ニュージーランドからこんにちは。井家です。
昨日は飲めない酒を吐くほどまで飲んで、グダグダになって部屋に帰ってきまして。シン...とした部屋にピロン♪という場違いにも思えたラインの着信音が鳴り響きました。日本にいる友達から着信。そして電話をしていると友達がふと「オレの嫁がさぁ、」と 言ったところでヤツが今年 結婚したことを思い出しました。会話の中で 保育園 という単語が出たので「保育園?まだ気が早いだろ酔ってんのかよ」と冗談交じりに聞くと
「いや、実は子供ができた」
という衝撃的なことを聞き 一気にこちらの酔いが醒めました。言葉に詰まりましたが 色々と気になったので白い息の出そうな春前のウェリントンの深夜 長々と話していました。最後 ヤツが
「生まれてくる子は男の子がいい。自分の息子と二人で車でドライブに行ったり、釣りに行ったり、山でキャンプするのが夢になったんだ」
ということを聞いて不覚にも泣きそうになりました。お前、、、いつの間に、、、
前まで一緒にアホなことを一緒にしていたヤツだけに、いつのまにか定職につき、嫁と生まれてくる子のことを第一に考えるような立派な「お父さん」という大きな存在になり始めていることに気が付き、電話を切った後には一人 さめざめと泣いていました。なんでしょう この夕方の遊園地で一人 迷子になったときのような感じ。楽しい時間が過ぎ去り、独りポツンと帰るときのような感じ。切ないよ
ついタイトルとまっっっっったく関係ない話をしました。失礼しました。
それでは ニュージーランド新10ドル紙幣についてまとめていきます。
ニュージーランド新10ドル紙幣とは
まず皆様にお伝えしたいのが2019年現在 使われている紙幣は第6、第7シリーズのものであり、今回 紹介させていただく新10ドル紙幣は第7シリーズのもので、発行されたのは2015年の10月ということです。
というわけで年々高まる偽装紙幣の精巧さに対抗するべくして作られたという一面もあり、素人目からするとお手上げレベル、初見で偽装して作る気をへし折られるようなセキュリティの高さを誇っている紙幣です。そちらについては後々 写真で説明できたらよいなぁと思っております。
材質
ニュージーランドの紙幣の材質はすべてポリマー、ポリプロピレンプラスチックで作られています。オーストラリアの紙幣と同じ材質でした。
最初は「あ~~、まぁ気性荒いしねこっちの人。酔った勢いで破りそうだしね」みたいな浅慮で納得してたんですけど、なんか調べてみるとポリマー材質にはいろいろと長所があるようで、簡単に紹介させていただくと
- 耐年制度が通常の植物性繊維質の4倍程度もある
- リサイクルも可能
- 導入目的はセキュリティの向上
- 湿気に強く、雨にぬれても破れない
- 手で破れない
みたいな感じで色々な長所があるようです。
寸法
新10ドル紙幣の寸法は横140㎜、縦68㎜です。
ニュージーランド紙幣の中では20ドル紙幣に次いで大きな紙幣です。
特徴
それでは、この項では新10ドル紙幣の特徴についてまとめていきます。
オモテ面
オモテ面の落ち着いた表情の女性はKate Sheppard (1848 - 1934)です。
Kate Sheppard was a prominent leader of the campaign to give women the vote in New Zealand. She worked tirelessly to organise and promote this cause. A long campaign culminated in 1893 when New Zealand became the first country in the world where all adults could vote in general elections.
とあるように、ケイトさんはニュージーランドにおける女性選挙権に関係する活動の傑出したリーダーとして活躍した人物のようです。彼女の献身的な活動によって1893年、女性が一般選挙権を持つことになったそう。
In 1893 white camellias were given to Members of Parliament who had supported the bill to give New Zealand universal suffrage. The flower has become a symbol of the fight for the vote by New Zealand women. The flower on the ten dollar note is Camellia japonica ‘alba plena’.
Camelliaというのは椿(つばき)の花のことです。
1893年 普通選挙権を支持する議会のメンバーに送られた白椿は当時、ニュージーランド女性の選挙権をめぐる活動の象徴的な存在になっていました。なんとこの花、「japonica」とあるように日本原産の椿だそうで、花言葉は「完璧なる美しさ」を意味するんだとか。綺麗な花ですね。
This pattern is mangaroa or the Milky Way star constellation (also known as purapura whetu) and is taken from Te Hau ki Turanga meeting house in the Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa, Wellington.
This pattern represents the stars. In one tradition these are the stars used to navigate to Aotearoa and symbolise the finding of a new direction. In another tradition the multitude of stars in the heavens reflect the multitude of people in Aotearoa: Maori and Pakeha, men and women.
この模様はmangaroa模様と言って、天の川銀河の星々を意味しているそうで、Aotearoa(アオテアロア)への道筋、そしてまた「新たな道の探求」という意味も持っているようです。Aotearoa(アオテアロア)というのは先住民マオリ族の言葉でニュージーランドを意味するそうです。日本語訳にすると「ながく白い雲のたなびく国」といった感じになるそうです。
ウラ面
The whio (Hymenolaimus malacorhynchos) is an endangered species which is found mainly in mountainous areas of New Zealand. This species is almost always seen in pairs or family groups which tend to live on the same river for most of their lives.
The whio was the first New Zealand bird species to be absolutely protected, in February 1903. Habitat degradation and introduced predators (notably stoats) are recognised as the primary threats to the whio’s survival.
Whioというのはダックの意で、主に山脈付近に見つかる絶滅危惧種のアヒルだそうです。この鳥は基本的につがい、もしくは家族単位のグループでいるような鳥だそうで、ほぼ一生を同じ池で過ごすそうです。なんだか平和な鳥ですね。
The Kiokio (Blechnum novae-zelandiae) is a very common fern throughout New Zealand and is found in various places including riverbanks and regularly lining roadside cuttings. Young fronds can be tinged red.
Kiokioという名前のシダ(Fern)で、ニュージーランド全域で川沿いやら道端など様々な場所で見ることのできる種類の植物なようです。 新葉には赤色も混じるそうです。正直 受験英語で並大抵の単語は見たことがあるだろうと思ってたけど、Tingなんて単語 初めて見た
赤い花は
Pineapple scrub (Dracophyllum menziesii) is a shrub in the heath family whose leaves resemble those of pineapple. It occurs in the south-western South Island, and Stewart Island. The scientific name honours Archibald Menzies who collected plants from Fiordland in 1791.
Pineapple scrub というのはツツジ科にもかかわらず葉っぱがパイナップルのソレみたいな面白い植物のようです。
まとめ
ということで今回はニュージーランド新10ドル紙幣についてまとめてみました。
オーストラリア、ニュージーランドに限らず 海外はキャッシュレス化が進んでおり、カードでの支払いが多いようですが、一度 現地の紙幣、硬貨を手に取ってみてまじまじ観察してみるのも旅行の楽しみになりうると思うます。
まぁ私もニュージーランドに来てから これまでカード支払いが多かったんですけど、今回 まとめてみたら紙幣への興味が再燃してきました。明日からは積極的に現金で支払っていこうと思います。
最後になるけど、本当におめでとうケイスケ君。
きっとお前はこのブログを見ることは一生ないだろうけど
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