小~中型の両軸リール
が基本のショウサイフグ釣り(外房フグ)です。水深は30m前後、そこまで重量のある仕掛けを使うこともないため、ライトなタックルで楽しむのが主流です。
しかし、
小・中型って、具体的にはどのくらい…?
フグのアタリって繊細らしいけど、
PEは何号を使うのがベストなの…?
などなど、色々と疑問に思う方いるかもしれません。
そこで今回は
- ショウサイフグ釣り(外房フグ)に適したリールの選び方
- おすすめリールランキング(コスパ重視!)
の順番に紹介させていただきます。
もくじ
ショウサイフグ(外房フグ)釣りに最適!
リールの選び方
それではショウサイフグ(外房フグ)釣りに適したベイトリールの選び方として、全く分からない方に向けて簡単なチェックポイント・よくある疑問点をまとめてみましたので参考にしてみてください。
リールの
『番手』について
シマノなら150~200
ダイワなら100~150
あたりの両軸リールがショウサイフグ(外房フグ)釣りには適しており、よく使われています。小型電動リールが使われることもありますが、通常の(手巻き)両軸リールの方が自重が軽く、快適に楽しめると思います。
ベイトリールの
『ギア比』について
ノーマル、パワーギア(PG)モデル
のギア比を選ぶと良いでしょう。ハイギアに比べてトルク力が強く、膨らんだ大型フグ相手でも安心して巻き上げてくることが出来ます。もちろんハイギアでも仕掛けの回収速度が上がるという面もあります。どちらでも大丈夫ですが、ショウサイフグ釣りで使うことをメインに考えるならノーマル、もしくはパワーギアモデルがおすすめです。
ギア比って、そもそも何?
ハンドルを一回転させたときのスプールが何回転するかという値を表したのが『ギア比』という数値です。5.1ならハンドルを1回転させるとスプールが5回転する、と読み取ることが出来ます。
そんなギア比、シマノやダイワでは
- 5.1以上 → ローギア
- 6.1以上 → ノーマル(スタンダードギア)
- 7.1以上 → ハイギア
- 8.1以上 → エクストラハイギア
というように呼ばれています。他の釣り(ジギングなど)でも使うのであればハイギアも汎用性が高いのですが、あくまでショウサイフグ(外房フグ)釣りを快適に楽しみたいのであれば上記の通り、ギア比が低いモデルがおすすめです。
ベイトリールの
『ライン巻取量』について
- PE(号-m) 1-200
上のように、各ベイトリールによって『糸巻量』というのが決まっています。どのくらいの太さ(強度)が何m巻ける、という指標です。ベイトリールは各モデルごとに推奨されている号数・巻取量が違うため、よく確認しましょう。
PE4号が300mとか巻ければOK?
ショウサイフグ(外房フグ)自体そこまで大した引きではありません。基本的には2号以下の使用PEラインが150m程度は巻けるのであれば十分です。フグの当たりは微小であり、なるべく潮流の影響を受けにくい細いラインが良いでしょう。しかし、細すぎると根掛かりなどで簡単に切れてしまうのでPE1号~PE2号あたりがオススメです。
ベイトリールの
『ハンドル』について
どちらでも良い!
のですが、しばしば議論になるのがベイトリールのハンドル位置です。
?
スピニングリールみたいに両方で付けられるのでは…?
基本的に、ベイトリールはハンドルを左右付け替えはできません。注意しましょう。
で、右ハンドルと左ハンドル、どっちが良いの?
どっちでも良い!
というのが結論です。
正解は絶対にありませんが、どうしても決められない!という方にはベイトタックルでは、リールがロッドの上にあるためキャスティング時にハンドルの重さがスピニング以上に影響するため、右利きの方には右ハンドルがおすすめです。
また、ショウサイフグ(外房フグ)釣り以外でも使用する場合は、キャスト時にハンドルが右にある方が投げる瞬間にハンドルの位置が下、または外側になるためキャストが安定します。使っていれば慣れることも多々ありますが、どうしても決められない方は参考にしてみてくださいませ。
ベイトリールの
おすすめブランド
釣り初心者の方は、
- シマノ(SHIMANO)
- ダイワ(DAIWA)
- アブガルシア(Abgarcia)
のブランドが出しているベイトリールを選ぶと良いでしょう。最もコスパが高いとされるのは上の2ブランドであり、実際の釣具店を見渡しても、上記のブランドが圧倒的に強いです。安さはアブガルシアに軍配が上がるでしょう。
他にも安くて良いブランドはあるでしょ?
あくまで釣具店には上の3つが卸されているだけで…
たしかにプロックス(PROX)やテイルウォークなどは信頼できるメーカーなのですが、ことネットショッピングでは上記以外の信頼できないメーカーが多すぎるのです。そんなワケなので、今回の記事でも上記の3ブランドを基本として、コスパの高いベイトリールを紹介させていただいています。
ショウサイフグ(外房フグ)釣りに最適!
