筏釣りの必須アイテム
の一つが「クーラーボックス」。釣った魚を美味しく食べるために必要なのはもちろん、自分の食料用としても必要です。チヌ(クロダイ)が良く釣れますが、時期によっては真鯛や根魚、ヒラメや青物などの大変 食味の良い魚も釣れるのが筏釣りです。
しかし、
筏釣りって荷物多くなりがちだからなぁ。
どれくらいの容量・サイズが丁度良いんだろ?
と迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、筏釣りで使うクーラーボックス選びに悩む皆さんに分かりやすいように
- 最適なクーラーボックスの選び方
- 筏釣りに丁度良いおすすめクーラーボックス
の順に紹介していきます。
もくじ
- 筏釣りに最適なスペック! クーラーボックスの選び方
- 筏釣りに最適!
クーラーボックス おすすめランキング
- 1位:シマノ(SHIMANO): スペーザ ライト350
- 2位:シマノ(SHIMANO): スペーザ・ベーシス 250(キャスター)
- 3位:ダイワ(DAIWA): プロバイザーHD S2700
- 4位:ダイワ(DAIWA): ライトトランクα 3200
- 5位:ダイワ(DAIWA): プロバイザーREX(レックス) GU2800
- 6位:シマノ(SHIMANO): フィクセル ベイシス (NF-330V)
- 7位:シマノ(SHIMANO): ホリデークール 26L(LZ-326Q)
- 8位:リブウェル(Livewell): ホリデーワールド 27L
- 9位:秀和(SHU-WA): フィッシングクーラー 25L
- 10位:シマノ(SHIMANO): アブソリュートフリーズ ライト32L
- 11位:ダイワ(DAIWA): プロバイザートランクHD II 3500(S)
- 総括:筏釣りのクーラーボックス おすすめランキング&選び方
筏釣りに最適なスペック!
クーラーボックスの選び方
それでは筏釣りに最適なクーラーボックスの選び方について、チェックするべきポイント4つに絞って紹介していきます。
間違って
思ったより魚が大きくて、入りきらない…
クーラーのサイズが大きすぎて色々と邪魔…
ということにならないように、チョットだけ基本を学んでおきましょう。
チェックポイント①:
『容量・サイズ』について
25~40L前後の容量がおすすめ
です。釣り用のクーラーボックスは容量で区別されており、主にL(リットル)表記されています。6Lから80Lを超えるような容量幅があります。容量は30L前後、内寸は横幅が40㎝(横幅)もあれば筏釣りには十分でしょう。
50㎝以上のチヌが釣れるって聞いたんだけど…?
魚体を出来る限り綺麗に、折り曲げずに収納したい方は25L以上のモデルを選ぶと良いでしょう。ヒラメやワラサなども釣れるポイントなら余裕を持って35L~40Lサイズもおすすめです。
できるだけ大きい方が良いじゃん
大きすぎると単純に持ち疲れます。サイズについては一概には言えませんが、一般的には上記のサイズが基準となるでしょう。気になる方は行く予定の釣果情報を確認してみると失敗が少ないですよ!
チェックポイント②:
『保冷力』について
魚の鮮度を落とさないために
重要なのがクーラーボックスの保冷力です。
釣り用のクーラーボックスは、使われている断熱素材によって保冷力が変わります。ダイワやシマノなど、一流の釣り具メーカーであれば各自、『ICE値』『KEEP値』のような独自の保冷力表記があります。高ければ高いほど保冷力が強い、ということになります。
そんな長時間 釣りしないけど…?
という方であれば、どちらも30(時間)あれば十分でしょう。しかし産卵後の荒食いシーズン(チヌの場合)など、7~8月頃に筏釣りを敢行される方は、保冷力が高いクーラーボックスを選びましょうね。
チェックポイント③:
『持ち運び(携行性能)』について
持ち運びしやすいか?
