コスパは最強レベル!
と、そこかしこで高い評価を受けているのがダイワのレブロスというリールです。2006年に初代のレブロスが登場し、以降15年以上コスパを重視して作られているモデルになります。
性能については後述しますが、「必要な機能を最低限!」をコンセプトにしているような感じ。上位機種にありがちな、
そんな機能 必要か…?
という不必要な要素を極限まで削ぎ落しているためか、価格が安く、性能が高いのです。あくまで基本的な堤防・ルアー釣りをするのであれば、これ以上にコスパの高いリールを探すのは困難を極めるでしょう。
しかし、
もっと安い(or高い)リールの方が良いのでは…?
と迷われている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、実際に20レブロス(LT3000-CH)を1年間、超使い込んでみての実釣インプレ評価をまとめていきます。特に使用感については詳しく後述していくので、悩まれている方は参考にしてみてくださいませ!
もくじ
そもそもどんなリール?
ダイワ レブロス
価格を超えた性能のスピニングリールです。機能としてはATD(オートマチックドラグシステム)という魚の引きに滑らかに追従しながら効き続ける新世代のドラグシステムを採用していたりとハイスペック。従来よりも滑り出しがスムーズなためラインブレイクしにくく、魚に違和感を与えにくいため無駄に暴れさせることが少ないという利点も。迷ったら是非、検討していただきたいおすすめスピニングリールのレブロスだと思います。
まずはざっくりと、レブロスの性能&外見(デザイン)などについて紹介していきます。
スペックざっくりと!
ダイワ レブロス
公式アイテムページ | DAIWA |
モデル | LT3000-CH |
自重(g) | 230 |
各適合ライン 糸巻量(号)-(m) |
ナイロン:8lb-150 PE:1-200 |
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力(kg) | 10.0 |
おすすめ度 |
4.82
|
ハイコストパフォーマンス
レブロスが待望のLT化により大幅軽量化を実現!
小型スピニングリール新基準「LT」。LTコンセプトにより220g(2500番)を達成。ATD・ロングキャストABSスプール搭載で価格を超えた性能を実現。
引用:ダイワ 『レブロス』
ダイワ レブロス
搭載テクノロジー
搭載テクノロジーは以下の通り。
エアローター
ローター革命とも言われるエアローターを採用。
スピニングリールはローターが回ることでラインを巻きとります。物理的にローターが軽くなればハンドルを回したときのレスポンスやリーリングの軽さに繋がってきます。
レブロスでは特異な形状の最適リム構造により負荷が分散することで、同等の強度で大幅な軽量化を実現。ローターバランスも向上し、レスポンスの良い軽い回転を実現。
MAGSEALED[マグシールド]
ダイワの画期的な防水・防塵機能です。
ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や砂・埃などの侵入をシャットアウトすることが可能。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままに、初期の回転性能を長期間維持してくれます。
ATD[オートマチックドラグシステム]
次世代のドラグシステムです。
魚の引きに滑らかに追従しながらジリジリとラインが放出されるATD。従来よりも滑り出しがスムーズなためラインブレイクしにくく、魚に違和感を与えにくいため無駄に暴れさせることが少ないといわれています。
LIGHT&TOUGH設計
軽量&頑丈なコンセプトのレブロス。
LIGHT:各種パーツの軽量化、スプールの小口径化を実現。
TOUGH:ボディマテリアル、ギアの見直しにより軽量コンパクトでありながらもタフな理想のリールに仕上がっています。
ラメボディ
艶やかなラメボディのレブロス。
所有感を満たしてくれること間違いなし。日の光に充てられることによって艶やかに光ります。スピニングリール界隈では安めなのですが、価格以上の満足度と評価される所以でしょう。
LC-ABS(ロングキャスト-ABS)
糸抜けの良さに関係するLC-ABSです。
ABSIIのバックラッシュを減らす思想はそのままに、スプールとライン放出の接点を改善。抜ける様なキャストフィールと最大飛距離をもたらしています。結果ABSIIに比べライントラブルも減らし5%の飛距離アップを実現し、14g前後のルアーを使った堤防フィッシングでも大活躍が期待できます。
実釣性能抜群!
ダイワ 20レブロスの実釣インプレ
7000円前後としては最強格、無敵のスピニングです。最近行った地下アイドルのライブでチケ代と物販代を合わせて7000円程度でしたが、あきらかにアチラよりも満足度が高いです(地下アイドルのライブも楽しかったけどサイン付きチェキ2000円ってよォ!)。
筆者の直感的にインプレを総括するとYOASOBIの『アイドル』。聴いてて楽しいし、クオリティも半端ない。歌詞のクオリティも尋常じゃない。マジで、レブロスが7000円前後というのはとんでもない。
それでは実際にダイワ レブロス LT3000-CHを使ってみてのインプレ(感想評価)をまとめていきます。
初心者でも使いやすい!
