たばこを喫まず、酒も飲まず、野菜ばかり食べてジムに通う。そういうツルンとした人々、彼らはそれを「ナチュラルライフ」と呼ぶ。すなわち自然的人生なのだと。なるほど、けっこう。で、何のための人生なのですか。健康に生きるために健康に生きる、その健康な人生はなんのためのものなのですか。
こんにちは。最近、大学の中で偶然 目にした池田晶子さんの本を読んで、分かりやすく感化されています。
というのも先日、ヴィーガン(すごいベジタリアンのこと)のフランス人達と話す機会がありました。趣味が釣りだと話したら 露骨に嫌なカオをされ、『釣って食べるわけではないのに魚を傷つけてはいけないことだ』、と。酒の席 ということもあり、すぐにめんどくさくなったので『トイレに行く』といってその場を逃亡しておきました。
帰り際に、そのヴィーガンの席の方を見ると、途中まで一緒に飲んでいたアンチ(反対派)ヴィーガンのテオが
と、声を荒げてフランス人達と議論していましたが、我関せずということで先に帰らせていただきました。あれほど、『孤軍奮闘』という言葉が合うシチュエーションは初めて見ました。
趣味って大事ですよね。生活を彩ってくれます。
今回はニュージーランド、オークランドのノースショア(North Shore)に位置する高級住宅街(らしい)タカプナ(Takapuna)にあるPupuke湖(Lake Pupuke)で釣りを楽しんできました。正直 川釣りなんて小学生の時に利根川でハゼを釣ったくらいでしたので久しぶりで心配でしたが、思いもよらない釣果になりました。
それではまとめていきます。
実釣レポート
今回は一人ではなく、ひょんなことから知り合った釣り好きの日本人の方と一緒に釣りに行かせていただきました。久しぶりのオークランド。飛行機に乗っているときから興奮気味でした。
釣り場所
知人 いわく『ニュージーランドは釣り人口がそもそも少ないのか、時期であればどこでだって釣れる』とのことでした。実際 ニュージーランド人は陸っぱり、もとい堤防などから釣りしている人は少ないようで、見たことがありません。たまに見かけるのは、ほぼアジア人だったりしました。
待つことが嫌いなんでしょうかね。これまで『釣りが趣味!』というニュージーランド人には何人か会ってきましたが、ほぼ全員 ボートなどを使っての『船釣り』をしていました。
しかし、悲しきかなボートを手配するようなお金は持ち合わせていない私と日本人(21歳)ですので、陸っぱりでやる以外に選択肢はありませんでした。で、今回 私たちが行ってきた釣り場所は、、、
ププケ湖(Lake pupuke)
タカプナからはバスで10分ほどにある大きな湖です。
歩いて10分くらいのところにコンビニやスーパー、カフェなどがあり、釣り場としてはなかなか良い立地だと思います。女性やお子さん連れでも来られる場所でしょう。
実釣
朝 6時頃から釣り始めました。
釣り場所としては、上の画像のような感じ。手前 5メートルくらいまでは水草が生い茂っているルアー紛失ポイントでした。岸から10メートルも離れれば水深は非常に深いようで、ルアーが着底するまで 結構な時間がかかりました。
ちなみに、今回 わたしたちがした釣りは、、、
ルアー(スプーン)で釣り
ルアー、それもスプーンという未知のルアーを使って釣りをしてきました。
シンキングペンシルだとフローティングミノーだの、数あるルアーの中でも原始的に思えるようなルアーだったので不安でしたが、同行者の日本人ショータ君は地元の北海道ではこのスプーンというルアー、それもシングルフックだけで数多のサケやらヤマメ、ニジマスを釣っているようでした。
そんなショータ君が、バイト先で知り合った釣り好きのニュージーランド人客から教えてもらったというポイントに到着。
初めてスプーンを使うので、ショータ君に使い方を教えてもらいながら釣りをしていると、、
ギュギューーン!!
