強く、しなやか
と評価の高いダイワのプライムサーフT。
という方でも数日後には100m以上を飛ばせる釣り師に成長できる、コスパの高い投げ竿になっています。また置き竿としても有能で、竿先が適度に粘り強いので向こうアワセで勝手に魚をかけられるというのも魅力的。
というワケで、今回はプライムサーフについて、
- ザックリとスペック紹介
- 実釣インプレ(使ってみての感想)
- おすすめモデル
の順にまとめています。
使用感については詳しく書いていきますので、悩まれている方の参考になれば幸いです。
もくじ
どんなロッド?
ダイワ プライムサーフT
感度が非常に良い投げ竿です。
安価な投げ竿に比べてカーボン含有率が非常に高く、キスの活性が悪いときに『合わせる』必要があるときにも重宝。飛距離も素晴らしく、投げ釣り初心者にこそプライムサーフがおすすめかもしれません。
スペックざっくりと!
ダイワ プライムサーフT
公式アイテムページ | DAIWA |
長さ | 4.05m |
仕舞寸法 | 112㎝ |
自重 | 370g |
オモリ負荷 | 20-30 |
おすすめ度 |
4.95
|
投げ釣りの醍醐味を十分に味わえる本格仕様
本格的な投げ釣りが体感できる一竿。振出投竿に求められる張りと粘り、機動性や携行性等を追求。堤防、砂浜からのキス・カレイ釣りから急流の大物まで幅広いステージで投げ釣りの醍醐味が味わえる。長尺の450ローシート仕様を初め、あらゆるシチュエーションと釣り人の飽くなき探究心とモチベーションに応えるラインナップ。
ダイワ プライムサーフT
搭載テクノロジー
それではプライムサーフTが搭載しているDAIWAテクノロジーをいくつか紹介していきます。
高密度HVFカーボン
軽さとパワーをアップさせた高密度HVFカーボンです。
カーボンシートにおいて繊維そのものの高弾性化は勿論、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う樹脂(レジン)量に対する機能向上に着目したダイワ。贅肉ともいえるレジンの量を減らし、筋肉となるカーボン繊維の密度を高めることで、より強く、より軽く、より細いプライムサーフTに仕上がっています。
ファインピッチガイドロック
(ガイドの)確実なホールド感
も向上したプライムサーフT。振出ロッドのガイドロック外側に細かく溝を切ることで確実なホールド感を獲得しています。
フルキャスト時のガイドが抜けるんだけど…
という人が多い振り出し投げ竿ですが、プライムサーフTではそんなガイドのトラブルを減少。さらにバイアス構造のため、ロッド本体の曲がりに支障をきたすこともありません。
リトルセンサータッチグリップ
竿尻がゴム製になっているプライムサーフT。
ゴム製のため濡れた手でも滑らずしっかり握りこむことができ、竿を斜めに立てかけた時も滑りにくい。
ダイワ プライムサーフT
実釣インプレ・評価
筆者の直感的にインプレ評価をすると、使っているときの安定っぷりがスゴイ。大橋トリオの名作カバー『風の谷のナウシカ』のように心が癒されるくらいの安定感。かんたんに飛距離も出るので投げなおす手間がなく、ゆっくりと、安心して魚信を待つことに専念できます。
それでは実際にプライムサーフTで実釣してみてのインプレ評価をまとめていきます。参考までにどうぞ。
飛距離が良く出る!
投げごたえが抜群に良い
ように感じたプライムサーフT。
見よう見まねのV字投法(27号オモリ)で100m前後かんたんに出せます。
購入前は
振り出し竿だから、フニャフニャしてないかなぁ…
という心配もありましたが、杞憂でした。同じくダイワの『リバティクラブ サーフ』と比較すると、流石に値段の差はあるようです。プライムサーフTの方が飛距離が良かったです。
感度も良好!!
- 100m先のアタリも分かる
程度には感度も優れているように感じたプライムサーフTです。
ピンギスが多くなってくる時期には並継竿の方が感度が良いのでアタリを拾いやすいのですが、プライムサーフTでも十分。
振り出しにしては非常に感度が良いです。4色(75m)以上 離れたポイントでも
ピピッ…!…ピピピッ!!!
と、ピンギス(10㎝)前後の繊細なアタリさえも分かります。
丁度良い『穂先の粘り』!!!
