人より不器用で失敗の多い皆さん、こんにちは。そんな皆様が束になってもかなわないほどの失敗を生まれてこの方おかしてきました。井家と申します。
今回は何を失敗したのかというと、表題の通りです。
具体的にいうと、オーストラリアで開設したANZ銀行のインターネット口座がロックされてしまったわけです。ただロックされるだけならまだ良かったんですけど、ロックを解除するために電話をして、その電話で本人確認の質問にも失敗してしまって、さらに問題がややこしくなってしまったのです。どうでしょう、このアホさ加減。私はワーキングホリデーで来ている人なんて皆どっかアホだと思っているんですけど、僕が一番 アホな気がしてきました。ネジが数本飛んでるとかじゃなくって、ネジを締める部品すらないようなアホさ。死んでも治らない気がするぜ。
それでは、本題に入っていきます。
オーストラリアのANZ銀行がロックされてしまった原因と対処方法についてまとめていきます。ロックされたときの
- 初期段階
- 末期段階
に分けて詳しく説明していきます。
おそらく、このページにアクセスする人は焦っていることでしょうが、まず落ち着いて。大丈夫。周到に準備していれば数十分で解撤しますから。というか焦ると僕みたいに5日かかるぞ
もくじ
ANZ銀行の口座がロックされてしまったときの解除方法
(初期)
それでは説明していきます。
と、その前に、そもそもなぜ口座がロックされてしまったかというと、秘密の質問(Challende Question)をされて、2回連続して失敗したからです。
まず、この時点では解除方法は2つあります。
ロック解除方法 ①:実際に支店に出向く
一番 手っ取り早いのは直接、オーストラリアのANZ銀行の支店に行くことです。
その際はパスポートなどのフォトIDと呼ばれる政府に認証されたようなIDと、ANZのカードを持っていきましょう。10分もあれば解除してくれます。
ロック解除方法 ②:電話
貴方が海外にいて、オーストラリアの支店に出向くことができない場合は電話にてロックの解除ができるようです。僕が実際に電話をした時間は10分程度なので、口座開設時にもらった紙などをキチンと手元に用意していれば、数分で解決すると思います。
電話口では身分証明のためVerbal Question(口頭質問)を聞かれます。
質問内容の例は以下の通りです。
- ANZ銀行を開設した支店はどこ?
- ANZ銀行を開設したのはいつ?
- 口座を所有している期間は?
- 所有している口座の種類は?
- 登録した時の住所はどこ?
- 最後に送金・入金・引出したのはいつ?
おそらく、大半の人は電話でロック解除できるでしょう。お疲れさまでした。
電話でのロック解除が出来ない場合、後述しますが結構ややこしいことになります。
今、皆様がどの段階にいるのか定かではありませんが、電話でのロック解除に取り掛かる人は要注意。必要な書類をしっかり揃えて、万全の対策をして電話しましょう。
ANZ銀行の口座がロックされてしまったときの解除方法
(末期)
そして僕の場合は、手元に口座開設時にいただいた紙を用意せずに出先の釣り場で電話したこともあって(←バカか??)、見事に二つとも的外れなコトを答えたらしく、オペレーターに『残念ですが、お客様の身元確認をすることができませんでした....』と言われてしまいました。
おそらく、大抵の人は実際に支店に行くか、電話での簡単な質問にて口座のロックは解除できると思います。
ここからは、それでも失敗したような愛すべきアホ共のために書いていきます。
それでも口座がロック解除できなかった場合
電話越しでのロック解除にも失敗した場合は、電話口で担当者の人(機械音声ではない)から
カスタマー番号(9ケタ)とメールアドレスを教えてくれ!
と言われ、上の写真のようなメールが送られてきます。
What if I am overseas or unable to attend an ANZ Branch within Australia?
(オーストラリアのANZ銀行支店に行けない場合は?)
という項があるので、そちらを読んでみますと、、
If you are currently overseas or unable to attend a local ANZ branch, we will need you to send in certified identification documents via Fax or Email.
(もし貴方が海外にいて直接ANZの支店に行けない場合、FAXかメールにて特定の身分証明書類を送る必要があります。)
The standard requirement is for a person to provide:
(個人が規定(証明)されていることが標準条件です)
At least One Primary identification document – Government issued photographic identification or at least Two Secondary identification documents. For a list of acceptable identification documents please clickhere.
(最低でも一つ以上の政府認定写真付き証明書か、2つ以上の個人証明書が必要です。こちらが認証可能な書類形式は、リンクを参考にしてください)
The document/s are to be stamped, dated and signed by an Authorised Persons. The following is a list of persons authorised to certify your document/s;
(書類は必ずスタンプ(日付、サイン含む)が押されている(認定された人物に)ことが条件です。)
- A person who is enrolled on the roll of the Supreme Court of a State or Territory, or the High Court of Australia, as a legal practitioner (however described);
(州・国の最高裁判所に勤める人物)- A judge of a court;
(裁判所)- A magistrate;
(治安刑事)- A chief executive officer of a Commonwealth court;
(英連邦のCEO)- A registrar or deputy registrar of a court;
(民事裁判所の登記官、もしくは代理人)- A Justice of the Peace;
(法務関係者?)- A notary public (for the purposes of the Statutory Declaration Regulations 1993);
(行政書士)- A police officer;
(警察官)- An agent of the Australian Postal Corporation who is in charge of an office supplying postal services to the public;
(オーストラリアの郵便会社で、郵政事業を担当している代理人)- A permanent employee of the Australian Postal Corporation with 2 or more years of continuous service who is employed in an office supplying postal services to the public;
(オーストラリアの郵便会社で正社員として2年以上 郵政事業に従事している人物)- An Australian consular officer or an Australian diplomatic officer (within the meaning of the Consular Fees Act 1955);
(オーストラリア領事館に勤める公務員、もしくは外交員)- An officer with 2 or more continuous years of service with one or more financial institutions (for the purposes of the Statutory Declaration Regulations 1993)
(継続して2年以上の勤務歴がある金融関係の役員)- An officer with, or authorised representative of, a holder of an Australian financial services licence, having 2 or more continuous years of service with one or more licensees;
(オーストラリア金融サービス免許を所有する役員)Once the document/s has been stamped, dated and signed by an Authorised person, please send it through via:
(認定された人物によってスタンプが押されたら、以下の宛先に送付してください。)
- Email:CertifiedDocuments@anz.com(Maximum Email size restriction of 10mb)or alternatively
- Fax: 03 9683 7566 (International: +61 3 9683 7566)
なるほどなるほど。。。
めんどくさいよ。切実に。。
身から出た錆とは言え、ひじょ~~~にめんどくさい。長いし。家電の説明書くらい読む気が起こらんのだが…
簡単に要約すると、
政府に認定されたパスポートとか国際免許証のような証明書を警察官とか、そういった類の人に認定してもらって、スタンプを押してもらった紙をメールでもいいから提出してね!
