違和感を与えずらい
のがソリッドティップのメバリングロッド。
内部が空洞なチューブラーティップに比べ、細く繊細であり、反発力も少ないため食い込ませるような釣り方に適しています。しかし、メリットがあればデメリットがあるというもの。
というワケで、当記事では、
ソリッドティップの良い・悪い部分と、おすすめロッドを知っておきたい!
という方に向けて、
- ソリッドティップのメリット・デメリット
- メバリングに適した竿の選び方
- おすすめメバリング(ソリッドティップ)ロッドの紹介
の順に解説していきます。
もくじ
メバリング用ロッド
ソリッドティップの長所・短所
チューブラーティップと比較した際の、おおまかなデメリットとメリットを紹介しておきます。突き詰めて考えると個人の技量・好みにも左右されるので、必ずしも正解というワケではないので注意してください。
ソリッドティップのデメリット
- 操作性が少し悪い
というのが強いて言えばデメリットになるでしょう。反転すればメリットにもなるのですが、ソリッドティップはなんといっても柔軟であり、その分 手元で操作したアクションをティップが吸収しやすいため、アタリに即掛けていく行くような釣りには向いていないというデメリットがあります。
慣れれば竿の角度を調整することによってアタリにオートマチックにアワセられるようになるのですが、ポッパーなどアクション必須のルアーを操る際は高い技術力が必要になるでしょう。
ソリッドティップのメリット
- かなり細く作れる
というのがソリッドティップの特徴であり、そちらに付随して
柔軟で目感度が良い(目で見てアタリなどが分かりやすい)
というようなメリットがあります。チューブラーティップに比べて反発力も少なく、魚が食ったときに違和感を与えずらいという評価も多いです。
ジグ単を使ったメバリングには最適の仕様ともいえるソリッドティップであり、プラグなどをメインで使うのでなければ超おすすめです。
失敗しない!
メバリングロッドの選び方
上から落ちてくる餌を捕食するメバルであり、フォール重視の、
1~3g程度のルアーを不自由なく使える
というのが特徴的なメバリングロッドです。
一概には言えませんが
- 5フィートから7フィート前後の長さ
- 竿の柔らかさはUL~L
- 扱えるルアー重量は0.5~5g程度
というスペックがメバリングの特徴として多く挙げられています。
それぞれ詳しく説明していきますので、気になった方は是非 参考にしてみてください。
メバリングロッドの
『長さ』について
6~7フィート前後
のメバリングロッドがおすすめです。
4フィートから8フィート後半まで、多くのメバリングロッドがラインナップされています。釣り人によってスタイルが違うので一概には言えませんが、まず最初の一本としては様々な状況に対応してくれる6~7フィート(2m前後)の長さを選ぶことをオススメします。
メバリングロッドの
『自重』について
軽い方が疲れない
ため、なるべく自重は軽い方が良いです。メバリングに関わらず、すべてのルアーロッドで言えることですが、何度もキャストするので軽いに越したことはありません。軽いロッドは操作性に優れ、疲れにくいという大きなメリットがあります。
シマノやダイワなどの一部メーカーでは竿の素材や仕様に工夫を凝らしています。価格にも大きく影響するポイントですが、釣りの快適さや効率を向上させるためにも是非、軽さについても意識して選んでみるとよいでしょう。
メバリングロッドの
『ルアーウェイト』について
1g前後のルアーが扱えればOK
です。それぞれの竿に、適合ルアーウェイトのような、
『これくらいのルアー重量が扱えますよ~』
という指標があります。
と考える方も少なくないと思われますが、メバリングでは1~3gのルアーが基本。むしろ重すぎるルアーは沈下速度がはやく、メバルが狙いにくいです。
フロートリグ(飛ばしウキ)を使って飛距離を出したいんだけど…
というような明確な目的がある方でもなければ、10gなんて投げられなくても全く問題ありません。むやみにルアーウェイトが幅広いモデルよりも1~3g前後のルアーが投げやすいメバリングロッドがおすすめです。
メバリングロッドの
『柔らかさ(硬さ)』について
それぞれ特徴を簡単に紹介すると、
- UL(ウルトラライト)
非常に柔らかく感度が高いのが特徴。
軽量ルアーを飛ばすことに長けており、小メバルのバイトも手元にシッカリと伝えてくれる。アジングにも併用できるので、最初の1本におすすめ。 - L(ライト)
ULの次に柔らかい。
メバリングとして一番汎用性が高く、軽量のルアーから少し重めのプラグまで投げられる。ヘチ釣りにも丁度良く、ロッドにハリがある。 - ML(ミディアムライト)
メバリングとしてはパワー強め。
キャロライナリグなどをキャストするような、遠投が必要な場合は最適。軽量のルアーは扱いにくいモノが多いので、1本目としては不適。
といった具合です。
自分のメバリングスタイルに合う柔らかさのロッドを選びましょう。ジグ単で釣りをされる方はUL(ウルトラライト)、L(ライト)が他のライトゲームにも兼用しやすいので、個人的にはおすすめです。
ソリッドティップのメバリングロッド
おすすめランキング
それではメバリングに適した竿(ソリッドティップモデル)について、おすすめアイテムを紹介していきます。
なお各種、さまざまなスペックがあります。
それぞれリンクを辿ると公式アイテムページ、サイズ選択、使っている人のインプレ(レビュー)が確認できるようになっているのでお試しくださいませ。
1位:ダイワ(DAIWA)
月下美人 74UL-S
公式ページ | ダイワ(DAIWA) |
型番 | 78ML-S |
長さ | 7.8フィート(2.34m) |
自重 | 66g |
ルアーウェイト | 0.3-5 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- 一流釣具メーカーの信頼感
- カーボン含有率の高さ(97%)
- 高い操作性・コストパフォーマンス最高
- 妖しい朱色の格好良いデザイン!
