ニュージーランドからキオラー(挨拶の意)
先日 無駄に温めていてたオーストラリアの頃の甘酸っぱいTinderの思い出を書き連ねました。ひょっとしたら読者の諸君を勘違いさせてしまったかもしれませんが、ワタクシは現在 ニュージーランドにいます。ワーキングホリデー(ワーホリ)中の身分でございます。永住権を取得の皆さまは どうぞ高いところから見下してください。
突然ですが、わたくし仕事を探していまして。
そこで候補として上がったのがジャパニーズレストラン(以後 ジャパレス)です。オーストラリアにいたときは頑なに拒んでいたジャパレスですが、ニュージーランドに来て、チョロッとNZ daisuki.comをはじめとするニュージーランド大手 求人サイトを調べているうちに考えがみるみる変わりました。
そこで今回は私なりにジャパレスで働くことのメリット、デメリットをまとめてみようと思いました。いや、思っていたんですけど 考えなしに書き連ねていたらデメリットが全然ない ということで表題のようなタイトルになったわけでありんす。
それじゃ 一応 まとめていきます。
もくじ
ニュージーランドのジャパレスで働くメリット
まずはニュージーランドのジャパレスで働くメリットをまとめてみます。
最低賃金が保証されている
もうこれだけでもニュージーランドのジャパレスで働く大きな理由になりうると思います。だって最低賃金が保証されているんだぜ?
私がオーストラリアであれほど語学学校でクッソ高い学費を払って金欠になりかけても頑なにジャパレスで働かなかった大きな理由がコレです。オーストラリアのジャパレスは最低賃金を割るのがデフォだったんですよ。オーストラリアのジャパレス = 最低自給以下が一般常識。
そりゃ語学力が堪能ではない日本人を雇ってくれることについては感謝したいところなんですけど、割りすぎなんですよ最低賃金。あまりにも割りすぎていたので「ジャパレスの経営者って道徳の授業ちゃんと受けた?」って思わざるを得ないレベルでした。
じつはブログでは書いていなかったんですけど、そんな貧乏生活を強いられていた語学学校学生時代、一度だけジャパレスの面接を受けたことがありました。オーナー的な人との面接中、相手がなかなか雇用形態の話にならなかったので、こちらから色々聞きだしていたんです。まぁ、許容範囲内だったんですよ勤務形態は。深夜手当 残業手当がつかないのも自分の語学力がないからだ、なーんていう日本人的謙虚思考だったんで当時は。。
ただ、最後 時給を聞いたときにオーナー的な人が
あっ時給は11ドルね
と驚きの時給を提示してきまして。
は?と一瞬 マジで硬直しました。最低賃金の高さが世界一と名高いオーストラリアの当時の最低自給は22.86ドルくらいでした。驚愕の半分以下。もう ここまでの賃金を提示されると笑けてくるんですよ。マジかよオイwwって。実際に「えw?」って感じで笑いましたしね。
そんなこともあってジャパレスで11ドルで働くくらいなら海外にいる時間を有意義に使ったほうがマジだ、って考えていたんです(まぁ有意義かどうかは判断しかねる生活だったんですが、、)。
が しかし、ここニュージーランドのジャパレスは違うんです。
"ほぼ"すべてのジャパレスがしっかりと最低賃金を守ってくれているんです。オーストラリアの違法ジャパレスとは違うんですよ。キャッシュインハンド(給料手渡し、基本的には違法)でもなければ雇用形態もしっかりとしているので仕事中に怪我したときでも安心なんです。
「ほぼ」すべての、なんて書いたのは私の見た範囲でのジャパレスがそうなのであって、おそらく多くはないでしょうが、一定数は最低賃金を割るジャパレスも存在するだろうと思ったからです。ただ圧倒的に最低賃金を守っているジャパレスの方が多いと思います。
日本人が多いので意思疎通に問題がない
ジャパレスでは働いている日本人はたくさんいます。私は5つほどのジャパレスの面接を受けましたが、日本人より外国人の方が多かった職場は一つだけしかありませんでした。まぁ、そこはジャパレスっていうよりはバー的なところでしたが。。
と、そんなわけで海外にいながらも日本のような職場環境で働ける、って、、、ええやん。。素敵やん?。。万が一 自分の語学力が壊滅的な人でも自分に以外の職場の日本人スタッフが喋れます。
あと、たまに働いている外国人の方で日本食へ興味を持っている人もチラホラいるようなので 外国人の友達もゲットしやすいと思います。 私も良く分からないんですけど、トライアルで話したアニメ好きなインド人とFacebookアカウントを教え合いました。
美味しい賄いがついてくる
私のような貧乏系ワーホリメーカーで、なおかつ自炊力が低いと1日三食パスタを食うハメになる場合があるんですけど、ジャパニーズレストランなら安心。美味しい賄いが出てくるんですよ。