と、ショータ君の竿がつの字に曲がる!
彼自身、ニュージーランドの湖で魚を釣るのは初めだったようで 結構 わちゃわちゃと焦りつつも、無事 魚を陸に上げる。
それがこちら
ニジマス!!!
すっごい綺麗!私にとっては初じめてのニジマス!美しい、、!!
スプーンは21グラムのもので、カラーは画像のような黒ラメ系でした。ちなみにこのニジマスは25㎝くらいでした。
それにしても、、、なんて美しい魚なんだ、、!!!
そんなショータ君に前日、大見栄を切っていた手前 なんにも釣れないままは帰れない、、、と思っていた私でしたが、一向に魚の気配すら感じられない、、
短時間に二度もラインTo Loveる始末、、
どうしよう、、、、
隣でポンポンと釣りあげているショータ君、、、
迫りくる時間、、、
(流石にアタリすらないのは恥ずかしすぎる、、、、)
と思ったので、ドラグをゆるゆるに緩め、
『おっ、来た!!!』
と何にもないのに釣竿を斜め45度にグッと引き、ドラグを鳴らせてショータ君にアピール。
ショータ君も『(やっとかよ、、気ぃ使ったわ、、、)やりましたねぇ!!!』と笑顔でこっちを見てくれたので、無事 アピール成功。
『あっ、バレちゃったわ(魚が針から外れちゃったわ)~~!!』
と、三文芝居を打っていたところ、
ドギューーン!!!
と凄まじい引き!ゆるゆるにしたリールのドラグがジ”ィ”ィ”ィ”ィ”ー!!!凄まじい音を奏でる。
『あっえっ?! あ??!』
と混乱してると、すかさずショータ君
『は?!え??ショーさん、なんでドラグそんなガバガバなんすか??!いいから締めなおして合わせて!!デカそうですよ!!』
と、ホントその通りなアドバイスをもらい、ドラグを締めなおして合わせると、そこそこ重い引き!
グイグイ!と引っ張る魚でしたが、ラインは2号のフロロカーボンという強靭さ。力任せにゴリゴリと巻きあげ、手前 5メートルくらいで、かかった魚の銀色に光る魚体が見えました。その綺麗さたるや、、、
そして、水草に引っかからないようにようやく釣り上げた魚が、、
ニジマス!!!サイズは35㎝くらい!
そんなにニジマスを釣ったことないから分からないけど、この日釣れたニジマスとしてはそこそこ大きかったです! というか、サイズとかはどうでもよく、スプーンという未体験のルアーで、ニジマスという それまで釣ったことのない魚を釣り上げたことが嬉しかったです!ありがとうニュージーランド!!
まとめ
その後、ショータ君はコンスタントにニジマスを釣り上げる中、私も負けじと数匹釣り上げて撤収しました。彼曰く、この湖ではニジマスのほかにもイワナ(ブラウン)も釣れるそうなのですが、今日はニジマス以外は釣れましせんでした。
ショータ君は爆釣で、15匹くらい釣ってました。初心者の私でも5匹釣れたので ニュージーランドの湖・川のポテンシャルの高さには驚かされた一日でした。初めてニジマスを見ましたが、朝日に照らされる魚体はとてつもなく美しく、正直 最初にショータ君が釣った時点で『よし!満足!帰ろう!!』と言われていても納得して帰ったと思います。マジで綺麗でした。
そんなわけで、初心者の私でも これまで使ったことのないスプーンというルアーで、ちょっとの付け焼刃の知識があればニジマス(レインボー)を数匹 釣れるニュージーランドの湖です。トラウト初心者には非常におススメです。
トラウト上級者のショータ君も終始 『釣れるなぁ。釣り堀と同じか、それ以上に釣れるなぁ、、』と言うくらいには魚影が濃いようでしたので、ニュージーランドにいる釣り好きは是非 お試しあれ!!!