大変おめでたいですね。『猛禽ちゃん』から追っかけていた筆者としては自分のことのように嬉しいです。くれぐれも連載開始に焦ることなく、一旦漫画のことは考えなくてもいいから無事に健康な赤ちゃんを出産してほしいですね。
(2020/12月 追記)連載開始しました!
『青の』と打ち込んだGoogle検索のサジェストに『青の祓魔師』に次いで『青のオーケストラ』が表示されるようになった。人気がメキメキ上がっているようで何より。願わくば作者の処女作 『猛禽ちゃん』の続編も読みたいが、青のオーケストラが裏サンデーでも屈指の面白さなのでそちらについて紹介したい。
ネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはないので注意。
一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。『青のオーケストラ zip』みたいな検索してるヤツの要望に付き合ってたら漫画業界が廃れるぞ。
そういうわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、チラリ画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
青のオーケストラ 8巻について
【ネタバレ・画バレ含む】
それでは青のオーケストラ8巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
48曲(48話) 移ろい
物語は晩夏。9連覇のかかるコンクールまで残り2か月と迫ってきた。
まだまだ課題が多いようだが、それでもあんなに前途多難に見えた弦楽器チームも徐々に足並みがそろってきた様子。
嫌味先輩佐久間先輩はというと
相変わらずいろんなところで毒を吐いてる部内を締めている模様。大丈夫か新部長…!
しかし、今までのような重苦しいシーンの連続ということはなく、48話ではコミカルな絵柄が多い。
あまり接点のなかった管楽器リーダー東金先輩に気に入られたり
ここ数話 まったく出番のなかった秋音が登場したり
と、前回まで重苦しい展開の続いていたので、48話は忙しくも楽しい回だった。
2人の温度差よ。
49曲(49話) 体育祭
タイトル通り、体育祭。
高校の体育祭っぽく、わちゃわちゃしてて楽しそう。
クラスメートと仲良くしてる描写が一切なかった青野だが、ゆっくりと打ち解け始めているようだ。オケ部以外にも繋がりができ始めている模様。普段は全然話さないようなヤツとも話す感じが体育祭っぽくてリアル。
そして、いよいよ話のメインである部活対抗リレー。
リレーには秋音のほかにも顔馴染みの1年生、羽鳥先輩なんかの頼れる先輩も走る模様。
さぁアンカーを務めるのは誰なのか…!?
そんな最中
という思い切った小桜ちゃんの質問が…!
さぁ、どうする青野!!!!
…というような前回同様、演奏描写は一切なく 部員達の学生生活パートが楽しめる回だった。
ネチネチ先輩佐久間先輩の違った一面にも驚かされた49話だった。印象が悪いキャラがちょっと良いことすると株が上がる映画版ジャイアン効果が見られた。
50曲(50話) 課題
体育祭でのリレーを終えて、絆的なものが出てきたので演奏もよくなるかと思いきや…
初っ端から鮎川先生が怖い。。
それはそれは怖い。。。
今回 弾こうとしている曲は『バッカナール』。サン・サーンス歌劇「サムソンとデリラ」の曲だ。
オーケストラとして各楽器、特に弦楽器と管楽器の重なりが未熟なこと。
そして「表現」がまだまだ到底満足できるものではないことを鮎川先生に指摘されたオーケストラ部。
羽鳥先輩の提案のもと、従来のパートごとの練習ではなく、オケ部全体でA、B、Cグループに分かれてのブロック練習が行われることになった。
…まぁ、雲行きは相変わらず怪しい。しかし、それでも各自が課題について向かい始めた50話だった。
前話に続き、サクマドロップス先輩佐久間先輩の印象が少し変わった。
嫌味ったらしいところは相変わらずだけど、オーケストラ部を俯瞰的に見て意見してるのは今のとこ佐久間先輩一強な気がする。
ドギツイ煽り・嫌われ役を買ってるけど、演奏については真摯に考えてるんだなぁ、と。
51曲(51話) 誘(いざな)い
人には話せないような夢で目が覚めた小桜ちゃん。
演奏曲『バッカナール』を練習するにあたって「妖しさ」という単語に触れた小桜ちゃんは自分なりに勉強しているようだが、どうもピンと来ない模様。
そんな時、なんてことない日常を一コマを目撃した小桜ちゃん。
自分の胸の内にある暗い感情に気が付く…
といった話。
いや、それ以外にも色々なことが起きたのだけど、小桜ちゃんの話になると個人的感想・見解が強くなりすぎて過去に『ネタバレしすぎてんぞコラ!』というメールをもらっちゃっててな。そういったわけでこれ以上のタイピングは控えさせていただく。
小桜ちゃん可愛すぎる警報発令回。
そういった話なんだ。51話は。
『表現』のために、小桜ちゃん自身が自分の感情の機微について知る、そんな素晴らしい回だった。
僕は51話は電車の中で読んだんだけどね、最終ページを読んだ瞬間『んゴフッ!』と尊さに悶えてしまい、その後どうにか嗚咽を我慢するため締め抑えた喉の奥でキュ…キュイッ⤴…っと奇妙な音が鳴って甚だ恥ずかしい思いをした。是非 本編はこれ以上のネタバレはない状態で読んでほしい。
そんな51話は間違っても公共の場ではなく、自分の部屋で布団でも被りながらホクホク読みたい。