- 小さいのに飛距離が出る
- 引き抵抗があるので分かりやすい
という点から、シーバス初心者の方でも比較的 使いやすいルアーがメタルバイブになります。
と、根掛かりが多発するのもメタルバイブの特徴の一つですが、それを補って余るメリットがあります。広範囲&幅広いレンジを自在に、手返し良く探れるという点では他ルアーよりも使い勝手が抜群に良いです。
そこで今回は、
- シーバス釣りの基礎知識
- メタルバイブの基礎知識&選び方
- メタルバイブおすすめランキング
の順に解説していきます。
もくじ
釣れる確率を上げる!
シーバス&メタルバイブの基礎知識
ルアーの対象魚としては超人気のシーバス。活性が高い時期なら初心者でもポンポン簡単に釣れて、なおかつ引きがとても良いのが特徴です。東京の市場なら1匹1000円程度で売買される高級魚でもあり、昔の月桂冠のCMなら『ヒラメの縁側』と並んで『スズキの洗い』が紹介されるくらい美味な魚でもあります。
ゲーム性も非常に高く、創意工夫が求められるシーバス釣り。いろいろと要素が絡みますが、今回は時間帯や時期などの基礎知識を簡単に紹介していきます。『釣れないのは知らないから』という名言がある通り、まずはシーバスの超基本的な知識を知っておきましょう。
シーバス釣り
おすすめの時間帯は?
初心者には『マズメ』の時間帯がおすすめです。
その中でも特におすすめなのが『夕マズメ』以降です。新聞紙がギリギリ読めるか読めないかくらいの時間帯が一番釣果が上がる、という釣りプロの方も少なくもありません。
現在はルアーの発達に伴って日中(デイ)でも釣れるようになりましたが、昔は「シーバスは夜」と言われるくらい夕方以降に釣れる魚でした。現在でもやはり、活性が高くなるのは朝・夕マズメ、そして夜が最もシーバスの釣果が高いです。
そんなわけで日中よりも夕方以降の方がおすすめですが、メタルバイブを使うなら日中もおすすめの時間帯になります。障害物周りにメタルバイブを通すと意外に簡単に釣れたりするので是非、デイゲームにも挑戦してみましょう。
シーバス釣り
おすすめの時期は?
4月以降がおすすめです。
3月以前も釣れなくはないですが、初心者が始めるには厳しい時期なのは間違いないです。バチやハクなどの小型ベイトを偏食している傾向もあるため、メタルバイブで狙うには難しい時期にもなります。
その点、春以降のシーズンではシーバスの活性が徐々に高くなるので、デイゲームでシーバスを狙うには最適にシーズンになります。
メタルバイブって何?
シルエットが小さくとも自重があり、コンパクトで風の影響を受けづらいので飛距離が抜群に良いのがメタルバイブというルアーです。小柄なサイズなので小シーバスの食いつきも良く、初心者でも飛距離を出しやすいメタルバイブです。
普通のバイブレーションとの違い
鉄板が使用されており、厚さも薄いので空気抵抗が極限まで少ないので飛距離が出ます。
大きさに対して自重が重いので沈む速度も早いところも特徴的。中層よりは低層を探るのに適しているメタルバイブです(もちろん巻く速さによっては表層付近の釣りも◎)。デメリットとしては、他のルアーに比べて根掛かりしやすいことですが、それはね、もう仕方ないことです。メタルバイブの宿命です。諦めましょう。
- 大きさの割に飛距離が良い!
- 初心者でも扱いやすい(引き抵抗・キャスト)!
- 沈下速度が速い(中・低層のシーバスに◎)!
