【フェチだけで満足!】変態読者製造マンガ 『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』

すまん、タイトルがややアブナイのは僕がこの記事を深夜に執筆しているからだ。他意はない。変態製造、なんてきょうび滅多に聞かない単語を使ってしまったのは勿論ワケがあって、「暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん」が掲載されているマンガワンのコメント欄に変態が多いからである。良い子は見ないように。あんなコメント残す大人になっちゃいけないぞ。

 

 

マンガタイトルの通り、暑がりで汗っかきなヒロインのヒナタさんなんだけど、それがまたフェチフェチしくってな。タイトルを2分してる寒がりのヨギリくんそっちのけで申し訳ないが、ヒナタさんが可愛くってな。

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 3話

 

 

フェチを扱ったマンガが大成した例はあまり知らないが、日本に生まれ育った我々だ。フェチの一つや二つあるだろう。フェチは口外するものではない、というのが一般常識なので語り合う機会は少ないがフェチはフェチ、悪ではない。が、兎角 この世はフェチに厳しい。もしかしたら『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』も人知れず、巨大な日本の漫画歴史に埋もれてしまうのかもしれない。

 

 

そんなのは悲しいだろう。読んでる僕が切ないだろう。僕はもっとヒナタさんを見ていたいんじゃ!ということで今回は貴様らに『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』を紹介したい。

 

 

 

 

暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん、とは

したたる汗、はりつくシャツ、紅潮する頬!
つまり「暑がり」って最高……!?

すこし歩くだけでも汗じっとりのヒナタさんは人見知りでちょっとネガティブな女子高生。
友達たくさんほしいけど、いろいろ考えちゃうとまた汗がっ……!(じわり)

あわあわした様子についつい距離を詰めたくなっちゃう系JK・ヒナタさんと、真逆の超~~~寒がり男子・ヨザキくん。2人が織りなす癒やされ赤面コメディー、開幕です♡

引用:マンガワン

 

『開幕です♡』、だってよ。正直 この一文で僕は読むのを見限ろうとさえ思った。なんだろう、こう、紹介文で♡を使われるとね、半歩引いちゃうんですよ…。なんつーか不作なエロゲー・少女漫画の紹介文っぽくてね、身構えちゃうんです、ごめんなさい。

 

 

そうじゃなくっても最近のマンガワンなんてエロ展開ありきなマンガが跋扈している。マルセイくらい突っ走ってくれると自己発電のきっかけにもなるってもんだが、最近はそんなよく出来た”お色気漫画”が少なくってな(いやマルセイはお色気漫画といっていいのかグレーなところだが…)。エロで釣っておいて内容がない、ってパターンは飽きてたってわけよ。僕の嗜好もあるが、最近そういうマンガが多かった。

 

 

ってなわけで最初っからマイナスバイアス。まぁSPライフもらえるしな…、と思ってパラパラと読んでみた。そしたらですね、思いのほかハマってしまいましてね…

 

 

 

暑がりって、イイね!

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 1話

 

僕自身 寒さよりも熱さの方が気になる汗っかきなんだけど、おそらく読者の99割は興味がないことだと思う。それどころ不要な情報を脳に入れられたことでイラっときた人も多いはずだ。

 

重要なのは女の子が熱がり&汗っかきなところだろう。むむ、なにやら以降 書けば書くほど僕の変態っぷりが露呈してしまうようで恐ろしいが時刻は3時半、明日のことなんて気にしないでタイピングしていこう。

 

 

どういった理由で読者がこのマンガを読み始めたのかは知らんが、僕の偏見でいえば割合は

 

  • 高校生同士の初々しい恋を見守りたい…5%
  • 可愛い女の子を見たい…20%
  • ちょっとエッチな展開を見たい…20%
  • 可愛い女の子のややエッチな展開が見たい…55%

 

こんなもんだと思う。いくら最近のお色気マンガ不作続きで信頼度が地面にめり込んでいるマンガワンとはいえ、僕ら読者(変態系)はそれでも気配のするマンガは読まずにはいられないのだ。

 

 

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 2話

 

