という方。
釣りナイフ(フィッシングナイフ)はお持ちですか?
折角 釣った魚は美味しく食べたいですよね。特に青物なんかは鮮度が命。生きたままにしておくと魚が暴れて身が痛んだりしてしまいます。できるだけストレスをかけずに〆て血抜きをすると、お刺身がこれ以上なく美味しくなったりします。
というワケで今回はフィッシングナイフについて。
- 失敗しない基礎知識
- おすすめランキング
の順に紹介していきます。
もくじ
普通のナイフでも良いけど…
釣り用ナイフって?
ぶっちゃけ普通のサバイバルナイフでも大丈夫です。
釣り人がナイフを使う理由としては、
- 魚を〆る(神経締めor脳死)
- 血抜きをする
ことによって魚を美味しく食べるためです。やり方さえ分かればサバイバルナイフでも可能です。しかし、海水で錆びにくいステンレス鋼などを採用、握る場所(グリップ)や刃渡りなどが調整されているのが『釣り用ナイフ(フィッシングナイフ)』の特徴です。
これから長く釣りを楽しみたい方は是非 検討していただきたいアイテムです。命をいただく魚に対して感謝を持ち、できるだけ恐怖・ストレスを感じさせないためにも出来れば良いフィッシングナイフを選んで、一撃で締められるようにしたいですね。。
失敗しない基礎知識!
釣り用ナイフの選び方
それでは選び方について紹介していきます。
チェックポイントとして3つに絞りました
という方がいらっしゃったら是非、参考にしてみてくださいね。
釣り用ナイフ:チェックポイント①
刃の材質
ステンレス鋼が基本です。
海水で使用することを考えて、防錆び加工がしてあるナイフ(フッ素加工など)がおすすめです。なかにはチタンやセラミック製の素材を用いたフィッシングナイフもありますが、ややクセがあるので使いにくいかもしれません(例:セラミック製のナイフは普通の砥石では研げない)。
また、
と考えている方は注意。錆びに抵抗力があるだけで、海水や血で汚れたまま放置すると普通に錆びます。防錆び加工が施されているナイフであっても、使用後はしっかりと洗いましょうね。
釣り用ナイフ:チェックポイント②
ナイフのタイプ
タイプは大きく分けて☝の3種類。
安さ重視の方には…
『スライド』式がおすすめ!
価格帯が安いフィッシングナイフです。
非常にコンパクトに収納が可能で価格も安いコトから最初の一本として選ばれることの多いタイプのフィッシングナイフですが、少し堅牢度に不安要素がありまる。筆者が使っているSHIMANOの『CT-912R』だと70㎝程度のシーバスを神経締めする際に手間取りました。
サイズにもよりますが、あまり大きな魚の神経締めには苦戦する可能性があります(50㎝のヒラメとかはサクサク切れますが…)。
汎用性重視の方には…
『折りたたみ式』がおすすめ!
折り曲げて柄の中に刃を収納できるタイプです。
フォールディングナイフとも呼ばれており、コンパクトに収納できるのも◎。スライド式に比べてグリップ(持ち手)に力が入れやすいこともあり、小型~中型の魚を締めやすい形状となっていて人気が高いです。
携行性能・汎用性が高く、万能なフィッシングナイフです。
ビックフィッシュ(70㎝以上)を締める方には…
『直刃』式がおすすめ!
柄と刃が一体になったタイプです。
上の2点に比べるとやや収納性が悪いですが、その分 頑丈でタフネス。大きな魚の神経締めにも適しています。お手入れも簡単なのも嬉しいところ。
釣り用ナイフ:チェックポイント③
サイズ
直刃タイプを選ぶ方は、
- バックにすっぽり収納できるか?
- 付属品(プラケース)などで携帯できるか?
を考えましょう。そこまで大きいフィッシングナイフはありませんが、持っているバックによってはナイフがはみ出して不格好、持ち運びづらくなってしまいます。特にルアー釣りをされる方は、ランガンの際に落とす可能性もあるので注意しましょう。
高い信頼度とコストパフォーマンス!
