大物を釣り上げる際の最重要アイテム、
それがタモ網です。
魚をかけるまではロッドやリール、ルアー等様々な要素が絡まりますが、実際にキャッチするときはタモ網が一番重要で間違いないと思います。どんなに大きく、珍しい高級魚をかけたとしてもタモ網がなければ残念な結果になるコトが非常に多いんです。
と思う方がいるかもしれませんが、ちょっと認識が甘いかもしれません。この前 朝方の青物釣りに行ったときのこと。朝マズメのピーク時で周りの人も次々に青物を釣っているときに、ちょっと離れたところの外国人達が70㎝くらいの美味しそうなシーバスをかけるがタモ網を持っておらず、誰からも助けられずにそのままラインブレイクしているのを目撃しました。
持っておいて損はない
むしろ持っていないことで後悔が生まれる
そんな釣りの重要アイテム《タモ網》です。今回はそちらについて、選び方やおすすめラインナップを紹介させていただきます。
もくじ
持っていないときに限って大物がかかることも…!
タモ網って絶対に必要…?
海で釣りをするなら絶対に持っておいた方が良いです。
ヘラブナ等の一部の釣りでは必要ないかもしれませんが、それ以外の釣りでは持っておくに越したことはないでしょう。この前紹介したスナップなどの小アイテムとは違って、釣りをする上で最も重要なアイテムの一つかもしれません。海では誰でも、いきなり大物を釣り上げる可能性がありますからね。
タモ網が無くて困るのが
- 大物をかけたときに上げられない
という一点に尽きます。折角 ビッグフィッシュをかけたのに、抜き上げられずにラインが切れて逃がしたときの呆気なさ…。「これ記録サイズなんじゃないの…?!」と思う魚を目の前にしても、どうしようもないもどかしさ…。実際にバラしたときの切なさ…。。
後悔しないためにもタモ網を是非、検討していただきたいです。筆者自身、タモ網を持っているのに持参せず、大物を逃がした経験は少なくないです。向こう1年くらいは『あの魚、何cmだったんだろ…』と思い返しますからね。
持っていないときに限って大物がかかることも…!
タモ網の選び方
それでは釣り場で大活躍するタモ網の選び方を、いくつかのチェックポイントに絞って紹介していきます。
タモ網のチェックポイント①:
タモ網(柄)の『長さ』
最重要だと思うのは、『タモ網の長さ』です。
タモ網が海面に届かないことには魚を取り込めません。筆者は水面までの足場の高い(6mほど)堤防に良く行きますが、タモ網が短すぎて水面に届いていないような方をよく見かけます。
またタモ網は基本的に柄の部分を脇に抱えて使用するものです。
足場から水面まで2m程度ある場合、自分一人でタモ入れするのであれば潮位変化も考慮して、柄の長さは4.5m程度あると初心者でもスムーズにランディング(魚を取り込むこと)が出来るでしょう。
選び方のポイント
- 釣り場の足場から水面までの距離
を考えるコトです。実際に釣り場に行ける方は是非 行ってみると最適なサイズが分かるでしょう。とにかく失敗したくない方は、長めのタモ網がおすすめです。その分 重くなるという点がネックですが、どんな堤防でも活躍してくれます。
タモ網のチェックポイント②:
タモ網(柄)の『フレーム・網』
魚を取り込む際に重要なのが『フレーム』と『網』です。
フレームの形状やサイズ、網の材質や目の細かさによっても少し違いますので、簡潔に紹介させていただきます。
『フレーム』の選び方
タモ網のフレームには『丸形』と『オーバル型』があります。
少しでも魚を簡単に取り込みたい方には『オーバル型』がおすすめです。魚を取り込むときに重要な下側(水面に近い方)が広くなっているため、高い足場でも操作が簡単で魚を掬いやすいです。特に大型の魚を釣る予定のある方はオーバル型のフレームがおすすめです。
とくにこだわりのない方には『丸形』がおすすめです。実際 筆者も長く使用していますが、青物やシーバスなど元気な魚には苦戦しつつも別にキャッチできないことはありません。これから釣りを始める方は、基本形として丸形でも何ら問題ないでしょう。
『網』の選び方
夜釣りをされる方には、カラフルもしくは白色の網がおすすめです。黒などのダーク系に比べて視認性が高いので、水面が遠いときや夜でも網の位置を把握しやすく、魚を取り込みやすいです。
網の素材はナイロン製が良いでしょう。ゴム製の網はナイロンに比べるとやや、取り込んだ後にルアーが絡まりやすくストレスになることが多いです。網目が細かいタモ網もルアーのフックが絡まったりして非常に手返しが悪いです。操作性を重視する方にはナイロン製のタモ網がおすすめです。
コスパ・機能性が高い!
