先日、 4ヶ月も住んだ住み慣れたオークランドというニュージーランド屈指の大都市を離れ、風の街と称されるウェリントンにやってきました。空港に出たときに感じた風が冷たく、遠くの丘に並ぶ街並みが美しくって切なくなりました。
で、しばらくの間はフラット(シェアハウス)が決まるまでの間、バックパッカー宿に身を寄せることになります。経験者の方はご存知かと思いますが、バックパッカーホテルには当たりハズレがあります。
今回は、ウェリントンに訪れた皆さんがハズレのバックパッカー宿を選ばないように、下見として十分な情報を得られるように....という私の願いを込めて文字をタイピングしております。井家です。清き一票を。
それではまとめていきます。
今回紹介するバックパッカー宿は「Hotel Waterloo & Backpackers」です。
もくじ
Hotel Waterloo & Backpackersとは
Hotel Waterloo & Backpackersはウェリントン中心部に位置する手頃な料金の宿泊施設で、ゲスト用キッチン(24時間使用可)、セルフサービスのランドリー施設、ゲームルーム(ビリヤード台付)を併設しています。24時間あたり1GBまで無料でWi-Fiに接続できます。
ホステルは、1953年のエリザベス2世戴冠巡行時に随行団が宿泊した歴史的なかつてのHotel Waterlooで、エレガントな階段や高い天井があり、以前の舞踏場はカフェとなっています。
Wellington Hotel Waterloo & Backpackersからウェリントン駅までわずか200m、TSBアリーナまで徒歩8分、ウエストパック・スタジアムまで徒歩12分です。
個室と共用のお部屋があり、全室に暖房とベッドリネンが備わります。各個室はワークデスクとケーブルテレビ付きで、安全なロッカーを宿泊者全員に用意しています。
併設のHotel Waterloo Houseバーでは、アクティビティやバーゲームを毎晩楽しめます。ツアーデスクではインターアイランダー・フェリー、バスツアー、北島各地への電車の予約を行っています。フロントは24時間対応です。
引用:Booking.com
おいおいエリザベス2世の随行団が泊まったんですって このバックパッカー宿。あ、そのときはバックパッカーホテルじゃなかったんですね、早合点しちゃいました。
まぁ、Hotel Waterloo & Backpackersの概要としては そんな感じですが。一点 追加情報があります。各個室(6人部屋程度、もしくはそれ以下)にはロッカーがありましたが、皆さんが泊まるであろう最安値の20人部屋のドミトリー部屋にはロッカーはありませんでした。また、あったとしても鍵は自分で用意しなければいけないので、その点 お見知りおきを。
地図はこちら ↓
Hotel Waterloo & Backpackersの良いところ
久しぶりのバックパッカーズ宿でしたが、意外に快適だなぁ、と思っている今日この頃です。まずはHotel Waterloo & Backpackersの良いところから順にあげていこうと思います。
そこそこ安い
そこそこに安いです。
2019年6月現在 Booking.comやトリバゴなどの大手宿泊予約サイトでウェリントン付近のホテル、バックパッカー宿を検索し、値段が安い順にソートをかけると、上から3~5番目に表示されます。そこそこ安いのです。
もっと安いバックパッカー宿も幾つかあったのですが、最初から一番安いところを選んで大失敗なんてしたら ウェリントン自体を嫌いになってしまう危険性があったので、そこそこ評価の良い(各サイト10点満点中7以上) のHotel Waterloo & Backpackersをまずは選んでみたってわけです。
共有スペースが快適
2Fの食事処の一角が共有スペースとなっているのですが、ソファーもたくさん置いてあり、非常にリラックスできました。なお、滞在者用のキッチンで料理をして、食事処が空いている場合は料理をテーブルで食べることも許可されているようでした。おかげでゆっくりと食事をすることができました。
夜になって日が暮れると暖炉的なところに火が灯るんですけど、それがなんとも優雅で素敵な雰囲気を演出してくれていました。火を見ながら、オークランドを離れるときに仲の良かった友人からもたった紅茶を淹れて飲んでいると妙に感傷的になって切なかったです。ウェリントンに来てから切なくなってばかりだなオレ
キッチンがデカい
キッチンがデカいです。
バックパッカー宿になる前はエリザベス2世の随行団が泊まるほどの厳粛なホテルだったそうなので、レストランの厨房としてでも使っていたのでしょう。キッチンがデカかったです。今まで泊まった私が泊まったバックパッカー宿の中でも随一の大きさだったと思います。
6月はオフシーズン(冬)のためか人も少なく、滅多に混雑することも調理場が汚くなることもなく快適に使えました。
鍋やらフライパン、トースターなどの調理器具、スプーンやフォーク、マグカップなどもたくさんあるのでご心配なく。
下の動画の7:25あたりからキッチンのシーンがあるので、そちらで確認してみてください。
Hotel Waterloo & Backpackers, Wellington city
(それにしても、この動画すごいですね。今現在244回しか再生されていないんですけど、158件コメントが書かれているんですよ。身内だけでシェアしてもこんな感じにならないと思うんですけど、、、う~~ん、どういうことなのだろう、、)
ランチ&ディナーがそこそこ安い
ニュージーランドにしては そこそこ安価に食事ができます。
上の画像は先日私が注文したカツカレーで、12ドルで食べられました。ふっかけられたのか、それともシェフが勘違いしたのか分かりませんが、なぜか最初14ドルの支払いを要求されたので、値段は良く確認してから注文しましょう。
ヨーロピアンが多い
このHotel Waterloo & Backpackers、6月のオフシーズン時はヨーロピアンが多いです。というかアジア人が全然いません。オークランドでは街を歩いている人のほぼ半分くらいはアジア人だったようなイメージがあるので驚きました。
英語が流暢でジョークの上手い彼等と話すことで英語力の向上、ユーモアセンスに磨きがかかるかもしれない、ということで良いところのひとつとして挙げさせていただきました。国籍はフランスの方が特に多い気がします。ボンジュールと言えば会話の火蓋が切って落とさせるでしょう。
フロントが24時間営業
そのまんま。フロントが24時間 開いています。
古い歴史のあるホテルですので、いろんなところがボロイので何か困ったことがあったら早めにフロントに言いましょう。私のように夜行性でとんちんかん、うっかり部屋のキーを忘れて部屋を出てしまっても受付に言えば大丈夫なんです。
私の場合、部屋のライトがチカチカと切れかかっているのと、窓が閉まらないということを言いましたが2日経っても音沙汰がありません。あれ、これってデメリットじゃね、、、?