釣り用ナイフ おすすめランキング⑦
それでは釣り用ナイフを紹介していきます。
なお、今回はショッピングサイトのランキングは度外視。一般的釣具店にも置かれているような
- 釣具ブランドのフィッシングナイフ
に絞って紹介させていただきます。DAIWAやSHIMANO、がまかつ等どれも人気で、釣り人から熱狂的な支持を集めるメーカー品になっています。各アイテムリンクから実際に使用している方のレビューも確認できたりします。そちらも是非 ご参考ください。
1位:SHIMANO(シマノ)
スライドナイフ CT-911R
ブランド(公式アイテムページ) | SHIMANO(シマノ) |
材質(刃) | ステンレス鋼 |
サイズ(収納時) | 110×30×10㎜ |
タイプ | スライド式 |
おすすめ度 |
|
- 価格が非常に安い!
- 信頼度の高い一流釣り具メーカー
- 安心感のあるガッチリホールド機構
- 4年以上使っていても未だ現役な耐久度の高さ!
1000円前後で買えるコスパの高さが魅力的なSHIMANOのスライドナイフです。仕舞寸法も短く、自重も軽いため携行性が抜群。実際に筆者も購入してから4年が経過しますが、未だに現役です(多少の刃こぼれは有りますが…)。カラーバリエーションは3種類から選択可能。
という方におすすめです。
『Type-F CT-912R』シリーズも!
フッ素加工が施され、さらに軽量&防錆び性能が高くなった『Type-F CT-912R』も登場しています。やや価格が高くなっても長期間使用したい方におすすめかもしれません。
2位:SHIMANO(シマノ)
シースナイフ CT-513N
ブランド(公式アイテムページ) | SHIMANO(シマノ) |
材質(刃) | フッ素加工済ステンレス鋼 |
サイズ | 226×56×21㎜ |
タイプ | 直刃式 |
おすすめ度 |
|
- 握りやすいグリップ形状
- 錆びに強いフッ素加工済みステンレスブレード
- カチッと簡単装着、樹脂製シース付
シースには水抜き穴を設置し、水分がこもりにくい
- 格好良いデザイン
段ボールがスィーーーッと両断できるような抜群の切れ味のSHIMANOシースナイフです。力が入れやすいグリップ形状となっており初心者でも使いやすいでしょう。『ロングタイプ』はシーバスやブリのような大型の魚を〆るのにも最適。カラーは青が人気ですが、2022年、グレーも登場。
3位:ダイワ(Daiwa)
フィッシングナイフ SL-78
ブランド(公式アイテムページ) | ダイワ(Daiwa) |
材質(刃) | ステンレス鋼 |
サイズ | 193㎜ |
タイプ | スライド式 |
おすすめ度 |
|
- コスパ最高レベル
- 一流釣具メーカーの信頼感
- 収納性抜群!ナイフの装着簡単!
慣れれば片手でも元の収納状態に戻せるような機能性の高いDAIWAのフィッシングナイフです。グリップの形状を上手く利用してロックする画期的な機構(ハンドル開閉ストッパー)を採用、刃を装着・ロックが非常に簡単です。執筆時現在 Amazon『フィッシングナイフ』部門のベストセラーでもあります。
4位:ラパラ(Rapala)
ユーティリティナイフ RCDCUKB4
ブランド(公式アイテムページ) | ラパラ(Rapala) |
材質(刃) | セラミックス |
サイズ | ハンドル長:11.5cm 刃の長さ:10cm |
おすすめ度 |
|
- 錆びない非金属(セラミックス)
- 老舗釣具ブランドRapara(ラパラ)
1936年創業の老舗釣具メーカーRaparaのフィッシングナイフです。
鳥の皮等ぷにぷにして柔らかいのに切りにくいものもスーっと切れます。
樫の木等硬いものを削ると刃先がポロポロ欠けてしまいいます。
研ぎ直しはダイヤモンド系の砥石やシャープナーで研ぐ必要が有ります。が元の切れ味には戻りません。
通常の石系の砥石で研ぐと何故か刃先がボロボロになります。
今回は試しに色々切ってナイフをダメにしてしまったが、柔らかいもの限定に使えば一生ものかも。
というレビューのように、セラミックという材質の特徴を知っていれば末永く使えるでしょう。
『フィレナイフ』もおすすめ!
