【れぽーと35(35話)】 エソ
というように、基本は巻いてくるだけのシーバス釣りである。初心者の頃は誰しも『こんなんで釣れるのかよ…』と思うが、変にアクションを入れるよりは『ただ巻き(巻くだけ)』の方が釣れるシーバス釣り。
意気揚々と始めた2人だったが、、、
15分もするとヒナの腕が限界に。初めてのメタルジグって疲れるよね。
と、そこは夏海のワンポイントアドバイス。非常にタメになる。僕も参考にさせてもらおう…
がしかし、そんな簡単に釣れるシーバスではない様子。船の下なんかに姿は見えるシーバスもいるが、ルアーには無反応。
…
分かる。
2年前とかは『釣れなくても楽しい』を狂言、そう自分に言い聞かしてるだけでしょ?と、釣り人あるまじき冷めた考えをしてたけど、今になっては分かる。
流石に2月とかのクッソ寒い日に遠出して釣果ゼロのときはムシャクシャして帰りのコンビニで散財したりする。が、天気の良い日に友達と釣りに行って『はぁ、無駄な一日だったな…』とはならなかったからして、『釣れなくても楽しい』は本当だと思う(まぁ天候が悪いときにわざわざ行くことはないけど…)。
というヒナの心情シーンがあって『ま、まさか終わらないよな…』と少しヒヤリとした僕だったが、
夏海のヒット!
念願のシーバスに思えたが、独特の引きを感じた夏海。すぐにゲンナリした表情に。
釣れたのはタイトルの魚。
というようにシーバス釣りに食ってくる外道として有名な魚だそうで(僕は1匹も釣ったことないが…)
ヒナも無事、一匹釣りあげるが……
針を外そうとしている間に弱わらせてしまった。。
『釣ったら食べる』がモットーの堤防部なので…
というように、お料理回になった。
小骨が多くて調理が面倒なエソだが、すり身としては絶品・高級魚として知られている魚なようで大野先輩が思い付いた料理は……
【れぽーと36(36話)】 雨と雷
天気が崩れてしまったようで、釣りはできなさそう…
作中では既に7月も後半。一週間後の8月3日からは伍島で合宿…ということだったのだけれども、
台風が来てしまうと、道中のフェリーが欠航になる可能性が欠航高いらしい。。
足が付かないところでは不安になる大野先輩だったが、
フェリーは大丈夫(?)とのこと。
一向に雨は止まないようなので、36話では雑談回となった。
大野先輩の夢(進路)だったり、
そのほかにも理由があるらしいが…
3年生の黒岩部長の進路(?)だったり
そして、
思いついたかのように『釣りのルール』を1年生コンビに説く部長だった。
思わぬところで自分たちが法を冒していることに気が付いたヒナ。
獄中暮らし、なんて放課後ていぼう日誌に似つかわしくない単語が出たが……?
【れぽーと特別編】 狩猟
とうとう6巻では一コマも登場しなかった堤防部顧問、さやかちゃん。
番外編の『狩猟』は、さやかちゃんがメイン。
4巻では
自分で燻製機を作るようなさやかちゃん。実家が米農家、ということもあり害獣駆除として漁師としても活動することがあるそうで、
珍しくキッと目を見開くさやかちゃん。着衣水泳のときだったり、真剣になると目を見開くのかしらん。
そういうわけで、さやかちゃんとイノシシの死闘が見られた番外編だった。
放課後ていぼう日誌 6巻の個人的 見所
では最後に個人的な見所をいくつか紹介させてくれ。
役立つ知識
これまでも十分 役立つ知識が多かったけど、6巻では『そ、そんなことが出来るのか…』と舌を巻くような豆知識がふんだんに散りばめられていた。
また、釣り人として特に重要に感じたのが36話で語られた『釣り人のルール』のシーン
挨拶が大事。
本当にコレだと思う。
いきなり横で竿出されると何となく嫌な気持ちになるもんね。。
デフォルメ多め
作者も慣れてきたのか線が(良い意味で)大雑把になってきたり、そしてなんといってもキャラのデフォルメが一段と可愛らしく、面白くなってきた。
褐色に日焼けした夏海や
キツネ化部長など、
画的に楽しい場面がいくつもあって紹介しきれん。。
放課後ていぼう日誌 6巻の考察と感想
そんな放課後ていぼう日誌6巻だった。
前の5巻でも書いたけど、巻を増すごとにどんどん面白くなるよ放課後ていぼう日誌。
キャラの可愛さ、釣りをはじめとするアウトドア、そして役立つ知識、etc……甲乙つけがたく素晴らしく高いバランスに仕上がってきた。
はやくも7巻が楽しみである。。