筆者の経験上、メタルバイブが役に立たない時期があります。
シーバス釣りで活躍する
メタルバイブの選び方
それでは実際に、シーバス釣りで活躍するメタルバイブの選び方を見ていきましょう。
という筆者のような方にむけて、出来るだけ一つのメタルバイブでシーバスを狙えるように、要点のみを簡潔に紹介させていただきます。よければ参考にしてくださいね。
メタルバイブの重さについて
場所(流れの速さ・水深)によって適性な重さが違います。
勿論 重いメタルバイブの方が飛距離は出ます。が、河川のような水深の浅いポイントでは30g前後のメタルバイブは使い勝手が悪いです。。簡単に、目安となるメタルバイブの重さは以下の通りになります。
河川では14g前後がおすすめ!
河川や河口では14g前後のメタルバイブがシーバス釣りで活躍してくれます。
それでも14g前後が使い勝手が良いでしょう。
流れに逆らずにゆっくりと巻いてくることでドリフト気味にもなり、シーバスにも自然にアピールさせることも出来ます。根掛かりのリスクも軽減しつつ、リフト&フォールもさせやすく、底を攻められる重さとしても14g前後のメタルバイブが河川シーバスではおすすめです。
水深が深い&サーフ等では30g前後がおすすめ!
飛距離が必要なポイントでは30g前後のメタルバイブが良いでしょう。
特にサーフなどで吹く強烈な逆風に負けずに飛距離を出す場合、どうしても重いメタルバイブじゃないと釣りにならないことも多々あります。
水深が深い沖堤防のようなポイントであっても、フォール(落下)スピードが速い方がスピーディに探れるので、30g前後のメタルバイブがおすすめです。
メタルバイブのサイズについて
6㎝前後のサイズがメタルバイブとしては主流で、定番のサイズだと思います。
基本的にはマッチザベイトのシーバス釣りですが、フラッシングやアクションによってシーバスの捕食本能を刺激させるのがメタルバイブです。サイズについては、そこまで重要視しなくてよいでしょう。サイズよりは重さを重視した方が良いでしょう。
メタルバイブのおすすめのカラー
特におすすめのカラーはありません。
好きなカラー、各自が愛着のもてるカラーを選べば良いと思います。
…先述したように、フラッシングやアクションによって誘うのがメタルバイブなので有効なカラーという概念は他ルアーに比べて薄いのですが…。信憑性は高くないと思いますが、一部の釣りプロの方が提唱しているおすすめカラーを一応 まとめておきます。
濁りが強い&活性が低いときは派手系カラー
濁りが強いときは、光が広範囲に届く金色系などのド派手なカラーのメタルバイブが良いそうです。
ミノーでは人気がない金色ですが、メタルバイブにおいてはグリキン(グリーン&金)やオレキン(オレンジ&金)のように、金色が絡むカラーが人気なようです。
水が澄んでるときはシルバー・ナチュラル系カラー
水が澄んでいるポイントのデイゲームではシルバー系や魚を模したナチュラル系のカラーの実績が高いようです。
シーバス特化のメタルバイブ
おすすめランキング 10選
それではシーバス釣りで活躍してくれるメタルバイブを紹介していきます。
各種 公式サイトのアイテムページやアイテムリンクを載せています。そちらから使用者のレビューも確認出来たりしますので、合わせてご活用くださいませ!
1位:Jackson(ジャクソン)
鉄板バイブ
ブランド(公式アイテムページ) | Jackson(ジャクソン) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 48/55/63/72㎜ |
自重 | 9/14/20/26g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- コンパクトなシルエットで風の抵抗が少ない
遠投性能に優れ、小さいシーバスにもアピール可能 - コスパ最高レベル
根掛かりを恐れずに、ボトム(海底)付近までしっかり攻められる - 価格が安い(昔より値上がったけども!)
他のメタルバイブに比べて安い、という実用的で非常におすすめな鉄板バイブです。数年前よりは若干 根上がった印象がありますが、それでも安いです。根掛かりを恐れずに攻められる、という点から初心者に超おすすめのバイブレーションです。価格だけではなく性能も遠投性、レスポンス、強波動など、メタルバイブに求められる要素が高次元で融合されています。
2位:ダイワ(DAIWA)
モアザン リアルスティール
ブランド(公式アイテムページ) | ダイワ(DAIWA) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 55/60/76 ㎜ |
自重 | 14/18/26 g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 2WAYで使える!
