果てしなく難しいように思える英語学習。
皆さんが英語を勉強している理由は何でしょうか。受験、TOEIC、仕事、日常生活で必要なため等、色々な目的があることでしょう。
テストを受ける、読む、聞く、話す、、、、それぞれ異なった努力が必要にも思えますが、どの分野においても英語を勉強するうえで最重要と思うことがあります。
それは『単語力』です。
英語を話すときでも聞くときでも、読むときでも知らない単語があれば それだけでフラストレーション 。端的に言ってイライラします。聞いたことのない英単語が多いほど会話は果てしなく困難になり、文中に見たことがない単語が多いほど読むのを諦めたくなります。
単語力の欠如がすべての英語嫌い、苦手意識の発端といっても過言ではないです。
では、そんな英単語をどう勉強するか。
これについては色々な勉強方法があるでしょうが、私が大学受験生だった当時に独自で作り上げた英単語ノートは画期的だったと自負しています。我ながら素晴らしい発明でした。
その効果たるや凄まじく、簡単に紹介するだけで
・一年間で英語の偏差値は42から74にまで爆上げした。
・予備校(河合塾)に入学した当時でさえ、英単語部門の偏差値は(浪人生の中で)65程度はあった。
というような実績があります。
もちろん、机に向かってる時間が長すぎて痔になるほど死に物狂いで勉強したということもあります。しかし、こと英語においては文法やら長文よりも、なによりも先に単語のみを集中的に暗記しておいたのが功を奏したことは間違いないです。私の四半世紀にも満たない短い人生の中でも、これだけはと確信していることのひとつです。
前置きが長くなりましたが、今回はハマる人には超ハマるであろう、私が受験時代に発明した英単語学習ノートの作り方と使い方について紹介していきます。現在 英単語を勉強していて壁にぶち当たっている人は是非ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
【超効率!】英単語学習ノート!
独自の英単語ノートを作ろう!
それでは当時、私が使っていて『これは素晴らしい発想だった!』と心の底から思えた画期的な単語ノートの作り方をまとめてみます。
必要なモノ
①A4のノート
②付箋
③ボールペン
④鉛筆またはシャーペン(テスト用)
⑤英単語帳(後々 紹介します)
1、ページを半分に分けて単語を書こう!
後々 理由は説明させていただきますが、まず 英単語とその日本語は中央に沿って分けて書きましょう。英単語帳については後々 紹介します。
この際 何度も使うノートになるので、文字は一目で分かるように綺麗に書きましょう。
また、この作業がなかなか時間がかかるので 一日で全部やろうとせずに、一日 100個 などと決めてやりましょう。
2、小分けにしよう!
いきなり考えなしに数をこなしても続かなかった私は、1つの区分で100個の単語でまとめるように工夫してみました。別に100個じゃなくても良いので、自分が覚えられる程度に区分け(以降、セクションと呼びます)しましょう。
この際 セクション毎に文字の色を変えたりすると節目が分かりやすくて良かったです。
3、セクション毎に付箋で目印を作ろう!
今後 単語ノートを使うときに分かりやすいように、各セクション最初のページ 右上に付箋を貼っておきましょう。
単語ノートを使おう!
大体は準備完了!
それでは単語ノートを使ってみましょう!
単語ノートの使い方
使い方は超 簡単。
上の画像のようにページの右半分を隠して、英単語に合う日本語を順番に、テンポよく答えていきましょう。この際 英単語は発音しながら行う望ましいです。そのため、参考書はCD備え付けで、各単語の発音が分かるモノが好ましいです。
※ノートの左半分を隠して日本語 → 英単語でも良いですが、超上級者向けです。
間違った単語や、3秒程度考えて出てこない単語は不正解として、単語横にレ点を付けましょう。何回も繰り返してやるので、シャーペンもしくは鉛筆でチェックしましょう。
次回以降で答えられれば そのときにレ点は消しましょう。何回か繰り返すうちに覚えづらい単語が浮き彫りになってきます。
1セクション 終えたら付箋のところにでもスコアをつけましょう。正解した数、不正解だった数 どちらでも良いですが、私は不正解を数えていました。
1回テストするごとにチェックを入れよう!
