランドクーラー48H
- 8位:ダイワ(DAIWA): プロバイザートランクHD II 3500(S)
- 9位:リブウェル(Livewell): ホリデーワールド 48L
- 10位:シマノ(SHIMANO): スペーザリミテッド 25L
- 総括:磯釣りのクーラーボックス おすすめランキング&選び方
どう違う?
磯釣り用クーラーボックスとは?
普通のクーラーボックスでいいじゃん?
たしかに、すぐ釣って帰ってくるだけならキャンプ用等の普通のクーラーボックスで良いのかもしれません。
保冷力が高い!
しかし、磯釣り用のクーラーボックスは保冷力が高いように設計されています。これは保冷剤や氷などを極力溶かさず、魚を新鮮に持って帰れるようにするためです。
夏場の磯釣りでは普通のクーラーボックスでは役に立ちません。すぐに氷が溶け、せっかく釣れた魚が傷んでしまいます。渡船で渡るような地磯など、自分の思ったタイミングで帰れなかったりするシチュエーションでも同様に、高い保冷力がなければ無用の長物。持っていく意味がありません。
その他 便利機能も!
- 餌を入れるトレー
- 持ち運び便利なキャリー
- 竿を固定できるロッドスタンド
というような非常に役立つような機能を搭載しているのも磯釣り用クーラーボックスならでは。シマノやダイワ等の釣りブランドが販売しているクーラーボックスには抗菌加工や消臭加工がされているタイプもあります。
このように、普通のクーラーボックスにはない、釣り用だからこその機能が搭載しているのがポイントです。
冬は必要ない場合も!
夏場は必須といっても過言ではないクーラーボックスですが、冬場は必要ないかもしれません。
というのも磯釣りではバッカンで魚を活かしておくことも出来るからです。夏場と違い外気温も低いため、急激に魚が傷んでしまうということも少ないでしょう。
冬に数時間釣りをするだけなら普通のクーラーボックスでも良いかもしれません。しかし、年中使える汎用性や船釣りなどでも使うコトを考えると、釣り用のクーラーボックスを一つ選んでおくことをおすすめします。
磯で釣った魚を美味しく食べる!
クーラーボックスの選び方
それでは磯釣りに最適なクーラーボックスの選び方について、チェックするべきポイント4つに絞って紹介していきます。
間違って
デカすぎて持ち運びづらい…
ということにならないように、チョットだけ基本を学んでおきましょう。
チェックポイント①:
『容量・サイズ』について
磯釣りには『30L前後』がおすすめ
です。ちなみに釣り用のクーラーボックスは容量で区別されており、主にL(リットル)表記されています。一般的に30Lの容量があれば、比例して内寸(特に横幅)が広くなり、50㎝前後の魚も収納しやすいでしょう。容量以外にも内寸(特に横幅)をチェックしてみてください。
うちの磯じゃ60㎝くらいの青物も釣れるんだけど…?
という方でも、35Lで十分でしょう。大漁(10匹以上持ち帰る人)なら40L以上が安心ですが、容量が増えると持ち運びが若干大変だったりします。自身の釣りスタイル等を考慮して選ぶことをおすすめします。
チェックポイント②:
『保冷力』について
魚の鮮度を落とさないために
重要なのがクーラーボックスの保冷力です。
クーラーボックスは、使われている断熱素材によって保冷力が変わります。ダイワやシマノなど、一流の釣り具メーカーであれば各自、『ICE値』『KEEP値』のような独自の保冷力表記があります。高ければ高いほど保冷力が強い、ということになります。
そんな長時間 釣りしないけど…?
という方であれば、どちらも15(時間)あれば十分でしょう。KEEP値15の釣り用クーラーボックスで真夏、半日以上キス釣りをしたことがありますが、問題なく使えました。天ぷらは勿論、刺身もとても美味しかったです。
遠征釣りをされる方は高い保冷力が必要です。用途・目的に合った保冷力のクーラーボックスを選びましょう。
チェックポイント③:
『持ち運び(携行性能)』について
持ち運びしやすいか?
というのもクーラーボックスを選ぶ上では重要です。
肩にかけるベルトや持ち手があるかどうかもチェックしましょう。先述したように、地磯釣りで使用されるクーラーボックスが様々な容量があり、大漁になった日には持って歩くには大変です。40L以上のクーラーボックスを選ぶ方はキャリー(コロコロ)が付いているか?もチェックすることをおすすめします。
チェックポイント④:
『断熱材』について
先述した
保冷力
に大きく関係あるのが断熱材です。釣り用のクーラーボックスで使われる断熱材にいくつか種類があり、それぞれ熱伝導が違います。(熱伝導率…熱の伝わりやすさを表す値で、数値が小さいほど熱が伝わりにくい=保冷力が高い)
真空断熱パネル
- 熱伝導率…約0.002~0.008(W/mK)
多孔質素材を金属フィルムで真空パックしており、最も断熱効果が高く、保冷力が高いとされるのが『真空断熱パネル』です。
一番いいじゃん!