手巻きリール おすすめ10選
それではショウサイフグ(外房フグ)釣りに良く使用されている手巻き(両軸)リールをいくつかランキング形式で紹介していきます。
各種、それぞれ公式アイテムページと商品リンクを紹介しています。そちらを辿るとサイズ選択やブレーキ設定、実際に使われている方のレビューを見ることもできるのでお試しくださいませ。
1位:シマノ(SHIMANO)
ゲンプウXT
ブランド | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | 200PG |
自重 | 195 |
PE糸巻量(号-m) | 2-200, 3-130 |
ギア比 | 5.5 |
最大ドラグ力 | 5kg |
おすすめ度 |
4.92
|
- 価格が安い
- CI4+の特大ハンドルノブを搭載
とにかく安くショウサイフグ(外房フグ)釣りを楽しみたい方におすすめのゲンプウXTです。あくまでショウサイフグやカワハギ、マルイカ、カレイなどを楽しむなら150/151が適していますが、テンヤ真鯛やヒラメなど深場の釣りにも安定感を求めるなら200PGもしくは201PGがおすすめです(特大ハンドルノブのため)。
2位:ダイワ(DAIWA)
フネXT
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
モデル(品番) | 150 |
自重 | 250 |
PE糸巻量(号-m) | 2-200/3-130 |
スプール径(㎜) | 34 |
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力 | 5kg |
おすすめ度 |
4.90
|
- 価格が安い!
- 『MAGFORCEブレーキ』搭載
- スーパースプールフリー仕様でスムーズな仕掛け落下が可能
幅広いターゲットに対応できるスーパーメタルフレーム採用のパワフル手巻きリールです。もちろん、ショウサイフグ(外房フグ)釣りでも快適に使えますが、仕掛けの重さに合わせてブレーキ力を調整できる『MAGFORCEブレーキ』が搭載しており、キャストをするような釣りでも使える汎用性があります。
3位:アブガルシア
黒船 PH
公式アイテムページ | アブガルシア(Abu Garcia) |
モデル(品番) | KUROFUNE PH |
自重 | 210 |
糸巻量(号/lb-m) | PE2号-200m |
スプール径(㎜) | 33 |
ギア比 | 6.4:1 |
おすすめ度 |
4.90
|
- 船小物両軸のパワーバージョン
- オールマイティな船手巻きリール
- ドラグクリッカー付で竿掛けで待ちの釣りでも使える
船釣りでの様々な餌釣りに最適な「黒船」シリーズです。リーズナブルな価格ながら軽量化を徹底追及し、感度と操作性を高い次元で両立しています。タチウオや、外房でのヒラメ、仙台でのカレイ、外房でのフグ釣り、東京湾でのライトアジ、ライト五目に最適。不意な大物が掛かっても安心のドラグMAX7㎏で安心です。
4位:ダイワ(DAIWA)
ダイナスター
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
モデル(品番) | 150 |
自重 | 260 |
PE糸巻量(号-m) | 2-200/3-150 |
スプール径(㎜) | - |
ギア比 | 5.8 |
最大ドラグ力 | 3kg |
おすすめ度 |
4.89
|
- 価格がお手頃
- ライン巻取量が多い
- バランサー付きロングハンドル&大型ノブ仕様で幅広いターゲットに対応可
大型ハンドルノブでパワフルな巻上げが可能な丸型手巻きリールのダイナスターです。スーパーメタルフレームならではの剛性感、心地よくもパワフルな巻上げを実現しています。地域や釣法を問わず、全国各地でオールマイティに活躍できます。
5位:シマノ(SHIMANO)
ゲンプウ
ブランド | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | 200PG |
自重 | 190 |
PE糸巻量(号-m) | 2-200, 3-130 |
ギア比 | 5.5 |
最大ドラグ力 | 5kg |
おすすめ度 |
4.89
|
- 価格がとてつもなく安い
とにかく安いゲンプウです。先述したゲンプウXTに比べると細かいところでスペックが劣りますが、それはともかく価格の安さは圧倒的。多少の使い心地は自分の腕や知識、腕力でカバーできる方にはおすすめです。
6位:ダイワ(DAIWA)
PR100
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
モデル(品番) | 100H |
自重 | 190 |
PE糸巻量(号-m) | 1.5-230 2-180 |
スプール径(㎜) | 32/26 |
ギア比 | 7.3 |
おすすめ度 |
4.77
|
- 自重が軽い
- 価格が超安い(ダイワでも屈指の安さ)
- ブレーキが強い=初心者が使ってもバックラッシュしにくい
- 3.5号糸付モデル(右モデル、ギア比6.3のみ)もラインナップ
基本性能・信頼性を確実に満たしたハイコスパベイトリールです。入門~中級者用ベイトリールの決定版と評価が高く、
ベイトリール使うの初めてだから、最初は安いリールが良いんだけど…
という方はPRが良いでしょう。2023年にはハイギアモデルも登場し、より一層ソルトルアーゲームへの適性も増しました。アルミ製φ32mmスプール搭載。立ち上がりが良く、アルミスプール搭載で回転性能がアップ。ブレーキ力も強く、初心者でも安心してキャストすることが出来るのもおすすめポイント。
7位:シマノ(SHIMANO)
バルケッタ BB
ブランド | シマノ(SHIMANO) |
モデル(品番) | 300PG |
自重 | 250 |
PE糸巻量(号-m) | 2-300/3-200 |
ギア比 | 5.8 |
最大ドラグ力 | 6kg |
おすすめ度 |
4.88
|
- 価格が安い
- カウンター付き
- 電池交換も簡単なLEDバックライト
- 60mmロングシングルハンドル+大型ハンドルノブ
実釣性能に磨きをかけた、カウンター付⼩型リールのベーシックモデルのバルケッタBBです。
カウンターって必要なの?