暗記をする際に大事なのは、ずばり自信を持って臨むです。
心理学においてもプラシーボ効果なんて呼ばれたりしていて、自分の思い込みが体に良い影響を及ぼすというのです。『こんだけ頑張ったのだから頭に入っているはずだ!』と思うためには、自分がどの程度 頑張れたかを一目で分かるようにしましょう。ちなみに、上の画像の場合 10回テストをしたということになります。
合計スコアを付けてみよう!
自分がどれくらい成長してきたのか、一目で分かるようにノートのどこかに簡単な表(スコアボード)を作っておきましょう。
初心者の場合、やればやるだけスコアが上がっているのが目に見えるので、ゲーム感覚で好スコアを狙う感じで勉強、それも暗記という作業をサクサク勧められます。スコアボードは作っておきましょう。
単語ノートの効率的な使い方・注意点
注意点①:各セクション単語の選定について
単語のセクションを作るにあたって、当初は『形容詞なら形容詞だけのセクション、名詞なら名詞だけのセクション!』という感じにキッチリと分けて作ってみたのですが、それはおススメしません。
というのも、単純に覚えが悪かったのです。なんというか、、、形容詞なら語尾に『~tive』が付く、というような法則があったりして どれがどれだか混乱したからだと思います。
注意点②:(最重要)テスト周期は計画的に
テストは必ず計画的に行いましょう。これが一番 大事だと思います。
先述したように、何かを覚えるときに大事なのは自信です。自信を持つために必要なのことは色々とあるでしょうが、こと英単語においては『継続』が一番 大事です。
では、『継続』させるために何が必要かというと、それは『どうやる気・モチベーションを維持していくか』になります。
一番 簡単な方法が、『自分の成長を感じること』です。
逆に 何回もテストをしているのに結果が伴わない、、、なんてことになると 一気にモチベーションは下がっていきます。
よく『1日〇単語は覚える!』というような目標をもって勉強をしている人もいます。それを有言実行できる人が何人いるのかは分かりませんが、今回 紹介した単語ノートは何度も見直して、繰り返し同じ単語を学習することによって自然に脳に刷り込まれるようになっています。
というわけなので良いテスト結果ができるように、テストの周期は調整しましょう。また、テストしないにしても、休み時間やバスに乗ってる時間にでもパラパラっと見てみてください。とどのつまり、暗記は効率も大事ですが、熱量はもっと重要だと思っています。
おススメする単語帳
当時 私が参考にした単語帳は『FORMULA 1700』という単語帳でした。単語帳としては無味無臭、色味も薄くて本当に無機質な感じで見づらく、正直 この単語帳は開くのも嫌なくらいでした。
ついうっかりボロクソに書いてしまいましたが、今回 私が紹介した単語ノートを作る上では完璧な本でした。というのも、収録されている単語の量が他の単語帳 一冊に比べて多いのです。
また『必修1000(単語)』や『標準500(単語)』という感じで、分けられていたのもポイントが高かったです。
私としては受験勉強用で出版されている単語集の方が、一般向けの単語集よりも短期間で効率的に覚えられます(個人差はあるでしょうが)。
他の記事で紹介させていただきますが、単語ノートを作る、作らないにかかわらず、日本でも有数の進学校も灘中学・高等学校の英語教師 木村達也さん監修・執筆をされた『ユメタン』というシリーズが超おススメです。
凄まじく見やすいですし、学習手順も明記されているので誰でも正しい単語の覚え方を学ぶことが出来ます。CDもついてくるので 正しい発音も学べます。
黄色のキクタンが初心者用ですが、ほんっとうに初心者用ですので、義務教育を受けた人なら赤い背表紙のユメタンからやるのが良いでしょう。ちなみに私が一番 使い込んだユメタンは青色のです。
まとめ
というわけで、私の思う 最高効率で単語を覚えることができる単語ノートの作り方についてまとめてみました。
先述した通り、この単語ノートのおかげで私の英単語力、もとい文法は飛躍的に上がりました。
現在、私はニュージーランドに住んでいます。友達の大半は外国人であったり、外国人とのデートに明け暮れたり、英語の本を読めたりするくらいには英語と上手く付き合っていけているのは、一重に受験時代に英単語を集中的に覚えたからだと確信しています。よくやったよ過去の私。。
重複しますが、現在 英単語を勉強していて壁にぶち当たっている人、イマイチ 英単語の暗記の仕方が分からないといった人達は是非、参考にしてみてください。きっと役に立ってくれるハズです。
受験には落ちたけど、英語が役立った時の記事☟
それでは。
お互い、頑張りましょう。