初心者に超おすすめ!
の20レブロスだったと思います。ほぼ釣り初心者の兄に使わせてみましたが、もう少し価格の安いクレストに比べて不意のベール落ちによる糸切れが少なかったように感じました。
そんなにお金は出せないけど、初心者でもトラブルの少ないリールを選びたい
という方は是非 20レブロスを検討してみてください。
チョイ投げはもちろん、遠投も可能!
仕掛けが気持ちよく飛んでいく!
のも20レブロスLT3000-CHの特徴でしょう。ロングキャストABSスプール搭載ということもあり、飛距離は抜群。1号のPEラインを使っていても、10号オモリで80m近くは飛ばしていた気がします。
堤防でのチョイ投げは勿論、砂浜(サーフ)からの投げ釣りにも応用力があるレブロスでした。
ルアー釣りも可能!
ルアー釣りも無難に出来る
のがレブロスの最大の特徴であり、コスパが抜群なポイントでもあります。先述してきたように餌釣りは勿論、ルアー釣りも無難に出来るです。
無難に出来る、とは?
なんかハッキリしない言い方だな
やっぱり1万円前後のリールに比べると、リールを回転させているときのガタつきが若干気になります。現在 愛用しているのがエクスセンスBB(13000円前後)なのですが、そちらに比べると顕著に違いが出ます。
しかし、
釣れることには釣れます。
特にヒラメやマゴチ、根魚のような魚のルアー釣りであればレブロスでも問題ないでしょう。そこまで繊細なルアー釣りをしないのであれば、レブロスで必要十分なのは間違いないです。
巻き心地は良好!
巻き心地は良好
に感じたダイワの20レブロスでした。正直 価格帯が安いリールなのでそこまで期待していませんでしたが、使ってみてビックリ
初心者なら1万円前後のリールと比べても分からんだろコレ…
と。そりゃ筆者のように月のお小遣いを超えてリールを買い漁っているような人からすると「やっぱちょっと違うなぁ」と思う部分はありますが、初心者なら違いが分からないレベル。
シーバス釣りに挑戦してみたい初心者にも心からオススメできる所以です。
ドラグ性能も満足!
不意の大物にも対応してくれる
であろうドラグ性能も頼もしいように感じた20レブロスでした。作動感に独特の粘りがあるためか、ドラグを緩く設定していても一気に走られることが少なく、バラす(魚に逃げられる)心配も少なめ。
ランカー(80㎝以上)のシーバスとファイトしたことがないのでアレですが、まぁ間違いなく良く分からないメーカーの5000円以下のリールと比較すると格段にドラグ性能は高いでしょう。重ね重ね、シーバス釣りをする方におすすめ。
ライトショアジギングにも!
ダイワのスピニングリールの中では安価な方ですが、ライトショアジギング程度なら普通に楽しめる強度はありました。
ブリにも使えるのか?
と聞かれたら「もっといいの買った方が良い」という回答になりますが、そんな大型青物でもなければレブロスでも十分勝負できるでしょう。初心者のうちはそんなに高いモデルを選ばなくても良いかと。
購入価格(7400円)に見合ってた?
筆者にとって7400円(購入時の値段)は高額です。
真夏日にビニールハウスの中で滝のように汗を流し、脱水症状寸前になるまで肉体を酷使して得られるのが7400円という金額です。
しかし、そんな血と汗の7400円を
いやコスパが高いからなぁ!
買ってよかったわレブロス!
と思わせてくれるくらいには圧倒的なコストパフォーマンスでした。血豆ができた手のひらでも安心の自重。軽い巻き心地には非常に助けられました。
ダイワ 20レブロス(LT3000-CH)
タックル例
本当に初心者だから、竿とか糸についても簡単に知っておきたい!
という方に向けて、筆者が実際に20レブロスと併用して使っているロッド、ライン、ルアーなどについて紹介しておきます。
8.6~9.6フィート台のM~MLクラス
レブロスLT3000-CHと併用するなら、9フィート前後のM、またはMLクラスのダイワ製ロッドがおすすめです。価格的にはルアーニストあたりが丁度良いと思われます。
PEラインは0.8~1号がおすすめ
レブロスLT3000-CHに巻くなら、0.8~1号あたりのPEラインがおすすめです。
1.5号とかじゃなくていいの?