はい。しかし、その分 価格が高い・自重が重い、という傾向があります。あまり移動をしない磯釣り・船釣りにはおすすめの真空断熱パネルだと思います。
発砲ウレタン
- 熱伝導率…約0.02~0.03(W/mK)
ポリウレタンを発泡させたものです。クーラーの内部の隅々まで冷気が充填するため保冷効率が良いとされます。価格としても手頃になっており、よく選ばれている印象。
発砲スチロール
- 熱伝導率…約0.03~0.04(W/mK)
ポリスチレン粒を炭化水素ガスで発泡させたものです。釣り用クーラーボックスの断熱材としては最も軽量になっています。
発泡スチロールって、あの発砲スチロールでしょ?
弱そう…。座れなさそうだけど…
問題なく座れます。思いのほか 頑丈に作られているので安心して大丈夫。
自重が軽く、価格的にも最も安いのが発砲スチロールです。そこまで高性能なモノじゃなくていいんだけど…、という方には発砲スチロールの断熱材を使ったクーラーボックスがおすすめです。実際 筆者も最初は発砲スチロール仕様のクーラーボックスを使いましたが、十分使えましたぜ。
というわけで長々説明してまいりました。
以上のことを踏まえれば、磯釣りに最適なクーラーボックスが選べると思います。
磯釣りに最適!
クーラーボックス おすすめランキング10選
それでは、磯釣りにおすすめのクーラーボックスをいくつか紹介していきます。容量(L)は各種、さまざまなタイプがありましたが、今回は
- 磯釣りで25㎝~50㎝のグレ(メジナ)を10匹程度
を想定したときにおすすめの容量を厳選させていただきました。
それぞれ公式アイテムページを設けています。リンクから詳細が確認できますので、気になったものがあれば是非、お試しくださいませ。
1位:ダイワ(DAIWA):
ライトトランクα S2400
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 66(時間) |
容量 | 24L |
外寸 | 31.5×60.5×30.5㎝ |
内寸 | 22×46.5×22.5㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.93
|
- お手頃な価格!
- とてつもなく高い保冷力
- 軽いのに座れる!
- 開閉簡単な水栓付き、ワンハンドオープン
- 滑り止め標準装備
軽い、安い、そこそこの大きさということから非常に人気なダイワのクーラーボックスです。内寸も46㎝と、容量の割には横幅があるので、50cm程度の魚も少し尾を曲げれば収納可能。保冷力も評価が高く(KEEP値66!)、真夏の磯釣りでも安心して使えるでしょう。コスパが素晴らしく良いクーラーボックスの筆頭で、執筆時現在のAmazonベストセラーです。
2位:シマノ(SHIMANO):
スペーザ ライト250
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 40(時間) |
容量 | 25L (35L) |
外寸 | 68.5×30.5×32.0㎝ |
内寸 | 49.2×21.2×23.0㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.88
|
- キャスター(ころころ)付き
- 大型魚対応の内寸49cm!
- 安心のセーフティストッパー、機動力のキャスターを搭載(キャスターなしタイプもあります)
50㎝程度の魚を曲げずに収納できるクーラーボックスです。専用設計された断熱材を全面に配置することで高い保冷力を確保。25Lという容量にも内寸が49㎝ほどあり、大物でも曲げずに収納できるのが一番のおすすめポイント。
キャスターって必要かなぁ…?
迷ったらキャスター付きのタイプをおすすめします。
3位:Goture(ゴチュール):
クーラーボックス 25L
公式アイテムページ | Goture(ゴチュール) |
ICE値 | ー |
容量 | 25L |
外寸 | 63.3cm×35cm×33㎝ |
内寸 | 47cm×23.7cm×23.6㎝ |
断熱材 | リニアポリエチレン/ポリウレタン/ポリプロピレン |
おすすめ度 |
4.87
|
- 大容量!