正直、ショウサイフグ釣りでは海底の砂地を狙うので必要ではありません。ただ水深調整(棚合わせ)が重要な釣りでも使えるので、長い目で色々な釣りを楽しむ予定の方は是非 検討していただきたいバルケッタBBです。
8位:ダイワ(DAIWA)
ソルティスト TW PE SPECIAL
公式アイテムページ | ダイワ(DAIWA) |
モデル(品番) | 100XH |
自重 | 200 |
PE糸巻量(号-m) | 1-200/1.5-150/2-1005 |
スプール径(㎜) | 34 |
ギア比 | 8.1 |
おすすめ度 |
4.83
|
- PEライン専用スプール
- サイズは80/100/300で展開→全国の様々な魚種の対応可能
2023年登場、幅広い海釣りを楽しめるベイトリールです。ライン放出性が極めて高い「TWS」と、糸巻き状態を大幅に改善しPE専用のセッティングを施した「PE専用スプール」を採用しており、PEラインの使用に抵抗があったアングラーでも安心して「振り切る」ことが可能。さらに基本性能を「HYPERDRIVE DESIGN」で磨きをかけ、ソルトでの幅広いシーンにも対応してくれます。
9位:アブガルシア
REDMAX船
公式アイテムページ | アブガルシア(Abu Garcia) |
モデル(品番) | REDMAX船3-L |
自重 | 222 |
糸巻量(号/lb-m) | PE1号-200m |
スプール径(㎜) | - |
ギア比 | 7.1:1 |
おすすめ度 |
4.78
|
- 船釣りに最適
- ギア比がとても高い
- シャロースプール
浅溝スプール搭載の船用コンパクトリールのレッドマックスです。小型なデザインになっており、100g相当のタイラバや、ショウサイフグ釣りで良く使用されるような錘負荷30号での船釣りでも楽々巻き上げの120mmロングハンドルを装備。片手持ちの仕掛け投入着底時のクラッチONがすぐできるロケットクラッチも搭載しており、価格以上のパフォーマンスをしてくれるでしょう。
10位:アブガルシア
ソルティーステージ コンセプトフリー
公式アイテムページ | アブガルシア(Abu Garcia) |
モデル(品番) | SALTY STAGE CONCEPT-FREE |
自重 | 220 |
糸巻量(号/lb-m) | PE1号-200m |
スプール径(㎜) | 33 |
ギア比 | 6.4:1 |
おすすめ度 |
4.83
|
- コスパが非常に高い
- デザインが独特でカッコイイ
- 95mmダブルハンドル、シャロースプール付属
四季のオフショア全般に対応する海釣り特化のソルティーステージです。ショウサイフグ(外房フグ)釣りの他、タチウオやライトジギング、タイラバ、バチコン等のシャローエリアからディープエリアまで狙える究極のフリースタイルモデル。デザインも独特で人気のモデルです。
総括:ショウサイフグ(外房フグ)釣りに最適!
リール おすすめランキング
以上、ショウサイフグ(外房フグ)釣りに最適なリールの選び方&おすすめランキングについてでした。
基本的には浅場(30m程度)の釣りになり、半日以上 しゃくり続けることもあるので、軽量な両軸リールがおすすめです。しかし、手返しの良さや深場での釣行では電動リールも良いかもしれません。予算や必要な性能を見極めて、ご自身に見合ったリールを選んでみてくださいね。
今回の記事で、ショウサイフグ(外房フグ)釣りを快適に行えるリールを紹介できていれば幸甚に尽きます。
それでは!
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