えぇ…ヒラメ釣りでミノー投げるの…?
という方も多いでしょう。わかる。根掛かりの少ないサーフポイントならまだしも、堤防から狙うヒラメ・マゴチ釣りではわざわざミノーなんて必要ない、正気の沙汰じゃない、って思ってしまいますよね。
今回はそんな
という方に是非おすすめしたいヘビーシンキングミノー、SHIMANOの『スピンドリフト』について紹介させていただきます。
それでは、まとめていきます。
もくじ
ここが素晴らしい!
SHIMANO スピンドリフトってどんなルアー?
安定した飛行姿勢でサーフを広範囲に探るヘビーシンキングミノー!
ヘビーシンキング用に1から設計した独自のオフセットリップを搭載。アクション時にリップ裏面がスタビライザー効果を発揮。水を切りすぎない事でルアーの暴れを抑え、アクションが安定しました。加えてボトムコンタクト時のリップ強度を増強する意味も兼ねています。ボディはミドルレンジ以深を攻略することをイメージし開発。水中での上昇流を受け流す腹部を絞った形状を採用し、レンジをキープしやすくなっています。低活性時に捕食レンジとなる中層以深や沖合いのブレイク攻略、また風の強い状況などで他ルアーで手が出ないときに、特にお勧めです。
SHIMANO スピンドリフト
各種スペック(80HS/90HS/110HS)
ブランド(公式アイテムページ) | SHIMANO(シマノ) |
ルアータイプ | ヘビーシンキングミノー |
サイズ(㎜) | 80/90/110 |
自重(g) | 23/27/32 |
おすすめ度 |
|
- 10年以上の歴史があるロングセラー
- ボトム付近を攻めやすいヘビーシンキングミノー
SHIMANO スピンドリフト
おすすめモデル
現在は3種類のモデルから選べます。
筆者的スピンドリフトおすすめモデルを順番に紹介していくので、良ければ参考にしてみてくださいな。
スピンドリフト 80HS
一番のおすすめモデルは80HSです。
- シリーズでは一番ゆっくり巻ける
- 水深が浅いポイントでも問題なく使える
- 重心移動システムを搭載しているので90HSと同程度の飛距離が出る
という点から素晴らしく使い勝手が良いのがスピンドリフト80HS。現在 一番小さいモデルになりますが、自重はしっかり23gあるので着底&巻き感も十分。初心者でも扱いやすいでしょう。
スピンドリフト 90HS
元祖スピンドリフトの90HSです。
自重がシッカリあるので良く飛びます。固定重心ということもあり、シリーズ中では『最もキビキビ動いてくれる!』という評価も多いモデルになっています。
スピンドリフト 110HS
不人気なのが110HSです。
一番 自重があるモデルの割には、空気抵抗の大きさからか飛距離があまり出ないため『?』となっているアングラーが多い印象。水深があるポイントでは良いでしょうが、ありがちな遠浅サーフでは底をずる引きしてしまうので『これは…使い辛いな…』と言われてしまうモデル。選ぶ際は良く考えましょう。もう一度言いますが、自重と重心移動システム搭載の割には飛距離が出ないので注意。
SHIMANO スピンドリフトの特徴①:
ヘビーシンキングミノー!
スピンドリフトはなんといってもヘビーシンキングミノー。
簡単に言うと、『重たいシンキングミノー』と思ってくれて良いです。同サイズのシンキングミノーに比べて重めに作られているため
- 飛距離が出る
- 強風・急流に強い
という特徴があります。沈降速度はゆったりなのでフォールも効果的。より深い層を狙いたい時に使い勝手が良いのがヘビーシンキングミノーの特徴です。
SHIMANO スピンドリフトの特徴②:
使い方は簡単!ただ巻いてくるだけ!
基本的な使い方は、着底を確認後 ただ巻いてくるだけでOKです。
という方もいらっしゃると思います。後述しますが、スピンドリフトはヘビーシンキング。80㎜でも23gと重く、着底したときの感触は手元に伝わりやすいのでご安心を!
SHIMANO スピンドリフトの特徴③:
小型なのに重い!
何度も言いますが、大きさの割には重く、飛距離が出しやすいです。
80㎜で23gは圧巻で、筆者はシーバス釣りにも併用するくらいには使い勝手が良いです。具体的には、
という春シーバスあるあるシチュエーションで大活躍。浮き上がりもそこそこ良いので、表層付近を通すことも難しくないのです。
実際どうなのよ!?