前:ノーマルアクション・速引き対応 後:ワイドアクション・デッドスロー・シャロー引きに最適!
- 引き抵抗の軽減とかつてない水抜け波動を生み、模様の役割も兼ねるウォータースルーホール
- ボディ前方下部にタングステン球埋入
着底が感知しやすく、根掛かり防止に役立っている
飛ぶ、沈む、泳ぐ、強アピールを当たり前に、快適な使用感にこだわって設計されているのがリアルスティールというメタルバイブです。フックとラインの絡みを極力起こさずに、安定した前傾フォール姿勢を保ちます。着底感知力に長けているのも初心者アングラーには有難いでしょう。飛距離と扱いやすさのバランスが良い、18gがおすすめです。
TGシリーズも出てます!
より飛距離を求める方や、激流ポイントでの使用を想定されている方にはTGシリーズも良いかもしれません。
3位:バレーヒルValleyHill
邪道 冷音(レイン)
ブランド(公式アイテムページ) | バレーヒル |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 62/77 ㎜ |
自重 | 14/24 g |
ターゲットレンジ | ー |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!
- ライントラブルが少ない!
- 控えめアクション
ライントラブルが非常に少ないメタルバイブです。若干 塗装が剥げやすいというデメリットは否めませんが、それでも釣れるため非常に人気。メタルバイブですが、アクションは他に比べて控えめなため、警戒心の高いシーバスにも有効です。現在はちょっと価格が上がりましたが、それでもルアーローテに入れておきたい傑作メタルバイブだと思います。
4位:ダイワ(DAIWA)
サムライ
ブランド(公式アイテムページ) | ダイワ(DAIWA) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 48/54/60/70 ㎜ |
自重 | 10/15/20/25 g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!!
- 水平姿勢で泳ぐ!
- 状況に応じて使い分けられる2WAYスリット
- フォールスピードが遅いので、リフト&フォールさせやすく根掛かりが少ない
価格が非常に安いDAIWAのメタルバイブです。一般的なメタルバイブとは異なる『センターバランス設計』が施されており、リアフックのテーリング(エビ)を軽減するとともに、水平フォールでフォール時のバイトを誘発します。
5位:アムズデザイン(ima)
シュナイダー
ブランド(公式アイテムページ) | アムズデザイン(ima) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 55/68/73 ㎜ |
自重 | 13/18/28g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 状況に応じて使い分ける2ラインアイ !
- ストラクチャーやボトムとの接触をいち早く感知するプロテクションジョー !
投げる・巻く・沈めるといった基本性能を徹底的に追及したメタルバイブのシュナイダーです。ビギナーからエキスパートまで幅広い層から支持されています。河口や海で使うとチヌが異様に釣れるのも面白いです。13gは河口などの浅い水深で、汎用性を求めるなら18gが一番おすすめです。
6位:エバーグリーン(EVERGREEN)
アイアンマービー
ブランド(公式アイテムページ) | エバーグリーン(EVERGREEN) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 55/75 ㎜ |
自重 | 13.5/25 g |
ターゲットレンジ | ー |
おすすめ度 |
|
- 使い勝手の良いバイブレーション
- コンパクトなサイズ感
シーバスの口にスッポリ納まる一口サイズ - ライントラブルが少ない!!
ゆっくり巻けばプルプル…と微振動、速度を上げると徐々にローリング幅を増して、捕食体制に入ったやる気のあるリバーシーバスを魅了します。アピールと喰わせを両立したハイピッチかつナチュラルなウォブリングアクションを生み出し、流れの変化等で一瞬バランスを崩して自動的に喰わせのタイミングを演出。よく売り切れになっているので根気よく探してみましょう。
7位:メジャークラフト
ジグパラ ブレード
ブランド(公式アイテムページ) | メジャークラフト |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 35/44/55/75/100~ ㎜ |
自重 | 3/5/7/14/18/23~ g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!