コストパフォーマンス最高のメバリングロッドです。価格以上の性能・機能を搭載し、細かいところまでシッカリ作り込まれています。おすすめポイントは上記の通りですが、その他にもガイドが大きくライントラブルが少なかったりと語り切れないほど利点があります。
という方は是非!
一流釣具メーカーDAIWAの看板メバリング・アジングロッド『月下美人』です。デザインも良く、コスパは最強クラス。使用感は以下の記事で解説しておきましたので、参考にどうぞ。
2位:シマノ(SHIMANO)
ソアレSS(S58UL-S)
公式アイテムページ | シマノ(SHIMANO) |
型番 | S58UL-S |
長さ(仕舞寸法) | 5.8フィート(89 ㎝) |
自重 | 51 g |
ルアーウェイト | 0.4~8 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ハイレスポンスソリッド |
おすすめ度 |
4.86
|
- デザインがカッコイイ
- 高いネジリ剛性とつぶれ剛性
- 独創的なブリッジライクシート
- 持ち重り感を軽減する極小グリップ
ロッド全体が曲がるようになっているため、20UPの魚が釣れると超楽しかったソアレSSでした。また、楽しいだけではなく、魚を暴れさせ過ぎないのでバラシが減る、というメリットも◎。筆者が選んだモデルは『アジング』という名前が冠していますが、アジングで使えるのであればメバリングで使えないワケがないので、名前についてはあまり気にしなくて大丈夫でしょう。
3位:がまかつ(Gamakatsu)
ラグゼ 宵姫 爽 S73L
公式ページ | がまかつ |
型番 | S73L |
長さ | 7.3フィート(2.22m) |
自重 | 60g |
ルアーウェイト | 0.1~10 g |
竿の硬さ | L |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- かなり自重が軽い
- ルアーウェイトは0.1gから扱える
- 格好良いデザイン(ワンポイントのサクラも可愛い…!)
適応ルアーウェイトは0.1gから10g、メバリングで使う軽量ルアーからフロートリグ・キャロライナリグを難なく扱える、ライトゲームに特化したラグゼ宵姫です。ひと昔前なら3~4万円ほどするのでは…?というような高機能を搭載しており、下記記事でも述べているように初心者でも扱いやすいのも◎。装飾もシンプルで、ワンポイントの桜マークが可愛らしいメバリングロッドです。
4位:シマノ(SHIMANO)
ソアレBB S74L-S
公式ページ | シマノ(SHIMANO) |
型番 | S74L-S |
長さ | 7.6フィート(2.29m) |
自重 | 67g |
ルアーウェイト | 0.5-5 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ハイレスポンスソリッド |
おすすめ度 |
|
- 一流釣具メーカーの信頼感
- 適合ルアーウェイトの幅広さ(0.5g~12g)
- カーボン含有率の高さ(98.9%)・自重の軽さ(71g)
- 高い操作性・コストパフォーマンスの良さ
- デザイン・カラーの渋さ!
適合ルアーウェイトの幅広さ、長尺であることが魅力的な『ソアレBB S74L-S』です。ハイレスポンスソリッド、ブリッジライクシート等の上位機種に搭載された機能を備えており、操作性は抜群。メバリングは勿論、ちょっとしたシーバスフィッシングも可能な釣行範囲の広さも魅力的。長尺なことから飛距離も期待できる、汎用性の高いメバリングロッドです。
感度重視の方は
『S610L-S』がおすすめです。
5位:シマノ(SHIMANO)
ルアーマチック S70UL
公式ページ | シマノ(SHIMANO) |
型番 | S70UL |
長さ(m) | 7フィート(2.1m) |
自重 | 80g |
ルアーウェイト | 0.8~12 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- コストパフォーマンス最高
- 信頼感抜群・一流ブランドのルアーロッド
- メバリング以外のライトゲーム全般で大活躍
これ以上ないコスパのメバリングロッドです。もちろんメバリング以外にもアジング、ハゼ・キス釣りのようなチョイ投げでも使える汎用性の高さ。コストパフォーマンスを重視するなら、ルアーマチック以上におすすめな竿はありません。下記記事を参考にどうぞ。
6位:ダイワ(DAIWA)
アジメバルX (74UL-S)
公式ページ | ダイワ(DAIWA) |
型番 | 78L-S |
長さ | 7.4フィート(2.24m) |
自重 | 75 g |
ルアーウェイト | 0.3~5 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- コストパフォーマンス最強格
- サイズ・ティップタイプは各2種類!