タモ網セット おすすめランキング⑦
それではオススメのタモ網をランキング形式で紹介していきます。
なお、今回は初心者向けに、
- 極力 どんな堤防でも使えるように3m以下は除外
- タモアミの柄と網がセットになったアイテム
を紹介させていただきます。どれも人気で、各アイテムリンクから実際に使用している方のレビューも確認できたりします。そちらも是非 ご参考ください。
1位:ダイワ(Daiwa)
ランディングポール Ⅱ 磯玉網 60-50
ブランド | ダイワ(Daiwa) |
柄の長さ(m) | 5/6 |
フレームサイズ | 60㎝ |
自重(5m) | 587/695g |
おすすめ度 |
|
- コスパ・信頼度の高いタモ網+柄のセット!
- デザインが格好良く、自重も非常に軽い
- 水に濡れても滑りにくいラバー製のグリップ部
- ショルダーベルト付属
コスパ・信頼度が非常に良いタモ網セットとなっております。国内一流釣具メーカーのDAIWAらしく、デザインの高級感に加え、滑りにくいラバー製のグリップや海水が入っても錆びにくい真鍮製竿尻等、機能性も万全。価格も1万円程度とコストパフォーマンスが非常に高いです。信頼度を重視した方に強くおすすめしたいタモ網セットです。
もう少し小さいフレームサイズで良いよ!という方には
『45-60』サイズがあります。
最初の2桁がフレームサイズ(45なら45㎝)、後ろ2桁がタモアミの柄の長さです。
2位:SANLIKE(サンライク)
磯玉セット
ブランド | SANLIKE |
柄の長さ(m) | 3/5/6/7/8/9 |
フレームサイズ | 45㎝ |
自重(5m) | 650g |
おすすめ度 |
|
- 網+柄のセット!
- 柄の長さのバリエーションが豊富
- 網は視認性の良い3段カラー
- ショルダーベルト付属
コスパが非常に良いタモ網セットとなっております。フレームが頑丈なアルミ合金、約90%のカーボン含有率によって軽量化が施されたタモの柄、そしてなんといっても柄の長さが選択可能なことなど、最初の一本としては最適なタモ網でしょう。これから釣りを始める方におすすめです。
3位:遠里釣具
BLUE LARCAL ランディングネット3点セット
ブランド | 遠里釣具 |
柄の長さ(m) | 3.5/4/4.5/5/5.5/6 |
フレームサイズ | 64×51㎝ |
自重(6mサイズ) | 745g |
おすすめ度 |
|
- 網+柄+ジョイントのセット!
- 柄の長さのバリエーションが豊富
- 大きいオーバル型で取り込みが簡単
- ショルダーベルト付属
コスパが最高のタモ網セットです。柄の長さを選択可能で、なおかつ携帯性がグンと上がる『ジョイント』も付属。タモアミはオーバル型で大きく、魚の取り込みも非常に楽です。1万円を超えてしまいますが、長期的に使用できること間違いないので費用対効果は高いでしょう。
4位:メジャークラフト
ファーストキャスト ランディングセット
ブランド | メジャークラフト |
柄の長さ(m) | 4/5/6 |
フレームサイズ | 55×47㎝ |
自重 | ー |
おすすめ度 |
|
- タモの柄・網のセット
- 魚を取り込みやすいオーバル型
- 価格がとっても安い!!
