とりあえず一匹釣ってみたい!
という方に強くおすすめしたいのがメジャークラフトから出ている浜王ヒラメセットというルアーです。かなり安く、トレブルフックもあらかじめセットされているので、
ジグヘッド選ぶの心配…
どのワーム使えばいいのか分からん…
という人に安心な『ジグヘッド+ワーム』セットであり、ヒラメゲームの必須アイテムとなった浜王ヒラメセット。ネットだと安く買えるので、筆者も根掛かりの心配のない、通い慣れた砂地ポイントでは多用している浜王ヒラメセットです。
というワケで、今回はメジャークラフトの『浜王ヒラメセット』というルアーについて紹介していきます。実釣を踏まえてインプレ評価をまとめてみますので良かったら参考にしてみてくださいませ。
もくじ
そもそもどんなルアー?
メジャークラフト 浜王ヒラメセット
まずはざっくりと、スペックについて紹介していきます。
スペックざっくりと!
浜王ヒラメセット
ブランド(公式アイテムページ) | メジャークラフト |
サイズ | 3.5/4インチ |
自重(g) | 14/18/21/28 |
コスパ |
|
おすすめ度 |
|
圧倒的な飛距離で広範囲に探るフラットゲーム専用ジグ「ジグパラサーフ」と対照的にフラットフィッシュが潜むポイントを丹念に探ることが可能な専用ルアー「浜王」が登場。飛行姿勢と泳ぎを重視した専用ヘッドに専用ワームとのコンビネーションは、まさにBEACH KING! 激戦区のポイントで是非投入して欲しい自信作です。ヘッドのグリグリアクション(ローリング)とテールのプリプリアクション(ウォブリング)が合体。オートマティックに座布団を引き寄せます。
メジャークラフト 浜王ヒラメセット
特徴(泳ぎ、シルエット等)
スペック・外観の特徴をまとめていきます。
トレブルフック×2
筆者の経験上、ヒラメはそこまで捕食が下手な魚ではありません。しかし、水温が低いオフシーズンなどは活性が悪く、普通のジグヘッドリグだと尻尾の部分だけを齧っているだけか、イマイチフッキングしてくれない状況があります。
そんなときにありがたいのがトレブルフック×2(リアフックにはキーパー付き)の浜王ヒラメセットで
シングルフックのジグ単だからフッキングできないのでは?
という悩みを解消してくれます。
もちろん、その分の根掛かりリスクは増えますが、釣れるのなら仕方ありません。さらに筆者は既にホーム堤防・サーフを見つけているので根掛かりリスクについては皆無と考えて購入に至っています。
めっちゃ泳ぐ!
尻尾が暴れるように動く!
のが特徴的なメジャークラフトの浜王ヒラメセット。
上の動画のように、ゆっくり巻いてきても尻尾をブリブリと振って泳いでくれます。
尻尾自体はシャッドテールとして平均よりちょい小さいくらいなのですが、潮の影響を受けてテラテラとアピールし続けてくれます。ピンテール系も良いですが、やはり初心者には釣り人目線で
ん!
しっかり泳いでいるな!
と安心させてくれた方が集中力が続きます。
メジャークラフト 浜王ヒラメセット
実釣インプレ
それでは実釣インプレ。
実際にメジャークラフト 浜王ヒラメセットを使用してみての感想・評価をまとめていきます。
浜王ヒラメセット
『全体的な評価』
全体評価は以下の通り。
普通に釣れる「シャッド系」ワーム
安いけど普通に釣れる
浜王ヒラメセットだった。
安かろう悪かろうなんじゃないの…?
と心配になるくらい安いんだけど、まぁ普通に釣れます。個人的にはヒラメはシーバスほどルアーに警戒心がない(?)ので、目の前を通せば普通に釣れる部類になります。そこそこのブランド信頼度があって安ければ買いです。
数投で釣れたヒラメ↑
何度も底を取るヒラメ釣りなので、安ければ安い方が安心して、積極的に使えるというメリットがある浜王ヒラメセットだったと思います。
フグには滅法弱いので注意!
唯一の弱点としては、ジグヘッド+ワームの一本セットというコト。他ワームにも言えるコトですが、フグについばまれると上のような感じに。まだまだ使えますが、もう少しサイズが大きかったら属国不可能になっていました。
どうすりゃいいのよ、フグ…
うーん、やっぱり
- フグが潜むポイントには投げない
- メタルジグやプラグを投げる
- 替えのワームを持って行く
くらいしか対策はないかと…。一回でも齧られたら、しばらくその方向には投げない方が無難です。どうしようもないことですが、こればっかりは注意しましょう。
浜王ヒラメセット
『飛距離』について
近年 ますます増える釣り人口において、他人が打っていないポイントを打てる「飛距離」はヒラメ釣りでも結構重要な要素です。
飛距離は普通!