- 高飛距離・頑丈・パワーのあるブランクス
- 信頼度抜群・一流釣具メーカーのメバリングロッド
2023年発売のコスパ重視メバリング・アジングロッドです。74UL-Sは、ジグヘッドを使いながら遠投したい方に最適なモデルで、全体的にパワーも上げているためフロートリグの使用も可能。安い価格帯でここまで…!と感嘆するようなコストパフォーマンス最高レベルのメバリングロッドです。
7位:メジャークラフト
2代目ソルパラX SPX-S732UL
公式ページ | メジャークラフト |
型番 | SPX-S732UL |
長さ | 7.3フィート(2.22m) |
自重 | - |
ルアーウェイト | 0.4~5 g |
竿の硬さ | UL~L程度 |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- 価格が非常に安い!!
- サイズ・穂先タイプが豊富
- シンプルなデザイン・向こう合わせのソリッドタイプ
感度の高いカーボン素材、持ちやすいグリップ形状、糸が絡みにくいガイドなどが採用された『ソルパラX』。SPX-S732ULがメバル狙いのジグ単ゲームでは最もベーシックなモデルとなっており、「乗せる」為のソリッドティップ搭載でオートマチックなフッキングが得意。中上級者はもちろん初心者でも使いやすく軽量のルアーを投げやすいのも特徴的で、高い操作性に驚きの価格設定が光るメジャークラフトのメバリングロッドです。
8位:メジャークラフト
ファーストキャスト S732UL
公式ページ | メジャークラフト |
型番 | S732UL |
長さ | 7.3フィート(2.22m) |
自重 | ー |
ルアーウェイト | 0.4~5 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- シンプルなデザイン・十分な性能
- コストパフォーマンス最高レベル
- 品切れ必須なレベルで人気
1~2gのジグヘッドが使いやすく、喰い込みのよいソリッドティップを採用した『ファーストキャスト』メバリングモデルです。操作性に優れた長さを活かし、足元の壁際狙いから遠投と幅広く使えるため最初の1本にもおすすめ。マイクロジグで底や壁際を狙う根魚釣りにも最適な万能メバリングロッドです。執筆時現在は供給が追いついておらず、発送に1~2か月待ち。残念…。
9位:アブガルシア(Abu Garcia)
ソルティースタイル メバル
公式ページ | アブガルシア |
型番 | STMS-762ULS-KR |
長さ(仕舞寸法) | 2.29m(118㎝) |
自重 | 98 g |
ルアーウェイト | 0.2-6 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- デザインの格好良さ
- 取り回し抜群なグリップ長さ
- カーボン含有率の高さ(98%)
携行性能の高さが断トツのメバリングロッドです。極細ソリッドティップのエクストラファーストテーパーであり、ウル超ショートバイトもオートマチックに早掛け可能なモデルです。ジグヘッドのただ巻き攻略が得意。1g前後のジグヘッドが扱いやすいモデル。
10位:テイルウォーク
ライトゲーマーTZ
公式ページ | テイルウォーク |
型番 | S66UL |
長さ(仕舞寸法) | 2m(103㎝) |
自重 | 83 g |
ルアーウェイト | MAX9 g |
竿の硬さ | UL |
ティップ(穂先)タイプ | ソリッドティップ |
おすすめ度 |
|
- 斬新かつ軽量化を狙ったグリップデザイン
- 店頭で売ってるのを見たことがないレア度
- 軽快な素材感をさらに引き出すチタンフレーム
小型ルアーのポテンシャルを引き出す設計のテイルウォーク製ライトゲームロッドです。高弾性素材を採用し、キャスト時のパンチ力、感度と操作性を重視。シーバス、エギングロッドの流用では味わえないボーダーレスなライトゲームロッドを目指して作られたようです。
ソリッドティップのおすすめモデル!
メバリングロッド:総括
メバリングロッドの選び方&おすすめを紹介していきました。
総括して一番おすすめなのは何なの?
と聞かれたら、シマノのソアレSSをおすすめしたいです。実際に現在使っている筆者の手前味噌ではありますが、
- とんでもなく自重が軽い
- キャストの精度・操作性が良い
- 竿全体が曲がるので超楽しい・バラシが減る
という点が超おすすめポイント。そのほかデザインの高級感が良かったりと、利点を挙げだしたらキリがありません。レビュー記事も書いているのでよかったら参考にしてみてくださいね。
長くなりましたが、今回の記事であなたが目的・用途に合った素晴らしいメバリングロッドを選ぶことの一助になれば幸いです。
それでは!
ルアーは選びましたか…?
メバリング初心者は是非、ジグ単で狙ってみてください。
下記の記事で詳しく紹介しているので、よければ参考にしてみてくださいね。
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