とりあえず一匹釣ってみたい!
という方に強くおすすめしたいのがDUOから出ているビーチウォーカーハウル(シャッド)というルアーです。
ジグヘッド選ぶの心配…
どのワーム使えばいいのか分からん…
という人に安心な『ジグヘッド+ワーム』セットであり、ヒラメゲームの必須アイテムとなったビーチウォーカーハウル。特にヒラメビギナーのエントリーモデルとして絶大な支持を集め、発売以来多くの実績を重ねています。開発者はヒラメサーフゲームの権化、堀田光哉氏。Yahooニュースでも取り上げられるほどの実力者が直々に開発に携わった信頼度の高いルアーなのです。
というワケで、今回はDUOの『ビーチウォーカーハウル』というルアーについて紹介していきます。実釣を踏まえてインプレ評価をまとめてみますので良かったら参考にしてみてくださいませ。
もくじ
そもそもどんなルアー?
DUO ビーチウォーカーハウル
まずはざっくりと、スペックについて紹介していきます。
スペックざっくりと!
ビーチウォーカー ハウル
ブランド(公式アイテムページ) | DUO |
サイズ | 3インチ~5インチ |
自重(g) | 14/21/27/35 |
コスパ |
|
おすすめ度 |
|
特にヒラメビギナーのエントリーモデルとして絶大な支持を集め、発売以来多くの実績を重ねています。 そんなハウルの唯一の欠点が、使用前にワームとフックをセットしなければならないこと。 初めてルアーを使うビギナーにとってフックセットが難儀であることは間違いありません。 各方面からのご意見を反映させ、パッケージを完全リニューアル。ヘッドとシャッド を組み合わせフックもセット。 パッケージから取り出してそのままご使用いただけます。 シャッドはヘッドに合わせた最適カラーをチョイスいたしました。
DUO ビーチウォーカー ハウル
特徴(泳ぎ、シルエット等)
スペック・外観の特徴をまとめていきます。
トレブルフック×2
筆者の経験上、ヒラメはそこまで捕食が下手な魚ではありません。しかし、水温が低いオフシーズンなどは活性が悪く、普通のジグヘッドリグだと尻尾の部分だけを齧っているだけか、イマイチフッキングしてくれない状況があります。
そんなときにありがたいのがトレブルフック×2(リアフックにはキーパー付き)のビーチウォーカーハウルで
シングルフックのジグ単だからフッキングできないのでは?
という悩みを解消してくれます。
もちろん、その分の根掛かりリスクは増えますが、釣れるのなら仕方ありません。さらに筆者は既にホーム堤防・サーフを見つけているので根掛かりリスクについては皆無と考えて購入に至っています。
めっちゃ泳ぐ!
尻尾が暴れるように動く!
のが特徴的なDUOのビーチウォーカーハウル。上の動画のように、ゆっくり巻いてきても尻尾をブリブリと振って泳いでくれます。
尻尾自体はシャッドテールとして平均よりちょい小さいくらいなのですが、潮の影響を受けてテラテラとアピールし続けてくれます。ピンテール系も良いですが、やはり初心者には釣り人目線で
ん!
しっかり泳いでいるな!
と安心させてくれた方が集中力が続きます。
ヒラメ専用ルアーの王道的存在!
2014年デビュー
のビーチウォーカーハウルですが、すでに王道的存在になっている人気のヒラメ特化型ルアーです。2021年には筆者が現在愛用している3インチボディが選択可能になり、激戦区でも一匹を粘ってる釣ることが期待できるようになりました。
DUO ビーチウォーカー ハウル
実釣インプレ
それでは実釣インプレ。
実際にDUO ビーチウォーカー ハウルを使用してみての感想・評価をまとめていきます。
フックは弱め!
- 搭載フックサイズは小さめ
なので、少し強度が心配なところ。もちろん、小さいからこそのメリットもあるのですが、大型の青物やヒラスズキに使ってみたいと思う方には弱いでしょう。
ヒラメ狙いでは十分でしょ?
その通り。まったくもって、その通り。五体投地したくなるほどの正論です。しかし大型回遊魚(ヒラマサ)などを相手にしたいと考えている方は、フックサイズを変えておくと失敗しません。以下はビーチウォーカーハウルと相性の良い(アクションに影響のない)フックです。
ボトム着底が良く分かる!
- コツン…!
と着底する瞬間に竿先に感じるので、ヒラメ釣りで絶対に必要なボトム感知はバッチリと評価して良いでしょう。
使っているロッドが良いんじゃないの?