- 価格が安い
- 保冷力も強め
大容量にしては、比較的価格の安いゴチュールの釣り用クーラーボックスです。密閉もしっかりしていて、水抜きやドリンクホルダー、栓抜きなど釣りに便利な機能も搭載されています。重量はそれなりにありますが(50Lで11.8㎏)、保冷などのことを考えると妥当でしょう。
4位:ダイワ(DAIWA):
プロバイザーHD S2700
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 65(時間) |
容量 | 27L (16L/21L) |
外寸 | 35×57.5×34㎝ |
内寸 | 25×43×25㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.84
|
- 座っても大丈夫な「マッスルボディ」
- 底面滑り止めシート付き
- 開け閉め簡単な水栓付き
- ぶつかりやすい角部分を保護するプロテクター
頑丈に作られている&高い保冷力が魅力的なクーラーボックスです。磯釣りの他、堤防釣り・船釣りにも多く使用されている汎用性の高いモデルです。クーラー本体に消臭剤が練り込まれており、化学的消臭の機能を果たしています。氷の持ちが良いと評価が高く、万能です。予算のある方におすすめ。
5位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ライト(300LF-030N)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 30 |
容量 | 30L |
外寸 | 58.3×35.0×35.0㎝ |
内寸 | 44.0×25.0×26.0㎝ |
断熱材 |
PP+発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.84
|
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
- ワンアクションで水を抜ける
- がっしり堅牢ボディ(座れる)
便利・頑丈・保冷力の3つを備えたクーラーボックスです。簡単操作で開閉できるロック機能や水栓など、便利機能が搭載。ちなみに水栓はヒンジ構造となっており、蓋を失くす心配もありません。滑り止めゴムも初期搭載されており、雨や潮で湿り、滑りやすくなった磯場も安心して使えるでしょう。
6位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ベイシス (NF-330V)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 50H |
容量 | 30L (22L) |
外寸 | 58×35×35㎝ |
内寸 | 44×25×26㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン |
おすすめ度 |
4.84
|
- がっしり堅牢ボディ
- 両開き・取り外しできるフタ
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
物や魚を効率よく収納できる機能性が非常におすすめなクーラーボックスです。利便性を考慮したフラットデザインとなっており、より使いやすく、よりシステマチック。保冷力の高いウレタン断熱素材を仕様しており、キャンプにも併用できる汎用性の高さ。
7位:伸和(SHINWA):
ホリデーランドクーラー48H
公式アイテムページ | 伸和(SHINWA) |
KEEP値 | -(時間) |
容量 | 33L |
外寸 | 幅57.4×奥行31.5×高さ36.9㎝ |
内寸 | 幅45.5×奥行22×高さ27㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.82
|
- コスパ最高レベル!
- 気密性・保冷力が高い
- サイズバリエーションが豊富
価格が安いのが魅力的なクーラーボックスです。知る人ぞ知るメイドインジャパン『株式会社伸和』で、容量の割には価格が非常に安いです。カゴを入れたり、仕切りを作るなど様々なカスタムが可能なのも面白いところ。色々なサイズがありますが、磯釣りには33Lがおすすめです。
8位:ダイワ(DAIWA):
プロバイザートランクHD II 3500(S)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 70(時間) |
容量 | 35L |
外寸 | 32.5×71.5×35㎝ |
内寸 | 24×55×25㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.85
|
- 持ち運び便利な(側面・上)ハンドル
- 上フタはどちら方向にも開け閉め可能
- 座れる頑丈マッスルボディ
- 静音キャスター・滑り止め標準装備
汎用性の高いクーラーボックスです。外寸の割に内寸が小さいですが、それが高い保冷力に繋がっています。堤防釣りでは色々な魚を対象に活躍してくれるクーラーボックスです。餌屋で氷をもらうことを考慮すると、2貫入れて丁度良い35Lサイズがおすすめ。
9位:リブウェル(Livewell):
ホリデーワールド 48L
公式アイテムページ | リブウェル(Livewell) |
ICE値 | ー |
容量 | 48L (17L/27L/33L/76L) |
外寸 | 幅76.5×奥行35×高さ36c㎝ |
内寸 | 幅65×奥行25.5×高さ26.5㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.82
|
- 価格が安い
- 自重が軽め
- 容量バリエーションが超豊富
とにかく価格が安いクーラーボックスです。しかし、安心の日本製。眩しいくらいの明るいホワイトを基調に燃えるようなレッドがアクセント。70㎝こえの青物やヒラスズキなどが釣れる磯では48Lサイズがおすすめです。価格が安いので、お小遣いアングラーから人気のクーラーボックスだったりします。
10位:シマノ(SHIMANO):
スペーザリミテッド 25L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 55(時間) |
容量 | 25L |
外寸 | 65×30×32㎝ |
内寸 | 49×21×23㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン+3面一体型真空パネル |
おすすめ度 |
4.80
|
- 汎用性の高い内寸50cmサイズ
- 快適操作の両面開き構造
- シャワーで洗える防水性能
保冷力が極めて高い、シマノの大容量クーラーボックスです。良型の真鯛やヒラメ、大型グレやクロダイなどを余裕で収納できます。底面と側面に一体成型の真空パネルを配置することでI-CE値55h(時間)。真夏の磯釣りを検討している方に是非おすすめのクーラーボックスです。
総括:磯釣りのクーラーボックス
おすすめランキング&選び方
以上、磯釣りに特化したクーラーボックスおすすめランキングについてでした。
と聞かれたら、『ダイワ ライトトランクα 2400』を推します。
- 磯釣りでは十分なサイズ・容量
- 軽いのに座れる頑丈ボディ
- カラー・サイズバリエーションの豊富さ
という点でおすすめ度が高いです。価格が少し高いのがネックですが、下手なクーラーボックスを選ぶよりは、ライトトランクαを選んでおいた方が長期的にはコスパが良いでしょう。
以上、磯釣りに特化したクーラーボックスについてでした。
今回の記事で、読者のあなたが魚を美味しく・新鮮にキープできるクーラーボックスを選ぶことができれば幸甚に尽きます。
それでは!
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