ガールズラブ漫画、ということだが最近 髭の濃い拙者(男)、ページを捲るたびにVirginのように心を弾ませながら『付き合ってあげてもいいかな』を今まで読んできた。
が、今回の4巻。
鬱屈した青春時代を過ごし、恋愛には程遠いところにいた僕からすると読みたくないシーンの連続で堪えた。正直な話、28話以降は読み続けようか迷った。雲行きが怪しすぎて、ついこないだまで童貞だった僕としてはもう、綺麗な思い出として『付き合ってあげてもいいかな』を完結させようとすら思っちゃった。女心は男が思うほど単純ではなく、面倒くさい複雑らしいぞ。
いつものように『付き合ってあげてもいいかな』4巻 ネタ・画バレ含む考察と感想】
な~んてタイトルをつけたが、そこまで詳細なネタバレをするつもりはないので注意。
一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。『付き合ってあげてもいいかな zip』みたいな検索してるヤツの要望に付き合ってたら漫画業界が廃れるぞ。それでも無料で読みたい、どうしても無料で読みたい君には素晴らしいリンクがあるから、気鋭の漫画家たちの作品を堪能してきてほしい。リンクは下、それでは、飛んで来い。
そういうわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、チラリ画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
付き合ってあげてもいいかな 4巻
ネタ・画バレあり感想と考察
私たち、付き合っていけるよね…?
初恋の先輩との再会で心が揺れるみわ。
その想いを隠しきれないみわの様子に、
冴子は苛立ちを募らせていく…。「…あたし、みわに一度も好きって言われたことない。」
付き合ってるからって、
幸せで満たされてるなんて限らない。
リアルラブストーリー第4巻!
引用:裏サンデー女子部
第28話:君のための嘘
久しぶりの同窓会で、初恋の人 志帆先輩に会えたミワ。
ミワが一方的に恋したように思われていたが、どうやら志帆先輩も恋、なのかなんなのかはまだ分からないが何やら特別な感情があるようだった。
帰り際、2次会にはいかないで抜け出さないか、的なお誘いを受けてしまう。
激しく揺れ動く心のミワだったが、
『明日、バイトで朝早くて…』
と苦しいウソをつき、どうにか断る。
理由は勿論、『私には冴子がいるんだから…』ということだった。
爽やかに納得してくれた志帆先輩。
これからも連絡したいから、とLINEを交換。
ちょっぴり罪悪感。
でも、自分から連絡しなけれあ平気か……と思うミワだった。
なんとか志帆先輩と別れ、同窓会を1次会で抜け出したミワ。
真っ先に連絡したのは
恋人の冴子。
どうしても会いたいというミワに、居酒屋でのバイトを終えてファミレスで会うことになったが…
……
第29話:友達の穂先で
遅刻してきたと思ったら女連れ。
合宿ではあんなに落ち込んでいたみっくんだったが、無事 軽音部の先輩(2年)、有紗先輩と付き合うことになったらしい。そういえばチラッと話聞いてもらってる描写あったね。
で、その有紗先輩というのが
サークルクラッシャーだったようで、2年のメンバーは去年それで壊滅。2年の女子部員が美佐子先輩以外いないのも有紗先輩が原因だそうだ。
(え、完先輩が、人のコトで蹴った……?あんなに美穂先輩にパシられてたのに……??)
そんな有紗先輩、どうやら嫉妬心(束縛)が強いようで
これまでと同じように、距離の近い友達として接する冴子をあからさまに敵視。接近禁止命令なんかも出してみっくんに女子が近づかないように徹底監視。
みっくんの話では、自身が元彼女を束縛してしまっていたが、今回はそれ以上に有紗先輩の束縛が強くで困っている様子。
『浮気をしてない証明って、どうすればできるんだろうな』
…
うーん、悪魔の証明みたいなもんだね。
男の束縛は相手を壊す、女の束縛は相手を壊す、という金言があるように『束縛』は愛の裏返しで、なかなかに厄介なものらしい。
束縛なんて私はしない、そんなの面倒なだけ
というスタンスを崩さないように、本当は言ってほしくなかったミワを同窓会に行かせた冴子。思えば自分の本音は隠して、『嫉妬しない、束縛しない自分』だけをミワに見せてきたようだったが……
第30話:禊(みそぎ)
同窓会以来のセックス。
しかし、
濡れないし、喘ぎもしないミワ。前回からそれほど期間も空いていない。ので、多分 ミワの感情的なものなのでしょう。まさかセックスで2人の関係に暗雲が立ち込めてることが分かるなんて、、セックスすごい、というか体と心ってこんなに密接にリンクしてるもんなのかね?
冴子がどう手を尽くしてもイクどころか濡れることも難しいミワだったので、行為は終了。
時間を作って、ミワのドライブで砂浜に。
殺風景だけど、好きな人が隣にいればどこだって楽しいものね。
久しぶりに屈託のない笑顔のミワ。
安心したのか、それとも同窓会のときから拭えない罪悪感からか
涙を流してしまうミワ。
色々あって、今年は海で泳げなかった2人。
『来年こそは一緒に泳ごうね』
と言うミワだったが冴子は
第31話:逃げども避けども
ひょんなことからバンドメンバーのルチャからギターソロパートを作ってくれと頼まれる。どうやら意中の女性がライブを見に来てくれるようだ。良かったね。
色々忙しい冴子だったのだけど
依頼を受けてしまう。
そんなわけで
好例の『記念日デート(5か月)』が中止になってしまった。
………
ちゃんと向き合いたい
これからも仲の良い恋人でいたい
というミワ。語調からも冴子の感情の変化に気付くも
伝え方が悪かったのか躱されてしまった。というか冴子に向き合う意思がない、というよりはタイトルの通り『避けている』ようだ。
不穏な空気すぎて読んでいて辛い31話だった。
第32話:閉ざした口
みっくんと有紗先輩のことは気に掛ける癖に、自分とミワのことは考えてない、というか前話に引き続いてい避けている冴子。
合宿の時も『面倒な女に見られたくない』とか『束縛とかされるのもするのもめんどいからアタシはしない!』みたいな感じで勝手にミワを避けて、なんとか仲直りしてた冴子。今回も、まぁそんな感じになるでしょ?と楽観的。いや、諦念と言ったほうがいいのか?
………
…
圧倒的 冴子ヘイト回である。
百合、ガールズラブものだとしても看過できない冴子の身勝手っぷり。
これとかね
『なんで付き合ってんの?』
という完先輩の質問に
こう答える感じとかね。完先輩すでに興味なくして去ってんぞ。
もうたぶん 脳は男だわ冴子これ。
性欲先行型なとことか完全に男のソレだろ。しかし、そんな下半身に脳があるくせして女っぽい些細な所に気が付いてイライラするところとかもね、もう見ていてストレス。イライラが溜まる。女の腐ったヤツ、なんて古臭い表現を思い浮かべてしまった僕だ。諦めたような感じの表情も鼻につくんだよ。
だめだ、これ以上はどうにも冴子の悪態しかつけなさそうなので一旦風呂入ってくるわ。