…それを言われたらそうなのですが、ある程度はハウルの形状も関係していると思います。顔部分の先端は鋭利ではなく、ある程度幅広(+板状の構造物)なので、着底した瞬間に明確にインパクトを教えてくれるのでしょう。
…まぁ、使っているロッドが良いのは絶対そうなんですけど…(25000円しましたし…)。
サーフ・堤防にかぎらず、ヒラメを釣る際に最も重要なのがボトム感知(その次にレンジキープ)なので、この点がしっかりしているというのはビーチウォーカーハウルの素晴らしいポイントでした。ラインの目視がしづらい夜釣りでも使いたい人は是非!
飛距離も良好!
- 堤防釣りで十分使える
くらいには飛距離が良いように感じたDUO ビーチウォーカー ハウルでした。
8フィート前後のロッド(ML)クラスで、軽くキャストしても60m程度は出せていました。
公式サイトによると、サイズダウンとテール形状の変更により飛行時のバタつきが抑えられ、飛距離も伸びているそうです。もちろんハウルヘッドをそのまま使えるために使用感はほぼ変わらず、現在のタックルを使ったままで、渋い状況だけでなく、手前を狙う釣りにも有効。
セットルアーにありがちな
打ちたいポイントに全然届かない…
といった失敗が少ないというのはデカいです。流石は「かッ飛び仕様」のジグヘッドリグです。
超簡単!
DUO ビーチウォーカー ハウルの使い方
という方に向けて、DUO ビーチウォーカー ハウルの使い方を紹介していきます。
使い方①:基本はただ巻き!
基本は巻いてくるだけです。
ただゆ~~~~っくりと巻いてくることだけでも十分にヒラメにアピールさせることが可能。活性が低い4月前後のシーズンではヒラメに警戒心を与えずに、捕食にも失敗がないようにするためにも有用(な気がします)。
下手にアクションを入れるよりは、ただゆっくりと巻いてくるのが良いでしょう。注意点として、底をずる引きしないようにすることだけ。それでも釣れるのがハウルの素晴らしいところですが、やはり根掛かりリスクが格段に上がりますし、少し底から浮かせた方が釣果は高いです。
底をずる引きしてるって、どうやったら分かるの?
竿先にゴンゴンゴン!と海底を叩いてしまっている感触が伝わります。その場合はルアーを泳がせるスピードが遅い(=ルアーの沈下速度よりも遅い)というコトになりますので、リトリーブ速度を上げましょう。
あんまり早く巻きたくないんだけど…
その場合は軽いモデルのハウルを使いましょう。執筆時現在では、14gが最もゆっくり泳がせることが出来るのでオススメです。
使い方②:リフト&フォール!
ただ落とすだけよりも長時間 アピールさせられるのでジャーク&フォールもDUO ビーチウォーカー ハウルを使う上では是非 試していただきたいところ。
なんでアピールさせられる時間が長いの?
軌道が長いからです。
ただ落とすだけならワームは底方向に垂直に沈むだけですが、ある程度の水深まで巻いてやり、そこからテンションフォールをさせることでハウルを放物線上に落とすことが出来ます。
やり方としては、着水後にリールのベールを返し、ラインが出ないようにするだけ。これだけで、竿先を始点にしてハウルは放物線を辿ります。着底したら、数回リールを巻いて、再度 着底を待ちましょう。この繰り返しです。
ホントに釣れるのかよ?!
いればほぼ確定で釣れます。というか、ここ数年で筆者がビーチウォーカーハウルで釣るときは大抵リフト&フォールです。ヒラメに視認させるためにも、リフト&フォールも積極的に行いましょう。
使い方③:フリーフォール!
ただ落とすだけ、という使い方です。
え、テンションフォールの方が良いんでしょ?
個人的にはテンションフォール(リフト&フォール)を多用していますが、リアクションバイト(ヒラメが反射的に捕食すること)を狙えるという点では、フリーフォールが有用な場合もあります。
やり方としては、リールのベールを開き、ラインがスルスルと出るようにするだけ。ラインが急激に出すぎるとアタリが全く分からなくなる場合が有るので、空いてる手でラインを軽く摘んだりスプールに軽く触れるようにしてラインの放出に少しだけ負荷を掛けてあげるとアタリも取りやすいです。
その他、ボトムトゥイッチなどの多彩な使い方がありますが、筆者が主に使っていて、ヒラメ釣り初心者でも安定して釣果が出せるのは以上の使い方だと思います。気になる方は調べてみてね。
DUO ビーチウォーカー ハウル
サイズの選び方
ビーチウォーカーハウルには
- ハウルヘッド(重さ)ー14g、21g、27g、35g
- ワーム(種類)ーシャッド、グラブ、フィッシュ
- ワーム(大きさ)ー3・4・5インチ
と色々な種類があります。
イマイチ選び方が分からない…
という方は是非 参考にしてみてください。
『シャッドの21g』が基本!
