海外の男共の女性へのがっつきっぷり、積極性は日本人の典型的な男の私からすると非常にうんざりする。なんなんだよコイツ、、って思う。私の場合、ランゲージエクスチェンジ的な場で露骨にされたりした場合は分かりやすく嫌な顔をして席を立つようにしている。だっている意味ないからなそんな場所。『How do I say Hello in japanese?』じゃねぇ。日英ランエクに参加してるならそのくらい調べてこい。コニチワーじゃねぇ。出禁だテメーは。
ということで海外の男共(アジア人以外)はそんな感じで、引くほど積極的なんですけど、女性はどうなのか。
答えはイエス。何が言いたいかって言うと、女性も好意、下心のある人には積極的にアピールしてくるってこと。
というわけで今回はウェリントンのバーで出会った妙齢の女性達の話。
トルコ人のアーシャ
まず、私が紹介したいのはトルコ人のアーシャだ。もちろん仮名だからウェリントンに住んでいるアーシャが彼女ではないので、飢えている男は勘違いしないように。
この人とは私と仲の良い友人数人がよく飲みに行っているバーで、偶然にも隣に座って私が失恋の話をしているときにイタリア人の友達が
と、突然 話しかけて知り合った。初対面であったが、話が話なだけにすぐに打ち解けて、お互いの身の上話をし始めた。
前までイギリス人の彼氏と同棲していたんだけど、この前浮気をされたから別れて、今は新たな出会いを探し中とのことだった。ちなみに年齢は35歳とか、そこらへんだと思う。アレクサンドロ(イタリア人)がドン引きするくらい元カレのことをディスっていたのが印象的だった。
で、一緒に飲み始めてから1時間くらい経つと、いつのまにか話はスキンシップについてにシフトしていた。
『アジア人は全然スキンシップしないわよね。トルコとは全く違うわ。だから私はアジア人とは付き合えないのよね。』
とアーシャが言ったので、
『そんなこといっても、どこまでが初対面でするべきなのかが分からない。私は別にスキンシップは嫌いじゃないから、後学のためにも教えてほしい』
と尋ねてみた。
で、丁寧に頬へのキス(挨拶の時のやつ)の仕方などを教えてもらったりしていると、同席していたアレクサンドロがトイレに立った。
するとアーシャ。
『ぶっちゃけ人にもよるけど、私は結構 許容範囲は広い方。ショウには、ここくらいまでは許せるわ』
といって、私の右手を彼女の左太ももへアシスト。これには海外女性については色々サーチしてきた私も困惑し、なんとどういう反応をするべきなのか分からず、
『え~~、攻めすぎっしょ~~(笑)』
と、これまで私が嫌悪してきたクッッッッソつまんない男子大学生のようなリアクションを取ってしまう始末。我ながらあの反応はダサかった。周りに見ている人がいなくてホント助かった。
で、アーシャはというと、さらに私の右手をスカートの下、股関節半歩手前まで忍ばせ
『いや、ここまでもオーケーかしら(笑)』
と言って艶めかしいような怪しげな、まるで品定めするかのような目。う~~ん、恐ろしいくらいに全くグッとこないのは私の経験値が少なすぎたのか彼女がまったく私のタイプでなかったからなのか。
で、私がアワアワしているうちにアレクサンドロが戻って来た。幸い 元からユニークな顔をしている私なので、アワアワしている顔だとは気付かれなかった。
結局、それ以降は普通に喋って閉店時間になった。連絡先を交換して直ぐに、
『これからの飲みなおさない?私ん家 来ても大丈夫だよ』
とメッセージが来たが、正直あまり好みではなかったのと、
というアレクサンドロの忠告通り、なんとなくイヤな予感がしたので断った。
その後 二日続けてメッセージが来たが、受信してから時間をおいてやんわりと断ったら向こうも悟ったようで、それ以降は連絡が来なくなった。その翌日にアレクサンドロにも連絡が来たけど、『興味ない』と一蹴していた。
オーストラリア人のソニヤ
この人も同じく、よく行くバーで知り合った。無職だけどオーストラリアワーホリでのファームマネーがあったので、結構な頻度で通っていた時期があった。というか、別にバーでも安い酒をちびちび飲む私だったので、そんなに高くもなく、良い雰囲気でカウンター席で話せるのが楽しかったということもあった。
で、この時はドイツ人のテオと絶食がどうだの、冷水のシャワーが健康にどうだのといった、およそ女性と話す話題ではないことを客のまったくいない店内でうだうだ語っていた。ちなみにこの時、テオは絶食をしていた。理由がさっぱり分からなかった(言語的にではなく、普通に理解不能だった)が、水と塩以外を摂取しない彼だったので、バーでもチェイサーをちびちび飲んでいた。