向こう合わせでも十分
にキスが釣れるのも素晴らしいプライムサーフT。80m先のピンギスのアタリが拾えるという繊細さもありますが、それ以上に実感するのが丁度良い穂先の粘り。
素人だから合わせるの苦手なんだけどなぁ…
という方でも安心。相当にキスの喰いが悪い時以外なら、向こう合わせでも釣れます。何もしなくても、適度な穂先の粘りによって、勝手にキスを食い込ませることが可能。
色々な釣りが出来る
ルアー以外 色々出来る
というのも嬉しいプライムサーフT。名前に『サーフ』とあるので
サーフに特化した竿なんじゃなかろうか…
と勘ぐった筆者でしたが、そんなことはありません。サーフに必須な『飛距離』が出しやすい投げ竿であって、サビキ釣りなども普通に出来ます。オモリ号数が高いモデルであれば遠投カゴ釣りに使用している方もいらっしゃるようです。
キス釣りに超おすすめ!
- キス釣りにおすすめ
なプライムサーフTです。
いやぁ、もう釣れくなってきたよ…
と地元の釣りオヤジたちが意気消沈しているときでも超遠投して引いてくれば…
連掛けでキスが釣れたりします。
自重がそこそこあるので、できるだけ軽いリールと合わせて使うと『引き釣り』も容易に出来るでしょう。筆者はクロスキャストやウィンドサーフといったリールと組み合わせて使っていますが、何時間も使っていると流石疲れます。
ダイワ プライムサーフT
おすすめモデル
現在 14種類のモデルから選べるプライムサーフT。
筆者が購入の際に非常に悩んだのが以下の3モデルです。
ダイワ プライムサーフT
25号-405・W
モデル | 25号-405 |
全長/仕舞寸法 | 4.05(m)/112(㎝) |
自重 | 370(g) |
オモリ負荷 | 20~30号 |
おすすめ度 |
|
- 全モデルで一番 自重が軽い
- 丁度良いオモリ号数
のプライムサーフT25号-405です。全モデルの中ではオモリ負荷が一番軽いモデルでもありますが、それでも適合オモリ負荷は20~30号。普通にどこの堤防・河口の急流でも使えるでしょう。また、全長が4.05mなので、身長が低い人や腕力に自信がない人でも振りぬきやすいでしょう。
ダイワ プライムサーフT
27号-425・W
モデル | 27号-425 |
全長/仕舞寸法 | 4.25(m)/117(㎝) |
自重 | 410(g) |
オモリ負荷 | 23~30号 |
おすすめ度 |
|
- 25号前後が一番投げやすい
という要素から筆者が選んだモデルになります。30号のオモリ号数も扱えますが、なかなか難しいです。体感的には25号前後が一番 飛距離が出やすかったです。Anytime Fitnessで頑張って筋トレに励む筆者(身長174㎝・体重65㎏)からすると、
ふんもっふ!!
と声が滲み出るほどに力投してやっと振りぬけるといった感じです。投げ方が分かっている方や、筋力・体力に自信のある方におすすめでしょう。
ダイワ プライムサーフT
33号-425・W
モデル | 33号-425 |
全長/仕舞寸法 | 4.25(m)/117(㎝) |
自重 | 485(g) |
オモリ負荷 | 27~35号 |
おすすめ度 |
|
- 全モデルで一番オモリ負荷が重い
ということから、
水門が開くと流れが急で30号以上じゃないと釣りにならない…
という釣り場での使用を考えている方には33号-425が一番良いでしょう。大抵の釣り場なら20~30号で十分に釣りになりますが、どんな急流の場所でも使いたいのなら33号-425が良いかもしれません。
450は玄人向け!!
450(4.5m)を選ぶ際は慎重に!!
- 体格に恵まれている
- 筋力にも自信がある
- 投げ方も熟知している
という3要素を満たしていないと、かなり投げづらく、扱いにくいでしょう。長ければ良いっていうワケもありません。投げ釣りのとーなメンターなどを見ると、大体の方が405から425の長さを使用していたりもします。450モデルを選ぶ際は慎重に!
価格以上の満足度!
プライムサーフT インプレ総括
飛距離が素晴らしく良い!
というのがダイワ プライムサーフTのインプレ評価です。
本文でも述べたように
- 感度が高い
- 穂先の適度な粘り
- 飛距離が簡単に出る
という点から、投げ釣り初心者にも強くオススメできるプライムサーフTです。20号以上のオモリを超遠投したい方は是非 検討してみてください。
こちらも読まれてます