近くの公民館で青少年向けの哲学についての本があったので読んでみた。その中で非常に面白いことを著者の女性がいっておられた。ちょっと、とっつきにくいような感じがする哲学がちょっと身近に感じられた良い経験だった。おっ待てィ。タイトルとはまったく関係ないけど、釣りの話はおいおいするからちょっとは青少年(23歳)のオレの話に耳を傾けィ。
「考える」ということについて皆さんはどのようにお思いだろうか。講師の女性の方は、「大人の中にだって、考えている人は滅多にいない。」ということを言っておられた。誰も何かしらは思っていることだから、自分は「考えている」と思っているが、とんでもない、と。そんなのはただ、たいていは「思っているだけ」にすぎないそうだ。あれこれ思い悩んだり思い煩ったり、そうでなくとも計画したり検討したり勘案したり、しかしそういうのは「考える」というのとは違うらしい。
女性講師いわく「考える」というのは「精神が本質を洞察する」ということ以外の何物でもないそうなのだ。この辺で私の脳が制御不能になり一時 児童向けのやさしい本への帰還を余儀なくされた
で、話をもどすと、この「考える」ということを行っている大人は滅多にいないそうなんだ。大半は、本質の洞察などはおこなわず、現像と共に浮沈しているだけで、つまり誰も「考えていない」のだと。考えるというのが何を指すのか分からない。なので子供たちに自分の分からないことは教えられず、「考えさせる教育」と誰も言いながら、誰も実行できていないゆえんだそうだ
ということで今回は「考えて釣りをする」ということに着目して、「シャロー(浅場)」だの「ウィード(海藻)」だの「マンメイドストラクチャー(人口障害物)」とかすクソめんどくさい英単語で混沌としているシーバスイング(シーバス釣り)、もといフラッドフィッシュゲーム(ヒラメとか釣るヤツ)に挑戦してきた。あ、メバリング(メバル釣り)とサバング(サバ釣り)も嗜んだ
実釣レポート
釣り場所
木更津内港公園
実釣場所
上の赤枠で囲んだところが実釣場所。この木更津内港公園、駐車場をはじめトイレなんかも公園内にあって快適な釣り場所だった。そんな立地柄か結構な寒さにも関わらず、夜まで釣り人がいた。
あ、囲み忘れたが、船着き場の裏側の堤防でも釣りをやった。
釣りコンディション
満潮は午後4時くらい。
風は無風とはいかないが、穏やかで良いコンディション。木更津内港公園にはライトなんかもあったりして、非常に快適な釣りコンディションだった。
そういえば釣り人の中で、なんか小さなイカを釣ってる人がいた。イカを釣っている人は初めて見た。イカってルアー(エビみたいの)で釣れるのね!何イカなんだろ?
あとハゼと小サバが釣れているようでした。
実釣
Youtubeや釣り雑誌などで一通りは予習してきたとはいえ、ひとりで何も知らない木更津内港公園でシーバス釣りは難易度が高すぎるので、数少ない友達に声をかけ、最近よく釣りにいくという浪人時代の友達、山川君と一緒に行けることになったのは幸いだった。
山川君はシーバスをよく狙うそうなので「とりあえず小櫃(おびつ)川河口付近からランガンで行きましょう」とワケわからん専門的なことを言われたので頼もしかった。そんな若者達の専門用語についていけなくなった哀れなアングラー(釣り人)に説明すると、「ランガン」っていうのは「ランアンドガン」っていうSLAMUDANKという名バスケ漫画に出てくる大阪2位のチーム 豊玉高校の必勝パターンの「ラン&ガン」の略称のことだ。
そんなランガン(?)でとりあえず漁港近くの小櫃川河口に行って投げども投げども2人とも何も釣れなかった。ので、大本命の木更津内港公園で釣りをすることに。
既に釣り人が何人もいらっしゃったので釣果を聞いてみると、ドンコ(エゾイソアイナメ)が数匹とイカ、小サバ、ちーーっちゃいアイナメ、メバルが釣れているようだった。シーバスとかヒラメ狙いの釣り人は私たちのほかにはいないようだった。もしかしたらいたのかもしれないが、餌釣りの人の方が多かった。
それがランガンというヤツなのか山川君が私から徐々に離れていき、漁港に着いて釣りを始めてから30分が経ったくらいで山川君が「かけたぞ!」という野太い声が遠くから聞こえてきた。ほかの釣り人のヘッドライトがこっちを照らすのが分かって少し恥ずかしかった。
で、よくシーバスを釣っているという山川君が苦戦して釣った魚がこちら
シーバス(セイゴ)42㎝くらい。
なんかスレがかり(針が魚の口じゃなくって体に引っかかること)だったらしくて、引きがすごかったらしく「これは60(㎝)くらいあるかも!」とか言ってた。そういうもんなのか、、