で、なんかの話のときに私が『オーストラリアとオーストリアって名前は違うけど、さて理由はなんでしょうか?』とテオにクイズを出してみた。そして、その時に限って周りが静寂に包まれていたときだった。少し、恥ずかしかった。
テオは考えているのか、それともこの静寂の中で迂闊に話しまいとしているのか分からなかった。
すると、テオの二つ左の席に座っていたオーストラリア人の、これまた妙齢の女性が
『私多分知ってるわ。ラテン語でオーストラリアは「知られざる南の国」、ゲルマン語でオーストリアは『東の国』って意味だったかしら』
といって会話に入ってきた。おぉ、海外っぽい、、、と思ったが、滅多に驚かないテオが目を丸くして驚いていたので海外でもあんまりないっぽかった。ちなみに正解だった。
で、彼女が『会話に入ってもいい?旅行できているから友達少なくって』というので、快く彼女を迎え入れたわけです。ソニヤはオーストラリアのキャンベラから観光でウェリントンに来ている人で、滞在2日目。どういうわけかマツゲまで金(白)色な、ちょっぴりふくよかな妙齢の女性。
テオの横に座るなり、『あなたのそばかす、すっごいチャーミングね!』と私に向かって言ってきてくれたのです。日本ではあまり良い思い出のなかった顔のそばかすを褒められたのが単純に嬉しくって舞い上がりました。
テオと話していた内容とはまったく逸れて、日常生活の些細なコトや、お互いの家庭事情のことなんかを話はじめるソニヤに
とあきらかに疲れた顔をしてささやいてくるテオだったけど、コンプレックスを褒められた私だったので『オレはもう少し話していくよ』と伝えると、
と言って帰ってしまうのでした。うーん、テオらしかった。自分の益とならないことには冷静に、迅速に判断を下せるのはすさまじい。良い軍人とかになると思う。
テオが帰ったあとも、おそらくテオが大っ嫌いであろう、思い返すと正直、ホントにどうでも良いようなことを話してた。話が途切れないようにお互いが話すような感じで、どんどん話の内容が薄くなっていく感覚さえした。
40分もすると流石に飽きたので、『じゃ帰るよ。まぁ、またヒマだったら連絡して。』といって連絡先を教えると、
『ナイトクラブ行かないの?Why not!!』
とソニヤ。この前の私だったら行くところだったが、もう私はイヤなコトは頑張ればなんとか言える私なので、キッパリ
『今日は気分じゃない。というかナイトクラブはあんまり好きじゃない。』
といって断りました。ソニヤにもう一軒 違うバーも提案させられましたが、なんとなくはやく帰って食戟のソーマが見たかったので断った。
で、次の日から怒涛の勢いでメッセージがきはじめた。
結構 断っていたのだが、それでもすさまじい勢いで朝、夜にメッセージを送ってくるソニヤ。なかなかガツンと言えない典型的日本人の心は依然 持ち合わせている私なのでどうしようか迷い、変に期待させても悪いというコトで『私はもうすぐウェリントンを離れなくちゃいけないから忙しい』と返信すると
うーむ。これは、、、というようなメッセージ。つい電話を出ると、『Airbnbで借りた部屋があるから、そこで飲もう。良いラム酒がある』とのことだった。
正直、あまり好みではないのと、
というアレクサンドロの助言もあり、これ以降はメッセージをしないことに決めさせていただいた。据え膳食わぬは男の恥、という言葉があるけど、私は据え膳でも選り好みをするタイプなのかと思った出来事だった。
まとめ
ということで、妙齢の女性の場合は相手に好意があれば積極的にアピール、誘ってくるというのが私の結論。
なお、誘いに乗らなかった理由が『正直タイプではなかった』と書いたことによって、タイプだったら行くのか所詮 貴様も下半身中心に物事を考えるような男なのかか。と思う方もいるかと思うが、それとこれとは別問題だ。むしろ、私はその日に知り合った女性(外国人)と一夜を過ごそうとして(精神的に)イタイ目にあったので、多分 どっちにしろ行けない(行けない)と思う。
ということなのだ男子諸君。出会いを求めるんだったらバーに行きたまえ。『でも日本人の男って人気ないし、、』と早合点することなかれ。そう恥ずかしげもなく言っている人達がモテなかっただけで、君はきっとモテる。自信をもて。あと身だしなみに気を付けてな。