【売れてる理由が分からん】『終末のワルキューレ』の開幕数話がつまらなかった

 

<自分の中の小5が興奮しすぎて失神する!

 

このマンガがスゴイ!オトコ編第5位!>

 

 

と超プッシュされた『終末のワルキューレ』というマンガがある。正直 数話読んでも自分の中の小5はソッポ向いてた。小5の僕はともかく、今年で四半世紀を生きたことになる大人な僕としては作品との温度差を感じざるをえなかった。

 

「小5が失神する!」以外にも「脳を殺して読むマンガ」というレビューがあったりして、なんかレビューから合わなそうだなぁ、と思って読んでいた。タイトル通り開幕数話は厨二の妄想味が強すぎてきつかったんだけど第二対戦ゼウス編まで読破して、ようやく面白さが分かったような感じがするので記事を書くに至った。やはり売れるには売れるだけの理由がある。

 

 

がしかし、光が強ければ強いほど影も強くなるもので、終末のワルキューレも例に漏れず、つまらない、FGOで義務教育を終えた作者、中二病患者の末路など、捻くれた読者からは散々な評価を受けていた。

売れている」という点が常にストレスで頭が沸騰しているインターネットヤンキーの皆さんの癇に障るようで、終末のワルキューレのように売り上げが100万部超えようものなら嫉妬に狂ったサムシングが現れてしまうことは必然。全世代にインターネットが普及した弊害の1つである。

 

 

まぁでも売れてるマンガに嫉妬する気持ちも分からないことはない。僕自身「面白いのになぁ…」と思うマンガが世間から全く目も当てられずにひっそりと連載終了したときには寂しくなるし、そんな気持ちが反転して売れているマンガへのヘイトに変わってしまったときもある。自分の中で最大に面白くなった作品が全く世に迎合されず、かたや『自分はそんなに面白いとは思わない作品』がキッズ共からワーキャーされたり「○○は神作!」とか宣言されるとね、もうどうしようもなくってアンチになってしまう悲しい読者共もいるのだ。嘆かわしきアンチ共よ。ヤツ等だって元は人間なのである。

 

 

思いのほか筆が走ってしまった。そんなことを書きたいのではない。

 

 

売れるマンガを「~~だから売れたんですよ、ハイ」というのは簡単だ。後付けなんていくらでもできるし、今どき活字を積極的に追う読者なんて少ないから小難しい話の1つや2つ絡めればいくらでも煙に巻けるってもんだ。そういった専門的()マンガ評論サイトは僕自身 好きじゃないこともあるしな。書かねぇよ。

 

 

ということで今回は、終末のワルキューレを数話読んでも自分の中の小5が全く反応しなかった僕が「うむ、これはキツイ」と思った点についてまとめる。

 

端的に言えば売れてる漫画にケチをつける記事になることが予想される。終末のワルキューレが大好きな小5のキッズ達はここでブラウザバックだ。無益な争いは避けよう。

 

 

 

 

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終末のワルキューレ

誕生から700万年が経過しても進歩の兆しがない人類は、万物の創造主である神々が1000年に1度集結して開かれる「人類存亡会議」にて、終末を与えられようとしていた。

戦乙女(ワルキューレ)の長姉ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、超特別条項神VS人類最終闘争(ラグナロク)により人類の行く末を決めてはどうかと提案する。当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にプライドを傷つけられたことでラグナロクの開催が決定。

かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女たちと共に戦う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。

 

引用:ウィキペディア

 

 

 

いきなりバトル…

引用:終末のワルキューレ ①

 

うだうだと理屈を捏ねても仕方ないのでパッパッとバトルに移行するのは分かるんだけど、ちょっとね、おじさんついていけなくって…

小5キッズの皆が『呂布スゲェ!!』『トール神の武器何アレ?Tテトリミノか?!』と早くも作中に引き込まれてるのに僕は茫然としてた。まだまだヤングマンだと思っていたが、いつのまにか設定・物語の導入を過度に気にする偏屈さを持ち合わせるようになったのかな…

 

 

似たようなマンガで「ケンガンアシュラ」という作品がある。終末のワルキューレのように物語はほぼ最初っからバトル展開だった。ストーリーよりも試合のアツさを重視した作品で「次に出てくる闘者はどんなヤツなんだろう?!」とワクワクしたもんだが、同じような展開の終末のワルキューレにはピクリともしなかったのは単に僕が年を取っただけだろうか…?否、断じて否。そんなの信じない。

 

 

 

引用:終末のワルキューレ ①

 

思うに、「神VS人類」、という設定がキツかったのだろうと推測される。ただでさえ味付けの濃いバトルものに神様が出てしまうのは僕にはきつかった。ハンバーガーを天ぷらにするくらいの発想である。ケンガンアシュラの「バトル×裏社会」っていうテーマはすとんと腑に落ちたんだけどな。そりゃトンカツとカレーのように相性の良い組み合わせもあるだろうが、「神VS人類」という高カロリーな素材に「タイマン勝負」という組み合わせは僕的に合わなかったようでラーメンにメンチカツをぶち込まれたような感覚だった。

 

 

 

神様サイドの人間味…

引用:終末のワルキューレ ①

 