飛距離は超普通
なメジャークラフト 浜王ヒラメセットでした。
一応、飛行姿勢についても重視されている専用ヘッドを採用しているのですが、やっぱりシャッドテールです。ピンテール系に比べて空気抵抗を超受けるので飛距離は良く言っても「普通」の範疇を出ません。
シャッドテールより自然なアピールで、飛距離も重視したい方は以下の記事にもあります「R-32 + 静ヘッド」を試してみてください。同じ自重でこうも違うのか…!とビックリしますし、浜王ヒラメセットが効かない状況で投げると一発で釣れたりしますよ~。
浜王ヒラメセット
『巻き感・引き抵抗』について
そこまで重要ではありませんが、巻いてきたときの感触は以下の通り。
引き抵抗は若干感じるレベル
ちょっと重いかな…?
くらいの巻き感・引き抵抗がありました。
最近はピンテール系のルアーを多用する筆者にとって、やっぱりシャッドテール系のルアーはプルプルとした振動を手元に感じます。
なんか影響あんの?
初心者の方にとっては「あ、いまちゃんと泳いでるんだな…」と分かるので、安心して使えると思います。フックがラインに絡まったりしてキチンと泳いでなければ巻き感が超変わるので分かりやすく、時間を無駄にしないというメリットもあるでしょう。
浜王ヒラメセット
『ボトム探知能力』について
いつ着底したかを知らせる「ボトム探知能力」はヒラメ釣りにおいて超重要です。
着底は良く分かる!
コツン…!
と着底する瞬間に竿先に感じるので、ヒラメ釣りで絶対に必要なボトム感知はバッチリと評価して良いでしょう。
使っているロッドが良いんじゃないの?
…まぁ使用するロッドの感度が重要っちゃ重要ですが、ある程度は浜王ヒラメセット(特にジグヘッド)の形状も関係していると思います。顔部分の先端は鋭利ではなく、ある程度幅広(+板状の構造物)なので、着底した瞬間に明確にインパクトを教えてくれるのでしょう。
…まぁ、使っているロッドが良いのは絶対そうなんですけど…(25000円しましたし…)。
サーフ・堤防にかぎらず、ヒラメを釣る際に最も重要なのがボトム感知(その次にレンジキープ)なので、この点がしっかりしているというのは浜王ヒラメセットの素晴らしいポイントでした。ラインの目視がしづらい夜釣りでも使いたい人は是非!
超簡単!メジャークラフト
浜王ヒラメセットの使い方
という方に向けて、メジャークラフト 浜王ヒラメセットの使い方を紹介していきます。
使い方①:基本はただ巻き!
基本は巻いてくるだけ
でOKです。ただゆ~~~~っくりと巻いてくることだけでも十分にヒラメにアピールさせることが可能。活性が低いシーズンでもヒラメに警戒心を与えずに、捕食にも失敗がないようにするためにも有用(な気がします)。
下手にアクションを入れるよりは、ただゆっくりと巻いてくるのが良いでしょう。注意点として、底をずる引きしないようにすることだけ。それでも釣れるのが浜王ヒラメセットの素晴らしいところですが、やはり根掛かりリスクが格段に上がりますし、少し底から浮かせた方が釣果は高いです。
底をずる引きしてるって、どうやったら分かるの?
竿先にゴンゴンゴン!と海底を叩いてしまっている感触が伝わります。その場合はルアーを泳がせるスピードが遅い(=ルアーの沈下速度よりも遅い)というコトになりますので、リトリーブ速度を挙げましょう。
あんまり早く巻きたくないんだけど…
その場合は軽いモデルの浜王ヒラメセットを使いましょう。執筆時現在では、14gが最もゆっくり泳がせることが出来るのでオススメです。
使い方②:リフト&フォール!
ただ落とすだけよりも長時間 アピールさせられる
のでリフト&フォールも浜王ヒラメセットを使う上では是非 試していただきたいところ。
なんでアピールさせられる時間が長いの?
軌道が長いからです。
ただ落とすだけならワームは底方向に垂直に沈むだけですが、ある程度の水深まで巻いてやり、そこからテンションフォールをさせることで浜王ヒラメセットを放物線上に落とすことが出来ます。
やり方としては、着水後にリールのベールを返し、ラインが出ないようにするだけ。これだけで、竿先を始点にして浜王ヒラメセットは放物線を辿ります。着底したら、数回リールを巻いて、再度 着底を待ちましょう。この繰り返しです。
ホントに釣れるのかよ?!
いればほぼ確定で釣れます。この釣り方はピンテール系のルアーでの釣果が多いですが、浜王のようなシャッドテール系のルアーでも効果的です。
使い方③:フリーフォール!