というのもクーラーボックスを選ぶ上では重要です。
肩にかけるベルトや持ち手があるかどうかもチェックしましょう。先述したように、筏釣りにおすすめのクーラーボックスは30L前後。良いサイズの魚がバンバン釣れるコトもある筏釣りなので、持って歩くには大変だったりします。
釣り場まで移動が多い方はキャリー(コロコロ)が付いているか?もチェックすることをおすすめします。
チェックポイント④:
『断熱材』について
先述した
保冷力
に大きく関係あるのが断熱材です。釣り用のクーラーボックスで使われる断熱材にいくつか種類があり、それぞれ熱伝導が違います。(熱伝導率…熱の伝わりやすさを表す値で、数値が小さいほど熱が伝わりにくい=保冷力が高い)
真空断熱パネル>発砲ウレタン>発砲スチロール
の順に保冷力が強いです。それぞれ簡単に特徴を見ておきましょう。あ、結構 細かい話なので興味のない方は読み飛ばしちゃって大丈夫です。
真空断熱パネル
- 熱伝導率…約0.002~0.008(W/mK)
多孔質素材を金属フィルムで真空パックしており、最も断熱効果が高く、保冷力が高いとされるのが『真空断熱パネル』です。
一番いいじゃん!
はい。しかし、その分 価格が高い・自重が重い、という傾向があります。あまり移動をしない船釣りにはおすすめの真空断熱パネルだと思います。
発砲ウレタン
- 熱伝導率…約0.02~0.03(W/mK)
ポリウレタンを発泡させたものです。クーラーの内部の隅々まで冷気が充填するため保冷効率が良いとされます。価格としても手頃になっており、よく選ばれている印象。
発砲スチロール
- 熱伝導率…約0.03~0.04(W/mK)
ポリスチレン粒を炭化水素ガスで発泡させたものです。釣り用クーラーボックスの断熱材としては最も軽量になっています。
発泡スチロールって、あの発砲スチロールでしょ?
弱そう…。座れなさそうだけど…
問題なく座れます。思いのほか 頑丈に作られているので安心して大丈夫。
自重が軽く、価格的にも最も安いのが発砲スチロールです。そこまで高性能なモノじゃなくていいんだけど…、という方には発砲スチロールの断熱材を使ったクーラーボックスがおすすめです。実際 筆者も最初は発砲スチロール仕様のクーラーボックスを使いましたが、十分使えました。
というわけで長々説明してまいりました。
以上のことを踏まえれば、筏釣りに最適なクーラーボックスが選べると思います。
筏釣りに最適!
クーラーボックス おすすめランキング
それでは、筏釣りにおすすめのクーラーボックスをいくつか紹介していきます。
それぞれ別容量のモデルもあり、公式アイテムページを設けています。リンクから詳細が確認できますので、気になったものがあれば是非、お試しくださいませ。
1位:シマノ(SHIMANO):
スペーザ ライト350
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 45(時間) |
容量 | 35L |
外寸 | 32.0×34.7×79.4㎝ |
内寸 | 23.0×25.2×59.2㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.94
|
- キャスター(ころころ)付き
- ハンドルが長いので転がしやすい
- 安心のセーフティストッパー、機動力のキャスターを搭載(キャスターなしタイプもあります)
筏釣りでは十分すぎる容量・サイズ感のクーラーボックスです。専用設計された断熱材を全面に配置することで高い保冷力を確保。35Lサイズということもあり、大抵の船釣りでも併用可能。万能なシマノの人気クーラーボックスです。
キャスターって必要かなぁ…?
迷ったらキャスター付きのタイプをおすすめします。というのも35Lは結構大きいです。明確な(移動が極端に少ないような)釣りをするなら別ですが、あって困ることは少ないです。チヌをメインに釣る方なら筆者が愛用している25Lでも良いですが、汎用性を考えると35Lがおすすめ。
2位:シマノ(SHIMANO):
スペーザ・ベーシス 250(キャスター)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 50H |
容量 | 25L |
外寸 | 68.5×30.5×32㎝ |
内寸 | 49.2×21.2×23.0㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン+1面底真空パネル |
おすすめ度 |
4.92
|
- がっしり堅牢ボディ
- ラックトップレバー(片手で楽に開閉可能)
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
特に酷暑の時期に筏釣りを楽しむのであればベーシスタイプが最適です。断熱材に軽量な発泡ポリスチレンと底面に真空パネルを採用することにより、I-CE値50h(時間)という十分な保冷力を確保。キャスター付きで持ち運びもラクラク。車から釣り場への移動、遠征や電車釣行も快適です。先述した通り、大抵のチヌならスッポリ収納可能。堤防釣りでも併用しやすいサイズ感もおすすめポイント。
3位:ダイワ(DAIWA):
プロバイザーHD S2700
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 65(時間) |
容量 | 27L (16L/21L) |
外寸 | 35×57.5×34㎝ |
内寸 | 25×43×25㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.91
|
- 座っても大丈夫な「マッスルボディ」
- 底面滑り止めシート付き
- 開け閉め簡単な水栓付き
- ぶつかりやすい角部分を保護するプロテクター
頑丈に作られている&高い保冷力が魅力的なクーラーボックスです。筏釣りの他、堤防や磯釣りにも多く使用されている汎用性の高いモデルです。クーラー本体に消臭剤が練り込まれており、化学的消臭の機能を果たしています。氷の持ちが良いと評価が高く、万能です。
4位:ダイワ(DAIWA):
ライトトランクα 3200
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 76(時間) |
容量 | 32L |
外寸 | 31.5×69×34㎝ |
内寸 | 22×56.5×24.5㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.90
|
- 軽いのに座れる!