ただでさえ「神VS人類」という設定に頭上でハテナが回ってる僕なのに、神様サイドの人間味が妙に気になってしまい「なんなんだコレは…」と全然 物語に入っていけなかったことがある。大層な神様がいきなり若者言葉で、さらには「♪」まで語尾につけて会話されるとついていけなかった。ほんとアフロディテのおっぱいがなかったら読み続けていられたか疑問だ。

 

 

そしてバトルのアツさと勢い重視の終末のワルキューレはキャラの個性も強い。それ以降出番のないキャラでも「え、お前モブだろ?」と疑問に思うくらいの外見、言動をする。よく分からんモブに泣かれたりするといよいよマンガとの寒暖差を感じてしょうがなかった。モブと観客が盛り上がれば盛り上がるほどこっちは盛り下がっていくような感覚さえあった。

引用:終末のワルキューレ ①

 

 

 

人選…

最近は収まってきたが、ここ数年 偉人を美少女・イケメン化するムーブメントがあり、ゲーム・マンガ各所で多くの偉人が女の子になり、浴衣に着替え、水着になってきた。うむ、文字にすると狂気すら感じる。

 

そんなわけで最近の読者は偉人に博識だったりする。僕自身 「」と名高い某ソシャゲを嗜んでる手前、結構な偉人の知識が増えた。

 

 

でもって終末のワルキューレの対戦表を見るとね…

 

 

武人を立候補させると思いきやバリバリの技術者二コラ・テスラ…そしてノストラダムス…

百歩譲ってニコラ・テスラが交流の電気使ってパチパチ頑張ってバトるのはいいとしても、ノストラダムスってなぁ。どこをどう解釈してもバトルできる要素がないんだけど…

 

そのほか、釈迦が神様側にいたりな。アレ?と思ってWikipediaで調べたら冒頭で『釈迦(しゃか)は、紀元前5世紀前後の北インド人物で~~』って書いてあった。人じゃねぇか。裏切ったんかワレ。たしかに名前とかは神様っぽけどよ。

 

 

あとシモ・ヘイヘを選んでくるのは意外過ぎた。シモ・ヘイヘて。昔っからネット界隈で人気なのは知ってたがマンガで取り上げられてるのは初めて見た。シモヘイヘ、どっかのソシャゲとかで出たことあるか?僕の知らないところで水着になってた?

 

ちなみにシモ・ヘイヘの正式な読み方は『シモ・ハユハ』だそうだ。駐日フィンランド大使館がツイートしてたぞ。

 

 

 

 

台詞回しが中二すぎる

引用:終末のワルキューレ ①

 

そしてコレ。読者がハマった状態にいないと台詞回しが激寒に感じてしまうこと必須。10話くらい読んでもイマイチハマりきれてない僕としてはマジで「顔を覆うようなセリフの連続で少々 きつかった。

 

バトル漫画なんだから勢いとアツさを前面に押し出すのは分かるんだが、それにしたってこう、ゾクゾクくるセリフ・描写が多かった。読む時期さえ合っていれば僕も「ウォォオオ!オレの中の小5が!ウオォォオオオ!!」ってなったのかも分らんが、物語についていけない状態で厨二感丸出しな台詞回しはシラフでピロートーク聞かされるような薄ら寒さがあった。

 

 

 

【まとめ】初速は遅め

思いのほか長く書けてしまったので締めさせていただく。

 

加速度的に面白くなっていくマンガがあるが、終末のワルキューレはその典型だと思う。最初はまったく面白さを感じてなかった僕でも佐々木小次郎戦あたりから「おぉ、こんな感じで描けるのか…」と感心するようなバトル展開になったりした。ただ、最初からハマれた人はグングンと物語に熱中できるのだろうけど、1アダルトの僕にとっては面白さを発見するまで長く、初速は遅いように感じた。

 

多くのWeb漫画家が編集に『3話までにホームランを打て』と言われているように、飽き症気味の読者にマンガを読ませて引き込むには3話までに読者の心を揺さぶるような話を描く必要があるそうだ。「あーとかうーしか言えない」の近藤笑真氏がそんなことを言っていた。

 

 

終末のワルキューレにホームラン級の何かがあるとしたら、作画だったと思う。作画はめちゃくちゃ気合入って細かなところまでビッシリと描かれてた。僕的には開幕数話はアフロディーテのおっぱいくらいしか見所はなかったように思えたが、他のキャラも見返したら格好良かった。

 

 

冒頭で述べたように、ようやく僕が物語に入り込めたと感じたのは第二対戦終了間際くらいだった。なんと30話。僕は暗闇の中、「いつか面白くなるはず…!」と思い読み進めた。

勿論 人によっては開幕から『ウオォォオオオ!このマンガはアツいぜ!ウオォォオオオ!!』ってなれるのかもしれないが、そうでない僕のような読者もいることは確かだ。

 

終末のワルキューレはつまらない、とは思わなかったものの、面白さを理解するまで結構な時間がかかった。

(なんでこんなに売れているんだ…?)という疑問は晴れないが、まぁ後々 分かっていくのでしょう。つまらない漫画が売れるほど日本の漫画ファンは節穴じゃないだろうしな。

 

個人的にも武人でもなんでもないニコラ・テスラ、ノストラダムスがどんなバトルを展開するのか、気になるところではある。引き続き 読み進めていきたい。

 

 

 

 

 

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