で、はやくも釣れた山川君は見るからに上機嫌になって釣り方について色々と教えてくれた。幸いフローティングミノーというプラグ(?)、ハードルアー(?)は前の記事の通り買っていたので、その使い方を教えてくれた。なんかただ巻き(ただルアーを投げて糸を巻くだけ)でも十分釣れるけど、トゥイッチングとかストップアンドゴーとかいろいろな動きがそれぞれ有効らしい。
とりあえず前に釣れたときと同じように「ただ巻き」を試すことにした。山川君いわく、初心者にとって重要なポイントは「一定の速度で巻く」ということらしい。ワケわからん動きで釣れることもあるけど、そんなのか偶然で「一定のスピード」で巻いたほうが山川君的には釣果があるそうだ。なるほど。
で、ただ巻いているが、、、、釣れない。。それどころか、次々にルアーを地面にぶち当ててしまい、塗装がどんどん剥がれる始末。。サイレントアサシン。。。脆い。。。
山川君に直訴しようと思ってルアーを投げて着水と同時に山川君の方に歩きながらルアーを引いてくと
あれ?なんかに引っかかってる?と思ったが、グイ…!グイ…!!と魚的な引きで竿がしなってた。
そこそこな強さの引きで、ヒラメなら40㎝くらいはありそうな感じがしてリールを回す。岸まで寄った瞬間に足元での乗っ込み。ドラグをズルズルに緩めていたのでジーと糸が出て行ってしまったので、慌ててドラグを締めて魚を浮かせて魚体を確認。抜きあげられるようなサイズなので抜き上げ。
それがこの魚
シーバス(セイゴ)35㎝。
最後の乗っ込みが強烈だったのでもう少し大きいかと思ったけど、そんなことはなかった。。若干 身にも針が引っかかっていたからかなぁ。
すぐにリリースして、すぐに釣りを再開。同じような場所に投げて、くるくるとゆっくりめな速度で糸を巻いてるとググッ!とアタリはあるものの乗りはせず。。
ちょっと傷は入ったものの、さすがはサイレントアサシン99F。半端ない飛距離を出す。これがAR-Cの力てヤツか、、!
調遠投して1巻き。またもグイッ!となにかの魚がかかった。
バレないように注意してそんなにゴリゴリと巻かないで緩やかに岸に寄せて、釣り上げた魚は、、、
シーバス(セイゴ)33㎝だった。
今回もなんかスレがかりで背中に針が引っかかっていた。なんだ。シーバスってのは捕食が下手なのか?って思ったけど、私だって時速20㎞くらいで駆けていくおにぎりを捕食できる自信はないので、まぁ仕方ないことなんだろ
すぐにリリースしてキャスト
またも魚がかかった!今まではジグヘッドワームを使っていたけど、シーバスとかを狙うときは圧倒的にフローティングミノーが便利な気がする。決まった層(海面から30㎝下とか)を泳いでくれるから、ただ巻いてくるだけで魚がいれば釣れる気がする。
で、岸に寄せると、底に向かってグーッと引っ張って面白い。
少しして抜きあげた魚が
シーバス(37㎝)だった。今回のはルアーの後ろフックにかかっていた。良い引きで楽しかった。
その後はいくつもアタリはあるものの、かけられず。しかし山川君と私で10匹以上のシーバスを釣った。途中からあまりにもシーバスがかからない(ルアーを見切ったらしい)ので山川君はヒラメ狙いでメタルジグを投げてたけど、結局釣れてなかった。アタリはあったらしい
潮止まり間際、それまでに比べて弱ーい引きの魚がかかった。
それがこちら
メバル(17㎝)。
前フックにかかってたんだけど、かかり方が不思議。上と下唇の両方に針が貫通していた。
今回 私が投げてたのはサイレントアサシン99Fていうその名の通りの99mmの中くらいの大きさのクッソ高いルアーだったけど、もう一回り小さくしたら10㎝くらいの小メバルもたくさん釣れるのかも知れないなぁ、と思ったところで潮止まり。山川君を下宿先まで送って私も帰った。片道1時間半はさすがにきつかった
まとめ
なんかシーバスって結構 勉強しなきゃいけないことが多い釣りだなぁ、という小学生並みの感想を抱いた。何回も釣りに通えれば感覚的に身に着く技術なのかもしれないけど、そんなに近くに手軽に行ける釣り場がない私からすると予習をしっかりとして挑まねば。(まぁ近くには東京湾とかあるんだけど、ルアー釣りの人が所せましとルアーをヒュンヒュン投げてるところに交じって釣りをする勇気はないので)
最近はYoutubeとかで掃いて捨てるほどには釣り系Youtuberがいらっしゃるようで、それに釣られてルアーを始める人も多いらしく、そのため日中はシーバスも結構 ルアーを見切ったりしている、と山川君が言ってた。た、たしかにルアーやってる人増えた気がする。。
それによってシーバス釣りが難しくなっているのかしらないけど、どうなんだろうね。
とりあえず、人が多くなると私はその釣り場を見切りざるを得なくなるので、はやく真っすぐルアーを投げられるようになりたい