Hotel Waterloo & Backpackersの良くないところ
すべてのことには良いところと悪いところがあります。
ということで悪いことも紹介していきます。
シャワー圧が弱い
6人部屋、もしくはそれ以下の人数用の部屋ならば快適にシャワーを使えるのですが、私が選んだ20人部屋のドミトリールームの場合 シャワー圧が弱くて困りました。驚くほど弱かったので笑いました。風邪を引くかと思いました。
20人部屋のドミトリールームの場合はシャワールームは2つあります。私の場合は、その片方のシャワー圧が半端なく弱かったので、全裸になる前にシャワー圧は確認しましょう。シャワー圧が弱いというよりは、ほんとに「ちょろ、、ちょろろ、、、」という感じでしたので、あれをシャワーと呼んでいいのか分からないですが。
もう片方は「ッシャァァァァアア!!!」と凄い勢いでした。
食べ物を盗まれた
デカいキッチンの奥には これまた大きな冷蔵庫があり、滞在者は冷蔵庫前に置いてあるケースを取り、ネームプレートに名前を記入してケースに入れて食料を保存することができます。
今までシェアハウスでぬくぬく生活していた私はすっかり油断しており、食料をそのままケースにいれて保存していたのですが、翌日 ケースの中に入れておいた卵パックの中から卵がゴッソリと無くなっていました。ひさしぶりに奮発したのに、、と悲しくなりました。
予防策としては、
このようにして、食料を誰からも見られないように不透明なバック等に入れて保存すると良いでしょう。食料が見えるから盗られるのです。見つからないようにひと手間加えることで盗られることは格段に減る、とルームメイトのフランス人に教えてもらいました。
部屋によってはWi-Fiが弱い
4階の6人部屋に住んでいた時は全く問題なかったのですが、20人部屋に住んでいるときには Wi-Fiが繋がらない、もしくは弱すぎて困ったことが何度もありました。そのため、無料Wi-Fiを使用したい場合は一階の共有スペースにまで足を運んでいます。
一応 1日1GBというような上限があるようですが、私のようにインドアタイプで動画を頻繁に見る人でも制限に達したということはありません。よほど気合入れてWi-Fiを使わない限りは上限に達することはないと思います。
部屋にロッカーがない
前述しましたが、20人部屋のドミトリールームにはロッカーがなかったです。
仕方ないので外出する際はベッドの下に貴重品をバスタオルでぐるぐる巻きにして、自転車用の盗難防止チェーンをぐるぐると巻いて鍵をかけることくらいしかできませんでした。文字に起こすと結構 対策したなオレ
幸い部屋での盗難はなかったのですが、外出中 少し気がかりになりました。
ご自身で盗難防止の準備をしたほうが良いかもしれません。
洗面台の傍にコンセントがない
20人部屋のドミトリールームには洗面台のところにコンセントがなかったのでドライヤーができませんでした。
総評 Hotel Waterloo & Backpackers
独断と偏見でHotel Waterloo & Backpackersを評価させていただくと、
清潔度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
受付の対応 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
シャワー、トイレ | ★★★☆☆☆☆☆☆ ☆ |
Wi-Fi | ★★★★★★☆☆☆☆ |
立地 | ★★★★★★★★☆☆ |
安さ | ★★★★★★★★☆☆ |
こんな感じでしょうか。
受付の対応ですが、これは最後 私がチェックアウトするときに対応したアジア系のヤツが半端なく歩不愛想だったので☆3つになりました。それまでは☆7つだったので完璧に私の私怨が反映された評価になっております。ほかのスタッフは誠実に対応してくれたんですけどね。
やはり古いからなのか、1階のトイレに入ったときにオーストラリアのサンシャインコーストのヤバいワーキングホステルのトイレと同じような匂いがして懐かしくなりました。しかも超寒いし。
評価の欄に「友達・知り合いの作りやすさ」というものがあれば星は満点なバックパッカー宿だと思います。ウェリントンに単身 初めて行かれる方は是非 現地で知り合いを作る目的で泊まってみても良いかと思います。
良い旅を!
⇒「Hotel Waterloo & Backpackers」の詳細と空室確認をする(Booking.com)