- サイズバリエーションが豊富
- 状況に合わせて使い分けられる2つのラインアイ
安さ&引き抵抗を抑えたタイトウォブリングアクションが特徴のジグパラブレードです。100㎜以下のサイズはフックトラブルも少なく、何より価格帯が非常に安いコトからおすすめのメタルバイブです。5g以下のサイズも選べるのでベイトが小さいパターンで活躍することも!
8位:デュオ(DUO)
メタルガレージ プレートバイブ
ブランド(公式アイテムページ) | デュオ(DUO) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 50/55/65/72 ㎜ |
自重 | 10/15/20/26 g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い!!
- 状況に応じて使い分けられる2タイプのラインアイ
価格が安いですが安定した飛距離とトラブルを軽減するように設計されているメタルバイブです。ターゲットに合わせてラインアイを選択でき、様々な状況に対応可能。ただ巻きやリフトアンドフォールでも安定したスイム姿勢をキープするため、誰でも安心して使うことが出来ます。シーバスは勿論、青物 やヒラメ・マゴチ狙いにもおすすめ。
9位:TAKAMIYA(タカミヤ)
FALKEN R ハーフソリッドバイブ
ブランド(公式アイテムページ) | TAKAMIYA(タカミヤ) |
ルアータイプ | バイブレーション |
サイズ | 58/70/78/90 ㎜ |
自重 | 13/21/26/38 g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 価格が非常に安い!
- 安くても信頼できるTAKAMIYA製!!
- コスパ最強レベルのバイブレーション
最安値かつ信頼度の高いTAKAMIYA製のバイブレーションです。低重心設計により飛距離が良く、波や風、潮流に負けず、ディープレンジも攻略できます。やや塗装・フックが弱いということもありますが、値段相応でしょう。それ以外は使えて、普通に釣れます。ロストせずに使えるというメリットも良いでしょう。コスパ重視の方にはおすすめかもしれません。
10位:コアマン(Coreman)
アイアンプレート
ブランド(公式アイテムページ) | コアマン(Coreman) |
ルアータイプ | メタルバイブ |
サイズ | 60/75 ㎜ |
自重 | 13/18/26 g |
ターゲットレンジ | - |
おすすめ度 |
|
- 専用設計されたシングルフック
- アクション立ち上がりの良さ
- トラブルの少なさ
飛行姿勢の安定・フォール中のトラブルレス・アクション立ち上がり瞬間起動・バラシの減少・キャッチ率の向上などが魅力的なコアマンのメタルバイブです。定価は1400円ですが、多分 数年間は低下で買えることがないでしょう。。機能性は素晴らしいのですが、品数の少なさと転売屋が合わさって価格の高騰がね…残念なところです。。。
迷っている方は是非!
シーバスおすすめメタルバイブ:総括
以上、シーバス釣りに最適なメタルバイブについてでした。
と聞かれたら、『Jackson 鉄PAN バイブ』を推します。
- 1000円を切る価格の安さ!
- スリムなシルエットなので空気抵抗が少なく、飛距離が素晴らしい!
- 鼻先のボトムバンパーによるダメージ削減&着底感知能力UP!
- フォール中の沈下姿勢の良さ&スイム姿勢の良さ!
という点でおすすめ度が高いです。何より価格の安さ&ブランドの信頼度が高く、初心者でも安心して使えるメタルバイブとしては一番だと思います。春先は釣果が落ちますが、それ以降(5月以降)は非常に汎用性の高いメタルバイブ『鉄PANバイブ』です。
今回の記事で、皆様のお眼鏡に合うシーバス特化メタルバイブを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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