- 開閉簡単な水栓付き
- 開閉便利なワンハンドオープン
- 保冷力が極めて高い・滑り止め標準装備
軽い、安い、そこそこの大きさということから筏釣りにも人気なダイワのライトトランクα。内寸も56㎝と、容量の割には横幅があるので青物や真鯛釣りでも多く使用されている汎用性の高さ。保冷力も評価が高く(KEEP値76!)、コスパが素晴らしく良いクーラーボックスです。筏釣りの他、船釣りでも使いたい方におすすめ。
5位:ダイワ(DAIWA):
プロバイザーREX(レックス) GU2800
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 65(時間) |
容量 | 28L (16L/22L) |
外寸 | 40×57×34㎝ |
内寸 | 27×42×23.5㎝ |
断熱材 | ウレタン |
おすすめ度 |
4.87
|
- シールドロック機構
- 600mlペットボトルが縦に入る
- 更に剛性がアップした座れる頑丈「マッスルボディ」
- ダイワクーラー専用の滑り止めラバー「ふんばるマン」付き
2023年発売の新クーラーボックスです。デザインがカクカクして格好良く、保冷力も筏釣りでは必要十分。容量も28Lと丁度良く、堤防でも大きすぎない絶妙なサイズ感になっています。新機構のシールドロック機構を採用しており、押し込むだけで密閉性がアップ。価格もお手頃なおすすめクーラーボックスです。
6位:シマノ(SHIMANO):
フィクセル ベイシス (NF-330V)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 50H |
容量 | 30L (22L) |
外寸 | 58×35×35㎝ |
内寸 | 44×25×26㎝ |
断熱材 | 発泡ウレタン |
おすすめ度 |
4.84
|
- がっしり堅牢ボディ
- 両開き・取り外しできるフタ
- ワンアクションでロックのON、OFF可能
物や魚を効率よく収納できる機能性が非常におすすめなクーラーボックスです。ICE値も高いため、年中を通して筏釣りで安心して使える十分な保冷力であり、容量・サイズもバッチリ。利便性を考慮したフラットデザインとなっており、より使いやすく、よりシステマチックに仕上がっています。
7位:シマノ(SHIMANO):
ホリデークール 26L(LZ-326Q)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 |
24(24時間保冷) |
容量 | 26L (その他20L有り) |
外寸 | 53.0×30.6×33.0㎝ |
内寸 | 40.6×23.1×26.5㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.83
|
- 価格が安い(しかもシマノ製)
- 軽い(自重2.9㎏前後)
軽さ・安さに優れたシマノのクーラーボックスです。踏んでも座っても問題なしの強度を実現補強リブや強度のある素材などを使い、ボディ全体の強度をアップさせた独自設計の『堅牢ボディ』。釣行時に大人が踏んだり、座ったりしても壊れない堅牢な耐荷重設計が施されています。そこまで保冷力が高いモデルではありませんが、真夏以外ならば筏釣りで十分 使っていけるでしょう。
8位:リブウェル(Livewell):
ホリデーワールド 27L
公式アイテムページ | リブウェル(Livewell) |
ICE値 | ー |
容量 | 27L (17L/33L/48L) |
外寸 | 幅48.8×奥行27.7×高さ32.9c㎝ |
内寸 | 幅39×奥行19×高さ24.5㎝ |
断熱材 | 発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.82
|
- 価格が安い
- 自重が軽め(2.95kg)
- 容量バリエーションが超豊富
とにかく価格が安いクーラーボックスです。しかし、安心の日本製。眩しいくらいの明るいホワイトを基調に燃えるようなレッドがアクセント。船釣りとも併用したい方には48Lサイズがおすすめですが、筏釣りには27~33Lサイズが丁度良いでしょう。価格が安いので、お小遣いアングラーから人気のクーラーボックスだったりします。
9位:秀和(SHU-WA):
フィッシングクーラー 25L
公式アイテムページ | 秀和(SHU-WA) |
保冷力 | - |
容量 | 25L |
外寸 | 45.4-28.4-36.0㎝ |
内寸 | 40.0-23.0-28.0㎝ |
断熱材 | ウレタン |
おすすめ度 |
4.76
|
- デザインがかわいい
- 自重が軽い(10.4Lで1.9㎏)!