暑がりで汗っかき、という設定は前例が少ない。僕自身「あせとセッケン」くらいしか汗っかきヒロインなんて知らん。そういうワケで興味をわき、読んでみたらヨカッタ、というのが「暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん」だった。『暑がりヨザキくんと寒がりヒナタさん』だったら間違いなく読んでいなかっただろう。ヒナタさんを暑がりにしてくれてありがとうますだ悠。

 

 

 

フェチ的要素は、ある

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 1話

 

というか、ぶっちゃけそれが8割くらいだと思ってる。ごめん、まずだ悠。少なくとも僕はフェチ的なもので漫画を読んでるといっても過言じゃない。

 

肝心なのは、フェチ的、な要素だけでも満足度があるところだ。

 

変態的読者が多いマンガワンだけど、彼等は、いやアイツ等のコトは知らん、少なくとも僕はマンガワンにはマンガを読みにいってる。エロマンガを読みに行っているわけではないのだ。そこを理解せずに容易にエロで読者を釣ろうとすると「辱 ―断罪―」のような悲惨な結末になる。マンガワンにおいてエロは諸刃の剣だ。エロで釣られた読者は次第に内容も要求するようになるのだ。厄介だなあいつ等。

ってなわけで、エロを描いても内容が伴ってないと圧勝のようにコメント欄がアンチで沸き返った挙句 封鎖されたりするのがマンガワンだ。

 

 

その点、「暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん」は容易にエロに走らず、フェチ的要素だけを描いてる。なおかつ、それだけで読了後の満足度が高いのが素晴らしい。8ページの連載でも読了後は「はぁ、今回も良かった…」て思っちゃうのは僕はヒナタさんを好きになりかけてるだけかもしれん。是非 諸君等も読んで、客観的な意見を聞かせてほしい。

 

 

 

変態製造マンガって書いてゴメン、ちゃんと恋愛パートも面白いよ

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 3話

 

あれほどフェチ的要素について力説してしまったあとで取ってつけたような「恋愛パートも面白いよ」なので、ここまで読んでくれた読者はきっと猜疑心で一杯だろう。書いていて僕自身 白々しいと思ってるよ。

 

 

が、割とマジで恋愛パートも面白くなりそうな予感があるのだ。4話までしか読んでないけど、ヨザキ君にも好印象を感じている僕がいるからして、結構 良い感じで恋愛パートも進んでいきそうな感じはある。

 

イチゴ100%とかニセコイなどのギャルゲー的漫画ならまだ主人公のオスに感情移入もできるってもんだが、可愛い汗っかきヒロインのヒナタさんを目当てに読んでいる僕だ。当然 男キャラになんて目を当てるつもりは無かった。お弁当でいうハンバーグの下のスパゲティくらいの重要度だと思っていた。

 

 

引用:暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん 3話

 

がしかし、意外にも男の方にも好印象を持ち始めた僕だ。いやホントまだ4話までしか公開されてないから未知数だけど、恋愛を描くにしても少女漫画とかにありがちな「すかしたイケメン感(超女慣れしてる)」がないのはマジで安心した。面白いなぁと思って読み進めてた少女漫画で一気にぶん投げたくなる

 

 

みたいなセリフが飛び出す気配がないのがいいよなヨザキくん。期待してるぜ。

 

 

 

 

末永く読んでいたい

何度も言うように、5月28日現在、4までしか公開されていない『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』だ。いささか記事にするには早すぎる気もするが、溢れる僕のパッションが夜が明けそうな現在4時半までキーボードを叩かせ続けた。

 

 

フェチを推したマンガというのはヒットすることは少なく、短命な作品が多いようだ。が、「富士山さんは思春期」のように女性票を獲得した前例もある。フェチだけではなく、きちんと思春期 主人公同士の淡い感情を描くと違ったドキドキもあったりして面白いと思う。

 

 

単なるフェチズム漫画で終わるか、青春まで描いた名作として続くか。これからに期待できる「暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん」だ。男子諸君にはちょっとでいいから目を通してほしい。僕を信じろ。リンクを下に貼っておく。

 

 

 

 

 

それでは

 

 

(追記)

2021年5月27日 完結しました。
ますた 悠先生、おつかれさまでした。。

 

 

 

 

 

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