ポンコツ社員×バリキャリOL 『高嶺のハナさん』のアンジャッシュ的な面白さ

相思相愛にも関わらず、些細なことですれ違いを続ける男女版アンジャッシュのコントみたいな漫画がある。タイトルを『高嶺のハナさん』という。

 

最近は漫画ばっかり読んでるからか、インターネット広告にマンガ関係が非常に多く、『高嶺のハナさん』も何度もバーナー広告で出てきていた。正直 鬱陶しいくらい広告が表示されるもんだから「ちょっと読んでつまらなかったらメチャクチャに批判した記事を書いてやろう」と黒い思念を込めつつ読んでみたらまぁ面白いコト。

 

 

深夜に読み進めたもんだからすっかり漫画の虜になってしもた。すっかり朝は明けてしもた。

ってことで今回は『高嶺のハナさん』について。

 

 

 

高嶺のハナさん

【恋愛レベル小5☆バリキャリ美人OLの赤面ギャップラブコメ!

 

というのが『高嶺のハナ』さんのキャッチコピーである。恋愛レベルが小5☆。人並みに恋愛をしてこなかった僕☆としては、それがどのようなレベルなのか未知数。おそらくこんなブログのこんな記事にたどり着く諸君等も同類と考え、ストーリーを簡単に紹介しておこう。

 

 

本作品のヒロインは高嶺華(たかみねはな、27歳)。伝統あるお菓子メーカー・ミツバチ製菓、商品企画部に勤める超エース。バリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)である。

引用:高嶺のハナさん 1話
引用:高嶺のハナさん 1話

 

企画した商品は全て大ヒット。カンペキ美麗無双な彼女は、周囲の社員のアプローチも全てシャットアウトする事から、手に届かぬ“タカネノハナ”と評され、“すごい男と付き合っている”と噂されていた。

引用:高嶺のハナさん 1話

 

 

 

だがしかし、その中身は、

引用:高嶺のハナさん 1話

 

 

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引用:高嶺のハナさん 1話

 

後輩社員の弱木強(よわきつよし)に恋する純情不器用ピュア少女なのであった!!!

 

引用:高嶺のハナさん 1話

ハナさんの恋路に、花は咲くのか―――
ニヤニヤが止まらない!

 

赤面があふれ出す!!
青春満載のオフィス・ラブコメディ開幕!!!

 

 

 

というのが「高嶺のハナさん」の概要。うむ第一話から面白くなりそうな予感。

 

ただ、気になったんだけど

 

 

恋愛レベル小5…小5…?

先日紹介した「終末のワルキューレ」も、小5の自分が失神する!、なんてキャッチコピーがついてたが、中二と違って世に浸透しきってないからイマイチ分からんのが小5のレベルだ。とりあえずハナさんの恋愛レベルを見てみよう。

 

まずは超好きな男子に好かれるために本を読んで勉強。

 

引用:高嶺のハナさん 1話

 

 

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引用:高嶺のハナさん 1話

 

 

で実践。

 

 

引用:高嶺のハナさん 1話

 

 

失敗。

引用:高嶺のハナさん 1話

 

というのがハナさん恋愛レベル。もう少し小5でも上手くやるんじゃないか…?ってのが僕の感想だ。いや面白いけども!

 

 

 

ハナさんの弱木への好きっぷり

これも「高嶺のハナさん」の魅力の一つだと思う。箸が転んでもおかしい年頃って諺みたいに、弱木のことなら何でもない寝癖すら好きになるのがハナさんだ。

引用:高嶺のハナさん 11話

 

 

 

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引用:高嶺のハナさん 11話

 

 

 

 

弱木が社会人にもなってお年玉をもらっているという驚愕の事実が判明しても

引用:高嶺のハナさん 11話

 

 

 

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引用:高嶺のハナさん 11話

 

 

この好きっぷり。爽快である。

 

最初は「なんでハナさん弱木なんかに惚れてるんだ?ダメ男が好きなヒモ体質?」と愚考した僕だったが、弱木は弱木で後輩の可愛い女に色々誘われても全く靡かず、コーヒー代すら割り勘にするしっかりしたところもある。

 

弱木はポンコツ、殺伐とした言い方をするなら仕事が壊滅的に出来ないだけで人間としては上昇志向のある親思いな良いヤツである、というのが僕の持論だが、もしかしたらハナさんが好きになってるから好感を抱くだけで傍から見ればマザコン気味のダメなヤツの可能性もある。是非 読んで判断してもらいたい。

 

 

 

 

実写化が成功しそう

基本的に漫画の実写化というのは僕は嫌いだ。特にファンタジー系の実写化は目も当てられない作品が多い。主人公がイメージとかけ離れたジャニーズ、ヒロインが事務所に猛プッシュされてる新人女優、安っぽいウィッグ、原作より目立とうとする出演者だったり、原作とはかけ離れてしまっている場合が少なくない。物語の設定とかが改変してたりする作品もあったりすると、いよいよ上映中「オレは何を見に来たんだ…?監督のオナニーか…?」と思ってしまったりするもんだ。名前は出さないけど各自、思う作品はあるだろう。

 

 

がしかし、「高嶺のハナさん」のようなオフェスラブ系の勘違い恋愛物語は大ヒットすることが多いように感じる。高嶺のハナさんは北川景子らへんを抜擢すればメチャクチャ流行ると思う。というか僕が見たい。

 

 

あくまで個人的な意見だが、思うにストーリー・キャラ設定を大幅に変える必要もなく、実写は実写で楽しめるところが成功の鍵な気がする。リヴァイ兵長を登場させなかったり、異性の目を気にする悟空、みたいな感じて原作の根底を揺るがすような設定変更を強いられることがないからな。

 

それに男性だけでなく、女性読者も多いことが実写化ヒットに繋がる気がする。

 

統計を取ったわけではないが、3話で高峰華が後輩社員の天井苺(22)に

 

引用:高嶺のハナさん 3話

 

こんな感じに思われてるコマがあったんだけど、あるマンガアプリのコメント欄では

 

「27歳でおばさんだったら私はなんだ?!あぁん?!」

「じゃあ苺ちゃんもあっという間におばさんの仲間入りですよ~」

「性格が悪い苺ちゃんは売れ残りそうだね~^^」

 

といった感じで年齢ネタに敏感に反応している方々がいらっしゃったので女性読者も結構 獲得してるっぽい。え男の可能性もあるって?いや、このコメントの打ち方は女性のモノだと思うぞ。なんというか、キレ方がネットりしてる。イラついてるのは明らかなのに^^☜こんなの使うところとかな。

 

実写化したらヒットしそうだし、ヒットしなくても絶対に転ばない作品だと思う。

 

 

 

 

まぁ実写は置いといても、漫画として非常に面白い作品だと思った。

深夜のテンションは置いといても、すれ違い展開の面白さはモチロン、あらゆるところにクスっとくる言い回しがあったりして読みごたえがあった。

 

唯一残念なところは不定期連載なので、2018年に連載開始してるが現在 2巻までしか出ていないことくらいだろうか。

 

 

なんにせよ「高嶺のハナさん」、高いギャグ、作画と続きが気になるストーリーだった。ヒットするのも時間の問題だと思う。読んだことのない方はチェックすると良いだろう。リンクを下に貼っておく。

 

 

 

 

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