SHIMANO スピンドリフト実釣インプレ!
直近でスピンドリフト80HSを使って釣った実釣経験をもとに、実際に使ってみてのインプレ評価をまとめておきます。
着底感がめっちゃ良い!
ヒラメ釣りの基本、底取りがシッカリ出来るのはGOOD。
竿はDAIWAのルアーロッド96MLを使ってみましたが、着底した瞬間に『コツンッ!』と小気味よい感触が手元に伝わります。着底してすぐに巻き始めることが出来るので、結果的に根掛かりリスクが軽減。貧乏な筆者でも、安心して底を取るコトが出来ましたとさ。
沈下速度が速い&浮き上がりが絶妙!
初場所でもヒラメが釣れやすいです。
流石はヘビーシンキングミノー、沈下速度が速い&浮き上がりが絶妙なコトも相まって、ボトム付近が非常に攻めやすく、ポイントが絞れなくても手返し良く探ることが出来るんです。
ゆっくり巻いてくることがセオリーのワームに比べると、超スピーディ。短い時間で広範囲探れるんです。
飛距離も素晴らしく良い『AR-C VR』!
飛距離と泳ぎを両立する限界
と称されるまでメインウェイトを増重したこともあって、飛距離は半端ないです。通常の重心移動設計では泳がなくなってしまう問題を、新発想の低重心デザインウェイトAR-C VRで解消。いつもなら届かないような船道までもトレースすることが出来るので楽しく、
しっかりとヒラメも取れるので大満足。
普段ワームをメインに使っていた数年前の筆者は、
これで釣れないまま根掛かりロストしたらクレーム入れまくっちゃるけぇのぉ…!
と、ヒラメミノーに猜疑的でした。
しかしスピンドリフトのようなミノーには、ミノーにしかないヒラメの狙い方が出来るのも事実。チャレンジ精神の旺盛なあなたも是非。とりあえず着底させて巻いてくるだけで、そこにヒラメがいれば喰いついてくるスピンドリフトだと思いますよん。
SHIMANO スピンドリフト
おすすめカラー等
カラーラインナップが豊富なのもSHIMANO スピンドリフトの長所ですが
と迷う方もいらっしゃるでしょう。
筆者の実釣経験からスピンドリフトのオススメカラーを3種類にまとめておきます。それ以外にもいろいろありますが、迷っている方には以下のカラーがおすすめです。
キンクロキャンディ
派手なモノかナチュラル系か?
と聞かれたら、まずは派手系のカラーがおすすめです。その中でもヒラメ釣りにおすすめなカラーが金色系。キャンディでも良いですが、まずは金色系のカラーが良いでしょう。現在 キンクロキャンディは他カラーに比べて安いのもあります。迷っている方は是非。
こだわりヒラメゴールド
一番人気のカラーです。
他の魚種に比べて視力が良いと言われるヒラメです。広大なサーフのなかからルアーを見つけてもらうためにもヒラメゴールドのようなド派手なカラーは非常に人気。ネットショッピングでは一番 在庫が少なく、価格が高いことからも人気がうかがえます。
キョウリンイワシ
筆者のように、
と楽観的&地形を熟知したポイントでヒラメ釣りをされる方は、キョウリンイワシのようなナチュラル系でも十分です。というか、そこまでカラーを重視しなくて大丈夫。一番 安いカラーがおすすめです。余談ですが、実釣インプレで使った『ブルーキャンディ』は廃盤カラーですが、ワゴンセールになってるくらい不人気なカラーでしたもの…。
【総括】SHIMANO スピンドリフト80HS
インプレ評価まとめ
ヒラメをミノーで狙いたい方は是非!
というインプレ総括のSHIMANO スピンドリフトです。
本文でも述べたように
- サイズの割に自重がある
というスピンドリフト。
→強風時にも飛距離が安定する
→離岸流の中でもルアーが操作しやすい
という点が突出したおすすめポイントで、使い方も基本的にはタダ巻きでOK。ヒラメ以外にもシーバスや青物も狙えるので汎用性が高いルアーに仕上がっていました。
以上、SHIMANOのスピンドリフトについてのインプレ評価でした。
サーフ・堤防問わず、強風時でも使える重めのヒラメミノーを探している方には強くおすすめしたいスピンドリフトだと思います。
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