投げ竿のエントリーモデル
と評価の高いダイワのリバティクラブ サーフT。
実売価格が1万円を切る投げ竿ながらも、振りぬき感が良く、色々な釣りモノを楽しめると評判です。
しかし、
と、不安な方もいらっしゃるでしょう。
というワケで、今回はリバティクラブ サーフTについて、
- ザックリとスペック紹介
- 実釣インプレ(使ってみての感想)
- おすすめモデル
の順にまとめています。
使用感については詳しく書いていきますので、悩まれている方の参考になれば幸いです。
どんなロッド?
ダイワ リバティクラブ サーフ
コスパ最強レベルの本格投げ竿です。
オモリ負荷も丁度良く、感度も良好。10㎝程度のピンギスのあたりでさえ明確に捉えます。波止・堤防・海釣り公園で幅広く使えるラインアップが用意されており、15・20号は、防波堤でアジ・サバ・イワシなどを狙うサビキ。25・30号はキスをサビいて釣るスタイルからカレイ・アイナメまで対応できます。
ダイワ(DAIWA):
リバティクラブサーフT
公式アイテムページ | DAIWA |
長さ | 4.2m |
仕舞寸法 | 117㎝ |
自重 | 345g |
オモリ負荷 | 20-30 |
おすすめ度 |
5
|
海辺を自由自在に楽しむリバティクラブ
さあ、リバティで釣りに行こう!釣りの楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたい。そんな想いををカタチにしたのがリバティクラブ。快適な使い心地と細部にまでこだわったデザイン品質・基本機能が「どう楽しもうか、どこへ出かけようか」と想像力と好奇心を掻き立てる。海で、川で、湖で気ままに“楽しく過ごす”、そんな心を満たす豊かな一日を提案するリバティクラブで釣りに出かけよう!
竿を思いっきり振り切る爽快感が投げ釣りの魅力の1つ。そして、狙いの魚以外に何が掛かるか判らないのも魅力。波止・堤防・海釣り公園で幅広く使えるラインアップを用意。15・20号は、防波堤でアジ・サバ・イワシなどを狙うサビキにも転用可能。25・30号はキスをサビいて釣るスタイルからカレイ・アイナメまで対応できる万能な調子。
リバティクラブサーフ
搭載テクノロジー
それではリバティクラブサーフが搭載しているDAIWAテクノロジーをいくつか紹介していきます。
ブレーディングX
ダイワ特有の強化構造です。
ブランクのバットセクション最外層をカーボンテープでX状に締め上げることで、ロッド操作時のパワーロスにつながるネジレを抑制。細身ながら高い強度を確保し、持ち重り感を軽減することでより操作性をUPさせてくれます。
ステンレスリールシート
大型リールがぐらつきません。
後述しますが、投げ専用リールなどを使うと差が明確に分かります。カチッとリールを固定できるので、自重の重いスピニングリールが超安定します。
リトルセンサータッチグリップ
竿尻がゴム製になっているリバティクラブサーフ。
ゴム製のため濡れた手でも滑らずしっかり握りこむことができ、竿を斜めに立てかけた時も滑りにくい。
リバティクラブサーフ
実釣インプレ・評価
筆者の直感的にインプレ評価をすると、使っているときの安心感はくるりの『Remember Me』のような感じ。ズビュンっと飛距離が出るので投げなおす手間がなく、ゆっくりと、安心して魚信を待つことに専念できます。
さて、読者の皆様が再度
となったところで実釣してみてのインプレ評価をまとめていきます。参考までにどうぞ。
置き竿にピッタリ!!
THE置き竿
といった感じのリバティクラブサーフ。
自重が重めということもありますが、筆者は主に置き竿として使っています。
重いのかぁ…
と不安になる方もいるかもしれませんが、大丈夫。後述しますが、色々なモデルがラインナップされているリバティクラブサーフTです。筆者の場合は河口での投げ釣りで使用する際、15号程度のオモリだと流されて釣りにならないので25号モデルを使っているだけです。15号-330とかなら結構軽いのでオススメです。
セイゴのぶっこみ釣り等をされる方で、1級河川での投げ釣りを検討されている方は、ちょっと重くなってしまいますが、オモリ25号以上を扱えるモデルがおすすめです。
竿の粘りがスゴイ!
グラス特有の柔らかさ
が特徴のリバティクラブサーフ。高級モデルがカーボン含有率が高く、反発力や感度が優れているモノが多いですが、リバティクラブサーフは逆。グラス繊維が多く、柔らかい仕上がりになっています。
初心者がいきなり高級モデルを使うと
肩が……!!!
と、不調をきたすことがありますが、その点 心配ナッシング。柔らかいので扱いやすく・投げやすいです。大魚の強烈な引きにも柔軟に対応してくれます。
90㎝のナマズも比較的 余裕をもってファイトが楽しめます。リールのドラグ性能に頼らずとも、竿がよく曲がって衝撃を緩和してくれている気がしました。
キスの引き釣りにも使える!
飛距離もキチンと出る!
のも素晴らしいリバティクラブサーフ。先述した通り、グラス繊維が多めということもあって
柔らかいから飛距離は出ないのでは…?