Made in Japanにこだわった秀和のクーラーボックスです。ぎっしりと断熱層に注入発泡方式で隅々まで硬質ウレタンフォームを注入されていますが、10Lで2㎏を切る自重の軽さ。 蓋の材質にはABS樹指を使用しており変形しづらいという特徴がありますが、小さな脚が四隅があるので座ると折れることも…。そちらに注意すれば、価格以上に保冷力の強いクーラーボックスでしょう。
10位:シマノ(SHIMANO):
アブソリュートフリーズ ライト32L
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
ICE値 | 54 |
容量 | 32L |
外寸 | 40.2×65.0×36.8㎝ |
内寸 | 26.6×44.9×24.9㎝ |
断熱材 |
発泡ポリスチレン |
おすすめ度 |
4.74
|
- シマノ最強レベルの冷却性能
- ワンアクションで蓋を密着させる新構造レバー
- 水漏れしにくく、冷気が逃げにくい優れた密閉性
- 密閉力とスチロール断熱材のW効果でしっかり保冷
2023年の新作『アブソリュート フリーズ』です。シマノ最強格の冷却性能であり、断熱材にスチロールを採用したアブソリュートシリーズの最軽量モデルが『ライト』。特に保冷力が強いモデルなので、年中を通しても筏釣りでは「ライト」モデルで十分でしょう。密閉性の高い本体構造は十分以上の保冷力を発揮。底面には市販の保冷剤を2枚置くことができ、日帰りから1泊程度の気軽な釣りにピッタリです。
11位:ダイワ(DAIWA):
プロバイザートランクHD II 3500(S)
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
KEEP値 | 70(時間) |
容量 | 35L |
外寸 | 32.5×71.5×35㎝ |
内寸 | 24×55×25㎝ |
断熱材 | スチロール |
おすすめ度 |
4.73
|
- 持ち運び便利な(側面・上)ハンドル
- 上フタはどちら方向にも開け閉め可能
- 座れる頑丈マッスルボディ
- 静音キャスター・滑り止め標準装備
汎用性の高いクーラーボックスです。筏釣りで使うにはややサイズが大きいですが、そのほかの船釣りで中型青物、真鯛など幅広い釣り魚でも使いたいのならおすすめのモデルになっています。一番グレード(保冷力)の低いSモデルでもKEEP値は70時間と非常に高いです。
総括:筏釣りのクーラーボックス
おすすめランキング&選び方
以上、筏釣りに最適なサイズ・容量・保冷力のクーラーボックスおすすめランキングについてでした。
と聞かれたら、『シマノ スペーザシリーズ』を推します。
- 筏釣りで十分な容量
- 気密性・保冷力の高さ
- 持ち運び性能の高さ(キャスターが便利!)
という点でおすすめ度が高いです。価格が少し高いのがネックですが、下手なクーラーボックスを選ぶよりは、シマノのスペーザシリーズを選んでおいた方が長期的にはコスパが良いでしょう。
サイズは25Lと35Lがあるけど…?
と迷われる方もいると思います。筏釣りの王道「チヌ」を専門で狙うのであれば25Lでも良いと思います。しかし中型青物や真鯛、ヒラメにも対応できる35Lサイズが船釣りでも併用できるのでオススメ度が高いです。
ライトとベーシスがあるけど…?
ライトでも十分ですが、7~8月の時期でも安心して使いたいのであればベーシスを選んでも良いでしょう。
以上、筏釣りに特化したクーラーボックスについてでした。
今回の記事が、読者のあなたに役立つ内容になっていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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