- 急に色っぽい演奏をするようになった小桜ちゃん
- 葛藤の立花さん
- 部員にイライラの佐久間先輩
- 暗雲立ち込めるオケ部
といった要素で一杯だった、前巻の青のオーケストラ第8巻。
ハラハラドキドキという点では前感に勝るとも劣らない仕上がりになっているのが最新刊の第9巻であった。
そんな9巻では主に、
- ついに始まるコンクール
- 滝本先輩の活動停止
- 小桜ちゃんのトラウマ再会
- 変化する青野と秋音の関係
という充実っぷり。
そちらについて、簡単にチラッと紹介できたらなと思う。
ネタバレを含む、とあるけど、そこまで詳細なネタバレをするつもりはないので注意。
一言一句 説明しているネタバレサイトもあるが、それは僕の基準ではネタバレというレベルではないのでな。漫画村とさして変わらんだろ。そういったものをご所望の方には申し訳ないがご期待には添えかねる。『青のオーケストラ zip』みたいな検索してるヤツの要望に付き合ってたら漫画業界が廃れるぞ。
そういうわけで作品の面白さを抜くようなネタバレはしていないつもりだけど、チラリ画付きで紹介するので苦手な人はここらでブラウザバック頼みます。
もくじ
青のオーケストラ 9巻 各話あらすじ
【ネタバレ・画バレ含む】
それでは青のオーケストラ9巻の各話 大まかなあらすじについてまとめていくよ。
何度も言うように、マンガの面白さを抜くようなネタバレはしないように細心の注意を払ってまとめているけど、ネタバレはネタバレ。魅力を伝えるには絵が最良だと思って付けているので、『真っ白な状態で読みたい』という人はここでブラウザバックだ。これが最終忠告ぞ!
第54曲(54話) コンクール
いよいよコンクール当日となった。
佐久間先輩も、いつものようなチクチク刺すような苦言もない。う~む、緊張感がスゴイ…
そう、今日は全国規模のコンクール。それも9連覇がかかった当日なのである!やっぱり緊張感がスゴイ…
引退した3年生達も到着。
私見を挟んで申し訳ないが僕としては心強い、というよりは心配、プレッシャーをヒシヒシ感じた。多分 僕は既に新体制のオケ部側に心が置かれているのだと思った。改めてスゴイ漫画だぜ青のオーケストラ…。
で、いよいよ始まるコンクール。
他校の強豪オーケストラ部の演奏などの描写もあり、更に緊張感が高まる。
そんな中 青野達 海幕高校はというと……
??!…?
だ、大丈夫なのか海幕高校?
本番前なのに盛り下げるように、わざわざ叱ったりするのか鮎川先生……?!
そんな54話だった。。
第55曲(55話) バッカナール
いよいよ海幕高校の演奏。
合奏練習では何度も注意されていた管楽器と弦楽器、そしてバッカナールという曲の『表現』…
新体制になってから様々な課題が見えてきた海幕高校オーケストラ部だったが、いよいよ演奏が始まる。
はたして演奏は上手くいくのか。
前回までに高まった緊張感がスーッと引いていくような、綺麗で迫力のある演奏描写だった。
演奏以外にも
原田先輩と羽鳥先輩との回想パート。
演奏前の立花さんと秋音のやりとり等も描かれていた。
そして52話で立花さんが佐久間先輩に言われた一言まで描かれていた。また、それが良くってな。感動した。嫌味先輩とかサクマドロップス先輩とか散々なこと言ってスマンかった佐久間先輩…
人間関係などは徐々に良くなっていったオーケストラ部。
だが、これは結果が出るコンクール、それも9連覇のかかった演奏である。
審査員が納得・評価できるような演奏になっているのか。
課題だった『表現』は大丈夫なのか……
演奏はいよいよ青野達 弦楽器チームの課題であった『怒り』パート。
青野の表情から十分に激怒、それも徐々に蓄積していくタイプの恐ろしい怒りが感じられる。改めて見たけど、なんて画力なんだ…
話は演奏以外に
佐久間先輩たち2年生の回想パートもあった。視点が変わるだけでここまで先輩達の印象が変わるとは思わなかった。なんて表現力なんだ阿久井真…
回想は特に、佐久間先輩のシーンが多かった。
鉄仮面のように他人をチクチク皮肉交じりに注意していた佐久間先輩だったけど、後悔は勿論あったようで、
『「遠慮」という言葉が嫌いだ』
ここ共感ポイント。
言うか、言わないべきか、非常に難しいテーマだと思う。やる後悔よりやった後悔の方が賛美されがちな風潮があるが、やった後悔の場合は第三者を巻き込んでしまう場合が多いからして、思い切った行動というのは非常にリスキー。
助言を『いらぬお世話』として受け取る人も多いようだ。こうしたらいいのになぁ、という柔らかな言い方でも『余計なお世話』なんて思われてしまったら悲しいだろう。
ただ、それでも自分が真剣に考えたこと、相手のことを本気で思ったうえでのことなら積極的にアドバイスは送るべきだなぁ、と今までさんざん心の中で罵倒してきた佐久間先輩の回想パートを読んでいて思った。
いよいよ演奏はラストスパート。
息を呑むような緊迫、白熱した演奏の『バッカナール』。
海幕高校はどのような形で演奏を締めることができるのか…??!
