2万円のリールってどうなんですか?
と筆者の知人シーバスアングラー(ベテラン)の方に尋ねると
と恐ろしいことを言われます。一般的に2万円といえば安い金額ではありません。そういえば去年結婚した友人の月のお小遣いが15000円。ちなみに筆者が土曜に入れてるバイトの自給が800円(法定最低賃金って何…?)。1日24時間働き詰めても届かない世界、それが2万円。
話が逸れました。いかに21カルディアが中級リールで手に取りやすいとはいえ、初心者からすると『買う価値はあるの?』やら『1万円のリールでもいいんじゃないの?』と思われることでしょう。そこで今回は筆者が実際に21カルディアを購入して使ってみての実釣インプレ記事になります。
2万円は決して高くない!
DAIWA 21カルディア インプレ
- ドキドキするような新鮮さが共存…
- 使い込むうちにどんどん好きに…
と宇多田ヒカルの『BADモード』のようにワクワクさせてくれるDAIWA 21カルディア。まずは客観的に見た特徴を解説していきます。
どんなリール?
21カルディア LT-3000-XH スペック
モデル | LT3000-XH |
自重(g) | 215 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
ナイロン:8-150、10-120 PE:1.0-200、1.2-190 |
ギア比 | 6.2:1 |
最大ドラグ力 | 10kg |
おすすめ度 |
|
モノコックボディ採用により 巨大なドライブギアを封入する事が可能となり、 剛性、パワー、回転耐久性を 大幅に向上させた次世代CALDIAの誕生。 ボディ、ローター素材には、軽量、高耐久の 新素材ZAION V(カーボン含有樹脂)を採用し、 軽量性とパワーを両立。
DAIWA 21カルディアの特徴①:
軽量&剛性を兼ね備えた『ザイオンV』
新素材の「ザイオンV」がボディとローターに採用されている21カルディアです。
『もっと軽く、強く』というコンセプトに沿って開発されたカーボンハイブリッド樹脂の新素材です。カーボン量を緻密にコントロールすることで、金属を凌駕する軽量性&高い剛性を兼ね備えています。カーボンハイブリッド樹脂のMAXスペックともいえるザイオン(V)です。
個人的にはザイオンと言えば、
ガチムチPFの彼。ダンクの音が異常な、飛び跳ねる重戦車のザイオン・ウィリアムソン。なんとなく『ザイオン』という名前だけでも興味が惹かれたのです。
DAIWA 21カルディアの特徴②:
モノコックボディ!
ロケットやF1マシンにも採用されているモノコックボディの21カルディアです。
これまではDAIWAの上位機種(ルビアスより上)にしか搭載していなかった『モノコックボディ』。ボディを一体成形で作ることにより、ビスを固定するスペースを無くし、大口径のドライブギアを搭載することが出来ています。結果、ギアが大きくなることで、剛性・パワー・回転耐久性の向上に繋がるという訳です。
DAIWA 21カルディアの特徴③:
デザインが格好良い!!!
なんといってもデザインが格好良い、が一番の購入ポイントでした21カルディア。
7000円程度のルアーロッドでも、21カルディアと組み合わせたらこの通り。んめっちゃ格好良い…。
……
惚れ惚れするスタイリッシュさ。。
カラーも黒と金で統一されていてGOOD。ゴテゴテとした装飾もなく、金色も控えめ。色々なルアーロッドに合わせやすいというのも◎。
実際どうなのよ?
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ
筆者が愛用しているのは21カルディアLT-3000XH。
シーバスをメインに数か月使用していますが、実釣してみたインプレ評価としては……
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ①:
LT3000-XHを買って正解だった!!
シーバス狙いにはLT-3000XHで間違いない、と思いました。
というのもワタクシ9フィート程度、ML~Mのシーバスロッドに合うモデルを探し回っていて21カルディアLT-3000XHに決めたんですけど、
と思い、LT-3000(ギア比5.2)と超悩んだんです。が、春シーバスから超通う筆者からすればLT-3000XHで正解でした。というのもね…
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ②:
ハイギアなのに巻き出しが重くない(LT-3000-XH)!
という方には是非 選んでいただきたい21カルディアLT-3000-XHです。僕もビビりましたが、現在のリールの進化がスゴイです。2015年前後にハイギアリールを買って『おっもッ!』となった筆者のような方は『あれ、これハイギアだよな…?』と不安になるくらい巻き出しが軽くて良いです。
釣り場にもよりますが、風が強いポイントに通う方はキャスト後の糸ふけ、キャストをミスったときのルアー回収が超早いです。LT-3000-XH、おすすめです。
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ③:
感度抜群!メバリングも強行できた!
水面がパシャパシャしてるけど、どうもシーバスっぽくない…と考えた筆者はシーバスロッド(9フィートMクラス)にも関わらず、
と血迷い、ロッドの適合ルアーウェイトを大幅に下回る1gのジグヘッドワームを投げてメバリングにトライすることが多いです。で、そんな無謀な挑戦でも釣果を約束してくれるのが21カルディアです。
思うに21カルディア。海川問わず、水の流れや潮目なんかの変化を感じ取りやすいんです。つまり感度が抜群。一定のスピードで巻いていると急に巻きが重くなったり軽くなるので初心者でも『あれ?なんか変わったぞ』と感じ取れます。
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ④:
ドラグの滑り出しも良い!!
シーバスを狙う上で最重要要素の一つ、ドラグの滑り出しも良かったです。
いやホントその通りなんですけど、55㎝程度の元気一杯なシーバスが流れに乗って強烈な引きを生み出したときでもドラグがジーーーッ!!とスムーズに出てくれたので助かったのです。シーバス釣りをする上ではドラグ性能が重要。ラインの放出が遅れるのでラインブレイク、というのは安いシーバスリールにありがちなンです。21カルディアでは心配無用。
DAIWA 21カルディア 実釣インプレ⑤:
リールを滑らかに回せるT字ハンドル!
これはもう筆者の好みの問題ですが、T字ハンドルがなかなか良かったです。
人によっては
と好みが分かれる部分ではありますが、そこまで多種多様なリールを触ってきたことのない方には是非 試してみてほしいT字ハンドルです。指絡みが良いので、ゆ~~っくりとした巻きがしやすく個人的には大満足でした。
感度、そしてドラグ性能など、シーバス釣りに限らず色々な釣り活躍してくれるであろう21カルディアでしたとさ!
価格以上にハイスペック!
ダイワ 21カルディア インプレ総括
超おすすめ!
というのがDAIWA 21カルディアのインプレ評価の総括です。
具体的には、
- ハイギアモデルでも軽い力で回せる
- 3000番でもメバリングが出来たほど感度抜群!
- ドラグ性能(滑り出し)も非常に良い
- なによりデザインが格好良い!
という要素がおすすめポイント。冒頭で散々『2万円は高い!』と言いましたが21カルディア、きちんと価格以上の機能は搭載しているでしょう。大満足。発売当初よりも価格が落ちているので、今なら安く買えるでしょう。
迷っている方は是非!
コスパを重視しても、デザインを重視しても素晴らしいクオリティの名作リールだと思います!
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