骨を断つには柔いですが、釣り場で身を捌いたりするには『フィレナイフ』も良いでしょう。管理釣り場で使用している人がいましたが、なかなかお洒落で格好良かったです👇
5位:ベルモント(Belmont)
フィッシングナイフ[SV] MP-177
ブランド(公式アイテムページ) | ベルモント(Belmont) |
材質(刃) | ステンレス鋼 |
サイズ | 全長:約220㎜ 刃渡り:約90㎜ |
タイプ | 折りたたみ式 |
おすすめ度 |
|
- スタイリッシュで格好良いデザイン
- コンパクトに収納可能
- 軽量!
ブレードの厚みは3㎜で魚を絞めるのに最適な釣りナイフです。波刃(セレーションブレード)は魚の腹を割いたりロープを切るのにも便利で、カラビナが付いているので携帯性&落下防止対策にもなっています。ハンドルにはアルミニウムを使用していることもあり、軽量です。
6位:がまかつ(Gamakatsu)
フィッシングナイフ 6Aステンレス GM1569
ブランド(公式アイテムページ) | がまかつ(Gamakatsu) |
材質(刃) | ステンレス鋼 |
サイズ | 24×195×12㎜ |
タイプ | 直刃式 |
おすすめ度 |
|
- 高級感のあるデザイン
- 丁度良い刃渡りの長さ
- 自重の軽さ(50g程度)!
- 安全性が高く水に強いインナープラケース付き
熱狂的ファンの多い『がまかつ』製のフィッシングナイフです。折り畳み式やスライド式に比べると、やや仕舞寸法が大きい直刃タイプですが、切れ味・耐久性に優れたブレード・グリップ素材(強化木)を使用しており、長期的使用にも適しています。刃渡りも90㎜と丁度良く、小物から大物まで対応出来るでしょう。
7位:DAITOU(ダイトウブク)
スーパーロックナイフ 3
ブランド(公式アイテムページ) | DAITOU(ダイトウブク) |
材質(刃) | ステンレス鋼 |
サイズ | サイズ:220㎜ 刃渡り:90㎜ |
タイプ | 直刃式 |
おすすめ度 |
|
- コスパ◎
- サイズバリエーション3種類
非常に安価なフィッシングナイフです。第一精工のナイフと迷いましたが、汎用性を考えてダイトウブクをおすすめラインナップに選びました。人気ではありませんが、一般の釣具センターなどにも置かれていることから信頼度は高め。
小型魚を専門的に狙う方には…
『第一精工 MCナイフ』がオススメです。
価格は1000円を切り、自重も非常に軽いです。
お魚を更に美味しくする!
釣り用ナイフ:総括
以上、フィッシングナイフについてでした。
と聞かれたら、『SHIMANO スライドナイフ』を推します。手前味噌ではありますが、
- 70㎝以下の魚なら難なく使える汎用性
- 4年間以上使えている堅牢度・耐久性能の高さ
- 1000円前後というコストパフォーマンス
という点でおすすめ度が高いです。高級感を求める方には微妙ですが、必要最低限の機能を持ち、コンパクトに収納も可能できるのでとっても便利。大抵の魚なら神経締めと血抜きで大活躍してくれるでしょう。
今回の記事で、皆様の目的・希望額に見合ったフィッシングナイフを選ぶことの一助になれば幸甚に尽きます。
それでは!
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