- 重い方が飛距離が出やすい
- 軽い方がゆっくりリトリーブできる
というのが筆者のビーチウォーカーハウルの選び方です。サーフ、堤防問わず、開発者の堀田氏によると、21gのシャッドを基本として、あとは水深や波の高さなどを考えてチョイすると間違いがないとのことでした。
シャッド、グラブ、フィッシュ?
- アピール力が強い『シャッド』
- アピール力が自然な『フィッシュ』
- マゴチ狙いに最適な『グラブ』
という風になっています。先述したように、まずはシャッドタイプのハウルを選べば大丈夫ですが、釣り人が多すぎてヒラメがルアーに飽き飽きしている状況なのではフィッシュやグラブなども強いです。
ハウルのサイズについて
- 新発売の『3インチ』
- 飛距離が出やすい『4インチ』
- 最もアピール力が強い『5インチ』
当然ですが、テールが大きい方が水を攪拌してくれるのでアピール力が強いです。しかし、4インチのハウルシャッドは風の抵抗力を受けづらいため、5インチに比べて飛距離が出やすいというメリットも。
3インチ、あんまり良くなくない??
まぁ筆者のオススメとしては4インチが一番です。しかし、3インチという小ぶりなボリューム感を生かすような、小刻みで振り幅を抑えたアクションが導入されているので通常のサイズや動きに慣れてしまった魚を食わせに向かわせる、といったメリットもあるのです。
悩ましいところですが、以上がビーチウォーカーハウルのサイズ・種類の選び方です。
DUO ビーチウォーカー ハウル
おすすめカラー
カラーバリエーションが非常に豊富なDUO ビーチウォーカー ハウル。どんなカラーでも万遍なく釣れることが分かっていますが、
という方もいるでしょう。そこで、筆者的おすすめカラーをいくつか紹介していきます。
おすすめカラー①:
ゴールド系カラー
ヒラメ釣りの定番おすすめカラーが金色系です。
一見
釣れるのか…?
と疑いたくなるような不自然なカラーですが、どうやら金色が肝。サーフなどの広大な場所で、広範囲に届くカラーとして、他のルアーでもヒラメ・マゴチに実績の高いカラーです。
ビーチウォーカーハウルでは『ヒラメゴールド』や『堀田ゴールドG』、『赤金』などが筆者的には1番おすすめのカラーになります。迷ったら是非、金色系を選んでみてください。
おすすめカラー②:
ピンクグロー
不自然なカラーの『グロー系』です。
初心者の方にはなかなか手に取ってもらえないのですが、ベテランの釣り人ほど使っています。まずはルアーを目立たせてナンボな部分があるヒラメ釣りなので、『コガネアジ』や『フルピンクグロー』など、もやっとしたカラーもビーチウォーカーハウルのおすすめカラーになります。
おすすめカラー③:
UVマットチャート
紫外線を受けて発光
するということから、近年人気になってきたカラーです。とくにナイトゲームでは視認性が良く、釣り人にとっても非常に快適にヒラメを狙い続けるコトが可能。
は?夜は太陽ないじゃん?
蓄光ライトっていうものがあってなお嬢ちゃん…。
DUOのの名作ヒラメルアー!
ビーチウォーカー ハウル インプレ総括
以上、DUO ビーチウォーカー ハウルについてのインプレ評価でした。
総括すると、
- 着底が明確に分かる
- 飛距離も割と良い&引き抵抗も少ない
- とにかくヒラメが良く釣れる
という点が他のヒラメルアーセットよりも強いです。筆者が愛用しているのは激戦区でも粘って一匹が出せる3インチ&14gボディです。しかし、基本は21g&4インチボディが最も釣果が高い・売れ行きが良いそうです。水深が浅い堤防回りなら3インチがおすすめですが、サーフで使う方は4インチを選ぶと失敗が少ないでしょう。
とにかく一匹でいいからヒラメを釣ってみたいだけど…
という方は是非 検討してみてくださいませ!
以上、DUO ビーチウォーカー ハウル(シャッド)のインプレ評価についてでした。
それでは!
ワームも是非…!
ある程度慣れてきたら、ご自身でワーム・ジグヘッドを選んでみても良いでしょう。上のように、超微動系(釣り人が不安になる)ようなヘンテコなワームもあり、あなたのヒラメ釣りの幅を広げてくれます。
選ぶの面倒なんだけど…?
という方に向けて、筆者的なワーム・ジグヘッドの選び方をまとめた記事もございます。よろしければ、そちらも参考にしてみてくださいませ。
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