実際に聞いてみてね!!
第56曲(56話) 結果発表
演奏を終えた海幕高校オーケストラ部。
一安心、というわけでもないようで
結果発表に心配と期待が混じる青野。そんな青野を気遣ってか
とフォローの佐久間先輩。
初登場時はあんなに嫌な先輩だったのに、ここ数話でガラッと一転、憎めない魅力的な先輩になった。おそらく僕含め、多くの読者のてのひらがクルクル回転してることだろう。
そんな青野達はいよいよ結果発表を迎える。
これまでにもコンクールで何度も結果発表を聞いてきた青野だったが、それはあくまで自身一人で受け止める結果発表。今回のようなオーケストラ部として、団体の一員として受ける結果発表の緊張感は初めてなようで
そわそわと落ち着かない様子。
刻一刻と迫ってくる海幕高校オーケストラ部の結果発表。果たして結果は……
とまぁ、気になる結果については伏せるとして(これを言っちゃ流石にネタバレが過ぎるだろ…)
滝本先輩の疑似引退シーンや
(籍は置いてあるから退部・引退ではないが練習には来れなくなっちゃった…)
コンクール後の打ち上げパートもあり、見所がたくさんあった56話だった。
あんなに辛辣な助言(人によっちゃ嫌味に聞こえるだろうが)をするわりにはコーヒーには砂糖入れるんだな佐久間先輩。。
第57曲(57話) デート
タイトルにもあるように
青野とハルちゃんのデート回。
なぜか既に負けヒロイン的な風潮になってるが僕が認めてないからな。
この可愛さよ。秋音?知らんな…
困り顔の可愛さ。もう愛おしいよね。秋音?分らんな…
という、阿久井先生休載明け、さらには貴重な子桜ちゃん回。
幸せしかない話だったのだが、、、、
第58曲(58話) らしさ
ひょんなことから過去のトラウマと遭遇した小桜ちゃん。
過去の自分に起きたこと、隠していたことが知られてしまったと動転。
もう目を覆いたくなるような展開できつかった…
好きな人の前で自分の暗い過去を告白とか、しんどい。。。
…
前話のドキドキがこうも暗転するとは…
ただ……
青野の格好良さが際立った。
もう思わず泣きそうな、というか若干目が潤んだ57話だった。
…
変化が怖くて 変わらぬ日々も嫌いで
変わりたくて 変われなくて こどもの頃を思ったりもして
見失いそうで 自分である意味とか
第59曲(59話) お願い
打って変わって秋音回。
あまり語られていなかったが、秋音の両親は共働き。お父さんは海外出張で不在だが、お母さんの誕生日が近いということでプレゼントの意味も込めて曲を演奏してあげたいとのこと。
ちなみに演奏する曲が↓
秋音の表情の機微にも注目の59話である。
青野がヴァイオリンを教えて、秋音が勉強を教える。。。
…
僕は小桜ちゃん派なのだが…うーん。。。
これはこれで……
で、当日。
どうする青野?!
青のオーケストラ 9巻の考察と感想
すばらしい充実っぷりの青のオーケストラ9巻だった。
連載当時は作者が妊娠期間中ということもあり、期待よりも心配が勝っていた部分があった。が、絵は相変わらず素晴らしいし、ストーリーもこれまで以上にドキドキハラハラさせる仕上がりになっていた9巻だったと思う。
初期は
こーなにイヤミったらしくて嫌いだった佐久間先輩を好きになるとは思わなかった…
こっからよく印象が変わったよな佐久間先輩…
とにかく、各所で面白さが一杯だった青のオーケストラ第9巻だった。
まだ9巻を読んでいないって方はネタバレサイトなんかで読んだ気にならないで、是非 青のオーケストラが全巻配信されてるU-NEXTでページの隅々まで見渡せる最高の状態でじっくり読んでみよう。絵の迫力と感動がネタバレサイトに落ちてる画像なんかとは比べ物にならないくらい素晴らしいぞ。
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解約料金すらかからないので、是非。
3分もかからずに登録できるぞ。
netflixは無料体験を終了したようだけど、いつU-NEXTの無料キャンペーンも終了してしまうか分からないので機会を逃さないよう注意だ。
それでは。