ということでした。
ANZ支店でスタンプを貰う
け、警察、、?!と思いましたが、Notaryホニャララとか書いてあるので、
と早合点して、ウェリントンシティ内にあったANZニュージーランド支店に行ってみました。
従業員に経緯を説明すると、
無事、スタンプがもらえました。
ちなみにスタンプはパスポートを印刷した紙にしてもらいました。
日本のANZ支店(東京)にも確認してみたところ、スタンプは押していただけるようです。過去に、日本ANZ支店からのスタンプでロック解除できた方もいらっしゃるようですので、お困りの方はまず電話相談してみてもいいでしょう(なお、現在はコロナウィルスのため、スタンプの捺印サービスはしていないそうです…)。
メールを送る
次に、スタンプを貰った紙の空いたスペースに、口頭質問用の新しいVerbal Password(Security code)を記入して(上画像 参照)、メールに送付。
提出先は、ANZからきたメールにあった、
です。
そして待つこと約1日。。
ANZからメールを受信する
Hi Sho
Thank you for contacting the Certified Documents Team. Your documents have been received, verified and security code updated.
Please contact ANZ on +61 3 9683 9999 from overseas for further assistance.
ということで、問題なく本人確認ができたようでした。
電話でロック解除をしてもらう
そして電話。
最初はオートマチックな機械音声による問い合わせから始まります。Secrity Codeを聞かれた際、英単語が入っている場合のダイヤルボタンの打ち方が分からなかったのでオロオロ待っているとカスタマーサービスに切り替わり、担当者の方が出てくれました。
で、カスタマー番号を伝えて、口座のロック解除をしたいことを伝えます。すると、提出した紙に記載した新しい口頭パスワードを聞かれるので、それを伝えましょう。
そして、パソコンから自分の口座にログインするように言われるのでログイン。で、画面には新しい新たに秘密の質問(Challende Question)を3つ再設定するように求められます。しっかりメモしておかないとまた忘れるので注意。書いてる間は担当者が無言で待っているので『Please give me some time』とでも言っておきましょう。
それらを記入したら、オールダン!すべて完了です!
(追記)失敗談
日本滞在中にも失敗して、サインを貰おうと警察に行ってみたところ
『そういった前例はないので…』
と言われ、超断られてしまいました。
ANZ銀行からのメールにはサインを受け取る相手として警察官が挙げられていますが、日本の警察官は頼らないようにしましょう。無理です。
また、日本のANZ支店(東京)に確認してみたところ、サイン(スタンプ)の発行元として適正なのは
- 大使館での認証サービス(お金がかかります…)
- ANZ日本支社(現在はコロナで出来ません)
- 行政書士会(お金がかかります…)
のいずれかになるそうです。
人によって問題は違います。
不安な場合は、ANZ日本支店に電話してみましょう。親切に教えてくれますよ。
まとめ『ANZ銀行のロック解除方法』
ということで、オーストラリアのANZ銀行のインターネット口座がロックされてしまった際の対処方法について、僕の経験を元にまとめてみました。
ロック解除の手順として、簡単にまとめると
どうすればいいのかを聞く
メールを送ってもらう
②:写真付きIDを印刷して、その上に資格のある人のサインをもらう
③:それらをまとめた用紙に、自分で新たなVerbal Password(Security code)を記入する
④:PDFにして、メールに添付する
⑤:返信メールに記載されている番号に電話して、ロックを解除する
と言う感じ。
正直、英語ができないと、かなりの確率で①で躓きます。相談を受けた感じ、ワーキングホリデーで行かれた方の5人中3人は電話で何言われたか理解できていないようでした。
分からないままで『Ah~~ okay』とか言うと容赦なく切られるので、絶対に
『ALL I have to do is ~, right
(私がしなきゃいけないのは~だよね)?』
というように、最後に必ず確認をしましょう。間違っていれば絶対に訂正してくれるので、理解のできる範囲でいいから、確認しましょう。分かんなかったら、今回の記事参考に
『メール貰ったら、そこにある返信先のアドレスに、自分のIDとサイン、新しいセキュリティコードを記入して送信すればいいんだよね?』
みたいに質問すればいいでしょう。
2021年8月現在でも、解除方法は変わらないようです。
以上です。
他に違うやり方でロック解除できたよ、って方がいたら是非教えてくださいね。誰かの為に何かを残せるって、素敵なコトですよね。。。
(追記)
またミスってロックされちまいました……
ロック解除方法について(日本国内版)
無事ロック解除できたので、日本にいて困っている人は是非 参考にしてみてね。