ただ落とすだけ、という使い方です。
え、テンションフォールの方が良いんでしょ?
個人的にはテンションフォール(リフト&フォール)を多用していますが、リアクションバイト(ヒラメが反射的に捕食すること)を狙えるという点では、フリーフォールが有用な場合もあります。
やり方としては、リールのベールを開き、ラインがスルスルと出るようにするだけ。ラインが急激に出すぎるとアタリが全く分からなくなる場合が有るので、空いてる手でラインを軽く摘んだりスプールに軽く触れるようにしてラインの放出に少しだけ負荷を掛けてあげるとアタリも取りやすいです。
その他、ボトムトゥイッチなどの多彩な使い方がありますが、筆者が主に使っていて、ヒラメ釣り初心者でも安定して釣果が出せるのは以上の使い方だと思います。気になる方は調べてみてね。
メジャークラフト 浜王ヒラメセット
サイズの選び方
浜王ヒラメセットには
- 浜王ヘッド(重さ)ー21g、28g
- 浜王シャッドテール)ー3.5インチ、4インチ
と色々な種類があります。
イマイチ選び方が分からない…
という方は是非 参考にしてみてください。
『シャッドの21g』が基本!
- 軽い方がゆっくりリトリーブできる
というのが筆者の浜王ヒラメセットの選び方です。
サーフ、堤防問わず、できれば重すぎず軽すぎない、丁度良い自重となる21gの浜王ヒラメセットを基本として、あとは水深や波の高さなどを考えてチョイすると間違いがないでしょう。
浜王シャッドテールのサイズについて
- 飛距離が出やすい『3.5インチ』
- 最もアピール力が強い『4インチ』
当然ですが、テールが大きい方が水を攪拌してくれるのでアピール力が強いです。しかし、3.5インチの浜王ヒラメセットシャッドは風の抵抗力を受けづらいため、4インチに比べて飛距離が出やすいというメリットも。
3.5インチと4インチ程度では、そこまで大きな変化はないと思いますが、アピール力や使用するジグヘッドとの相性を考えてセットすると失敗・後悔が少ないと思います。
悩ましいところですが、以上が浜王ヒラメセットのサイズ・種類の選び方です。
メジャークラフト 浜王ヒラメセット
おすすめカラー
カラーバリエーションが豊富な浜王ヒラメセット。
どんなカラーでも万遍なく釣れることが分かっていますが、
という方もいるでしょう。そこで、筆者的おすすめカラーをいくつか紹介していきます。
おすすめカラー①:
ゴールド系カラー
ヒラメ釣りの定番おすすめカラーが金色系です。
一見
釣れるのか…?
と疑いたくなるような不自然なカラーですが、どうやら金色が肝。サーフなどの広大な場所で、広範囲に届くカラーとして、他のルアーでもヒラメ・マゴチに実績の高いカラーです。
浜王ヒラメセットでは『ヒラメゴールド』や『オレンジゴールドイワシ』、『ピンクゴールドイワシ』などが筆者的には1番おすすめのカラーになります。迷ったら是非、金色系を選んでみてください。
おすすめカラー②:
ピンクグロー
不自然なカラーの『グロー系』です。
初心者の方にはなかなか手に取ってもらえないのですが、ベテランの釣り人ほど使っています。まずはルアーを目立たせてナンボな部分があるヒラメ釣りなので、『キスグロー』や『グローチャート』など、もやっとしたカラーも浜王ヒラメセットのおすすめカラーになります。
メジャークラフト
浜王ヒラメセット インプレ総括
以上、メジャークラフト 浜王ヒラメセットについてのインプレ評価でした。
総括すると、
- 着底が良く分かる
- 安い&ヒラメが良く釣れる
という点がオススメポイント。特に「安い」という浜王ヒラメセットならでは強みは、底を攻めるヒラメゲームにおいては大きな強みであり、シャッドテールの引き抵抗(竿先がプルプルする)という要素からも初心者の方にとっては強い味方になってくれるでしょう。安心して底を攻められまっせ。
とにかく一匹でいいからヒラメを釣ってみたいだけど…
という方は是非 検討してみてくださいませ!
以上、メジャークラフト 浜王ヒラメセット(シャッド)のインプレ評価についてでした。
それでは!
ワームも是非…!
ある程度慣れてきたら、ご自身でワーム・ジグヘッドを選んでみても良いでしょう。上のように、超微動系(釣り人が不安になる)ようなヘンテコなワームもあり、あなたのヒラメ釣りの幅を広げてくれます。
選ぶの面倒なんだけど…?
という方に向けて、筆者的なワーム・ジグヘッドの選び方をまとめた記事もございます。よろしければ、そちらも参考にしてみてくださいませ。
こちらも読まれてます