外国人と日本人のカルチャーギャップとして最近、私が強く感じていることに『遊びアポイントメント』というものがあります。日本人の場合、キャンプや釣りに行く場合なんかは どんなに急でも前日くらいに誘ってくれます。しかし外国人の場合は『今日これからキャンプ行こう』と当日 出発20分前とかに誘ってくることが多々あります。え、私の周りだけですか??
ということで、今回は比較的 日本と時間間隔の近いと思っていた中国人の友達に『釣り行くから支度して!ハリー!』と声かけられて、特に文句も言わないで釣りに行ってきました。オレが釣り好きの無職で良かったなテメー。ときどき無礼なヤツだが、オレも大抵だと思うから何も言えないよ。
それでは、実釣レポートについてまとめていきます。
今回 釣りに行ったのは、ウェリントンのロウワーハット(Lower Hutt)付近のパトーニ(PETONE WHARF)という場所です。ウェリントン湾(Wellington Harbour)で釣りをしてきました。陸っぱりです。
実釣レポート
それでは、実釣レポートについてまとめていきます。
PETONE WHARF
ウェリントンのシティから電車で15分ほどの場所にあるLower Huttのちょっと手前、PETONE(パトーニ)という場所で釣りをしてきました。
地図はこちら
釣りコンディション
朝方には雨がざぁっと降りましたが、その後は曇りときどき晴れのような天候でした。
風もほぼ無風に近く、水面も とても綺麗でした。
満潮は昼の12時くらいだったらしく、私たちが釣りをした4時から7時は干潮で潮が引いちゃってました。
実釣
中国人の友達ジョーの車に乗らせていただいたんですけど、車の中の匂いが強烈でした。というのもジョーは車の中で生活をしているので、謎飯とかゴミとかの匂いが充満してるんだと思います。言うか言うまいか迷いましたが、教えてあげるのがジョーの為だと思って
「ちょっと車の中 匂うよ。消臭剤とか使ったほうが良いと思うよ。。。」
と言ったのですが、
「Yaeh Yeah。そんなことより今日は何が釣れか楽しみだなオイ!」
と華麗にスルーされてしまいました。Yeah Yeahって。乗客としては そんな簡単に流せることじゃないんだけどなジョー。車中で吐いても良いんなら2リットルくらいは吐けるんだぜ。
吐き気を我慢してようやく到着。
シンと肌寒いウェリントンは今日この頃なので遠くの山々までくっきり綺麗に見える気がしました。ニュージーランドは少しシティから離れると、今まで見たことのないような壮大な景色が見れるのが楽しいです。
ながい桟橋を先端を目指して 歩いていきます。岸から300メートルほどの桟橋が『PETONE WHARF』です。
足元のコケで滑るかもしれないから気をつけましょう。
水面との距離は干潮時で4メートルくらいかな。
深さは大体 5メートルあるかないかってところ。
底はこんな感じで、砂地のようです。
で、実際に釣りを始めて見る。。。皆 なぜか遠投しまくるので私はヘチ釣りをしてみます。
。。。
ツツツン!
と小さなアタリはあるものの、まったく乗る気配がない。この前のスポッティーよりも小さなアタリ。さらにイワシが針から超外れやすい。何度も何度も餌を付け替えなきゃいけない。割とマジで疑問なんですけど、ニュージーランドで餌釣りしてる人って、餌どうやってつけているのでしょうか。イカとイワシの身って、釣り餌としては半端なく弱くないですか??イソメ。。イソメが恋しい。。。
そんな忍耐の時間を過ごすこと数十分。
なにかが竿にかかった。いつものようなググッとした生命反応のようなものはない気が。。ヒラメ的な魚かしら、、
すぐに抜きあげた魚の正体は
。。。
まぁ、ヒトデって英語で「スターフィッシュ(星魚)」っていうしね。ちなみにフランスかイタリアか忘れたけど、セックス中に動かないような女のことはヒトデっていうらしいよ。
で、その後もアタリこそあるものの、餌をすぐ取られるので次第に意気消沈していきました。流石にワンバイトで餌を根こそぎとられるのが10回も続くとやる気もなくなるんだよ。ほかの釣り人に聞いたら、なんか小さい魚がいるから、それに取られてるんだろうってことだった。前のスポッティーより小さいに弄ばされるとかクツジョク~~(IKKOトーン)
しばらくして完全にやる気がなくなったのでマンガワンで『殺し屋1』を見ていると
『ショー!!かかったぞ魚!!』
と大声。
そちらを見ると、ジョーの釣竿が大きくしなっていました。
もうめちゃくちゃにリールを巻くジョー。あまりにも雑だったので魚をバラさないか心配になりつつも、無事に抜きあげ。その魚が
なんだろう。このタラのようなドンコのような顔。。
サイズは40㎝あるかないかくらい。すげーなジョー。まさか本当に釣り上げるとは!
彼のことだから魚は何でも食べるのかと思いきや、なんとリリース。そこらへんの貝(多分ムール貝)を採取してダシを取ったり、魚の餌用のイカを試しに食べてくるような黄金伝説ばりのワイルドネスを見せてきた男が折角 釣り上げた魚をリリースしたことには非常に驚いたので理由を聞くと
『前にヘンな魚を食べて食あたったから、今日は遠慮しておく。ワケわからない魚はしばらく食べたくない。コワイ』
とのことだった。
そうだったのか。。
なんつーか。。。
大変だなジョー。。。車でしか生きられぬ男よ。。
まとめ
ということで、今回の釣りの釣果はヒトデ一匹と、名前の分からないタラ的な魚1匹という貧果となりました。
季節が~~、なんて負け惜しみのようなことは言いたくはないんですけど、やっぱり夏の方が釣れてた気がします。釣りのことを知らない、それどころ釣り竿もリールも持ち合わせないオッサンが釣り糸と釣り針だけで岸から真鯛(40㎝級)を二匹とメジナ(50㎝級)を釣り上げてきてたくらいだったし。
それでもなんとか工夫すれば大釣果になるような気がするので、今度はもっと事前に色々考えて釣りをしよう、、、、とは常に思っているんだけど、気が付くと『ショウ!釣り行くから早く早く!』と急かされているような気がするので、なかなか装備も揃えられないでいる。
時期によっては入れ食いなときもあるらしい(下のYoutube参照)