と心配な方もいらっしゃるでしょう。が、心配ナッシング。
25号前後のオモリ号数を使えるモデルであれば、4~5色(90m)前後はしっかり出せるでしょう。キスが深みに落ちた晩秋であっても、キチンとポイントに仕掛けを届けることが出来ます。
ちなみに筆者が使っているモデル(25号-420)ならジェット天秤を使って投げれば7色(120m前後)もかくやといったところ。名前の通り、サーフからの遠投にもうってつけのリバティクラブサーフでしょう。
何でも釣れるので楽しい
使っていて楽しい
というのが一番のおすすめポイントなリバティクラブサーフ。ルアーロッドで専門的にヒラメやシーバスを狙っていたりすると
どう頑張っても釣れねぇ……
というコトが少なくありません(筆者の技量は置いといても)。いない魚を延々と狙って、結果釣れず、趣味の釣りがストレスを蓄積させるという大矛盾に繋がりかねません。
そんなときにはリバティクラブサーフ。適当な仕掛けに餌(餌的なルアー)でもつけて遠投して、ゆ~~っくりと引いてくれば何かしら釣れます。
皆さんが釣りをする目的はなんでしょうか?
釣りたい、のではないでしょうか?
釣りに出かけたのに、釣れずに帰るコトが常になってきた…
という大スランプの釣り人や、これから釣りを始める初心者の方には超絶おすすめのリバティクラブサーフです。基本どのモデルでも投げ釣り、サビキ釣りができるので是非!
価格(8500円)以上の働き!
筆者にとって8500円(購入時の値段)は高額です。
土日と睡眠時間を削って休日バイト(自給800円)。灼熱ビニールハウスの中で滝のように汗を流し、蚊にボコボコ喰われ、むせび泣きながら10時間程度、ピーマンの選定をして得られるのが8500円という大金。高すぎる…普通に高すぎるそれは…。自給も安すぎる…
で、そんな血と汗で滲んだ8500円に見合っているかというと、まぁ普通に見合ってます。
というか価格以上。超遠投が出来て、サビキも卒なくこなし、これまでボウズがないという縁起の良さも相まって筆者的1軍ロッドです。
スピンパワー(シマノの高級竿)とかと比較すれば、そりゃ超違いますが、それでも8500円で"普通"に"楽しく"釣りが出来るのは凄いコト。写真の通り、最高級のおかずも大漁に釣れるのでお得なくらいですぜ。
ダイワ リバティクラブサーフT
おすすめモデル
現在 13種類のモデルから選べるリバティクラブサーフT。
筆者が購入の際に非常に悩んだのが以下の3モデルです。
ダイワ リバティクラブサーフT
15号ー360・K
モデル | 15号-360 |
全長/仕舞寸法 | 3.6(m)/102(㎝) |
自重 | 265(g) |
オモリ負荷 | 6~15号 |
おすすめ度 |
|
- 投げ釣り初心者が扱いやすい
- 女性でも振りやすい長さ・オモリ号数
というコトで、筆者が彼女(身長157㎝・体重46㎏)に買ってあげたモデルです(すでに別れました)。実際、筆者のモデル(25号-420)に比べて格段に投げやすそうでした。というか、初心者は20号以上のオモリを投げるのにはコツがいります。PEを使っている場合、下手すると指が切れます。
そういった観点からすると、まずは15号-360が丁度良いモデルと思われます。筋力に自信がない方でも、振り切りやすく、飛距離が伸ばせるでしょう。はぁ、イオリちゃんは今でもどこかでリバティクラブサーフを振り切っているのでしょうか?
ダイワ リバティクラブサーフT
25号ー420・K
モデル | 25号-420 |
全長/仕舞寸法 | 4.2(m)/117(㎝) |
自重 | 445(g) |
オモリ負荷 | 20~30号 |
おすすめ度 |
|
- 超遠投が可能
- 重いオモリが扱える
河口で置き竿使用時、流れが急なときにも使える
という要素から筆者が選んだモデルになります。30号のオモリ号数も扱えますが、なかなか難しいです。体感的には25号前後が一番 飛距離が出やすい気がします。Anytime Fitnessで頑張って筋トレに励む筆者(身長174㎝・体重66㎏)からすると、
ふんもっふ!!
と声が滲み出るほどに力投してやっと振りぬけるといった感じです。投げ方が分かっている方や、筋力・体力に自信のある方におすすめでしょう。
ダイワ リバティクラブサーフT
25号ー420L・K
モデル | 25号-420L |
全長/仕舞寸法 | 4.2(m)/105(㎝) |
自重 | 475(g) |
オモリ負荷 | 20~30号 |
おすすめ度 |
|
- リールシート位置が短い
- 重いオモリが扱える
ということから、キスの引き釣りをするには最適なモデルです。Lモデルは25号の他にも30号があります。ほかの人が届かないポイントに仕掛けを放りたかったら30号がおすすめですが、結構な筋肉量・コツがいると思われますので注意。
価格以上の満足度!
リバティクラブサーフT インプレ総括
とにかく超満足!!!
というのがダイワ リバティクラブサーフTのインプレ評価です。
本文でも述べたように
- 粘り強く・柔らかい
- 飛距離の良さ・爽快感
- 価格の安さ・出来るコトの多さ
という点から、エントリーモデルの投げ竿としてはコスパ最強格であることは間違いないでしょう。最近は1万円以下で買える投げ竿が増えましたが、ブランド信頼度や実釣性能を考えると、ダイワのリバティクラブサーフTが一番良いのでは?
以上、リバティクラブサーフTについてのインプレ評価についてでした。
迷っている方は是非 検討してみてください。投げ釣り初心者の方は、多分 これ以上コスパが良い投げ竿は見つからないと思いますよ。
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