私のフラットのシェアメイトのひとりにジュン君という鹿児島出身の元暴走族の子がいますが、彼が先日 持って帰ってきてくれた唐揚げと巻きずしを高温でカラッと揚げた奇抜なアイデアの創作料理を食べさせていただきましたが、ま~~~美味しいこと。。ワタクシ感動しまして。。。私の作るパスタ(パスタ + ツナ缶 + 調味料)の美味しさを10とすると、ジュン君の持ってきた賄いは 380くらいでした。ほんとに賄いなのか、持って帰って来ても良い品なのか疑問に思ったほど美味しかったんです。
ジュン君は一般的な出稼ぎ系ワーホリメーカーなので昼のランチタイムから夜10時くらいまで働き詰めているようですが、昼も夜も賄いが出てくるらしいです。まぁ場所にもよるんでしょうけど、大抵は昼か夜、どちらかで賄いをいただけるそうです。
求人数が圧倒的
私は現在 オークランドのシティ、スカイタワー(Sky Tower)の近くに住んでいます。そこらへん近傍だけで絞込みをかけてもいくつものジャパレスが求人を出していました。まぁシティなので当然なのですが、オークランドではとても多くのジャパレスが求人を出しているようでした(2019年3月現在)。
なかには「経験不問!」と堂々と求人に書いているところもあるので、海外の求人にありがちな履歴書のメイクアップをする必要がないです。
車がなくてもなんとかなる場合が多い
基本的にレストランやカフェは人の集まるような利便性の高い場所にあります。
そのため駅やバス停から徒歩圏内であったりと、車が必要にならない場合が多いです。
ただ、気を付けないといけないのが 終電の時間です。
ジャパレスの勤務形態としては昼の11時から15時までのランチタイム。そこから2時間が休憩で17時から22時までのディナータイム、というような時間割りが多かったです。そうするとすべての仕事を終えて店を出るのが23時になってしまうことも多いようなので、終電の時刻はきちんと確認しておいたほうが良いでしょう。そこまで治安の悪い国ではないのですが、それでも夜はやはり危険です。酔っぱらった外人のイッっちゃってる感は普通に怖いです
ジャパレスで働くデメリット
それでは、次にジャパレスで働くことのデメリットについてまとめていきます。
語学学習の面において.....(?)
正直 ことニュージーランドのジャパレスで働くデメリットはこのくらいしか思い浮かばなかったんですけど、どうなんですかね。
私もかつては「ジャパレスで働く = 語学学習は諦める」的な偏見を持っていました。そりゃまぁ、ネイティブのいるような環境で働くのが語学学習的にはベストなんでしょうけど、それに付随するデメリットを忘れてはいけないと思うんですよ。
語学学習のためにネイティブのいる職場に!と息巻いている人の語学力がどの程度かは一概には言えないんですけど、多分 勉強しようと考えているくらいなのですから、自身の語学力に十分な自信はないと思います。そんな人がネイティブの環境で働き始めて何が起こるか。
多分 超テンパります。シェアメイトのトシヤ君がそれでした。彼は留学エージェントに驚愕の金額(120万円ほど)を支払ってニュージーランドに来たらしいですが、担当の人に作ってもらった履歴書を片っ端から送って得たローカルレストランのトライアル(仕事の適正をはかるお試し期間のようなもの)を受けたとき、周りが外国人だらけということにテンパりすぎてトライアル開始1時間にも満たない段階で「今回は残念ですが」的なニュアンスのことを言われて終わったそうでした。
もちろんトシヤ君の語学力もトライアル失敗の要因でもあるようですが、慣れない環境に無理して適応しようとするのは ワーホリにおいては美談にはなりかねると思うんですよ私は。ワーキングホリデーだから力抜いて楽しめと。ジャパレスだろうがローカルだろうが同じ最低賃金なら仕事しやすい方を選んだほうがいいでしょ精神的にも。
あと、別にローカルで働いているからって語学力が伸びるわけじゃないと最近 思い始めたんですけど、それはTOEICも受けたことのない私が行っても説得力に欠けるので書けませんが。。
まとめ
とまぁ、こんな感じでしょうか。ニュージーランド ワーホリのメリットとデメリット。
デメリットが眉唾もので申し訳ないですが、思いつく限りではこのくらいしかなかったんです。
ニュージーランドではオーストラリアの違法ジャパレスと違って最低賃金をしっかりと守ってくれている、ということは大きなメリットですので ワーホリしている人は ご検討されてみてください。現在 色々な店でトライアルやら面接を受けてますが、正直 ジャパレス大幅リード。何度も言うけど デメリットが全然ねーんだニュージーランドのジャパレス
また何か進展があったら記事にしてみます