裏サンデー(マンガワン)、というマンガアプリで連載中の『青のオーケストラ』。
初期には「青のオーストラリア」みたいに間違えてる人がちらほら見受けられたが現在ではコミックスの累計発行部数は50万部を超した裏サンデーの看板作品だ。
今回はその3巻についてパパっとおさらいできるように、そして青のオーケストラを読んだことのない人には魅力が十二分に伝わるように紹介させていただきたい。
ネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはないので注意だ。一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。
ってなわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
青のオーケストラ 3巻 各話あらすじ
それでは3巻に収録されてる各話について、大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力が伝わるからと思って絵をつけているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第15曲(15話) 放課後
珍しく購買に向かう青野。どうやらお母さんが寝坊してしまったらしい。
マンモス校の購買らしく、生徒達でひしめき合っている中
羽鳥先輩とばったり遭遇。
青野にとって、あまり話したことのない羽鳥先輩だったが、話の成り行きで一緒に昼食をとることになった。
そんなこんなで部活の時間。
参加するだけで珍しがられる羽鳥先輩…。
ワケあってオーケストラ部の練習には毎回参加するわけではない先輩なようだが、本人は余裕そう。
今まであまり練習に参加していなかった羽鳥先輩。
さぁ、その実力は…という回だった。
第16曲(16話) 初心者と経験者
いよいよ6月も下旬。オーディションまで1週間を切った。
そんな多少ピリついた雰囲気の中でも頑張る初心者グループの秋音だが、やはり焦燥感はあるようだった。
オーディションを本気で取ろうとする経験者グループに比べ、秋音のいる初心者グループは穏やかに、キャッキャウフフしながら練習をしていた。
そんな初心者グループに対し、同じ1年生ながらにズバズバ意見を言ってくる立花さん。
勝気な秋音は、そんな立花さんの言い方が気に入らないようで対立するように…
立花さんは特に秋音との関係が上手くいかない様子。
しかし、それは、秋音が下手だから、和やかに練習してるからではなく、ちゃんとした理由があり…
という回。
私見で申し訳ないが、僕は立花さんのキャラは非常に高く評価している。といか好きだ。読者諸君らの学生時代、部活なんかで同級生に厳しい口調の人っていただろうか? 僕には高校の部活の部長一人しかいなかった。
人に注意する、それもズバッと意見を言うコトってなかなか難しい。そもそも自分がしっかりしていないと言えないこともある。学生の内から他者にズバズバ意見の言える奴はホント貴重だと思う。
これ以上は過度なネタバレになるので控えるが、立花さんはただ口を酸っぱくしているのでない。本当に心配しているからこそなのだ。ツンデレっぷりもそうだが、そんな責任感が人一倍強い立花さんについて、しっかりと掘り下げられた16話だった。
第17曲(17話) 放課後
話は佐伯の実家、朝のシーンから。
どうやらエネルギッシュな叔母と2人で暮らしている佐伯。叔父はドイツ人だったそうで、佐伯自身も12歳まではドイツで暮らしていたそうだ。
青野はというと、オーディション3日前にも差し掛かり、ヴァイオリン練習に没頭。
しかし授業では居眠りしてたりと、どうも学業には身が入らない模様。
数学の補修を受けることになってしまう。
佐伯も補修を受ける様子。
やっと補修の問題を終えた青野だったが、隣に座っている佐伯を見ると、回答用紙がほとんど真っ白。話を聞くと、幼少期をドイツで過ごしたことも影響してか、まだ漢字の読み書きが不慣れなようだった。
放っておいても良かった青野だが、『コイツも苦労してんだな』と感じた青野。ちょっと借せよ、と佐伯の問題用紙を取り、ひらがなをふってあげるのだった。
ようやく2人は補修を終えて練習に。
既に練習は始まっており、どうにか機会をうかがって練習に入ろうとすると
2人は、いないことすら顧問の鮎川先生に気付かれていなかった。
青野は「いないどころか名前すら覚えてもらえてなかった!」と屈辱を感じ、見返してやる!と意気込むのだった。
第18曲(18話) 決戦前夜
いよいよオーディション前日。
いつもより少し早めに終わった部活。偶然 電車の中で居合わせた青野と秋音。
もう少し練習がしたかった秋音は青野の家に行くことに。
珍しく弱気になっている秋音。
それを気付かってか「ちょっと2人で合わせてみるか?」と青野。
尊い…。
しばらくすると青野のお母さんが帰宅。いつものように一緒に夕食をとることになった。
部活動の話になると、秋音から青野自身が気付いていない“変化”を語られた。
別に承認欲求なんてないと思っていた青野だったが、演奏以外のことで褒められたことに満更でもないようだった。
今までにない充実感で演奏できる状態になった青野。
その後の練習では今まで青野の演奏を傍で聴いていた秋音でさえ驚くような仕上がりになっていくのであった。