PEラインなら1号で十分です。
というのも、1号のPEラインの強度は20lb(ポンド)。約9.1㎏程度の強度があります。 レブロスの最大ドラグ力的に、1号以上のPEラインだとややオーバースペック気味だと思われます(たいていの場合は最大ドラグ設定は不必要ですが…)。
そういうワケなので、レブロス(LT3000-CH)には1号のPEラインがおすすめです。
よく使うルアー
- ヒラメを釣りたいならワーム
- シーバスを釣りたいならシャロー系のミノー
を選ぶと良いでしょう。とくにワームについては、筆者の経験上のおすすめを以下の記事で紹介しているので、是非 参考にしてみてくださいませ!
ダイワ 20レブロス
おすすめモデル
執筆時現在、20レブロスのラインナップは12種類も。
どれを選んだらいいのか分からないんだけど…?
という方に向けて、簡単に選び方・おすすめモデルを紹介しておきます。よければ是非 参考にしてみてください。
ライトゲームに最適!
20レブロス LT2000S
モデル | LT2000S |
ギア比 | 5.2 |
最大ドラグ力 | 5(㎏) |
自重 | 200(g) |
おすすめ対象魚 | バス・アジ・メバル等 |
アジングやメバリングなどの繊細なライトゲームにおすすめなのがレブロスのLT2000Sです。大きさ自体は1000番と変わりません。ハイギアモデル(LT2000S-XH)もありますが、堤防内のアジやメバリングなら普通のギア比で十分でしょう。浅溝スプールとなっていることもあり、必要十分なラインだけで済むのもおすすめポイント。
とにかく万能で色々使える!
20レブロス LT3000-CH
モデル | LT3000-CH |
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力 | 10(㎏) |
自重 | 230(g) |
おすすめ対象魚 | ヒラメ・シーバス等 |
- 最も汎用性が高い3000番台
- ハンドル一回転のライン巻き取り量が多い
ということから筆者が購入したのはLT3000-CHです。本文でも述べたように餌釣り・ルアー釣りと汎用性がとても高く、万能に使えるので
堤防からヒラメとかシーバスとか色々やりたいかも…
という方にオススメ。
正直、LT2500S-Hと迷いました。しかし、ある程度は強引にやり取りが出来るリールを選びたかったので、最大ドラグ力が5㎏程度違うこともあってLT3000-CHの方を選びました。
そこまで障害物が多くないエリアで、多少は遊びながら魚とやり取りをしたい方であればLT2500S-Hでも良いでしょう(自重も若干 軽いですし)。
ショアジギングを楽しむのであれば!
20レブロス LT5000D-CH
モデル | LT5000D-CH |
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力 | 12(㎏) |
自重 | 260(g) |
おすすめ対象魚 | シーバス・ヒラメ・青物等 |
- 10フィート以上のロッドに最適
- LT6000D-Hよりも80gも軽い!
ということから、ショアジギングに挑戦してみたい方は20レブロス LT5000D-CHがおすすめです。
…ショアジギングにはやっぱり6000D-Hの方が良いのでは?
本格的にショアジギングをやるのであれば、レブロスよりも上の機種をオススメします。
レブロスじゃ無理、ってことォ?!!
いやムリではないのですが、耐久力が超絶心配なところ。普段はヒラメやシーバスを釣っている方からすると、青物が考えられないくらい力強い引きをします。いかにレブロスがコスパ最強格とはいえ、やっぱり青物を相手にするショアジギングでは役不足、というのが筆者の所感です。
できて、ライトショアジギングまででしょう。
ワラサクラスを相手にするのであれば、やっぱりそれ相応のリールを選んだほうが後悔は少ないと思います。あくまで筆者の所感ですので、参考までにどうぞ。
やっぱりコスパ最強格と言わざるを得ない!
20レブロス インプレ総括
コスパ最強格のスピニングリール
に相応しいダイワの20レブロスでした。
本文で述べたように、
- とにかく価格が安い
- 豊富なサイズバリエーション
- チョイ投げもルアー釣り快適に出来る!
という点が特におすすめなポイント。耐久力に関しては、流石に1年以上タフに使ってきたので多少はガタ(特にハンドル部)を感じますが、まだまだ第一線で使えるレブロスです。
7000円程度でコスパが最強のリールを選びたい!
という方は是非!
もうちょっと予算を出せる方は21フリームスのほうが耐久力・性能は圧倒的に高いのですが、20レブロスも素晴らしくコスパの高いリールなのは間違いありません。
それでは!
同じくらいの価格帯!
もうロッドは選びましたか?
まだであれば是非、20レブロスと同じくらいの価格で選べる「ルアーニスト」も一考なさってください。上の写真のようにデザイン的もカッコイイです。モチベが上がりまっせ。
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