- タモ枠が4つ折りになる!
コンパクトかつ軽量で持ち運び便利なタモ網セットです。4つ折り式のタモ枠がセットになっているので小まめに場所移動をするルアーゲーム・電車釣行の方に最適かもしれません。品質にバラツキがあるようですが、非常に価格が安いので妥当でしょうか。とにかく最初は安いもので良い!という方におすすめです。
5位:OGK(大阪漁具)
小継磯玉の柄エフゼロセット 540
ブランド | OGK(大阪漁具) |
柄の長さ(m) | 3.1/3.7/4.3/4.9 |
フレームサイズ | 50×50㎝ |
自重(5.4モデル) | 850g |
おすすめ度 |
|
- 価格がとても安い
- タモの柄・網のセット
- コンパクトの折りたためる4つ折りアルミ枠
やや重いですが、非常のコスパの優れたタモ網セットです。玉の柄は携帯性に優れた仕舞寸法76cmの小継仕様。フィールドに合わせて選べる3.6mから5.4mの4レングス。コンパクトに折りたためる四つ折り50cmアルミ枠は、あらかじめ網をセット。
6位:TAKAMIYA(タカミヤ)
H.B concept ラストウィニング ランガンシャフト
ブランド | TAKAMIYA(タカミヤ) |
柄の長さ(m) | 2.7/3/3.3/3.6/3.9 |
フレームサイズ | 40×35㎝ |
自重 | ー |
おすすめ度 |
|
- 価格が安い
- コンパクトで軽量
- 魚を傷つけにくいPVCコーディングネット
- 魚を取り込みやすいオーバル型
コンパクトで持ち運びや収納に便利なタモ網セットです。濡れた手でも滑りにくい「ラバーグリップ」を採用されており落下の心配も少ないようです。フレームの形状は、魚をすくいやすい「オーバル型」。ややタモ枠が小さいので、その点は注意。それ以外は価格に見合った性能だと思います。
長さが足りない方には…
『700KP』などもあります。
そちらも是非チェックしてみてください。
7位:プロックス(PROX)
オールインワンソルト
ブランド | プロックス(PROX) |
柄の長さ(m) | 5/6 |
フレームサイズ | 65×52㎝ |
自重(5モデル) | 1050g |
おすすめ度 |
|
- 収納に便利な『ジョイント』付き
- 魚を取り込みやすいオーバル型のタモ網フレーム
重いですが、高いカーボン含有率で頑丈なタモ網セットです。オーバル型のアルミ枠+軽量で魚に優しい深さ45cmのラバーコートネットを搭載。収納時から素早くランディングモードに切替可能なタモジョイント、持ち運びに便利なタモホルダーを標準装備。カラーは赤、青の2種類から選べます。
コスパ・機能性が高い!
総括:タモ網セットランキング
以上、タモ網おすすめランキングについてでした。
総括して一番のおすすめは?と聞かれたら、『DAIWAランディングポールⅡ』推薦します。誰もが知る一流メーカーのDAIWAということもあり信頼度が非常に高いのに加えて、
- 6mのタモの柄の長さで700gを切る自重の軽さ
- 水切りの良いナイロン製のタモ網
- 利便性・携行性の高い4つ折りのタモ網フレーム
- 1万円前後というコストパフォーマンスの高さ
という点でおすすめ度が高いです。柄が長いので、タモ網と柄を繋ぐ『ジョイント』があると更に便利だと思います。そちらについては後日まとめてみますね!
(追記):書きました。
今回の記事で、読者の皆様の目的・希望額に見合ったタモ網を選ぶことの一助になれば幸甚に尽きます。
それでは。
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