正直、買って損した。『刑務所にいたけど何か質問ある?』

小生、特に刑務所にはいる予定はないんだけど「日本の刑務所のリアルが見たけりゃこれを見ろ!」という太鼓判のもと、ホリエモンこと堀江貴文氏の刑務所体験記を描いた漫画「刑務所にいたけど、何か質問ある?」と読んできた。

往々にして信奉者は教祖を神輿に担ぎ上げるものだが、堀江氏のファンはそこらの一般ピーポーに比べて声がデカい。熱烈だ。金の力ってすげぇよ。そんなわけで、僕のもとにも「この漫画はスゴイ!」、「読まないと損!」みたいな圧の声が届いたわけだ。

 

結論から述べさせてもらうと読まないと損なこたぁなかったし、人におススメできるものでもなかった。

今回はそれについて。

 

 

刑務所にいたけど何か質問ある?

 

引用:LINEマンガ

電子オリジナル作品! ホリエモン"獄中記"が、マンガ完全版として登場! 1年9ヶ月の刑務所生活が遂に終わった

塀の中でホリエモンは一体何を考え、何をしてきたのか? 検閲なしで、刑務所のすべてを大暴露! 全てマンガで描く獄中記です。「収監準備」「獄中メシ」「刑務作業」「しきたり」「面会」「忍耐力」「2類昇格」「最後の試練!」「仮出所きたー!」etc. 「これは私の1年9ヶ月にわたる獄中生活の記録である。そこに多くの人が見たことのないであろう、特殊な世界が存在する」(はじめに より)。時に爆笑し、時に人生を考え、時にしみじみする、究極の1冊。電子版オリジナル作品。

 

引用:Amazon

 

アウト。『時に爆笑し、時に人生を考え、時にしみじみする』なんて紹介されてるけど、そんなことは全くないからな。感性は人それぞれかもしれないが、この漫画で爆笑したり人生を考えるヤツなんていねーよ。いたら連れてこい。多分だけどホリエモンもそんな風には思ってないだろ。

 

自伝物はどうしても誇大広告が尽きがちで、これはその良い例だ。究極の1冊って、いくらなんでも言いすぎ。どこのどいつだレビューしたヤツは。金握らされとんのか。

 

金の握らされていない一読者の僕としては「読んで損はないけど…」という感想の域と出ない。あまり角の立つ言い方はしたくないんだけど、金を払って読んだ僕としては不満足。不満足さの発散先がないもんだから今こうして文字を打ち込んでる始末。今回の記事は終始そんな感じ。堀江さんのファンはここらへんでブラウザバックしてくれ。無益な争いはよそう。

 

 

やっぱ実在してる人の漫画はちょっと…

キツイ。いるかこのコマ?そもそも実在する人物のツンデレなんて小情報ってアイドルのファンとか以外に需要あんのか。

堀江氏のファンなら『こんな一面があるなんて☆』となるのかもしれんが、特にファンでもない&金持ちを反射的に嫌う僕からするとキツかった。度々ニュースでも討論番組でも取り上げられる堀江貴文氏なので僕も顔は知っている。良い顔してるよな。何言っても炎上しそうな顔してる。

 

 

そんな堀江貴文氏のエッセイ本を買ったので主人公は勿論 堀江貴文なんだけど、思いのほか似すぎてた。西アズナブルの描く堀江貴文が似すぎてるんだよ。刑務所の実態を面白おかしく伝えるために結構 コミカライズして描いてるんだけど、それがね、ちょっと僕には合わなくて。。たびたび握りこぶしを、作っちゃいまして。。

 

 

 

初っ端から漫画に関係のない意見になってしまったが、漫画部分に関してはホント言うことがないんだよ。特に凹凸を感じない。読み進めるごとに刑務所に関しての知識は知ることができるし、なんつーか、漫画も上手い。

 

爆笑とまではいかないがクスっとくるところもあったり

 

刑務所らしいゾッとする箇所もあったり、

 

へぇ、となる刑務所豆知識もあったりする。

割といい生活してたのには驚いた。なんなら僕の知り合いの山下君の方が底辺らしい生活してる。

 

 

つまらなくは、ない

つまらなくはないんだ。本当にこれに尽きる。つまらなくは、ない。特にひっかかることもなく読み進められる。

 

つまらなくはないんだ。けどな、わざわざ購入してまで読む価値があるかと言われれば、うーん、って感じだ。5万円くらい握らされたら『面白いですよ』くらい言えるがそうでないなら『う~ん』だ。批判を恐れなければ『金出してまで読む価値はないよ』になる。ファンとか暇と金を持て余してる方々なら良いんだけどな、それ以外には圧倒的にNOだよこれ。

 

総括すると、『コンビニで誰かを待ってるときに読む本としては最適』という感じになった。それ以上の価値を見出せなかった。

 

 

 

 

というような感想になってしまったが、なんだ。今から刑務所に行く人とかにはおススメ?できるんじゃないかな。

 

 

 

 

 

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