中央アジアを舞台に、さまざまな結婚物語を描き連ねていく『乙嫁語り』。
英国人の旅行者スミスは、旅の目的地アンカラでタラスと再会したあと、ふたたび旅を始めることに。それは、もう一度アミルとカルルクの住む地域へ戻る旅……。新たに手に入れたアイテム「写真機」とともに、スミスとタラスと、案内人アリの旅路が始まる!
引用:Amazon
敢えて言うなら11巻はタラス回。
どうしても1話しか紹介できないなら77話の『イチャイチャブランコ回』を推させていただきたい11巻だ。薄幸の未亡人、というタラスさんが徐々に笑顔をにっていく様を見守れる素晴らしい11巻だ。傑作です。
というわけで今回は、そんな乙嫁語り11巻について紹介させていただく。
タイトルにもある通り、ネタバレ・画バレを含むぞ。
簡単にあらすじ紹介、面白かったところの紹介をサラっとするだけなので、キャラの言動一つ一つを丁寧に文字に起こしたようなネタバレ記事をご期待の方には、申し訳ないがご期待に沿えないからブラウザバックしよう。
ではではまとめていく。
乙嫁語り 11巻 各話あらすじ
【ネタバレ・画バレ含む】
それでは乙嫁語り11巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第70話 寒中歌
中央アジア 北部では寒波が来たらしい。
地理には疎いので知らなかったが、雪も積もるような厳しい冬が到来。
降水量に比例する降雪なので、内陸部の草原地帯では積もっても少しなんだけど、それでも極寒な中央アジアの冬。僕たち日本人にもお馴染み、コタツなんかも出して寒さを凌ぐそうだ。
アミルさん視点で見える冬を描いた70話だった。
1巻からずっと『鷹 大好き!』と言っていたティレケちゃん。(5巻の27話では)
5巻では
と、読者ですら胸が痛くなる表情のティレケちゃんにも
念願の鷹を見せてあげることができたようで良かった良かった。
好きなキャラばっかりな乙嫁語りだけど、僕は登場回の少なさの割にはティレケちゃんが気に入っていて、出てくるたびにニンマリ見てる。表情がコロコロ変わったりして可愛いよねティレケちゃん。
第71話 あれから
タラスさん回想回。
スミスさんと出会ってからの数日、
そして別れてから
突然の別れだったから『あ~あ、なんでこんな切ない気持ちにさせやがったんだ森薫め!』と思ってたけど、フェードアウトせずに再会させてくれてありがとう森薫。女性漫画家って男性漫画家に比べて救済的(ご都合主義とも言われる)展開が多いから安心できるのは僕だけだろうか。
あまり本筋に関係ないけど紹介したい男が
タラスさんの(一時的)嫁ぎ先の男性だ。名前すら紹介してもらえなかった男性だけど、良い人でな。
男の僕でも出会い方が違えばタラスさんの旦那として納得せざるを得ないほど優しく、包容力と理解力を兼ねそろえた良い男だった。
無暗に泥沼設定にさせないのは森薫の徳の高さかもしれん。彼にもどこかで幸せになりますように…
そういうわけで、スマホはおろか地図もろくに揃っていない状態で『スミスさんはアンカラに向かっている』という情報だけで旅を決心したタラスさんの回だった。
自身の装飾品を手放してまでスミスさんを待つタラスさんのシーンは感極まるものがあった。
ホント無事に会えて良かったね、タラスさん。
第72話 約束
話は現在、アンカラについたスミスさん一行。
ホーキンズさんに旅の出立を伝えたスミスさんだったのだが、
ホーキンズさんには疑いをもたれてしまう。
ちなみにホーキンズさんとスミスさんはイギリスのパブリックスクールからの仲。使いっ走り制度で仲良くなったそうだ。
ホーキンズさんの説得だけじゃなく、タラスさんについても頭を悩ませるスミスさん。
『水もいらないから…』とまで言うタラスさんが献身的すぎる…と思ったけど、何もかも捨ててスミスさんを追ってきた彼女だからな。なんとしても付いていきたいたいんだろう。
スミスさんの決断は…